2010/09/03

griz_jacket.jpg  グリズリー(1976)@allcinema

放送日:2010/9/4(土)3:25~5:10 @テレビ朝日

GRIZZLY @IMDB

冒頭、森の上をヘリが飛ぶ時の壮大なテーマ曲がカッコいいです。ジャケットの熊、大きすぎです。「ジョーズ」にストーリーが似ています。でも、とにかくちゃんと怖い。自然を侮ってはいけません。

小学生の頃、通学路に映画の前売り券を売っているタバコ屋さんがあり、そこにポスターが貼り出されます。「ピラニア」に「テンタクルズ」に「グリズリー」、もちろん「ジョーズ」もありました。当時の三浦半島の先の田舎では通学路にそれほど看板が立っている所はありませんでした。(いや、今もそれは同じか。)映画のポスターはそれはそれは刺激的なビジュアルでした。「へー、今度は熊なんだ。熊はグリズリーって言うんだ~」なんて思い(今回は動物パニック限定)ながら登下校するわけです。

そんな懐かしい作品の字幕を作る事になったのは2008年の秋でした。このソフトはオーディオコメンタリーに始まり、予告に、実際の撮影現場の映像、回顧的なドキュメンタリーなど特典満載で、公開当時を知る人も、知らない人も楽しめるタイトルです。

この作品が今夜(金曜の夜が土曜になったところの時間帯)にテレビ朝日でOAされます。もちろん本編だけで特典はナシですが。字幕版です。

この作品は、よく「ジョーズの亜流」と言われたりしますが、オーディオコメンタリーの中でプロデューサーのデヴィッド・シェルドンがそれを否定しています。

コメンタリーの中で
はっきりさせておこう

盗作はあり得ないと
ここで断言しよう

“ジョーズ”の映画化前に
 書いた脚本だ

ただ 原作は読んだ

“ジョーズ”を読んで
 映画向きだと思った

という事だそうです。もちろん「盗作」ではないのでしょうが、ジョーズの原作を読んだ後に書かれた脚本だったようですから、似た展開になっても当然でしょう。これって考えてみると、最初の車を作った人がいて、それ以降の車は全て最初の車のマネだと言っているのと同じ面がある気もします。もちろん最初の車を作った人がすごいのは確かですが、最初の「車」が1つの世界になり、その世界の中で無限のバリエーションが生まれてくる。そこには、それぞれの個性がある。「ジョーズ」は映画の中の1つのジャンルを生み出して、それがまずすごいけれど、それ以降の動物パニックは全部マネって言ってしまうのは乱暴すぎるのかな、と。

コメンタリーでは「日本では特にヒットした」なんて話にもなり、日本が世界の映画市場の中で注目されている感じが分かったりもします。ちなみに映画の市場規模は、その昔、アメリカが一番で、カナダが二番。その次が日本でしたが、今はどんな勢力図になるんだろう…。

最後にホットな話題。グリズリーとは関係ない作品ですが、やはり生き物が人間を襲う作品で、その特典を訳していた時に誤変換発生!「大アマゾンの半魚人」という作品名が出てきた時「大アマゾンの半漁人」で納品してしまっていたのです。発売版では魚人で間に合うようでホッとしましたが、15年くらい前に「電池内臓」としそうになったのを思い出しました。(え?全然ホットな話題じゃない?)

 DVD発売日:2009/1/21

2010/08/28

 cole_porter_fronts.jpeg

コール・ポーター・ストーリー ~ユア・ザ・トップ!~

この人の名前は知らなくてもメロディは誰もが知っている。(月光仮面じゃないけどね。)そんな彼の生涯を辿るドキュメンタリー作品です。彼が残した曲の数々を聴くだけでも楽しいし、彼の人生を知るのにもちょうどいい作品。ドラマとしては「五線譜のラブレター」で彼の人生は映画化されているので、そこで名前を知っている人もいるかもしれません。(どうでもいいですが、僕の中では彼とフレッド・アステアがいつも混ざっています。)

僕はミュージカルはそれほど見ているとは言えませんが、それでも考えてみると「雨に唄えば」「ショウ・ボート」「巴里のアメリカ人」「錨を上げて」「42番街」「マイ・フェア・レディ」「サウンド・オブ・ミュージック」「ウエストサイド物語」「屋根の上のバイオリン弾き」「踊る大紐育」…。

