「ワークショップ」という言葉が一般的にどういう意味で使われているのかということは、実はあまり意識したことが無いのですが、
wikipediaによると、「体験型講座」という意味らしいです。
ジャグリングにおいて、「ワークショップ」というと、
集団でジャグリングの技を教えてもらったり、演技の見せ方や立ち振る舞いをレクチャーしてもらえる、「体験型講座」以外にも、ジャグリングの理論などを勉強する完全な座学までも「ワークショップ」と言われています。
共通しているのは、一人ないしは数人講師(リーダー)がいて、その人の仕切りで進められることくらいでしょうか。
僕がジャグリングを始めた頃は、
まだ趣味としてのジャグリングというものが全然認知度が高くなく、
ワークショップは、単純に上手い人が上手くない人に技術的指導をするものが多かったです。
教えてもらえる内容も、
5つのボールの練習方法であったり、3つのボールの基本的なバリエーション技だったり。
今の我々に言わせると、「どこのジャグリングサークルに行っても教えてもらえるもの」
が中心だったわけです。
それでも、あまり「教えてくれるサークル」というものが多くなかった時代ですから、JJF(ジャパン・ジャグリング・フェスティバル。日本最大のジャグリングの祭典)などでワークショップを開催すれば、どのワークショップにも多くの人が集まってきたものです。
それ故、初期のJJFのワークショップは僕にとっては「既にできているもの」であったため、参加する機会はほとんどありませんでした。むしろ、イベントの主催側のスタッフでしたから、ワークショップのスケジュールを立てたりとか、講師側に回る役割の方が多かったかと。
そんな「ワークショップ」ですが、日本にジャグリングが広まり、色々なサークルに「教えることのできる人」が増えてきた結果、昔とはまるで違うものになってきました。
勿論、昔ならではの5つのボールのやり方や、3つのボールのバリエーションのような技術的なものもあるのですが、もっと局所的な、特徴のあるものに変わってきたな、と思います。
今人気のワークショップは、有名なジャグラーによる、その人のジャグリングを象徴する技にスポットをあてたワークショップです。
参加してみるとわかるのですが、技を教わるだけではなく、講師の人柄であるとか、ジャグリングに対する考え方に触れることができるものです。
特に、僕にとっては、その「その人のジャグリングに対する考え方に触れる」ことができる機会という意味で大変有意義であると思っております。
さて、
今まで色々なワークショップを受けてきた僕ですが、
そんな僕が受けたワークショップの中で、特に心に残っているワークショップがどんなものであったか、
というのが今回の記事です。
■ジャグリングクラブの歴史(2012年JJF 講師:Erik Åberg)
僕がこれまで受けたワークショップの中でNo.1と言っても過言ではないと思っているのがこれ。
実技一切無し、の完全な座学でしたが、間違いなくNo.1。
クラブというのはジャグリングではおなじみのボウリングのピンのような形をした道具なのですが、
このジャグリングの起源がどこで、ジャグリングの道具として発展していったのは
どういうルーツであったのか……という講義を、
様々な文献から調べたものとともに、写真をスクリーンに映して紹介するという講義でした。
それに依ると、クラブジャグリングの起源の一つは日本にあるんだとか……
会場に併設された大学の講義に使われるような部屋でワークショップが行われたのですが、
座席は本当にぎゅうぎゅう詰めでした。
座席も前の方から順に埋まっていきましたね。(そういう「前の方から埋まる講義」というものを僕は受けたことが無いのでとても新鮮でした。)
このワークショップが行われたのはJJFの3日目で、
僕は寝不足で体調が悪くて頭もガンガン痛んでいたのですが、
大学の講義では堂々と寝ていたこの僕が爛々と目が冴えわたって講義を聞いていましたよ。
本当に知的好奇心をそそる内容で、
別のジャグリングの道具の歴史もあるならば、是非ともまた開催してほしいと思います。
■3ボールと踊ろう(2009年JJF 講師:潮木祐太)
受講者に対してもともと大分レベルの高さを求めていましたが、
舞台の上での「自然な動き方」というものが何であるかということを考えさせられるワークショップでした。
内容としては、各種ボディースロー(足の下を通したり、背中の後ろを通したりする「体育会系」の技の総称)をした時の体の重心の偏りかたから、次の技へのつなぎと、その時体をどう動かせばよいかということを考えてジャグリングをしようよという話。
潮木さんという方は、まさにこのタイプの3ボールジャグラーとして名を馳せた方で、その潮木さんが、どういう考え方に基づいて自分のジャグリングを展開されているのかがすごく伝わってきました。
僕が「最近のワークショップは面白い」と感じはじめたのもこのワークショップがあったからじゃないかと思います。
■ボディースロー(2011年JJF 講師:山村佑里)
ちょっとタイトルは定かではありませんが、
足の下に始まり、背中の後ろ、肩を越える投げ方、首の後ろ、さらにはもっと難しい投げ方など、
多様なボディースローを徹底的にやるというもの。
このワークショップは前半部分と後半部分にわかれていて、
理由あって後半部分は参加できていなかったのですが、前半部分だけでも大変充実した内容でした。
このワークショップの良かったところは、各種ボディースローを1ボールからスタートさせた上、
なかなか上級者でもやることの少ないマニアックなボディースローも取り入れていたおかげで、
初心者から上級者まで誰もが取り組める内容であったことですね。
山村さんは今や日本を代表するジャグラーの一人ですが、
彼のジャグリングをとても細かいレベルにまで「素因数分解」をすると、
このような理論に基づくものなのかなぁという意味でも面白かったですね。
■3ボールカスケードとその応用(2001年? 講師:ジョン・ダニエル)
僕がまだ5ボールがようやっと安定してきたくらいのころに受けたワークショップ。
「カスケード」という技は、3ボールの最も基本的なパターンですが、
その技ができれば、ここまで表現が広がるよ、色々な見せ方ができるよ、
カスケードだけでもこういう動きをすれば難しくなるよ、というものでした。
今振り返ってみると、「同じ技でも、工夫次第でまったく違うものに見える」
ということを伝えたかったのではないかと。
(この一言にすると陳腐なイメージになってしまうのですが……)
その当時も大分「目から鱗が!!」というくらいに感銘を受けたワークショップでしたが、
今受けると、当時とは全く違う意味でさらなる感動を受けるのではないかなと思います。
因みに、講師のジョン・ダニエル氏。
たまたま京都にダンサーとして仕事があって来ていたらしく、
その当時からヨーロッパ界隈ではかなり有名なジャグラーだったそうで、
当時の我々はそのことを知る由も無く、
今思うと、奇跡のようなワークショップであったと思います。
うーん、言葉だけで
これらワークショップがどんなに素晴らしいものかということを伝えられないのが残念!
