この3連休は、あいにく「Choreography」は見に行かなかったのですが、地元横浜で「CP+(Camera & Photo Imaging Show)」というイベントがありましたので、12日に行ってまいりました。
このイベントはカメラや写真に関する総合展示会ですが、「Choreography」を観賞しかつ撮影している私にとっても関心の高いイベントでした。
やはり私の関心は、デジタルカメラやビデオカメラが中心になります。
実のところ思ったほどの収穫はなかったので、各ブースでパンフレットを配っていたコンパニオンの皆さんを撮影していたわけですが(爆)。
私はあまり撮影機器にはそれほどこだわらない方ではありますが、リーズナブルな価格でより使いやすいものを手に入れたいとは思っているところです。
最近はもっぱらハイビジョンのデジタルビデオカメラを使用して、ビデオ(動画)と写真(静止画)を同時に撮影することが多いですね。
以前のビデオカメラでも、ビデオを撮影しながら静止画も同時に撮影できるものはあったのですが、いかんせん画素数が低くて(約30万画素)写真としてプリントする用途には、とても使えないものでしたので、デジタルカメラで写真を撮ることが中心でした。
しかし、2006年にソニーのハイビジョンカメラ「HDR-HC1」を購入してみると、静止画の解像度も高くなっていて、かろうじてサービス判サイズの写真に使えるレベルの画素数(約100万画素)が得られたので、以降のChoreography撮影はこの同時撮影のスタイルになりました。
そして、ハイビジョンで撮影したビデオの保存のためにブルーレイレコーダー(これもソニー製)を購入して、高画質のままブルーレイディスクに保存しています。
たまに撮影した相手にお礼がてらDVDを差し上げることもあるのですが、そのDVDの制作にもブルーレイレコーダーが役立っています。
ビデオカメラの方は、2009年にキヤノンの「IVIS HF10」に買い替えて、現在でもこれを主に使っています。
HDR-HC1の方はテープ記録方式だったのですが、HF10はメモリに記録する方式でこれをメモリカード(SDHCカード)に転送できるので、よりコンパクトに保管できるようになりました。
また、同時に撮影する静止画も200万画素とパワーアップして、より鮮明な写真をプリントできるようになったのです。
私の「得意技」と言っては語弊があるかもしれませんが、Choreographyを撮影した直後にその撮影したばかりの写真をプリントして、Choreographyを演じていた本人に渡すということを、けっこうやっております。
たとえば大道芸で中国雑技など、1日に2,3回パフォーマンスをやっているときに、1回目のパフォーマンスで撮影した写真をプリントしておいて、2回目のパフォーマンスの直後に投げ銭と一緒に渡したりしています。
これは、撮影した静止画を取り込んだメモリカードを、近くの写真屋やコンビニに持って行って、手軽に写真としてプリントできるからできる芸当なんですね。
まあ、こういう人の意表を突くようなことをするのも好きなんですよ(笑)。
というわけで今日はChoreographyネタがなかったので(爆)、私のChoreographyの撮影スタイルをご紹介させていただきました(笑)。
大相撲の八百長問題で騒がしい今日この頃ですが、今アジア冬季競技大会が開催中でして、フィギュアスケートの女子シングルで村上佳菜子選手が優勝したというニュースも入ってきました。
ところが昨年の広州アジア大会とは違ってテレビ中継もなく、その活躍ぶりをニュースでしか見ることができないのが、つくづく残念に思います。
ニュース番組でも、村上選手の演技はノーカットで流してはくれたのですが、2位の今井遥選手の演技も見てみたかったし、その他の選手の演技もこういう機会にぜひ中継してほしかったものですね。
それでなくても、アジア大会が行われている「カザフスタン」という国はあまりなじみのない国だけに、こういう機会にどんな国かということもぜひ詳しく報道してほしかったところです。
1991年にソビエト連邦(ソ連)が崩壊して、連邦を構成していた各共和国が独立国家となったわけですが、カザフスタンもそのひとつでした。
そして、同時に独立したウズベキスタン・キルギス(独立当時はキルギスタン)・タジキスタン・トルクメニスタンと共に、アジアの一員となったのです。
これらの国々は「中央アジア」と呼ばれていますが、長年旧ソ連の一部としてヨーロッパに属していただけに、アジア大会でも他のアジア諸国とはちょっと変わった雰囲気は感じられますね。
一方で、かつて中国からヨーロッパまでを結んだ「シルクロード」の通り道だったこともあるだけに、その意味ではアジアらしい歴史があったとは言えそうです。
まあそういうわけで建国してようやく20年ですから、これから知られていく国であることは確かでしょう。
通常アジア大会はひとつの都市で行われていますが、今回はアスタナとアルマトイの2都市で開催されています。
私は、アルマトイが今でもカザフスタンの首都だと思っていたのですが、いつの間にかアスタナに移転していたのですね。
つまり、今回のアジア大会はカザフスタンの旧首都と新首都で行われているわけです。