ミュージカル映画はシネコンには合いませんね…。1930年代から50年代まで、映画館が「劇場」だった頃。なんて気がします。

とにかくこういうアーティストがいたという事を知らない人には、見てもらいたい作品です。

この作品の最後に流れる曲、“トゥルー・ラヴ”は映画「上流社会」からの映像ですが、とてもせつないです。(この作品では、ほとんどの歌詞に字幕を入れました。)

そういえば、このタイトルは当初CDサイズのパッケージで発売され、その後背の高いケースで再発売されたもので、今もそれなりに店頭在庫もあるのではないかと思います。
DVD発売日: 2000/07/20

2010/08/28 03:39 | 翻訳作品(音楽) | No Comments
2010/08/25

cityofthe_jct.jpg @allcinema

CITY OF THE LIVING DEAD [英]

高校から大学にかけてアルバイトしていたビデオレンタル店で、よく出ていた作品の1つ。グロいシーンがいっぱいで1回見ただけでお腹いっぱい状態で、今回、久しぶりの再会でした。この作品が日本で正式に紹介されたのは80年代のビデオ化時で、その後、DVD化もされています。

今回は(も?)字幕を全面改訂しました。作品が持つ独特の空気がおっかないので、見ないでおいた方が身のためと言う人も多い作品ですが、その独特の空気に浸かって見ると、「きゃ~」とか「おえ~」とは思いつつも見られてしまう不思議な作品。他の作品でのインタビューですが、脚本家のダルダーノ・サケッティの話を聞いているうちに、個人的には不条理な世界観も納得してしまいました。簡単に言ってしまえば、地獄の門が開くと何でもアリなのよ、という事なのですが、その「地獄感」というか、「何でもアリ感」に浸かってしまえばこっちのものなのです。

物語は何でもアリなので唐突な展開もあり、おっそろしい描写もありなのですが、ビデオ版の字幕が面白かったので、それを少し。

まず、最初の字幕版は80年代に東芝ビデオからリリースされたバージョンで、僕はこれを見た事があります。その後、DVDでリリースされたバージョンの字幕がどうなっているのかは分かりませんが、とにかくビデオ版。

字幕というのは字数を減らそうとした結果、やたらと警察関係の人が偉そうになる事が多く、この作品でもそうでした。目撃者から話を聞く刑事の口調が、まるで容疑者を尋問する感じだし。とにかく改めて訳しながら、その場その場での人間関係を考慮しつつ、より適切な日本語にしていきます。

そうするうちに、死んだはずのメアリーさんが埋葬直前に、棺の中で息を吹き返し、それに気づいた新聞記者のピーターが彼女を棺から助け出します。ピーターのおかげでメアリーは助かりました。

メアリーの知り合いのおばさんがピ―ターにお礼を言います。「あなたのおかげで、メアリーは助かりました」。英語ではBut for you, Mary would have suffered a terrible death.と言っているので、直訳だと「あたながいなければ、メアリーが恐ろしい死に方をしていたでしょう」みたいな感じです。ここが昔のビデオ版の字幕だと「それは――」「彼女が死と闘ったから」になっています。これも、むしろ不条理な世界観が出てよかったりしますが、意味は全然違うというか、単なる普通のお礼なので…。

あと、この作品のメインの舞台になるのがダンウィッチという地図にない町なのですが、この町の過去についても少し語られます。「ここは昔セーラムと呼ばれていた村で、魔女と異教徒の邪悪な村でした」なんてセリフがあるのですが、これは昔のビデオ版ではどっか行っちゃったようです。この作品のあらすじをネットで調べてもセーラムとか魔女といったキーワードは出てこないと思います。

あと、35分目くらいのところでGood Lord! That kid’s gonna fry…mark my word.というセリフがあります。ビデオ版では「フランクの子供だ(Good Lord! That kid’s gonna fry…)」「すぐ報告を(mark my word.)」となっています。これは単に「ひどいな(Good Lord!)」「ボブは必ず捕まえますよ(That kid’s gonna fry… mark my word.)」というだけ(That kid=ボブという若者)で、フランクの子供は関係ないんですが…。

まあ、色々訳していると、思い込みで間違えちゃう事もありますね。いずれにせよ、ルチオ・フルチ監督の不条理な世界が、字幕によってさらに不条理になっていた気がしましたが、今回のリリースでは改訂しちゃったので、その辺は楽しめなくなってしまいました。すみません。