自分でも、
「ああ、竜半さんのワークショップは良かったなぁ」と
言ってもらえるようなワークショップができるような日が来るといいですねぇ。
昨年3月末に行われた「じゃぐなぎ杯」の感想です。
「じゃぐなぎ杯」も今年で7年目となり、
お陰さまで、日本各地からエントリー者のいる、
ジャグリングの大会としてはそこそこ大きくなった大会ではないかと自負しています。
毎年、mi×iの日記で、
エントリーした方々の感想などを書いておりましたが、
今年はせっかくなので、こちらのJunk Stageの場をお借りして書きたいと思います。
少し記憶が薄れてしまった部分もあり、
出場者の皆様には「えっ」と思われてしまうこともあるかもしれません。
あくまで僕からの言葉は参考程度に捕えてもらい、
自分の貫きたいことがあるのであれば、是非ともそれを貫いてほしいと思います。
1:まぁちゃん
今回唯一の女性エントリー者でした。じゃぐなぎ杯でのソロの女性出場は初です。
【良かったところ】
1ルーチン目は比較的技のレベルを落とした演出寄りのパフォーマンス、
2ルーチン目は女性とは思えないえぐい技の数々。
このように、2つのルーチンに変化があったのが良いですね。
体の動かし方も綺麗で、特に1つ目のルーチンの完成度の高さはすばらしかったですね。
技術レベルの高さも、男性顔負けのパフォーマンスになっており、充分今回の他の出場者と渡り合える実力があったと思います。
【今後のためのアドバイス】
演出寄りのパフォーマンスには「大技」の存在、技術寄りのパフォーマンスには「構成」の巧さがさらにそれらのパフォーマンスを引き立てます。
スパイス程度で良いので、少し心がけてみると、ぐっと雰囲気が良くなると思います。
演出についても、まだ改善できると思います。一つ一つの動作について、こだわりぬけるよう、撮影したビデオを見て振り返るなどして、さらなる演出のキレをあげてください。
2:こーのCLUB
2人組クラブパッシングチーム、大学生のジャグリング大会においてチーム2位を獲得しています。
【良かったところ】
決めた技のレベルが高い。技術レベルの高い人は、「とにかく技を決めること」が大事です。
無論、失敗もあったにはありましたが、「成功させた」ことが重要だと思います。
また、ジャグリングをしている最中の姿勢も綺麗で、あまりふらついた様子がなかったのも好感度が高いです。
技術力があるだけに、大分伸び代を随分と感じます。工夫次第でもっといいものができそうだということです。
【今後のためのアドバイス】
まず、最初の技は確実に決めること。いわゆる「ツカミ」の技を成功させることは、お客さんと演者の間の壁を取り払う大事な儀式的なものでもあります。
難易度の高い技である必要はなく、それよりも確実に決められることを優先にしておくべきです。
やや「こーのCLUB独自の」技に欠けていたような気がしますので、こーのCLUBだからこそできる技というものを追及して欲しいところです。
演出面で言うと、いわゆる「普通のクラブパスチーム」となっているのがもったいないように思います。この演目は、ショーでトリとして出るために作られたものだと聞きますが、シチュエーションにおいて演出を変えることというのはできるので、競技会用としてのキャラクターを一つ工夫してみるとよいのではないでしょうか。
3:種村さん
東京のサークル、マラバリスタ所属、ボール・クラブ・ディアボロ三種でのエントリー。
【良かったところ】
ボール、クラブ、ディアボロと、3つの道具を使えるのは武器ですね。しかも、それぞれちゃんと高いレベルの技ができている。
どうしても日本人のジャグリングは一種目、良くて二種目(しかも、やるとしても両方トスジャグリング)ということが多いのですが、
トスに加えてディアボロも、となると一筋縄でいくものではないでしょう。
技の種類も豊富で、「多くの技を入れてきているな」という印象を受けました。
因みに、予選動画の話ですが、照明が上手く使われているなぁと思いました。
【アドバイス】
道具が複数あると、どうしても、1つずつの道具の印象が薄くなりがちです。
どういうことかというと、ジャグリングのルーチンというのは、1つの道具で演技をするとき、
一番最後の大技に向かって盛り上げていくような構成になるのですが、道具が変わることによって、この「盛り上げ」がリセットされてしまいがちなのです。
その点でいくと、今回3つの道具を使っていたにもかかわらず、使っていた曲は1曲だったので、流れとしては一つの線ができていたようにも思いますが、
全編通して、もう少し統一感があると、「3つの道具を使っている」という説得力が出るのではないでしょうか。
特に、怪しげな曲(FF6のケフカのテーマのアレンジですね)を使っていたので、怪しいキャラクターを作ることが出来たら面白かったかもしれません。(道具が3つあるとその余裕はあまりないかもですが)ジャグリングをせずに演出のみをしている時間を効率的に使うとそのテーマが繋がりやすいように思います。
4:ひろた
新鋭の3ボーラー。大学に入ってから3ボールの面白さに目覚めたそうです。
【良かったところ】
ただ単にジャグリングをやるだけではなく、演出面にも気をまわせていたのはいいですね。
大会の趣旨をわかった上で点数を稼げるパフォーマンスをしていたと言えます。
スタンスとしてはそのままでいてもらって、さらに技術面、演出面で腕をつければ将来的にジャグリングの大会で
上位入賞もできるようになりうるのではないかという期待の持てる演技だったと思います。堂々とした演技であることにも好感が持てました。
【アドバイス】
ステージ上での動き方や、拍手のもらい方に気を使えるようなパフォーマンスを覚えるのがよいと思います。
やはり、すごい技を見たらお客さんは拍手を送りたいですから、「拍手を受けるポイントを多く作っておく」。これとても重要です。
3ボーラーにしてはややカスケードに戻る回数が多かったような気もしますが、
カスケードに戻るくらいならジャグリングを止めてしまっても同じ、程度に考えてもいいと思います。(勿論、変化は必要ですが。)
また、あまり意味なくステージを左右に動いていたような気がします。
ステージを広く使うことについてはまったく問題ないのですが、移動には何かしらの意味がついていた方がいいと思います。特に、3ボーラーの場合、上手い人は流れの中で舞台の移動を行っています。それが、自然と取り入れられるようになるといいですね。
5:菜央 (第三位、同時受賞)
スティック系の大会、「ファンタスティック」での常連で、じゃぐなぎ杯には昨年より出場している、フラワースティッカー。
【良かったところ】
僕の審査表を見返してみると、「演出」点が高いですね。自分の世界に取り込める内容だったと思います。拍手の貰い方もとてもうまい。
ステージの使い方もうまい。広くステージを使えているだけではなく、左右への移動が実に自然だったように感じます。
ドロップも出場者の中では少なめだったのでは? 練習の跡がうかがえますね。
あとは、この演技に肉付けをしていき、さらに完成度を高めていけば、
どんなジャグリングのステージにも通用するレベルになるのではないかと思います。
【アドバイス】
この意見については賛否両論あると思うのですが、「きれいに流れすぎてしまっている」という思いがあります。
つまり、難易度の高い技をやっているのはわかるのですが、それをうまく伝え切れていないように思います。
時には、アクセントとなるような、流れから外れるような大技があると、盛り上がりにつながるのではないかと思います。
これは、演出重視のパフォーマーは特に意識してもらいたいところ。と、個人的には思います。
あと、最後の技はやはり決めてほしかったかな。一発で決まらなかったら、やはりもう一度くらいトライするのが良いのではないかと思います。
6:のりc (準優勝)
マラバリスタ所属、ガンガン系トスジャグラー。
【良かったところ】
今回の出場者の中で一番ハイレベルな技に挑戦していたのではないかと思います。
ただやるだけではなく、やっているときの姿勢もよかったように思います。「技で」一番盛り上がっていたのはのりcさんでしたね。
余計な演出を入れないで、真っ向から勝負するというジャグラーもいていいのではないかと僕は思っているので、
そのスタンスで今後もがんばってほしいと思っています。
「余計な演出をしないこと自体が演出」というやつでしょうか。これは、すごく技術力の高いジャグラーに許されたものです。
(大会としてはこの「余計な演出をしない」は不利なんですけれどね……)
【アドバイス】
大技中心の構成の場合、たとえ成功しなくても、大技が成功しかかっただけで観客から「おおっ!!!」と歓声が起こるのですが、
この状況は、僕の場合は得点(技術点)に加算しません。技術点の定義は、「高度な技を【成功させる】こと」とされているためです。
とにかく、大技は成功するところを見せてほしい。たとえ、何回かチャレンジすることになったとしても、やはり成功させて、
自分も観客も満足した状態で拍手をもらいたいですね。
「真っ向勝負」とは言っても、ステージ上の動きが雑になってはいけないです。5→3になるところなど、ジャグっているボールを
投げ捨てるなどの行為は、スマートなものとはあまりいえないのではないかと思います。
また、落としたときのドロップライン(落としたときのために移行するBプランや、リカバリーの技)を準備しておくのがよいでしょう。
7:ケントカイト(優勝)
KAMIWAZAにも出場した、中学生&小学生コンビの実力派クラブパサー。昨年JJFにてチーム部門優勝を果たしています。
【良かったところ】
JJFの記事で誉めたとおりです。
技術・体のきれいさ・完成度の高さ、どの面を見ても隙がありません。
この場で改めてまた誉めるところを探すことに意味がないような気もします。
【アドバイス】
今後、JJFなどに再挑戦するなどということがある場合、気をつけないといけないのは、
観客は実力があるジャグラーだということがわかっている場合、見る目が厳しくなる、ということです。
今回の場合、JJFで優勝したときと音楽が同じだったので、JJFの演技が頭の中にフラッシュバックした人は多かった筈です。
「新しいチャレンジ」をより一層ルーチンの中に入れ、「ケントカイト前見たときよりパワーアップしたな!!」という
観客に支持を貰えるような演技をすると、今後より一層ジャグラーの中で活躍していけるのではないでしょうか。
強いて言うとすると、二人のキャラクターをつけていくというのがよいかもしれません。なかなか難しい演出ではあるのですが。
8:わこう
ハット&ボールという組み合わせで登場、ベテランのジャグラーです。
【良かったところ】
珍しい組み合わせだけあって、見る技見る技が全てオリジナリティあふれる技でしたね。
ハット・ボールの組み合わせというのは、(珍しいとはいえ)古典的なものではあるのですが、真面目に追求すると
ここまで面白くなるんだぞというものを見せつけていたと思います。
「古典的」ですが、見ている側にとっては「斬新」だったのではないでしょうか?