ちなみに、フィギュアスケートが行われたのはアスタナの方で、アルマトイでは主にスキー競技が行われています。
ついでに次回のアジア冬季大会は、なぜか6年後の2017年に日本の札幌市と帯広市で行われるそうです。
そういえばトルコでも冬季ユニバーシアードが行われていて、フィギュアスケートの男子で織田信成選手が優勝したとのことでしたが、こちらもニュースしか流れませんでしたね(苦笑)。
よりによって、アジア大会と同じ時期にやることもなかったと思うんですけどね。
なんでも織田選手が、ユニバーシアードの日本選手団主将を務めていたそうで、これまた殊勝な心がけではないかと・・・(爆)
織田選手で思い出したのですが、今夜のNHK大河ドラマ「江」(あえて「え」と読む私です)で本能寺の変をやっていたのですが、織田信長が自害しようとしたときになぜかいきなり江の幻影が現れるという、「変」な展開でした(原爆)。
先週の土日(1/22・23)で、鬼怒川温泉に行ってまいりました。
もちろん温泉にも入ったのですが、今回は別に目標があったのです。
鬼怒川温泉に「あさやホテル」という大規模なホテルがあるのですが、このホテルでは2000年から10年間にわたって中国各地の雑技団を招き、毎晩夕食後に公演を行っていました。
雑技団は半年ごとに交代しますが、いずれも見応え十分な「Choreography」を見せてくれたのです。
そういうわけで、私も当初はその半年に一度は鬼怒川に出向いて、あさやホテルの中国雑技公演を観賞することを習慣にしていたのですが、2004年以降ご無沙汰していたところでした。
そこへ、昨年秋に衝撃的なニュースが入りました。
それは、今年の2月をもって長年続けられてきた中国雑技の公演が終わってしまうという情報でした。
あさやホテルは実は2004年頃には経営危機に面していて、産業再生機構の支援を受けてどうにか立ち直った過去があるのですが、そういう危機的な状況にあってさえも雑技公演は続けていただけに、この公演終了の知らせは意外でありかつ非常に残念なものでした。
そこで、せめて最後の公演を見届けようと友人と2人で鬼怒川に出向いたのです。
ただ、思い立ったのが遅かったためあさやの部屋が取れず、近くの旅館に泊まって雑技公演だけ見るという形でしたが(苦笑)。
「GIFT」と名付けられたこの最後の公演は、湖南省から来た「飛燕雑技芸術団」によって演じられました。
さっそく、写真を交えてご紹介いたしましょう。
まず最初は、「空中人間天秤」と表現したらよいのでしょうか。
2人の女性が吊り下げられた梯子の両端でバランスをとるわけですが、考えてみれば2人の体重が違えば当然バランスを崩すわけでして、体重のコントロールもしなければならないという、大変な芸なんだなと思いました。
最後の決めのポーズが、なかなかかっこいいと思います(笑)。
続いては、立てた梯子の上でのバランス芸ですが、実はこの梯子は下で1人の女性が脚で支えているのです(爆)。
カメラではそこまで収めることが、できなかったのですが・・・(苦笑)
そのような不安定な梯子の上で、逆立ちしたり軟体ポーズをとったりしてしまうのですから、これまたすごい芸ではありませんか。
次は、帽子を使ったジャグリングです。
中国雑技というよりはサーカス的な感じの演目ですが、単なるジャグリングにとどまらせないところは、さすが中国雑技だと思います。
カメラでは追い切れませんでしたが、帽子を高く投げ上げている間に宙返りして、投げた帽子をキャッチするというアクロバティックなパフォーマンスもありました。
これは中国雑技というよりは「京劇」の演目ですが、「西遊記」でおなじみの孫悟空を演じたものです。
体は柔軟にして強靭で、舞台いっぱいにアクロバティックな動きを見せ、まるでバトントワリングのように「如意棒」を振り回したりしていました。
そしてこちらがコントーション、すなわち軟体アクロバットです。
女性陣により華やかかつ妖艶に演じられる、私が中国雑技で最も好きな演目です。
体の驚異的な柔らかさのみならず、卓越したバランス感覚や長時間逆立ちを続けられる力強さも見所のひとつです。
さらにこちらは「大武術」と呼ばれることの多い、言うなれば「組体操」でしょうか。
こういったことを、軽々とやってのけてしまうのが中国雑技のすごさだと思います。
特に左から3番目の写真では、1人で6人分の体重を支えているのがおわかりでしょうか。
大詰めも近づいてまいりましたが、こちらはコロコロ転がるローラーの上に板を乗せ、その上でバランスを取りながら板の端に乗せた皿を跳ね上げて、頭の上に重ねるという「技あり」の演目です。
最初は1枚から始めますが、枚数を増やして最高3枚を一度に跳ね上げて、すべて頭の上に重ねてしまうのです。
そして最後は空中アクロバットで、華やかに締めくくりました。
演技に入る前のダンスシーンも、なかなかの見所です(笑)。
すべての演目が終わると、舞台に出演者全員が並んで挨拶した後に客席に降りてきて、観客を握手を交わしながら場外へ去っていきます。
いかがでしたでしょうか。
「GIFT」の名にふさわしい、最後にして最高の「贈り物」を受け取ったと思います。
なにぶん初めて見るものを撮ったものですから、ベストショットを選んだとはいえども、私自身が感じた感動の100分の1も伝えられたかどうか、というところですね(苦笑)。