 DVD発売日: 2010/08/25

2010/08/21

2010/8/24(火)深夜0:35@WOWOW (リピート2010/10/15(金)午後0:50)

若い頃のニール・ヤングが不動明(デビルマン)に見えてしまって仕方ない…。

さて、今回は1999年の彼のライブです。これは“シルバー&ゴールド~ライブ~”(DVD発売日: 2004/06/09)としてDVDソフト化されてもいますが、日本語字幕が入っていない(英語字幕はあり)ので、ソフトを持っている人もOA要チェックかもしれません。もっとも歌詞には字幕を入れていないので、「オースティンも都会になったよね」「会場に来る途中、渋滞があったりして驚いた」なんて話をしている部分の字幕が入っているだけですが。

彼の作品も何タイトルか過去に訳しましたが、僕が訳した中で一番濃いのはこれでしょう。ステージの臨場感を記録するのが上手なジョナサン・デミが監督したライブ映像。特典も見どころ満載の1本。さらに、劇場未公開とはいえ、吉祥寺バウスシアターでは度々爆音上映されています。

neilyounghog.jpg@allcinema

ニール・ヤング ハート・オブ・ゴールド ~孤独の旅路~
DVD発売日: 2007/07/20

そしてCDパッケージで+DVDとして発売された“グリーンデイル”(CD+DVD発売日: 2003/9/10)。これはMCだけに日本語字幕が入るパターンですが、歌詞カードと睨めっこしながら見るとアルバムの中のドラマが見えてきて楽しめます。(歌詞カードと睨めっこが面倒ではありますが…。)

さらにDVDオーディオ版“ニール・ヤング&クレイジー・ホース グリーンデイル”(DVD Audio発売日: 2004/4/21)に収録された特典映像の対訳とか、“メイヤー・オブ・サンセット・ストリップ”(DVD発売日: 2005/03/02)にも顔を出していたりします。

それから“ラスト・ワルツ”。こちらはマーティン・スコセッシ監督によるザ・バンドの解散コンサートのライブフィルムで、1999年の劇場リバイバル公開時の翻訳をしました。DVDで発売されているソフトの字幕は違います。2009年にも再公開されていますが、これが誰の訳なのかは不明(情報求む)だったりします。

他にもライブ・エイドとか、ニール・ヤングが顔を出すタイトルも色々やってきましたが、今回は「オースティンも都会になったねぇ」と話す彼に会いに行って下さい。

2010/08/21 09:39 | 翻訳作品(音楽) | No Comments
2010/08/19

housethat.jpg  @allcinema

The House That Dripped Blood

原題からも邦題からも、家が血を流しそうですが、物理的な家が血を流す話ではありません。あらすじはまたリンクを辿ってもらって、ここでは特典などから少々。

この作品を作ったのはイギリスのアミカス・プロ。アミカスというのはラテン語で「友達」という意味だそうです。このソフトの特典にはプロデューサーのマックス・ローゼンバーグのインタビューが入っていますが、当事者の証言というか、当時を語るプロデューサーの言葉は、どれもが興味深いです。

IMDBの情報を見ると、アミカス・プロが製作に関わった作品は28本。(特典中のローゼンバーグ氏本人の言葉では27本。)タイトルを見れば分かりますがイギリスのAIPのような存在だったように思えます。(ハマー・プロ=ユニバーサルと見た場合。)

ここの出身者にはワリス・フセイン(「小さな恋のメロディ」)やリチャード・レスターもいたそうです。

日本映画専門チャンネルなどでも旧作の関係者が製作当時を語るような番組がありますが、当時を知らない人(僕も含めて)には、こうした話が、場合によっては映画本編と同じくらい楽しいものだったりします。この特典のインタビューで語ってくれたローゼンバーグ氏は、2004年にすでに他界されているそうで、この作品の特典は貴重なものになってしまいました。何も残らなかった可能性を考えると、本当に撮れてよかったと思います。前回も書きましたが、「往年の誰々」(乱暴な表現ですが…)の話は、その人が元気なうちに話してもらって、保存していきたいものだと、今回も思います。

映画の歴史は120年くらいになりますが、作品の数は加速度をつけて増えています。1人の人間が全部を見るのは当然不可能ですが、これも考えてみると、80年代半ばまでは「今、日本で見られる映画の全て」といったキーワードでリストを1つ作れたのです。ネットもなく、ビデオソフトもなく、多チャンネル化も進んでいなければ、タイトル数は有限と言えました。