【アドバイス】
アイディア系で勝負するならば、もう少し見ごたえのあるアイディアが盛り込まれているとよいと思います。(難しいんですけれどね。)
競技会で勝負する場合、客席は生粋のアイディア系ジャグラーがやまのごとくいる状態ですから、
そのジャグラーたちを大爆笑させるような新しい発想を盛り込めば盛り込むほどよいものになっていくと思います。
(辛いのは、初見一発勝負になってしまうということなんですが……)
あるいは、その筋ではベタなネタでも、逆に今やると新しく見える(つまり、ジャグ暦がそんなにない人たちは知らないネタをやる)
ということもあると思うので、客席に座るであろう人を分析しつつの演技作りをするのがよいのではないかと思います。
9:Ike(アイク)
コンタクトポイの使い手。リリース技が多かったのが印象的でした。千葉大ポッサムの部長です。
【良かったところ】
色々な道具で戦うジャグラーの中において、ポイで勝負というのはなかなか難しいことです。
客席がジャグラーであることを意識した上で、チャレンジングな技(手から離れる技)を入れていたのはいいですね。
また、舞台も広く使えていたと思います。
世界観への入り込み方も良かったのではないでしょうか。
【アドバイス】
ポイなどの道具を演技するにあたり、大切なのは変化であると思います。
「特にテーマなくポイを振り回す」箇所と、「技を行っている」箇所のメリハリは今以上につけなければ、
「ただポイを振り回しているだけ」という印象を与えかねません。
ポイの振り回すリズムも一本調子である箇所が多かったため、リズムに緩急をつけたり、
思い切ってゆるく回す部分を入れてみたりなど、6分間の中に、さまざまな変化をつけられるように意識してみてください。
10:球萌(たまも)
姫路のジャグリングコミュニティ、HIME JUGよりのエントリー。
複雑系3ボールと、その延長である4ボールという構成でした。
【良かったところ】
ベースとなっている技は「見たことのある」技ですが、それを発展させて自分の技として取り入れているところは良いですね。
しかも、1つ1つの技が高次元な難易度を持っており、それを成功させていたところがよいです。
パフォーマンス中の表情も、柔和な笑みで余裕を感じました。
この手の4ボールというのは珍しいのではないでしょうか?
【アドバイス】
いわゆる有名どころのジャグラーの技の発展系は、そう思われてしまうとやや不利な側面があり、
大きく発展させることが必要になってくると思います。
方向性としては僕は良いと思うので、さらにこれを発展させて追及してみてください。
別の人のアドバイスでもいいましたが、舞台を左右に動くときは、ただ移動するだけではなく、
それの移動を行う意味づけを行っておくとよいですね。
11:いづた
西のナンバーズシガー使いと言えばこの人。「がっしんがっしんのいづた」。
【良かったところ】
まずは、入れている技の難易度の高さ。
とにかく高いレベルの技ばかりで、とにかくストレートを打ち続ける、いさぎよい演技構成だったと思います。
これがノードロップで終わるんだとしたらえらいことになりますよ(笑)
「見たい技を見せてくれる」という構成については、競技会の中ではとても好感度が高いと思います。
従来のシガーボックスではありえない「高さ」もあるパフォーマンスというのも素晴らしいですね。
【アドバイス】
やはり、技は「決めること」。6分間の間にあまりにも多く大技を入れすぎてしまった感じがします。
ガンガン系は僕は大好きなのですが、それでももっと薄めてもよいくらいの内容だったのではないかと。
1つ1つの技が重いだけに、成功させればがっと盛り上がりますから、練習の対象をもう少し絞っても充分すごいのではないかと思います。
あとは、「大技」が似通ってしまっている部分があるので、ぱっと見で完全に違う種類の多技であることが伝えられるようにするのが良いと思います。
12番のエントリー者は棄権でした。
13:中野慧(第三位、同時受賞)
こちらも満を持しての登場、JJFの常連である中野さん。
ガンガン系ボールジャグラーです。
【良かったところ】
流石の貫禄を見せ付けてくれた、といったところでしょうか。
こちらもやはり技のレベルの高さというか。あまり数が少なくないところではボディー系のハードな技を、
数が多くなっても爆発力の高い大技をガンガンに決めていました。
やや、演出的には特に意識されていることがないようにも思いましたが、
あまり、誰も彼もがキャラクターをつけまくっても仕方ないと思いますし、
がんがん系のジャグラーは、逆にそういうキャラクターが邪魔になってしまうこともあると思いますしね。
【アドバイス】
やや、技をやっているときに足元がふらついていたように思います。
技を決めるときに極力足を動かさないことが、ジャグリングの綺麗さにつながるので、
大技を決めるときには仕方ないとして、極力演技中足を動かさないよう意識してみるとよいかと思います。
「演出」は必要ないのですが、「構成」は考えてほしいところです。
大技につなげるためには、どのような小技から大技につなげていくか、そして、フィニッシュ、という、
単発技一つ一つ分散して考えるのではなく、一連の流れでルーティーンを作ってもらいたいと思います。
いかがでしょうか。
支離滅裂な文章になっているかもしれませんが、
思いを組み取っていただけるとありがたいです。
ここのところ、仕事があほみたいに忙しかった所為で、更新頻度が落ちていました。
そろそろ何個もあった山を越えて、あと残りの山は2つくらいになったので徐々に時間もできてくるとは思うのですが、
まあ、無理のないペースで書いていこうと思います。
このJunk Stageでは告知すらできなかったのですが、
毎年恒例の「じゃぐなぎ杯」が去る3/30、3/31に浜松市浜北体育館にて行われました。
まずは、
スタッフとして協力していただいたじゃぐなぎの皆さん、
審査員役を当日のお願いにもかかわらず引き受けてくださった皆さん、
そして、いらしてくれた皆さんにまず感謝の意を述べたいと思います。
皆様あってこそのじゃぐなぎ杯です。本当にありがとうございました。
「じゃぐなぎ杯」は今回で7回目ですが、
そこまで熱心に告知をしなくてもそれなりにたくさん人が集まってくださるようになり、
若干体育館が狭く感じるくらいのイベントに成長しました。
昔、このイベントを方々に告知するために、
東京のサークルに行ったりして「是非いらしてください!!」とお願いしたものですが、
「浜松じゃなくて浜松町でやってよ」とわけのわからないことを言われたのはもう7年も前のことなんですねぇ。
結局、その方々とはどのイベントでもお会いすることができなくなってしまいましたが
いまだにジャグリングを続けているんでしょうか。
例えばゲストを招いてショーを行ったり、
ステージを借りて、チャレンジ部門(競技会)を行ったりすることもできないことはないと思いますが
一介の素人サークルであるじゃぐなぎが企画・運営するイベントのキャパシティとしては
このくらいが限界ではないかと思っています。
ブラジル料理バイキングの店、Arena Grillを使った「交流会」も今年は2年目ですが、
35人と、多くも少なくもなく、席の配置をランダムにしたり、名札を作成してどんな道具をやっているのかを
わかるようにしたので、「交流」という目的は果たせていたのではないかと思っています。
終バスにみんなで乗って浜松駅付近のホテルまで行く様子は、僕が参加し始めたころの
JJF(ジャグリングの国内最大の大会)の様子に似ていましたね。
毎年、この程度の人数で行うのがよいと思っています。
そんなじゃぐなぎ杯ですが、イベントしての課題はもちろんたくさんあります。
来年は、今まで使用していた浜北体育館が使えなくなるかもしれないという恐れがあります。
(取り壊されるのだとか。)
新しい体育館を探すのだとしたら、その体育館と理解しあえるように今のうちから手を打っておかないといけません。
(※ジャグリングの道具は、落とすと派手な音が鳴りますから、床を傷つけやしないかと冷や冷やするのが体育館側の心情です。)
審査の方法についても、
今年は掲載されていたルールに問題があったなど拙い問題があったり、
極力簡素化したつもりだったけれどいまだに審査員の負担が大きかったり、と、
まだまだ改善の余地があります。
自分自身や、スタッフとなりうるじゃぐなぎのメンバーの負担のことを考えつつ、
その中で極力イベントとしての魅力を出すようにして、今後もイベントを運営していきたいと思います。
是非来年は皆様もお越しくださいませ。
おっ、久々にジャグリングにスポットの当たったコマーシャルですね。
見ていると、知っている芸人さんがとてもちらほら(笑)
なんでも、130人ほどの出演者がいるそうなのですが、
まあ今の日本なら130人くらいはあまり苦労しなくても
ジャグラーを集められると思います。
CGを使っている部分もある、とのことですが、
少しだけ不自然な部分&家と家との間やビルに向かっていくボールなど
の部分がそうかなと思います。
ジャグリングをしているシーンは
ほとんどCG使ってないんじゃないかな?