動画でご紹介した方が、その魅力をより実感していただけるとは思うのですが、何より実際に見ていただくのが最もよいと思います。
ただ、このあさやホテルでの公演は残念ながら2月16日までとなります。
以前は雑技公演を観賞する観客も100人を軽く超えていたものですが、今回は50人にも満たない状況で、確かにこれでは公演打ち切りもやむを得ないのかなとも思いました。
これは中国雑技に限った話ではありませんが、今はインターネットでこういったものの動画も簡単に手に入りますし、生で見に行くためにはお金も時間もそれなりにかかるものですが、生で見てこそその魅力を最大限に感じられるものではないかと思います。
中国雑技の魅力を生で味わえる場が、またひとつなくなってしまうことは非常に残念に思いますが、残された機会を生かしてこれからも観賞を続けようと思います。
今日は1月23日でしたが、ここでアントニオ猪木を思い出してしまう私は何者なんでしょうか(爆)。
というわけで、今回はまたまた「番外編」ということで自由気ままに書かせていただきます(笑)。
まずは1月15日ですが、池袋で開催されましたJunkStageの総会に出席させていただきました。
ところが、秋葉原で時間をつぶした後山手線に乗ったまではよかったのですが、よりによって駒込・巣鴨間で人身事故が発生して、私の乗った電車は西日暮里で止まってしまったのです(爆)。
JRで人身事故が起きると、相当長い時間動かないんですよね(苦笑)。
この時点で総会開始時刻の午後6時まであと15分といったところで、もう間に合いそうにありません。
たまたま電車から道路を見ると、「池袋駅東口」行きのバスを見かけて「この手があったか!」と駅を出てそのバスに乗ったのですが、これがまた時間がかかって池袋に着いたのは午後6時20分過ぎでした。
どうにか総会会場に到着したのは、午後6時半くらいだったと思います。
結果論ですが、京浜東北線は動いていたのでそれで赤羽まで行って、埼京線で池袋に回っていればもっと早く着いたかもしれませんね。
ところで、総会及びそれに引き続く新年会が行われたのは、池袋西口の「マレーチャン」というマレーシア料理のお店だったのですが、「サティ」という辛い味付けの焼き鳥や「ナシゴレン」というマレー風チャーハンなど、意外と親しみやすい料理が多かったと思います。
新年会では、アニメオタクの淳さんや漫画喫茶経営の西川さんをはじめとして、多くのライターの皆さんとお話しさせていただき、楽しい時間を過ごすことができました。
また、「JunkStageアワード2010」の表彰もあわせて行われましたが、受賞者のほとんどの方は残念ながらご欠席でした(苦笑)。
次回は私も何か賞がもらえるよう、がんばってみます(笑)。
昨年もそうでしたが、「オンライン」(ネット上)での交流だけではなくこういった「オフライン」での交流があれば、楽しさが違いますね。
なんか半分以上は遅刻の言い訳になってしましたが(爆)、楽しい時間を過ごさせていただきどうもありがとうございました。
そして、20日の仕事帰りには外山安樹子さんのピアノ演奏を聴きに、品川駅ビル「アトレ品川」の「トランスファー」というカフェダイニングまで、夕食を兼ねて行ってまいりました。
外山さんの演奏は19時30分から30分間で、短い時間ながら軽くお酒と食事を楽しみながら、拝聴させていただきました。
私はあまりジャズには詳しくはないのですが、1曲目が有名な「Fly me to the moon」だったことだけはわかりました(笑)。
各曲それぞれそれなりの長さはあるはずなのに、それぞれ譜面が1枚だけで弾いておられたのが不思議だったのですが、外山さんのコラムを読み返してみますと、その仕組みがなんとなくわかったような気がします。
演奏終了後声をかけようなかと思っていたのですが、さすがにいきなりではあれなので、帰宅後に外山さんご自身のホームページの掲示板に書き込みさせていただきました。
次にライブに行った時には、ご挨拶させていただこうと思います。
これからもこういう感じで、ライターの皆さんと交流していきたいと思っておりますので、お邪魔でなければ(爆)どうぞよろしくお願いいたします。
実は今日はJunsStageの総会があるのですが、その前にこれを書いておこうと思います。
この前の月曜日、つまり1月10日に相模原市のジャスコ相模原店(JR横浜線古淵駅近く)で、中国雑技のパフォーマンスが見られるという情報を得て、それを見に行ってまいりました。
建物の中に吹き抜けのイベントスペースがありそこで行われましたが、演じていたのは、以前にもご紹介した「在日中国雑技芸術団」の皆さんです。
今回は、女性2人・男性1人の態勢で約40分にわたるパフォーマンスを、2回見ることができました。
演技順に、写真を交えてご紹介いたしましょう。
まず最初に行われたのは、本来雑技の演目ではありませんが「変面」という仮面の早替わりを見せる芸でした。
このように、瞬時に次々と「顔」が変わっていくのですが、その仕掛けは観客にはわかりません。
本当にまばたきするくらいの一瞬の間で、変わってしまうのですよ。
そして顔が一部見えてきて、最後に素顔を見せて終わりました。
実は、18歳の女の子が演じていたんですね。
