2009/05/16

一足お先に人生の梅雨に突入しているフィルコです。こんにちわ。

新緑の5月、それはバスケ馬鹿のバスケ馬鹿レベルが最も馬鹿高い季節。

そんなバスケ馬鹿がこの時期何を考えて生きてるかを観察してみましょう。

■5月3日 日曜日

連休最初の休み。世間はだいぶ前からゴールデンウィークらしい(笑)

今週末はbjリーグ東地区の試合は無くシーズンとプレーオフの間で一休み。西地区は西のカンファレンスセミファイナル 大阪エヴェッサ VS 高松ファイブアローズ戦だ。エヴェッサはリーグ発足以来優勝し続け今期も4連覇を狙っている。高松も怪我人続出ながら、涙ぐましい結束で頑張っている。きっと凄い激戦になる。これは見たいぞ。

しかし俺は見ないのだ。あえて見ない。掃除して洗濯して散歩×3セット!!
プレーオフ態勢に入るために心身をリセットする必要がある。中年の男が思い立ったときにやる掃除と洗濯と散歩は、極めて日常的な行為をもって非日常な自分を演出するという恣意的な自慰行為である。おお文学的表現。しかもなんか大人っぽい。

夜。こんなにも大量のゴミと埃の中で生活していたのかと凹んだところに、大阪VS高松戦は非常にいい試合で大阪が勝利と知らせがあり、素直に見ればよかったと更に凹む。どうやら大人の休日的なリフレッシュの仕方はダメみたい。

まあ、いいさ。すぐに爆発させてやるから濃いのを溜めとこう。

■5月6日 水曜日

連休最後の日。ってか連休してないけど。

連絡ツールとして活用してるmixiのマイミクさん(この”マイミク”という言い方はいつも若干照れる。)に解説してもらって、車椅子バスケットボール全日本選手権の準決勝・決勝を見に行く。

せっかくなのでマイミクさんが応援しているチームをいつものノリでガッツリ応援させて頂く。浮くかな~と思ったら全然そんなことなかった。っていうか、どのチームにもちゃんと熱い応援をする一角があって、決勝ともなると東京体育館が7割方埋まってる。アパッチ戦よりよっぽど多いじゃん。。。聞いてみたら年々お客が激増中だそう。

それもそのはず。試合がホントに熱い。凄い。面白い。イスバスは今までもちょこちょこ見てたのだが、全日本クラスの選手が戦う生の試合は凄まじい迫力。

擬音で表現するとこうだ。

「ぎゅおおおおおおお!!! ぎょば!!ぎゅば!!ぎゃるるるるるるる!!」
「ゴガン!ガション!!ダガッシャーん!!」
「ズギャス!ちょいーーーーーーーーーん! きゅ、シュラ~ん! シュパッ!!」

決勝戦は女子ファン大漁の超イケメン藤井選手&反則級巨漢の得点王、藤本選手が率いる宮城MAXが、強豪千葉ホークスを破り2連覇。

試合後、最近まで当ジャンクステージで連載していたプロ・イスバスボーラーの安直樹選手と会って近況報告とエロ話を少々。(安選手はイタリアのシーズンが終わり、スカパーTV中継の解説で来場してたのだ。) 色々と大変だけど、ゼヒゼヒ頑張って欲しい。「頑張れ!」って言うぐらいならいくらでもやるからな!!耳元でやさしく言ったろうか(笑)!?

ちなみに土砂降りだったのは俺のせいじゃない。俺のせいじゃない。

琉球ゴールデンキングス VS ライジング福岡は、琉球が万全の試合で決めた!
これで西のファイナル4進出は 琉球、大阪で決定。望むところよ。

■5月9日 土曜日

いよいよ我らが東京アパッチのプレーオフが始まる。

カンファレンスセミファイナル第1戦。VS仙台89ERS。仙台はシーズン終盤の補強に成功し4月は殆ど負け無し。乗っているチームだ。リーグ公式のプレーオフ特集ページで琉球ゴールデンキングスに並ぶ高評価。
しかしそんなのは関係ない。なんせ試合は俺たちのホーム「有明コロシアム」でやるんだから。

仕事は無理やり休みを入れた。いつもと席割りと料金設定が違って(というか、アホほど高い。)自由席ばっかりなので、プレーオフだし初めて見る人とかも沢山来てくれるかもしれないので、いつものゴール裏最前列を確保すべく朝っぱらから並びに行く。が、結局はいつものブースターが並んでるだけだった(笑)