先日名古屋のイベントで一緒になったMr.↓YU↑さん。
僕と同じ、体は大きいけれど、たくさん動くのを売りとしている芸人さんです。
そんな彼が4回に及ぶパフォーマンスを終えて、へとへとになっている姿。

これ、彼の使っう道具の数々ですが、
どうですか、めちゃくちゃ多いですよね。
これをトランクに入れようとしています。
……入るんでしょうか?

途中経過。見事に空間という空間を利用して、次々と入れていきます。

見てください!!あのたくさんあった道具の数々がこんなコンパクトに!!
大道芸人さんの収納術、
密かに凄いものだと思っています。
ジェイソン・ガーフィールドというジャグラーがいます。
過去にもこのブログで2回ほど話題にしました。
(これとこれ。
密かにこの海外のCMの中にも映ってます)
ジェイソン・ガーフィールドと言えば、
僕たち世代のジャグラーからしたら、大スターのジャグラーです。
勿論、彼自身が素晴らしい腕を持つジャグラーであることは間違いないのですが、
何よりも、彼のキャラクターに魅かれたのでしょう。
ステージに立つ彼は、あまり笑顔を見せず、
ジャグリングの大会の順位が気に食わないと文句を言うわ、他のジャグラーのパロディを下品にやるわ、観客に喧嘩を吹っ掛けるわ、
とにかく、「狂暴」なキャラクターを持つ素晴らしいジャグラーです。
ボブ・サップが出てきた時に「あ、ジェイソン・ガーフィールドとキャラが被ってる」と思ったもんです。
ジェイソンガーフィールドが国際的な舞台に立ったのはおそらく1988年のIJA(International Jugglers Association主催のサマーフェスティバル)のチャンピオンシップ、ジュニア部門での優勝。(記録上残っているだけで実際に見たわけではありませんが……)
1998年には、シニア部門でも優勝を果たしました。
そんなジェイソンが、2000年に、再びIJAの舞台に戻ってきて、やたらとしゃべりながら高度な技を次々と披露していく、
というパフォーマンスを行います。
どっかんどっかん観客席を笑わせていますね。
英語ができればもっと面白いと思うのですが……残念ながらあまりわかりません(^^;
※因みに、あまりいい言葉を使っていないようです(^^; 下品なようです(^^;
上のビデオを見てわかるとおり、何故かイライラしながらジャグリングをしています。
こういうキャラクターなんです。
因みに、この年2位です。
何故なら、制限時間8分に対し、4分半もタイムオーバーをしたため。
その2年後。
何故か180度キャラクターを変えて登場します。
タイマーも最初から8:15って……もうオーバーすること前提だし(笑)
結局8:15後に元のキャラクターに戻ってるし(笑)
それ以外にも服を脱いでも同じ服、とか、細かいボケを色々と仕込んでおり、観客を大爆笑に巻き込んでいますね。
勿論、キャラクターだけじゃなくてジャグリングの腕も凄まじい。特に、投げた球を股から覗いて後ろで股の間で取る精度の高さは凄まじいです。
最近では、ジャグリングをスポーツ的側面からとらえたジャグリングの大会、WJF( World Juggling Federation)という大会を始めるなど、若きジャグラーの育成に熱心な方ですが、
彼こそ「純粋な技術のみのジャグリング」と「エンターテイメントショーとしてのジャグリング」の違いをわかっている人なんだろうなぁと思いますね。
僕も2002年の彼のように、スマイル推しのキャラクターをしていますが、
今度は180度キャラを変えて、シリアス系(でも全然決まっていない系)でやってみようかな。
……と、そこまで思って、僕は絶対笑いを堪えられないことに気づいて無理だろうなぁと考えを改め直すのでした(笑)
僕の自己紹介の写真にも使っているドラゴンのヒョウガくんのつながりで、
各地のゆるキャラさんや、ゆるキャラのマネージャーさんなどと知り合ったりする機会が多くなってきました。
(何度でも言いますが、ヒョウガくんは着ぐるみなどではなく、れっきとしたドラゴンです。)
ある日、とあるゆるキャラに唐突にオファーが入り、数日で準備をした後、実際の現場に行ったのだが、
結局そのキャラが登場することは無かった……という話がありました。
聞いてみれば、「着替える場所」が無かったそうです。
当日場所に行って聞いてみたら、「トイレかその辺で……」と言われたらしく、そういうわけにもいかないので断念したそうな。
「そんなもんその辺でいいじゃん」と思われる方がいるかもしれませんし、
それに対して「そんなことをしたら夢が壊れるでしょ!」と思われる方もいると思いますが、
実はそれ以前の問題です。
ゆるキャラさんというのは人間より体が大きいですから、着替えるのに広いスペースがいるのもありますが、
それよりも、ゆるキャラを運んできた巣(ダンボール等の素材で作られている場合が多いです)の置き場所や、
アシスタントやマネージャーさんの貴重品やら荷物の置き場所などはどこにすればいいのとか、
防犯上の問題からも、「その辺」で済ませられる話ではありません。
その上で、「生首」や「抜けがら」などの「ミセテハイケナイモノ」を人目に触れないようにするためにも
四方から死角となるような控室が絶対に必要なのです。
最近はそういうのを見るとすぐケータイのカメラで撮影されて、twitterで拡散されてしまいますしね。
ヒョウガくんは……しつこく言いますが、着ぐるみではないですが……やはり、上に書いたことと似たような理由で
控え室を必要とします。
ただ、そういう話は、ゆるキャラサイドや我々のサイドだからこそ知っているわけであって、
イベントを企画する側……それが、町内会でやるお祭りや有志で開催されるイベントなどの小規模なイベントであればあるほど、
しっかりと事前に確認をしておくべきであって、「控え室が準備してあるのが当然」という思いで現場に行ってはいけないものです。
ゆるキャラの話にスポットを当ててしまいましたが、
ジャグリングや大道芸を行うパフォーマーにも同じことが言えます。
いざ演技場所に行って、
用意したMP3プレイヤーが使えませんでした!!