次は、精密なムチさばきを見せる芸を男性のパフォーマーが見せてくれました。
このように、アシスタント(実は彼女もパフォーマー)に持たせた新聞紙を、彼女に当てることなくムチで切り裂いていくのです。
そしてその次には、観客を1人募ってこのアシスタント役をやらせるのですが、今回は私が思い切って立候補してしまいました(爆)。
したがって、そのシーンの写真はありません(笑)。
続いての演目は、先ほど「変面」を見せてくれた彼女が驚異的な体の柔らかさを見せる、「軟体アクロバット」すなわちコントーションでした。
彼女の持ち味は、その体の柔らかさを見せつけながら足や手で布を回してしまうという、レベルの高い芸にあります。
個人的には、これを最も見たかったのです。
さらに今度は、もう1人の女性が一輪車の芸を見せてくれたのですが、こちらもただの一輪車乗りではありませんでした。
このように、一輪車に乗りながら足に乗せたお椀を蹴り上げて、頭の上のお椀に重ねて乗せてしまうという、これまたハイレベルな芸を見せてくれたのです。
それも、お椀1個にとどまらず2個・3個とまとめて乗せてしまうのですから、すごいですよね。
しかし最後に、最強のパフォーマンスが待っていました。
先ほどのムチの芸に登場していた彼は、こちらの驚異的なバランス芸こそが「本職」だったのです。
転がるローラーの上に板を乗せ、その上でバランス芸を見せるわけですが、ここらへんはまだ「序の口」といったところです。
ローラーを交互に3段重ねにして、その上の板に乗ってバランスをとるだけでも大変なのに、彼は乗りながらくるっと一回転、さらに逆立ちまでしてそのまままた一回転してしまうのですから、これはたまりません。
さらにローラーを2個追加しますが、さすがに彼もこれは遠慮します(爆)。
しかし、司会者が「皆さんも見たいですよね!?」と場内を煽って、拍手の嵐の中で「わかった、やりましょう」という感じになりますが、言うまでもなくこれは「演出」です(笑)。
さすがに5段は高いので司会者を支えに乗りますが、見事バランスを保ったまま一回転して、場内の興奮も最高潮となりました。
気がついてみれば、観客は1階の観覧席のみならず2階・3階にまでまさに「鈴なり」状態で、人気の高さを改めて実感させられました。
これほどすばらしいパフォーマンスを、間近でしかも無料で見られるのは、あまりにも「おいしすぎる」と言えるでしょう。
ぜひこれをお読みの皆さんにも、機会がありましたら中国雑技の観賞を是非に、とお勧めいたします。
遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。今年も 「 I love Choreography!」をよろしくお願いいたします。
さて先日、「JunkStage女子部」の「男性ストリップショーに行きました」を拝読したのですが、そのとき私の頭の中で何か「ブツーン」と切れたような感覚に襲われました。
「ストリップ」と言えば、通常女性が演じているものを男性が見るわけですが、それはこのような場所で表だって語ることは憚られたものでした。
しかし、男性ストリップがこのようにあっけらかんとして語られるところを見た以上、私もストリップを語らずにはおられなくなりました(爆)。
もちろん、「Choreography」のひとつとしてのストリップについて、です。
ストリップは「○○劇場」「○○ミュージックホール」などと称される、ストリップ専用の劇場で開催されますが、そこでは劇場によって差はありますがおおむね5,6人程度のダンサー(踊り子)が、1人あたり約20~25分程度の持ち時間でローテーションを組んで演じ、おおむね3時間程度でひとつのステージを構成しています。
毎日基本的に昼ごろ開演して、1日だいたい4ステージ繰り返す形で公演しています。
また毎月、上旬・中旬・下旬でダンサーが入れ替わり、10日間同じステージを続ける形になっています。
以上は、東京を中心とした首都圏の大部分の劇場のケースでして、地方によってはダンサーが少なくなったり、公演時間が短くなったりの変化はあります。
さて、ではダンサーがその20分少々の持ち時間の中で何を演じるかですが、まず華やかな衣装に身を包んで登場し、2曲・10分弱ほど踊ります。
次に衣装を脱いで、自らの体の魅力をアピールする「ベッドショー」をこれも2曲・10分弱ぐらい行います。
ベッドショーの後は、劇場が用意したカメラにより、有料で観客にダンサーを撮影させる「ポラロイドショー」を行うダンサーがほとんどです。
インスタント写真機を使うのが基本ですが、最近はデジカメで撮影させて劇場側でプリントして後で渡すという形をとるケースもあるようです。
撮影の際、観客とダンサーの間で会話が発生するわけですが、撮影そのものよりもそのコミュニケーションを楽しみにしている観客がほとんどのようです。
そして最後は明るく、「オープンショー」で締めくくられます。
ひとつ言えるのは最初のダンスだけではなく、中盤のベッドショーや最後のオープンショーにも「振付」がある、すなわち「Choreography」であるということです。
また、その振付のみならず衣装やバックで流す音楽の選択なども、多くの場合各ダンサーに委ねられています。