天気は5月らしく気持ちよすぎな快晴。15時の開場まで、ブースター仲間と他愛も無い会話をしながら、ゆったりと過ごす。ピクニックみたい。ビールを買うつもりで店に行ったが、思わず赤ワインを買ってしまったぐらいだ。しかし、気付けばやっぱりテンションは上がっていた。体の方が「コレはピクニックではない。決戦だ。」と理解しているようだ。

試合は、素晴らしかった。

1Q,2Qとプレーオフの緊張感からか動きが堅くリードを許したが、全員がこれ以上ないぐらいの強いディフェンスで決して喰らいつき離されない。3Q中盤、接戦に焦れた仙台がディフェンスシステムを変えた瞬間、我らがジョーHCはすかさず「クレバー」が持ち味の#5岩佐を投入。見事に試合をコントロールして流れを東京に持ってきた。そうなればアパッチの爆発力はリーグNo.1。一気に点差をつけ突き放した。4Q最後は仙台も意地を見せ高確率の3Pシュートで5点差まで詰めてきたが、アパッチは冷静に戦いきり、大事な大事な大事なプレーオフ最初の試合に勝利!

しかし、、大事な試合だというのに、客席は2千人とちょっと。仙台ブースターは大挙して来場し、目立つ鮮やかな黄色い声援に圧倒されるところだった。選手たちが最近殊に「ホームの良さ」を口にしてくれているだけに、ガラガラ感の漂う客席を見せるのは忍びなかった。そんな中、しっかりと勝ってくれた選手達、ありがとう。

出かける直前に、何か書かないわけにもいかんだろうと、5、6分で個人ブログを更新したが、「フィルコさんのブログ好きなんです。」と言ってくれたブースターの方に、会場で顔を合わせて開口一番「やっつけ更新ごくろうさま!!」と言われた。

手抜きはすぐばれる(汗)。が、頑張ります。

ちなみにその「やっつけ更新」がコレ。

http://plaza.rakuten.co.jp/apacheboost/diary/200905090000/

こりゃバレるわな(笑)

■5月10日 日曜日

仕事。仕事仕事仕事仕事仕事。

仙台戦の第2戦が有明で行われるが、今日は仕事。あとバンドの練習だ。アパッチは大事だが、仕事を疎かにはできないし、バンドだって大切なものだし、それにメンバーみんなそれぞれに忙しいなかスケジュールを裂いているから、俺だけがわがまま言うわけには行かない。

というのは、
 
 
頭ではわかっている。

あ゛ーーーーーー!!!こんなに「分身の術覚えてーーー!!」と思うときもない!!

こんなときは「アパッチは『バスケが仕事』俺は『仕事が仕事』。俺もしっかり仕事頑張るからアパッチの皆も頑張ってくれ。お互いがお互いの仕事をしっかりやる。それも俺のブーストだ。」と、ムリな理屈で自分をごまかせば結構平気なのだが、さすがに今回は抑える方を頑張らざるを得ない。

ちょうどバンド練習が終わった瞬間。俺の代わりに応援に行ってくれた某JUNK関係者からメールが入る。「勝ちました!!1点差!!」慌てて携帯サイトからスコアを確認。

「東京 79-78 仙台」

喜ぶ前に、腰が砕けて座り込んだ。イスがなければスタジオの床に転がってただろう。
なんにせよ。まだ俺たちのシーズンは終わらないで済んだのだ。

ああ、そうなんだよね。「勝って欲しい」って気持ちも勿論あるけど、もしかしたら「まだ終わらないで欲しい」っていう気持ちの方が、もっと強いのかもしれない。

とにかく、勝った(T▽T)!!!
 
 
■5月11日 月曜日

昨日スタジオから会社にもどり、そのまま月曜を迎えた。明日の案件に失敗したら、マジでクビもありうる。(と言っても今までチョンボしまくった俺が圧倒的に悪い。むしろまだ担当させれくれてることに感謝。)

という状況にも関わらず、こっそり昨日の試合の感想やら、日記やらをPCで探して読んでいる。俺、きっと依存症なんだろうね(笑)。喜び、疲れ、怒り、感謝、開くページからいろんな感情が放たれる。書き方も様々だが、全てに共通してるのは、昨日の試合は喜怒哀楽の全てが凝縮したもの凄いドラマだったということだ。会場にいた人は、きっと寿命のろうそくがだいぶ縮んだかもしれないな。

ただ、アパッチがしっかり勝ってくれたおかげで仕事にも集中できた。何とかなりそう。

俺も戦わねば。

っつーか、きっと有明で顔を合わせる皆も、いや、全国各チームブースターたちも、この時期おんなじ風に戦ってるんだろうね。会場では決してそういう顔を見せないけど。

これもまた一つのプレーオフ。東京一丸!!