天井が低すぎて演技になりませんでした!!
等と言う話は言語道断です。
個人的にパフォーマンスの依頼を受けた場合の応対方法として、
・控え室の有無 (ヒョウガくん出演なら必須、竜半出演なら必須ではない)
・スピーカーの有無、使用できる場合は使用可能なメディア
・マイクの有無 (有線、ワイヤレスハンド、ワイヤレスピン、ワイヤレスヘッドセット……ただし、ヒョウガくん出演の場合不要)
・音響さんの有無
・MCさんの有無 (いない場合でも、紹介程度のアナウンスはできるかどうか)
・ヒョウガくん出演の場合アテンドさんの準備は可能か
・屋内か屋外か、屋内の場合は天井の高さ
・演技可能なスペースはどれくらいか
・お客さんの客層はどんな感じか
・演技可能時間(制限時間等)
・当日のスケジュールはどうなっているか(出演の時間帯と、そのほかのイベントの兼ね合いを見るため)
・入り時間はいつにすべきか
・事前にブログなどでパフォーマンスの告知が可能か(※一般の人のショー観覧ができない場合は基本的には告知しない)
・駐車場の有無
・ヒョウガくんの場合で、遠方の場合、ヒョウガくんの「巣」を宅急便で送るための住所
・出演料
・投げ銭徴収可否
……程度の確認は必要です。
(場合によってはもっと打ち合わせが必要です)
まあ……割とがんばってこちらから聞いていたのに
当日に「話が違うじゃないか!!」 っていうこともたまにあったりしますけれど……(笑)
またそれは今度の機会ということにさせてください。
昨年のKAMIWAZAの番組を見ての感想を書いたとき、
「出来レースっぽかった」「実況がやかましかった」「審査員が適切ではない」「芸人のネタ見せタイムが余計」
と、散々なことを書いたように思います。
何しろ、去年は一発目で、
どういう風に番組を行うかわからない状態で、しかも生放送でパフォーマンス番組をやらせ、
さらにM-1グランプリという年末の風物詩であった番組の後継の番組であるという触れ込みで、ハードルも高く、
テレビ関係者側の立場に立ったと考えると、相当な冒険をしていたのではないかと思います。
ただ、パフォーマーの人選は素晴らしかったと思いましたし、
彼らも実にクオリティの高い仕事をしていたと思いますので、
とても多くの問題点を抱えつつも、番組としては成立していたのではないかと思います。
その点、今年は生放送ではなくなったため、去年感じた異様なまでの緊張感というものはなく、
出演者側も表情にリラックスがあったようにも思います。
事前に出演者を見て、
海外のパフォーマーについては昨年のほうが豪華だったように感じましたが、
逆に日本代表のパフォーマーは、
が~まるちょばを筆頭に、テレビ的にも知名度的にもまさに「日本代表」と
呼ぶにふさわしい面々が集まっていたのではないかと思います。
番組が終わった後、
去年とは違い、僕のtwitterのTLに「去年よりよかった」「面白かった」「来年が楽しみ」と、
好意的なコメントが並んだのも印象深いです。
以下、僕が感じた番組として良かった点と悪かった点を徒然なるままに書いてみます。
●実況について
「去年よりよくなった」という点ではこれが筆頭でしょう。
が~まるちょばやマディール、レッキングクルーオーケストラなどの時には、一切実況がなく、集中して見ることが出来ました。
それ以外の実況も去年よりはるかに控えめで良かったですね。
それでもなお、河北省雑技団、アザリオ・シスターズ、ズックのパフォーマンスでも実況はいらなかったのでは?とも思います。
「良かった」と書いておきながら駄目だったところをを書いてしまうのですが(笑)
特に、最後の大技で何をやるのかということが事前の情報でわかってしまうような解説は
「さあ、この後はこうこうこういうことをやるそうです!!」という解説は、
「次に何をやるんだろう!?」というワクワク感を減退させてしまうため、余計だったのではないかと思います。
同様の意味で、CMに入る前のCM明けのパフォーマーの予告映像なんかもクライマックスのシーンを放映していたような気もしますが、これもネタバレになってしまっていましたよね。
すでに演技を終えたパフォーマーの映像では駄目だったのでしょうか。
(テレビ的には、確かに「これからこういうことをやるパフォーマーが出てくるよ!!」という「呼び込み」的な意味合いだったと思いますが。)
逆に、「実況が必要だった」パフォーマーもいました。
生放送ではなくなったため、失敗した箇所や冗長になった箇所はカットする必要もあったでしょうから、
ケントカイトやDaiGoのパフォーマンスの最中に必要最低限の実況は必要だったことと思います。
それを踏まえて考えると、
ケントカイトやDaiGoのところだけ実況が入るのもおかしいので、
全体的にバランスよく実況が入る措置は必要だったのかもしれません。
KAMIWAZAマークが光ると「ここからが見所!!」という演出があったのですが、それも、
「実況のないパフォーマー」のために用意された措置だと考えると納得がいきます。
●納得の審査員
マッスルミュージカルやボリショイサーカスの関係者が審査員として名を連ねていたのは素晴らしいですね。
審査員というのは「こうでなくては!」と思いました。
パフォーマンスを客観的に見て評価の出来る審査員の存在というのは本当に大切だと思います。
番組中、宮本亜門氏が、
「審査員という立場はつらい!!! 優劣をつけなければいけないから!!」というコメントをしていましたが、
まさにこれ。素晴らしい大会になればなるほど審査員泣かせになるんですよね。
今回は、観客の投げ銭システム的なものもありましたが、それについては後述。
●カメラのアングルの話
あなたがもし観客席に座り、ショーを見ていたとするならば、基本的に、見るところは一点からのみの視点であったはずです。
パフォーマンスをさまざまな角度から映すのはいいと思いますが、
その画面の切り替えの頻度が非常に多かったと感じました。
特に、客席の芸能人が拍手を送っている姿が何度も見られましたが、
拍手を送っている芸能人が見たいのではなく、パフォーマーが見たいのです。
勿論、危険なパフォーマンスに息を呑む瞬間や成功した後笑顔で拍手を送る画があってもいい、とは思うのですが、
ショーの主人公はパフォーマーですから、パフォーマーの演出を彩るカメラワークであってほしかったと思います。
「パフォーマーの演出を彩るカメラワークであってほしかった」という点では、余計なアングルからの画というのも気になりました。
特に、アザリオ・シスターズの支える側の顔のアップと、ズックの上からのカメラのアングルは良くなかったと思います。
上からのアングルが悪い、というわけではなく、たとえばマディールのパフォーマンスで
作られたオブジェクトは、上から見た画があったことで
全体的にどのような形になっているのかわかった、ということもありました。
その辺りはやはり、どうカメラを動かすとそのパフォーマーが映えるのか
という点を中心にシーンをつなげる編集さんの腕なのではないかなぁと思います。
逆に、が~まるちょばのパフォーマンス中のカメラアングルの違和感は少なかったですし
(観客と絡むシーンがあったからでしょう。)
レッキングクルーオーケストラの定点からのカメラは良かったんですけれどね。
●得点のつけかたについて
これはどちらかというと個人的な好みも含まれてしまうので、
「そうは思わない」と思う人も多いと思いますが、一応僕の考えをいうと、
いわゆる「得点」を「円」というお金の単位で表現するのは何かいやらしさを感じてしまいます。
パフォーマンスに対して「あなたのパフォーマンスに値段をつけるとしたら……」という
値踏みをしているようで、何か上から目線のような感じがするんですよね。
パフォーマンスには「投げ銭」がつきものだから、という目的があることは理解できるんですけれどね。
他の番組なのですが、観客席の人がギャラを決めるという番組がありまして、
最初にそれを見た時にすごく下品に感じた記憶があります。 最近はどうなったのか知らないのですが、
「○○さん、この方に××円を入れましたが、これはどういう思いから?」という司会者の突込みが入ったりして、
なんか、そういう会話のやり取りに下品さを感じてしまったんですよね。
KAMIWAZAでは、単位こそ「円」でしたが、他のパフォーマーとの比較の対象となる
得点的な要素が強かったので、そこまで下品に感じることはなかったのですが。
まあ、だとすると「円」じゃなくてもいいんじゃないかとかそうも思ったりしますが、
最終的な優勝者の賞金が決まるというゲーム的要素もあったので、まあ、これはこれでいいのかなぁ……。
●暫定チャンピオンVS挑戦者 という構図だとトリが一番有利。
今回のKAMIWAZAの対戦形式を、トーナメント表にすると、こんな感じになります。
……ね?トリが一番有利でしょ?