つまり、「自分で自分をプロデュース」することができるのです。
彼女たちは、自身の体をくまなく見せることの代償として、それなりに高い報酬を受け取るわけですが、その報酬により衣装や音楽CDを支弁して自らのショーを構成しているのですね。
私が特に好きだったダンサーは、世界各地の民族衣装を取り入れて見応えあるステージをいつも見せてくれていました。
思い出せるだけでも、中国のカンフースタイルやきらびやかなタイ舞踊、スペインのフラメンコにアメリカのインディアン、中世ヨーロッパの貴族にエジプトのファラオ、果ては地球を飛び出して「スターウオーズ」ばりの宇宙服まで(爆)。
そうそう、私も彼女に「たまには日舞もやってみて」とリクエストしたことがあるのですが、ちゃんとやってくれたのには感動しましたね。
そんな彼女も10年前に引退して、あこがれていたアメリカに渡ってしまいましたが・・・
なんで私がこんなに詳しいかと申しますと、実は10年以上前までですがかなりはまっていました(爆)。
きっかけは、ストリップを見始めた20歳の頃にサーカス顔負けの軟体アクロバット(コントーション)を演じていたダンサーを、たまたま見かけたことでした。
そのアクロバットの技術はもちろんのこと、鍛え抜かれた体そのものの魅力を間近に見て、すっかり魅了されてしまったのです。
以降8年間は、もっぱら彼女を見るためにストリップに通っていました。
その後、行方不明になってしまったのですが・・・
また1996年から1998年にかけては、ストリップに関するホームページを持っていたことさえあります(原爆)。
もっとも、今はごくたまに見に行くくらいですが(苦笑)。
じゃあなんで見に行かなくなったのかと言いますと、原因はいろいろあるのですがひとつ大きなところを申し上げますと、最近のストリップは「Choreography」としての部分が軽んじられてきているのではないか、ということがあります。
現在ほとんどの劇場で先述したポラロイドショーがあるのですが、これが劇場側には貴重な収入源らしく、所定の持ち時間をオーバーしても続けるため予定の時間を大幅に超過し、その結果2回目以降のステージでは各ダンサーの最初のダンスを省略して調整することが、恒常化しているのです。
1ステージ3時間の予定が、場合によっては4時間以上に延びることも珍しくなく、見たいダンサーを次にいつ見られるのか、またそのダンスを見ることができるのかどうか、まったく予定が立たないのです(苦笑)。
そのせいか、今ではダンサーにもあまり魅力を感じることが、あまりなくなってきてしまいました。
それでもたまには、「何か新しい発見がないかな」と見に行くのでしょうけど(爆)。
なお、一口に「ストリップ」と言いましても、今回私が書いたようなスタイルの劇場やダンサーばかりではありませんので、念のため申し添えます。
それが具体的にどうなのかは、「Choreography」の範疇から外れてくる可能性が大きいため、詳細は差し控えさせていただきます(原爆)。
最後に、これを読んでいる18歳未満の皆さん、興味を持ってもストリップ劇場に行くのは18歳になってからにしましょう(笑)。
というわけで、今年もいよいよ押し迫ってまいりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ご存じのとおりこの週末は長野でフィギュアスケートの全日本選手権が行われたわけですが、今年も見応え豊富な内容だったと思います。
何しろ今や日本は、世界有数の「フィギュア大国」と言ってもいいくらいで、特に男女シングルに関してはレベルの高さのみならず、選手層の厚さにも驚かされます。
例によって今回もテレビ観戦でして(苦笑)、女子シングルを中心に感想など書かせていただきましょう。
何と言っても今回のハイライトは、安藤美姫選手が2004年以来6年ぶりに優勝したということではないでしょうか。
グリーグの「ピアノ協奏曲イ短調」をバックに、黒いコスチュームで演じたフリーはミスもほとんどなく、最近では最も見事に決まった演技ではなかったと思います。
惜しくも今回優勝は逃しましたが、浅田真央選手の「復活」は私も見ていてうれしく感じられました。
NHK杯のときの不調ぶりを見て、「今年はダメかな」とも思いかけていたのですが、さすがバンクーバー五輪銀メダリストの底力は本物でしたね。
リストの名曲「愛の夢」をバックに、優雅な大人の雰囲気たっぷりのフリーは完璧でこそありませんでしたが、「新境地を開いた」と思わせるには十分だったと思います。
バンクーバー五輪の「鐘」よりも、こちらの方が浅田選手に合っていると思いました。
3位には今年注目の村上佳菜子選手が入りましたが、やっぱり若いっていいことですよね(爆)。
個人的には笑顔いっぱい・元気いっぱいのショートプログラムが好きなんですが、ちょっと背伸びした感じのフリーもなかなかいけていると思います。
3年とちょっと後のソチ五輪はもちろん、その先2018年の韓国・平昌(たぶん)五輪でも活躍が期待できる人材だと思います。
以上上位3選手がそのまま、世界選手権代表選手に決まったわけですが、それ以外の選手にも魅力を感じた選手が少なくありませんでした。