その頃までは見られる映画の全てを見て、全てを知っている人もいたでしょうが、今は全然違います。適当な数字ですが、戦後から80年代半ばまでの約40年で、日本で公開された洋画の総数が2万本だとすると、それ以降の25年で5万本増えたようなものだと思います。劇場公開ばかりでなく、ビデオやDVDや…色々ありますから。

こうした情報の洪水の中で生きるのは大変ですが、それに流されず、うまく流れて生きていきたいものです。

それにしても、この作品の案内役ともいえる不動産業のおじさん。彼は過去の惨事をかなり詳しく知っているようで、それなのに新しい賃借人にこの物件を紹介し続けるって…。

それからビデオ発売時のタイトルが「ブラッド・ゾーン」になっていますが、80年代半ばのビデオソフトブームの頃は、旧作をレトロな感じで出すよりも新作っぽく出す方を、売る側が好んだためです。あと「デッドゾーン」の海賊版のヒットから、「デビルゾーン」(原題:NIGHTMARE)というように「ゾーン」をつけたくなった(これもあくまで売る側の話ですが)頃のリリースだったのでしょう。

 DVD発売日: 2010/08/25

2010/08/19 08:29 | 翻訳作品(映画) | 2 Comments
2010/08/13

2010/8/17(火)深夜0:40 @WOWOW

クインシー・ジョーンズの75歳のバースデイを記念し、2008年7月14日に行なわれたモントルー・ジャズ・フェスティバルでのスペシャル・セレブレーション・コンサート。月並みですが、ステージに立つアーティストの顔ぶれが豪華です。「さすがに老けたね」と思うのも、まあ、いつもの事ですが、それにも増して皆本当に元気です。「年を取っても生き生きしてるね」ではなく、単に「生き生きしてるね」。アーティストとして、エンターテイナーとして、宿命的に生き生きした表情を出せてしまうという面もあるでしょうが、やはり見ていて元気になります。パティ・オースティンが茶目っけたっぷりに「チャカ・カーンと共演しちゃった!」と無邪気に喜ぶ顔が特に印象に残りました。

僕個人としては「愛のコリーダ」が一番リアルタイムで、横須賀のローラースケートリンクで滑っている時のテーマ曲の1つ。この曲を実際にテーマ曲にしていたダンサーがリンクにいて、彼は某巨大テーマパークのダンサーの最初(か最初期)のオーディションに合格して、今も後進の指導をしているようです。(と、また脱線情報…)

ところでクインシー・ジョーンズのようなプロデューサーは日本にいないのか、ちょっと考えてみると、やはり思いつきません。彼のように長いキャリア、幅広い人脈がある人…。思いつかない。でもこれは、たぶん、いないんじゃなくて、思いつかないだけだと思います。

日本ではワイドショーの訃報で「昭和歌謡の名○○、何々さん逝く」といった形で紹介される人がいますが、そういう寂しいニュースでしか目立つ事がないのは残念でなりません。「誰々さんの還暦祝いのコンサート」みたいなイベントが個々のアーティストではなく、プロデューサーの名前で商業的に成立する土壌がない気がします。僕の知識不足だけの問題で、実際は色々あるのかな?

最後にまた本題に戻って、この作品の情報を少し。これはセレブレーション・アット・モントルー 2008としてソフトも出ています。このソフトは訳していませんが、今回のOA版は2時間の短縮版です。(っていうか、短縮版でも2時間って、すごい。)それでも彼が関わってきた人達の顔ぶれの多彩さ、なじみのあるメロディの多さに驚くと思います。

2010/08/13 06:55 | 翻訳作品(音楽) | No Comments
2010/08/07

sandra_front_s.jpeg  @allcinema
VAGHE STELLE DELL’ ORSA
SANDRA: OF A THOUSAND DELIGHTS(1965)