しかも、新しいパフォーマーのほうが、直前で見ているから、感動も覚めないうちに審査に入るのに対し、
暫定チャンピオンの演技はどんどんと記憶から消えていってしまいます。
ことさら、ベクトルの違う「凄さ」を評価するのだから、直近で強く感動した方に多くの得点をつけがちになってしまうのではないかと思います。
その「トリが有利になる」ということを経験的に把握している選ばれた審査員のみが得点をつけるならともかく、
観客票も存在していたため、よりこの傾向が強かったのではないかと思います。
トリのパフォーマーが優勝しちゃったことも、「予定調和」だったような気もしなくもないです。
「スタッフが一番凄いと思ったパフォーマーを最後に持ってきた」という考えでもいいとは思いますけれど(^^;
M-1グランプリでも同じ審査方法ではあったのですが、
演技順が抽選で決められていたのに対し、今回の演技順はある程度意図されて組まれたものと思いますので、
正直、最初のほうにパフォーマンスをした方々の優勝というのは確率的にはとても少なかったのではないかと思います。
●生放送でなくなったことについて
KAMIWAZAはまだ2年目、手探りの状態はまだ続いていると思います。
今回、生放送ではなくしたのは正解だったんじゃないのかなぁと思います。
生放送はアクシデントが起こる危険性もはらんでいますからねぇ。
とはいえ、去年の生放送でのハラハラ感というのも好きでした。
去年のリカルドの演技なんか、うるさいと言われ続けていた実況まで一体となって
みんなでハラハラしていて凄く一体感を感じましたしねぇ。
パフォーマーたちがテレビ局の信頼を勝ち取り、
「生放送で放映しても充分彼らは素晴らしいパフォーマンスをする」ということを
わかってもらえる日が来たら、生でお送りするパフォーマンス番組というのが
できる日が来るのではないんじゃないかなぁと思います。
すると、また生放送独特の緊迫感に包まれたショーになると思うのですが、
それはそれで凄く面白いことになるのではないかなぁと思っています。
いつかチャレンジしてほしい。
番組の感想としてはこんなところです。
素人目で見て偉そうに語っているので、もしかしたら不快に思う方もいるかもしれませんが、
逆に、これだけまだ素人目で見て改善すべき点があるのに、
その手のパフォーマーたちに「面白かった」「来年に期待」と言わせることができる番組というのは
素晴らしいんじゃないかなぁと思います。
今回日本代表として出演した、が~まるちょば、レッキングクルーオーケストラ、DaiGoの3組は
本当に日本の「代表」であり、日本が世界に誇るパフォーマーたちであると思います。
勿論、ワイルドカードで出演したケントカイトも、日本のジャグリングシーンを背負って立てるパフォーマーでありました。
ただ、日本には彼らだけではなく、他にも別のベクトルで素晴らしいパフォーマーたちが数多くいます。
是非ともそのパフォーマーたちにスポットライトを当て、
土日には近くのショッピングモールに来ているパフォーマーを見に行く人が増えてくれれば、と、
そんな風に思う次第です。
おまけですが、昨日の記事にも書きました通り、
ジャグリング仲間であるぱわぁさん ( @jugglerPOWER )が、素晴らしい先見の目を披露し、
「彼らの演技は凄い!」と、KAMIWAZA放映直後(……と、それより少し前)にパフォーマーを紹介し、
見事にその中から2人もパフォーマーが出演しました。
二番煎じではありますが、現時点で「日本VS世界」という構図を作ることのできるパフォーマーを、
個人的な趣味で紹介したいと思います。
僕はジャグラーなので、ややジャグラー寄りのパフォーマー紹介となっております(^^;
●ロシア・ウクライナ シャルコフ・ブラザーズ(ハンド・トゥ・ハンド)
いきなりですが動画がありません(笑)
個人的には、今まで見たハンド・トゥ・ハンドの中で最も衝撃的だったパフォーマンスです。
2003年か2004年くらいの大道芸ワールドカップin静岡のグランプリだったかな。
普通パフォーマンスを見ると、「うおおお!!」という驚きの声が上がるものですが、
彼らの場合は違う。観客席から「うわっ……」という若干引いた声が漏れます(笑)
おそるべき軟体の体を持つ彼らは、
ハンド・トゥ・ハンドを、「ものすごく無理な体勢」でやろうとするんですよ。
言葉だけではイメージできないと思いますが、
股の間から頭を覗かせますね?
そのまま頭が股の間を通って(ともするとそのまま前転してしまいそうですが)股の間から両手を出して、突き上げた腕の上で
もう片方の人に倒立をしてもらったりするんですね。
勿論、下の人の足は両足とも地面についていますよ。
どうですか?イメージできないでしょう?
実際に見てもらうしかありませんね(笑)
見たことのある人は「ああ、あの人らね」と思いだしてもらえるとは思いますが、
見たことのない人は、実際の「モノ」を見ないとならないでしょう(笑)
最近静岡ではまったく見かけなくなってしまったのですが、まだ現役でやられていらっしゃるんでしょうか。
●日本 伊藤佑介(けん玉)
日本の誇るけん玉パフォーマーと言えばこの人、伊藤さん。
ジャグリングの要素も凄く取り入れてある、非常に独創的なけん玉パフォーマンスであると思います。
彼の場合、凄いのはパフォーマンスだけではなく、おしゃべりやちょっとナルシストなキャラクターも良かったりするので、
是非ともテレビ出演をする際には、彼に自由におしゃべりをしてもらってやってほしいなぁと思います。
●アメリカ グレッグ・ケネディ(ジャグリング)
以前にもこの人のパフォーマンスは取り上げたことがありますが、
一味も二味も違った、独創的なジャグリングの世界を見せる人。
計算されつくした軌道のパフォーマンスが魅力です。
●日本 WORLD ORDER(ダンス)
まあ……もう有名なので説明不要な感じもするんですが、
K-1格闘家であった須藤元気氏を中心として集まった音楽&ダンスユニットです。
生で彼らのパフォーマンスを正面から見たいなぁ……。
●アメリカ トム・マリカ(マジック?)
すごい技の数々の間には抱腹絶倒のパフォーマンスを(笑)
パフォーマンスのジャンルとしてはマジック……だと思うんですが(^^;
本当に体に悪そうなパフォーマンスです。
●日本 おこたんぺ(マニュピレーション)
この方もこのブログで何度も紹介していますが、
まさに「止まって見える」コンタクトジャグリングとマニュピレーションの世界を披露する方。
いつも紹介する時は、「日本で一番かっこいいジャグラー」として友達に紹介しています。
●ドイツ ゲット・ザ・シュー(ジャグリング)
何故か靴を奪い合って戦いを繰り広げる二人組のパフォーマンス。
息の合い方が尋常じゃないです。
生で見た時は本気で感動しましたよ。適当に投げている筈のクラブが手元に収まる収まる。
●日本 仙丸(太神楽)
昨年リカルド、今年マディールとバランス芸が話題になっているKAMIWAZAですが、
超絶バランス芸のパフォーマーが日本にもいるんですよ!!!