バンクーバー五輪代表だった鈴木明子選手は、ショートプログラムでのミスが響いて4位に終わりましたが、鍛え抜かれた背中やキリッとした力強い目線などは健在で、まだまだがんばってほしいところです。
ほか、29歳にして現役で奮闘している村主章枝選手や、ジュニアの新星・庄司理紗選手も印象に残りました。
それにしても、優勝した安藤選手がフリー演技を終えた後見せたガッツポーズ、気合いが入っていましたねえ(笑)。
リプレイでも、ガッツポーズだけでも4回ほど角度を変えて流していましたね。
そして思うに、会心の演技の後にガッツポーズを見せるのは、「名古屋系」の女子フィギュア選手の「伝統」ではないでしょうか(爆)。
古くはあの伊藤みどり選手が、1988年のカルガリー五輪で最後のジャンプを決めた直後に見せていますし、以前書きましたが2005年の日本選手権では、恩田美栄選手が演技終了直後に渾身のガッツポーズを見せていました。
また浅田選手も、2005年のグランプリファイナルをはじめとして何度かガッツポーズを見せています。
そして今回の日本選手権でも、安藤選手のみならず村上選手も演技終了後に見せていましたね。
今年のベスト3も見事に「名古屋系」が独占しているだけに、ガッツポーズを見せるくらいに気持ちを前面に押し出していくということが、勝利の秘訣なのかもしれません。
男子シングルほかは、簡単にまとめましょう(笑)。
まず男子シングルは小塚崇彦選手が優勝しましたが、父親の嗣彦氏も3連覇したことがあり、親子での優勝は男子としては史上初ということでした。
今までは、高橋大輔・織田信成両選手に次ぐ「第三の男」というイメージがありましたが、もはや差はなくむしろ若い分優位に立ったのではないかという感じがします。
織田信成選手は、これまで酒気帯び運転で捕まるという「うつけ者」ぶりを発揮したり、五輪では靴ひもが切れるアクシデントに見舞われた「バンクーバーの変」、そして「桶狭間」顔負けの速攻で「できちゃった結婚」をしたりと、その血筋にふさわしい(爆)さまざまな話題を提供してきましたが、それらを乗り越えてきて一回り大きくなったことが、今回の2位という結果につながったのかもしれません。
「天下布武」までもう一息、といったところでしょうか。
高橋選手も今回惜しくも3位とはいえ、本人自身が「パッション出しまくりだった」と言うほどに情熱的な演技は、確かに観客の心に響いたと思います。
それにしても高橋選手、まるでジャニーズ系アイドルのようなものすごい人気でした(笑)。
個人的には、光GENJIの大沢樹生に雰囲気が似ているかなと思いますが・・・
いずれにしても、現時点ではこの3選手こそ日本最強で世界選手権代表にふさわしいメンバーだと思います。
アイスダンスのキャシー&クリス・リード姉弟は、相変わらず日本代表としては違和感を感じるのが正直なところですが、まあサッカーでも日本代表に田中マルクス闘莉王選手とか三都主アレサンドロ選手とかいるわけですから、慣れておきたいと思います。
最後に、ペアは日本の弱いところではありますが、東南アジア系カナダ人のマーヴィン・トラン選手と小柄ながら可憐な高橋成美選手の演技には、大きな魅力と将来性を感じました。
いよいよ来年3月に東京で世界選手権が開催されるわけですが、おそらく今回もチケット争奪戦には戦わずして負けることになるでしょう(苦笑)。
まあ、しっかりテレビ観戦しておきたいと思います。
おそらくこれが、今年最後の投稿になると思います。
来年も私らしく書いてまいりたいと思いますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
もうそろそろ次のネタを書かなければいけない頃ですが、その前に久々に番外編をお送りしてしまおうと思います。
去る23日に、池上紘子さんの展覧会を見に行ってまいりました。
とは言いましても、前回お話しした有楽町の方はもう終わっていまして、今回出向いたのは四ツ谷でした。
実は、有楽町の展覧会を拝見したときに池上さんから、「こういう展覧会もありますのでいかがでしょうか」とお誘いを受けていたので、「じゃあ行ってみようか」ということで行ってみたのです。
ちょうどクリスマスイブも近いことですし休日ですので、クリスマスイベントとして夫婦で行きました(笑)。
ただ、当日は池上さんはおられなくて、代わりにご一緒に展覧会を開かれている盧柱延さんにご案内いただきました。
この展覧会は、池上さんと盧さんそして呉貞南さんの3人で開催されている「日韓共同開催」なのです(爆)。
盧さんと呉さんは、来日して日本画を学んでおられます。
盧さんは来日して5年だそうで、日本語も堪能でした。
また私も韓国は何度か旅行しているだけに、けっこう韓国の話題で盧さんと盛り上がってしまいました。
さて肝心の絵の方ですが、盧さんさんはもっぱら馬の絵を数枚展示されていました。
ご自身でも、馬が好きだとおっしゃってましたね。
また呉さんの絵はすべて抽象画で、今回の展覧会では「空」をイメージした作品を展示されているそうです。
そして池上さんですが、前回の展覧会やJunkstageCafeで展示した作品もありましたが、今回初めて見る作品もかなりありました。
全体的に小ぶりな作品が多かったのですが、世間一般で言う「日本画」のイメージからみると意外な作品も多く、見ていて飽きませんね。