たぶん僕はクラウディア・カルディナーレが好きなんだと思います。この映画は大好きな作品の1つ。(「ピンクの豹」も好き♪)あらすじはリンクを辿ってもらう事にして、このルキノ・ヴィスコンティ監督作を訳したいきさつを少し。僕がこの作品を訳したのは2000年4月でした。作品自体は1965年の製作ですが、日本初公開は1982年、東京・神保町の岩波ホールです。それ以降ソフト化されず、2000年4月の翻訳はディレクTV(たぶん、パーフェクTVではなかったと思います)のSKY CINEMAでのOA用でした。その後、2003年に劇場でのリバイバル公開があり、さらにDVD化され、その両方とも、僕の訳が使われています。ダブルトランスレーションで、イタリア語の分かる人にチェックしてもらって字幕を仕上げるパターンです。100分で字幕が1100枚少しある作品なので、当時の作品としてはセリフが多いですが、ゆったり流れる時間。明るい陽射しを歓迎したくない空気。秘められた過去。どれもが妙に僕の心に入り込むものがあり、とても好きな作品になりました。

作品の世界に入り込んで見る事ができれば、楽しめると思います。
DVD発売日: 2006/06/24

(ルキーノ・ヴィスコンティDVD-BOX2 3枚組(イノセント/ルードウィヒ完全復元版/熊座の淡き星影)
DVD発売日: 2003/12/20

2010/08/04

Painting With Words And Music 1998

2010/8/4(水)午前6:45@WOWOW (初回OA2010/06/08(火)25:55-)
OAの時間に近いですが、まだリピート放送もあるので…。

バンクーバー冬季オリンピックの開会式でも歌われた“青春の光と影”を生み出したカナダ出身のジョニ・ミッチェル。彼女の1998年のライブです。この作品は1998年当時、VHSでの発売用に最初に翻訳し、その後、DVD用に訳を少し手直ししながら追加の訳をして、今回のOAでも再度手を加えました。たしかこの作品は60分版と100分版があり、OAは60分版です。“ヘジラ”という言葉の説明がややこしいのですが、字幕にするとさらにややこしくなり…。でもルビを付けられるという強味でどうにか分かるようにして、と、何年か間を開けて見るたびに、少しずつ字幕を変えたりした作品ですが、今回変わったのは冒頭のギャラリーでのシーン。彼女が描いた絵画を鑑賞する人々の囁き声が、これまでの素材より、少し鮮明になったのか、聞き取れる部分が増えたので、そこに字幕を入れました。「これ気に入ったわ」とか「ゴッホみたいだ」といった、人々の言葉の断片で、字幕がなくても映像から伝わる雰囲気で間に合うのですが、分かるならそれに越した事はないわけで、結局5枚くらい追加しました。

彼女の作品もいくつか訳しています。

今回OAされるライブのDVD版「ジョニ・ミッチェルの肖像」(約100分)
DVD発売日: 2004/09/22

本人のロングインタビューも含めて、周辺の人々の言葉も織り交ぜたドキュメンタリー「ウーマン・オブ・ア・ハート・アンド・マインド」
DVD発売日: 2008/05/21
このタイトルは通常の翻訳字幕に加え、曲には英語の歌詞を出せる少しユニークで親切な作りになっているはずです。(違ってたらごめん)

それから、以前書いたディック・キャヴェット・ショーのソフト化「ロック・オブ・ワンダー」では、ウッドストックに参加せず、この番組に出た彼女を見られます。

他にもいくつかあった気がしますが、彼女がメインのタイトルは2本かな…?

2010/08/04 04:23 | 翻訳作品(音楽) | No Comments
2010/08/01

octpus2_front.jpeg @allcinema

OCTOPUS 2: RIVER OF FEAR

クジラにシャチとくれば、次は“ピラニア”にしようと思ったりもしたのですが、悩み抜いた末、タコにします。

そうそう。スティングの曲にあったじゃん。あれの映像化…。なんてウソです。ニューヨークに来たタコの話です。人間より大きいので、無闇に動くと人さまの迷惑になる大きなタコ。文明に溶け込めず、そんなタコに人々は冷たい。

という話でも何でもいいんです。が、実際は、独立記念日の祭典に活気づくニューヨークに大ダコ来襲!自由の女神の首はヘシ折られ、色々大変!な話と言った方が近いです。(でも本当はそうでもありません。)

“テンタクルズ”が“デイライト”になっちゃう巨大生物パニックもの(スケールはとてもちっちゃいです)が、これです。

  
レビューを見ると、やたら評判が悪いです。ええ、たしかにどうでもいいB級作品です。実際、訳している僕も「なんでここからこういう展開になるわけ?」と突っ込む事度々…。それでも訳している時はもちろん真剣で、さらに、正直言って、それなりに愛着をもって訳しました。(でも、細かい話は全部忘れてる…)