世界各国でパフォーマンスをしている方なので
なかなか普段日本でお目にかかることはないのですが……
アクロバットのサブリミット、三味線パフォーマーのセ三味ストリートとのコラボパフォーマンスの「うんぷてんぷ」も
コアな大道芸ファンの中では有名かもしれません。
どうよ!! どうよ!!!
彼らが出る番組とか楽しみで楽しみでしかたないんですけど!!!!(とテンションを上げる夜中2時……)
M-1グランプリの後継番組として、去年から始まった
朝日放送系列の番組、KAMIWAZA。
昨年は視聴率的には惨敗だったそうで、
今年は行われないんじゃないかと思っていましたが、
内容のリニューアルをしつつ、今年も見ることができました。
番組としてどうだったかの感想はまず置いておきまして、
各パフォーマーの感想を書きたいと思います。
この「感想」というのは、
将来的に僕がジャグリングやその他のパフォーマーの
演技を見た際の何かしらを書くことがあった場合の
練習的な意味合いでもあります。
(実際、それをするに値する人間になれるのはずっと将来と思いますが、
そういう立場の人間になれたらいいと思っています。)
それゆえ、
「どんだけ上から目線なんだよww」「じゃあお前がやってみろよww」
という突っ込みもあろうかと思いますが、そこは大目に見ていただきたいと思います。
演技順に書くつもりですが、思いだしながらなので、正確ではないかもしれません。
●中国 河北省雑技団
雑技と言えば中国。中国にはこの手のパフォーマンスを行うパフォーマーがゴマンといます。
どの雑技を見ても凄まじいんですよね。いったいどんな英才教育がなされているのか、
そのパフォーマー育成の現場を見てみたいと思う次第です。
パフォーマンスの途中に、自転車の上から上へと飛び移るパフォーマンスがありましたね。
ああいった、「心臓に悪い」(つまり、危険度の高い)演出が少なめだったのではないかなと感じました。
「ああ、凄いな」とは思うのですが、凄い技を見せていくだけ、という印象を受けました。
それが中国雑技の王道的演出なのかもしれないのですが。
(我ながらものすごい上から目線だ……)
ただ、スタジオの自転車を走らせる空間がやや小さかったようにも思うので、
真の実力はあんなものではないのかもしれません。
●日本 DaiGo
実は恥ずかしながら、DaiGoさんの存在を知ったのはつい最近のことでして
(家にテレビが無いのです……わざわざネットカフェに行って観賞したんですよ!!)
すさまじいメンタリズムっぷりをただただ感心して見るより他ありませんでした。
恐らく、彼のメンタリズムは本物で、ヤラセではないと思っていますし、
客席からあげられた芸能人もいわゆるサクラではないと思うのですが、
テレビでやっていることによって、「ヤラセではないか」「サクラなんじゃないか」
と思われてしまうのが残念でなりません。
かつて催眠術のエンターテイメントショーもテレビで放映されていましたが、
同じようなことを感じましたね。
おそらくは、普段のショーでは、客席にいる人たちを次々と舞台にあげて
パフォーマンスをされているのではないかと思いますし、是非とも彼のメンタリズムを
生で体験してみたいなぁと思います。
賞レースとしてこの番組を見た時、事前にお客さんの誰もが
「どういうことをやるかがわかっている」状態でのパフォーマンスというのは
非常に不利だったと思います。
その上で、ここまで見ているお客さんを魅了できるパフォーマンスができるということが
素晴らしいと思います。
●スペイン アザリオ・シスターズ
紹介文に謳われているように、「女性二人でのハンド・トゥ・ハンド」というのは
本当に珍しいと思います。
女性ならではの「しなやかさ」「美しさ」に「力強さ」という両面性があり、
すごく意外なパフォーマンスだったと思います。
全体を通して見ると、凄くオーソドックスなハンド・トゥ・ハンドではあったと思いますが、
最後の、片手だけで頭の上で倒立をさせている状態で、梯子を登って降りる、という大技の存在が、
「自分たちは他と違うんだ」ということを見せつけていましたよね。
ただ、言ってはなんだけれど、せっかく美しい方々なんだから、
手を頭の上に置いて倒立している時に、下の方の顔のアップをカメラで抜くのはどうかと思うなぁ……
サーカスをやっている女性というのは美しいものなので。
●日本 ケントカイト(ワイルドカード枠)
彼らの紹介前に、JJF2012(ジャグリングの国内最大の大会)のチャンピオンシップの映像がぱっと流れた時の
僕のtwitterのTLの騒然とした様子が凄く面白かったです(笑)
他の紹介されているパフォーマーの傾向からして、
「ワイルドカード」枠は、80%くらいの確率でジャグラーであろうと思っておりまして、
ただ、その枠は日本をけん引する他のジャグラーであろうと考えていました。
選ばれたのはケントカイトだったわけですが、なるほど、そう来たか、という感じです。
他のそうそうたる「日本代表」のパフォーマーたちと比べてしまうと、
未完成だと思うし、彼らの成長はこれからだと思うわけですが、
ワイルドカード枠の定義である「まだ日の目を見ていない将来有望なパフォーマー」であるという点については強く同意できますので、
彼らを選んだKAMIWAZAのチョイスは素晴らしいと思います。
また、このチョイスは日本のジャグリング界に大いなる追い風となることでしょう。
安易に彼らに勝たせる展開ではなかったことも良かった。
(彼らの存在感をお茶の間に届けることができただけでも充分だと思います。)
ちょっと緊張していたのか、動きは硬かったかなと思います。
JJFで見た時の彼らはもっと軌道の乱れていない、安定感のあるパフォーマンスでしたからね。
ジャグリングというのは、画としてはとても派手なのですが、
アクロバットと並んでしまうと、見劣りがするパフォーマンスだと思っています。
彼らがこれより上のパフォーマンスを目指すとするならば、
それを覆す何かしらの要素が必要なのではないでしょうか。
これは、彼ら自身の課題ではなく、ジャグリングをする者全ての課題だと思いますが。
因みに、彼らは大道芸などのイベントをやるときには、
自らおしゃべりをしながらパフォーマンスをします。
twitterで僕が、「彼らは生で見てほしいな」と言ったのは、
そういう、ジャグリングの技術的な要素だけではない部分も素晴らしいんだぞ、ということを
知ってほしかったという部分もあります。
彼らのJJFでの演技は
こちらでも紹介していますので、
興味のある方はご覧ください。
●カナダ ドミニク・ラッカス
昨年、KAMIWAZAを見ていた時に、ジャグラー仲間であるぱわぁさん( @jugglerPOWER )という人が、
「僕が独断と偏見で世界代表を決めるとしたら」と言って
選んだ人の中に入っていたので、事前にこの方を知っていました。
「ヒューマン・フラッグ」のギネス記録保持者とは。
この手のポールを使ったパフォーマンスって、力がいるもので相当大変だと思うのですが、
画的にはそんなに派手なものではないように感じます。
むしろ、長いポールを使って、滑り降りて地面すれすれで止めるとか、
肉体的な技術ではなく、危機感を煽る演出で喝采をもらうタイプが多いように思っていたのですが、
この方はそういった演出を行っていませんでしたよね。
それなのにこの魅了のしかたが凄い。
体の動きの綺麗さがその「引き込める」力の原動力だったのではないでしょうか。
そして、その原点となっているのが、ギネス記録を打ち立てられる筋肉にあるのでしょう。
クローズアップされていた、空中を歩く動きも、本当に空中を歩いているように感じましたしね。
置いた足が空中でびしっと静止できる力のなせる技でしょう。
●日本 レッキングクルーオーケストラ ELスクワッド
この方たちもyoutubeで見たことがあったなぁ(CMの件は知りませんでした。)
事前の僕の予想では、この方々が優勝するのではないかと思っていました。
僕のtwitterのTLでは、「電飾の演出が凄いわけであって、ダンスが凄いわけではないのでは?」
……という意見が妙に目立ったように思いますが、僕はそうは感じませんでした。