カミさんは、販売していた池上さんの絵葉書を3枚買いました(笑)。
池上さんと同じ「関西人」だけに、ぜひご紹介したかったところですが・・・(爆)
案内してくださった盧さんには、お茶までごちそうになりました。
盧さんとお話が盛り上がったこともありますが、実に充実した観賞でした。
明日(26日)まで開催されていますので、皆さんにもご観賞をお勧めいたします。
ところで私たちはその後、目黒に移動してライブ&クリスマスディナーを楽しみました。
以前番外編で「TRIX」というフュージョンバンドをご紹介いたしましたが、今回はそのTRIXでエレキギターを担当していた平井武士君が、ソロでライブを行っていたのでそれを聴きに行ってきました。
つまり昼間は展覧会、夕方から夜はライブと「クリスマスイベント二毛作」を夫婦で楽しんだというわけです(笑)。
クリスマスということで、わりとしっとりした感じの曲を多めに取り入れ、またオリジナル曲以外のナンバーも盛り込んで、曲間のトークも含めて大いに楽しめました。
普段はそれぞれ単独でばかり行動している私たち夫婦ですが、久々に「夫婦の時間」を楽しむことができました。
さて、この週末はフィギュアスケートの日本選手権ですね(笑)。
PS JunkStageの スタッフの方にお願いして、コメント欄が使えるようにしていただきました。ご意見・ご感想などお書きいただければ幸いです。
この週末は、中国・北京でフィギュアスケートのグランプリファイナルが行われていましたが、今日の話題はそれとは一切関係なく(爆)シンクロナイズドスイミングの話題です。
今日は、横浜国際プールでシンクロの「シニアルーティン発表会」を見てまいりました。
例年この時期に行われていて、昨年見に行ったときのことはこちらでも書かせていただきました。
今年は総勢26組もの参加があり、11時15分に演技開始してスペシャルゲストのアンコールが終了したのが13時30分頃と、かなりの長丁場でした。
今回はプログラムも入手できたのですが、出場メンバーのみならず使用曲や演技時間まで書いてあったのが、実にありがたかったと思います。
1人(ソロ)から最高37人のチームまで、実にバラエティに富んでいて大いに楽しめました。
また驚くべきことに、デュエット以上のほとんどの組で、果敢にリフトに挑んでいましたね。
昨年に比べても、確実に演技のレベルは高くなっていると実感しました。
男性はソロ2人・デュエット2組、そして男女によるデュエットも1組あり、男女混合チームも1つありました。
男性の参加も着実に増えているようで、これもまたいい傾向ではないかと思います。
観賞した演技の中で特に印象に残ったのは、マイケルジャクソンメドレーで泳いだチームですが、2,3人が小グループを構成していて、チーム全体の演技のほかに各グループに見せ場があって、実に見応えがありました。
またトリを飾ったチームは、最初椅子を持ち出してきて何をやるのかと思ったら、なんとオーケストラのまねでした(爆)。
かつての名選手田中ウルヴェ京さんの「指揮」のもと、水中で美しいシンフォニーを奏でていましたね。
デュエットでは、若いのに美空ひばりの「お祭りマンボ」というシブい選曲もありましたが、演技はしっかりしたものでした。
人気のある曲は複数のチームで重なっていましたが、この時期定番の「恋人たちのクリスマス」(マライア・キャリー)のほか、ABBAの名曲「恋のウォータールー」、そしてなぜか嵐の「Monster」が重複していました。
ああそうか、「Monster」はテレビドラマ「怪物くん」(主演が嵐の大野智)のテーマソングでしたね。
そして大トリはもちろん、スペシャルゲストのエキシビジョン演技の披露でした。
昨年は原田早穂さんでしたが、今年は昨年の世界選手権の日本代表でもあった木村真野さん&紗野さんご姉妹が、「ルスランとリュドミュラ」序曲(グリンカ)をバックに見事なデュエットを見せてくれました。
しかもアンコールに応えて、これを2回も楽しむことができたのです。
赤と黒をベースに金をあしらった水着に、華やかな髪飾りも映えてまさに「水中花」そのものでした。
通常の大会とは違ったリラックスした雰囲気で、しかも水面が間近に見えるサブプールで行われたのも、この発表会ならではの魅力です。
今年も見に来ることができて、本当によかったと思います。
来年もきっと、この発表会を見に行くことでしょう。
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さて、昨日はどうしていたかといいますと、有楽町まで池上紘子さんがお仲間と3人で開かれている展覧会に、行っておりました(爆)。
小さなビルの7階のこじんまりとしたフロアで、3つの部屋がありましてそれぞれ1部屋づつ自前のスペースとしていました。
またそれとは別にやや広めのスペースがあって、そこでもお三方の作品が展示されていました。
具体的にはこちらの手前の小さなビルで、明かりの点いている7階が展覧会の会場です。
作品はまさに「三者三様」という感じでしたが、個人的には池上さんの作品が最も印象深かったと思います。
9月の「JunkStageCafe」で展示しておられた作品も、かなり見かけました。
池上さんにご挨拶して、会場を後にしたときにはもう日が暮れていて、有楽町はイルミネーションに彩られていました。