この作品を訳したのは、今もよく覚えていますが、2001年9月11日前後の1週間ほどでした。ハドソン川の水面からタコ目線で世界貿易センタービルを見上げるようなアングルが随所に入った作品です。1993年だったか、WTCが爆弾テロに見舞われましたが、それより少し前、僕はバッテリーパーク・シティに1月半ほど滞在していて、WTC周辺もしょっちゅうウロチョロしていました。最後にWALL街近所を散歩したのは1999年だったかな…。WTCがあった最後は…。

まあ、そんな記憶が自分の中にあり、あの悲しい光景が世界のメディアを独占してしまった頃、僕はタコがニューヨークを襲う映画を訳していました。もっともCBS制作の48HOURSも訳していたので、リアルタイムに近いニュースマガジンも見てはいましたが。

とにかく批評の意見をまとめると「期待しないで見れば、それなりに飽きない」という感じが平均値という感じ。そういう見方をする場合、字幕版より吹き替え版がいいよ、という意見も散見されます。ごもっとも…。

じゃ、いくら書いたって意味ないじゃん!と言われると返す言葉もありません…。ただ、ジャケットは怖そうでしょ?(そんなに怖くないんですが…)DVDには日本語吹替え版も入っているので、レンタル屋さんで見かけたら…。

そういえば、この作品の脚本は“グローイング・アップ”の監督ボアズ・デビッドソンだったりします。

  DVD発売日: 2002/01/25

2010/08/01 10:14 | ゆるい映画劇場 | No Comments
2010/07/26

Stevie Nicks - Rock a Little (Live at the Red Rocks)

2010/07/27(火)深夜1:35@WOWOW

フリートウッド・マックのリードボーカル、スティーヴィー・ニックス。これは彼女のソロとしての1987年(もしかすると1986年)のライブです。会場はコロラド州デンバー近郊のレッドロックス。壮大な自然を背景にした野外劇場は、それだけで行く価値があるくらいステキな場所です。彼女の曲で僕が好きなのはベタですが“スタンド・バック”。クリスティン・マクヴィーの曲で好きなのが“エヴリホエア”。(これも1987年頃の曲)

フリートウッド・マック関係も何作品か訳しています。

ライブ・イン・ボストン
DVD発売日: 2004/12/08
160分と長尺ですが字幕は150枚弱。

タンゴ・イン・ザ・ナイト
DVD発売日: 2003/11/19
こちらは60分くらいで字幕は30枚弱。

今回のスティーヴィーのソロライブもそうですが、彼らのライブ映像作品はMC少なめです。

他にもドキュメンタリーを2本。

メイキング・オブ・ルーモアズ~クラシック・アルバムズ~
DVD発売日: 2008/05/21 (VHS&LD発売日: 1997/10/22)
これはフリートウッド・マックのメガヒットアルバム“噂”の1時間ほどのメイキングドキュメンタリーで字幕は約650枚。

さらに今は見られそうにありませんがアメリカの音楽専門局VH1製作のBehind The Musicでもバンドメンバーの人間模様を綴った1時間ほどのドキュメンタリーを訳しました。(このシリーズは、スカパー!がまだパーフェクTV!だった頃にレギュラー放送していて、様々なアーティスト13組ほどを訳しました。)

それからフリートウッド・マックのオリジナル・メンバーのピーター・グリーンの映像作品
ピーター・グリーン・スプリンター・グループ イン・コンサート
DVD発売日: 2003/10/29

最近ではリンジー・バッキンガムが「ハイチ救済ライブ」に出ていました。

こうして書いていると、自分の過去作のデータ整理だけで終わりそうですが、スティーヴィー・ニックスのライブの話をもう少し。後半で客席から白いハトのプレゼントがあります。もちろん彼女の手からハトが飛び立つだろうと思って誰かが彼女に渡したわけですが、この白いハト、なぜか彼女の手の上に座ってしまい全然飛びません。スティーヴィーも間が持たなくなって困るほどです。どういうわけなのか不思議ですが、とても微笑ましく可愛らしい一幕でした。彼女の歌声だけでなく、会場入りする彼女お茶目な一面も見えて、ファンにはうれしい作品です。

2010/07/26 10:27 | 翻訳作品(音楽) | No Comments

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