まず、この演出を思いつくに至った経緯で既に「他とは違う」と思いますし
(「他とは違う」という言葉すら彼らの演技に対しては陳腐な言葉だと思いますが)
電飾を上手く利用した構成も随所に盛り込まれていて
(例えば、倒れている人間が起き上がったり、空中で回転しているように見えるところなど)
電飾でダンスをすることの意義を強く感じます。
その電飾での演出を行うためには勿論個々のダンスの技術というものが必須と思います。
大人数のこういった+αのある演出というのは本当に見ごたえがありますよね。
あとは、ステージの奥行きの使い方が上手いなぁというところを感じました。
ステージというのは、観客席から見ると、一枚のスクリーンのように、縦と横に広がる世界なのですが、
彼らのように、奥行きを感じさせるパフォーマンスができると、凄く表現の幅が広がりますよね。
演技順がここでなければ、優勝していたんじゃないかなぁと思います。
●ベラルーシ ズック
空中ブランコの類のパフォーマンスをもっと近くで見られるタイプの演技ですよね。
もっと間近で見たかった。
一つの棒に二人が捕まってぐるぐる回ったり、
他の人の間を縫って棒から棒へ渡るところなど、危機感をあおる演出が多かったですね。
しかし、僕のtwitterでの感想は「正面で見たかったね」の一言だけでした。
このパフォーマンスは、上から見たアングルを映すべきでは無かったと思います。
上からパフォーマンスを見ると、互い違いにジャンプをしていることがまるわかりになってしまい、
正面(横)から見た場合よりも、「危なく見える」箇所が少なかったのではないかと思います。
●日本 が~まるちょば
まさに日本代表。満を持して登場といった感じの大御所が~まるちょば。
盤石のパフォーマンスで、もはや、僕が感想を書くこと自体がおこがましく思えてしまいます。
なんでしょう……「完璧」という言葉しか出てきません。
パントマイムとか、クラウニングとか、そういうジャンルの完成形に極めて近い位置にいる方々なんだろうな、と
常日頃から思っています。
(「完成」はしないのでしょう。常にパフォーマンスというのは進化していくものですから。)
ただ、テレビの力では、彼らの本当のパフォーマンスの3割も見せられないと思っています。
(※その3割でも圧倒的なんですけれどね。)
生で見せたい、いや、生で僕も見たい。何回でも見たい。
が~まるちょばのパフォーマンスの感想というわけではないのですが、
以前、別の番組で彼らがパフォーマンスをした時、
エスカレーターに乗った時の音とか、手が伸びる演出とかをしている時に、テレビ的な演出で余計な効果音が乗っていて、
「おいおい……台無しになってるよ……」と思ったのですが、そういうのが一切なくてよかったです。
●スイス マディール
いやー……奇しくも去年のKAMIWAZA終了後の感想を書いた時、
「海外のパフォーマンスの番組はこんな感じだ!!」と記事を書いて
紹介したパフォーマーがまさかのオオトリとはw
僕の先見の目のなんとあることよ!!!
と思いましたが、実は、この動画もぱわぁさん( @jugglerPOWER ) に教えてもらったもの。
(ぱわぁさんもまた別の誰かに教えてもらったらしいですけれどね。)
僕はもうパフォーマンスの内容を知っていましたし、
どちらかというと、「オチ」の時のTLがどうなるかをわくわくしながら眺めていました。
やはり、途中間延びしているのが気になる人が多かったように思いますね。
テレビだとこれでチャンネルを変えられたりしてしまうのかもしれませんが、
実際どうだったのか気になるところです。
ただ、やはり最後の「オチ」はそれまでの静かな空気を覆しますよね。
むしろ、ここまで極限に溜めたからこその最後の圧倒的な「オチ」があるのです。
僕が去年紹介した動画とは音楽も違いましたし、
最初に使うものが木の棒だったのに、今日見た時は羽になっていました。
最後の「オチ」の演出には羽の方がいいでしょうね。
彼の演技もさらに進化しているのです。
(個人的な好みでは音楽は前の方が良かったような……笑)
「オチ」の直前に、一瞬バランスを崩してひやりとしたシーンがありましたが、
その時に見ていたお客さんが胸を撫で下ろす姿がカメラに抜かれていました。
生で見ていると本当にパフォーマーの息遣いまで聞こえてきたことでしょう。
そんな様子を端的に表しているシーンだったと思います。
パフォーマンスの内容を知っていたのに最後の「オチ」には鳥肌が立ちました。
twitterのTLを見ても、最後に「うおおおーー!!!!」「鳥肌!!!」「やべぇええええ!!!」
という言葉が並びました。
「圧巻」という言葉がぴたりではないでしょうか。
KAMIWAZAという番組の全てを持って行ったような感じさえ受けます。
初見の衝撃が強すぎたのですが、きっと今回彼のパフォーマンスを初めて見た人は同じ衝撃を受けているのではないでしょうか。
願いがかなうのならば、全ての彼のパフォーマンスに関する記憶をすべて消し去ってもう一度パフォーマンスを見たいと思います。
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パフォーマー個々の感想はここまで。
夜も遅くなってしまいましたので、番組としての感想は、明日にでも書こうと思いますが、
ただ、一言だけ先に言うとするならば、
昨年よりもはるかに良い番組になっており、
早くも来年のKAMIWAZAが楽しみになっているということです。
かつてのM-1グランプリも、最終的な形に落ち着くまで、番組の内容を改良されてきたものと思います。
来年はさらに素晴らしい番組になっているのではないでしょうか。
お久しぶりの投稿となってしまいました。
これまで”Junk Stage”では”Weekly writer”だったのですが、
仕事が忙しいのと、もう一つの理由があって(この記事で書きます)
更新頻度が落ちてしまいました。
まあ、今後も無理のない範囲で書いていこうと思いますので、どうぞお付き合いくださいませ。
「もう一つの理由」とは何か。
それは、ジャグリングが楽しくなったことだと思います。
「僕のジャグリング史」カテゴリでいずれ触れようと思っているのですが、
僕は2008年のJJF(日本最大のジャグリングの祭典)のチャンピオンシップで3位入賞、
2010年のIJA(国際ジャグリング協会主催のジャグリングのイベント)のチャンピオンシップ決勝出場、
と、ジャグリングを続けていくうちに目標となったものを達成してしまいました。
2008年のJJF入賞した後、急激にモチベーションが落ち、(完全燃焼したってやつでしょうか)
2010年のIJAを目指すにあたり一時的にモチベーションを立て直したものの、
その後はやはりモチベーションが落ちてしまい、昔ほどジャグリングが楽しいと思えなくなっていたと思います。
しかし、最近は本当にジャグリングが楽しくて仕方がありません。
ここ半年ほど、土日時間が空けば地元の大学のサークルに足を運び、守衛さんに顔を覚えられてしまったほど(笑)
クラブの腕が自分でもわかるほど成長していることと、シガーボックスの新しい領域が見えてきたことが
モチベーションを上げているもっとも大きな要因ではないかと。
しかし、そんな状態にもかかわらず、先々週あたりの練習に、少し集中力が途切れがちになってしまいました。
最近は、練習メニューを組んであり、
そのメニューをこなせば充分に充実した練習になるのですが……
そして、その夜はたと気づきました。
その練習メニューは半年近く使っていたものなのですが、
大分技の成功率が上がり、少しマンネリ化していたのです。
それゆえ、練習メニューの半分程度を変更し、
現在の僕のレベルでできそうな技よりも少し高い目標を設定することにしました。
そのメニューを眺めた時のモチベーションの高くなり方が凄かった。
「今すぐにこのメニューで練習したい」と思いましたもんね。
その練習メニューの改定により、またさらにモチベーションが高くなり、
この前の練習の楽しかったこと楽しかったこと。
いやー……
練習が楽しくて記事書いている時間がありませんよ(笑)
……っていう言い訳は駄目でしょうか?