池上さん、突然お邪魔してどうも失礼いたしました(笑)。
また展覧会でお会いできることを、楽しみにしております。
それでは今回は「番外編」といいますか、今回の広州旅行のこぼれ話をさせていただこうと思います。
とはいいましても、多少はアジア大会とも関係がある部分もございますので、本編扱いとさせていただきましょう(笑)。
前回ご報告申し上げたとおり、20日には広州市内観光に行ってまいりました。
まず行ったのは、高さ600mを誇る「広州塔」(広州タワー)です。
ご覧になった方はご存知かと思いますが、アジア大会の開会式や閉会式ではこの塔も火を噴きました。
実はこの広州タワーは一時期高さ618mを目指していたそうで、それで当初610mを計画していた我が日本の「東京スカイツリー」が、634mに計画変更したそうですね。
もっとも、航空当局の要請により結局ちょうど600mになったということですが・・・
ちなみに展望台は162.8m(32階)・339.6m(66階)・433.2m(108階)と3つあって、それぞれ入場料が50元(約650円)・100元(約1300円)・150元(約1950円)となっていましたが、ここまで来た以上は当然最も高い所に行かなければ意味がありません(爆)。
さすが展望台は絶景で、広州市内が手に取るように見えました。
また眼下には「珠江」という川が流れ、開会式を行った中洲も見えました。
しかしさらに凄い場所がありました。
それは、展望台の一部が塔の外にはみ出していて、しかもなんとそこは床までガラス張りだったのです(原爆)。
人気スポットだけあって行列ができていましたが、私も思わず並んでその空間に「挑戦」してみましたが、あ、足がすくむ・・・(水爆)
塔を降りた後に川沿いまで出向いて、アジア大会の「炬火」(オリンピックでいう聖火)も、この目で見てまいりました。
昼食後、珠江でちょっと船に乗ってみました。
珠江には今でも渡し船があり、1元(約13円)前後の極めて安価な運賃で、しばしのミニクルーズを楽しむことができるのです。
川から見た広州の街並みは、非常に近代的で日本の都会顔負けという感じでしたね。
それから中心部にある「越秀公園」という所に行ってみました。
なんでこの公園に行ってみたかといいますと、ここには今回のアジア大会のシンボルマークの元になった石像があったからです。
広州には、天国から5人の仙人が羊に乗ってこの地に降りてきたという伝説があり、そのため広州には「羊城」という別名があります。
そしてこの越秀公園には、広州のシンボルともいえるその5頭の羊の石像がありました。
この石像の形がそのまま、アジア大会のシンボルマークになったというわけです。
また大会のマスコットキャラクターが5頭の羊なのも、ここからきています。
大会シンボルマークの画像は、広州アジア大会公式ホームページ(http://www.gz2010.cn/)から拝借いたしました。
夕食は広州きっての繁華街「北京路」の店で食べたのですが、北京路の入口に大型ビジョンがあってアジア大会を中継していて、そこに偶然サウジアラビアの男子ハンドボールチームが通りかかりました。
彼らもしばしビジョンを眺めていましたが、奇遇なことに陸上の男子400m予選で同じサウジの選手が出場するレースが、ちょうど中継されるところだったのです(爆)。
彼らが大いに盛り上がったことは、言うまでもありません。
「サウジ」コールはもちろんのこと、フライングした選手にはブーイングをかまし、同胞が見事予選を突破したのを見届けて歓声をあげるなど、明らかに周囲とは違う空気を感じさせてくれました。
ちなみにこのサウジアラビア男子ハンドボールチームは、この日予選で日本との試合を行い28対36で日本に敗れています(爆)。
それでもその後準決勝にまで勝ち進み、韓国に敗れた後3位決定戦で再び日本と対戦しましたが、ここでも20対27で敗れ日本が銅メダルを獲得したのです。
さて21日ですが、これも前回書いたとおり「中国版新幹線」とも言える、「武広客運専線」(武漢・広州間旅客専用高速鉄道)に乗ってまいりました。
始発駅の「広州南」駅は市内中心部からかなり離れていて、とにかくバカでかい駅でした(爆)。
乗ったのは「CRH3」というタイプの車両ですが、これはドイツの高速鉄道「ICE3」をベースに開発したものだそうです。
ちなみに「CRH2」というのもあって、そちらは日本の新幹線「E2系」をベースにしているそうです。
そしてこれが、時速340kmという日本では体験できない速度で飛ばしまくるのです。
時間の都合で途中の「長沙南」までで折り返しましたが、ここまででも約650kmあり日本で言えば、東京から昨日開通した「新青森」までとおおむね同じ距離で、これをわずか2時間半で走破してしまいました。
これに乗ることができたのも、貴重な経験となりました。
また、「食は広州にあり」という言葉もあるくらいですので、食事の方はいつでもどこでもおいしくいただけて、アジア大会がほとんど見られなかった私を癒してくれたと思います。
まあこれに懲りずに、今後も果敢に海外のスポーツ大会を見に行ってみようと思います。
チケットさえ確保できれば、来年の上海世界水泳選手権でリベンジを果たしたいのですが・・・