東京のみんな!!オラに力と経営資金を貸してくれ!!あとアパッチにも。
 
 
■5月12日 火曜日

何とか、、、クビは免れたの、、か?

色々問題は残ったが、とりあえずは何とかなったようだ。今日は早く帰って寝よう。
と思ったが、日曜の仙台戦の第4Qだけは見た。

4Qの最後、仙台のジョシュ・ペッパーズのドライブインからのレイアップ。簡単ではないと思うが、NBA級のセンスを持つ彼のこと、シーズン中なら、というか、今までの選手生活ではきっと決めてきたであろう逆転シュートを外し、試合終了のブザー。
アパッチは、まさに勝利の女神に愛されたとしか思えない勝ちをもらったのだ。という事がわかった。

喜ぶアパッチの選手とブースターより、頭を抱えその場に崩れ落ち、駄々をこねる小さな子供のように足をバタつかせ、ゴロゴロと転がりながら泣き叫ぶジョシュから目を離せなかった。

高校最後の試合(俺のね)、残り2秒。接戦の泥仕合だった。2点ビハインドの攻撃でチームメイトが最後の力を振り絞って取ったオフェンスリバウンドから、同点シュートを託されたのが俺だった。俺は冷静に受取った、・・つもりだった。得意の距離だったし、得意の角度だったし「ワンステップ後ろに下がって逆転3Pにしようかな」などと考える余裕もあったが、実際はプレッシャーでやはり体が強張ったのだと思う。

シュートは無様に外れ、試合終了。いまでも夢に見る光景。

この瞬間、俺だけじゃなく、一緒に頑張ってきたチームメイトの高校バスケ時代が終わった。俺が終わらせてしまった。その事実に耐えられず、体育館外の芝生に突っ伏して泣きじゃくったのを思い出した。

きっと、ジョシュはそんな気持ちだったんじゃなかろうか。チームメイトだけじゃなくあんなに熱いブースター達の思いも背負ってたんだから、もっともっと辛かったろう。

彼には、コレをバネにさらに高みに行って欲しい、bjリーグで彼を見たいけど、もっと大きな舞台で活躍して欲しいね。
 
 
■5月13日 水曜日

予断は許さないが一山超えた仕事の間隙を突き、個人ブログを更新。
話題は勿論ファイナル4のこと。

ここのところ全然更新できてないのに(それどころかコメントの返事も返せてない。)、速攻でブースター仲間からコメントを頂いた。とても嬉しい。

みんなファイナル4のことでソワソワワクワクしてるのが伝わってくる。

あと2日でその日はやってくる。
 
 
■5月15日 金曜日

仕事は矢のように片付けた(フリをした。)

決戦を明日に控え、明日の準備に取り掛かるぞ!!と思いきや、今夜は当JUNKSTAGEの9月イベントの大事なロケハン。

俺はライターではあるが、会場ゲット&交渉係りを手伝わせてもらっていて、そのセッティングやら連絡やら交渉やらは俺の役目なのだ。

が、こんなバタバタ状態でやってるもので抜けが多い多い(笑)。

待ち合わせ場所の連絡一つまともにできない上に、、、、、遅刻した。
皆様、ご迷惑をお掛けしてすみません。

大学生時代(のダブルオーバータイム中)。就職活動で「適職診断」なるものを受けたのだが、「会社員は不向き」に最高点がついて希望職種のエンジニアには星が一個もついてなかった事を思い出した。

俺は、もう、どこからやり直せばいいのやら(笑)
家に帰り着いたのは真夜中の12時過ぎ。会場の写真を一緒に行った美人スタッフに送って、このコラムの続きを書いている。

明日はいよいよ決戦の日だ!!
 
 
■5月16日 土曜日 (今日)

コラムの続きを書いてたつもりが、それは夢の中だった。(よくリアル夢オチがある人)

起きたら6時半。会社の野球部の朝練スタートも6時半から。

30半ばにして美しい寝坊だ(笑)

飛び起きて出かけ練習に参加。なぜか過去最高に調子いい。シートバッティングで外野越え連発(少々オーバーに書いていてます)。いいぞ。今日のカンファレンスファイナルはきっとアパッチ大当たり間違いなしだ。疲れてるはずなのに体も心も充実していて体調は万全。久々に高く飛べた。ノドの調子もすこぶる良い。
 
 
今日のブースト(応援)は、過去最高のものにしてやるぜぇ!!

で、事務所に戻り風のように仕事を片付け(てるフリをして)
コラムの続きを書いて、今アップ。

さて、と。
 
それでは参りますかぁ!!! 有明に!!!
東京一丸!!!

2009/05/16 05:30 | 東京アパッチ | No Comments
2009/05/05

「私は東京アパッチのブースターです。」

という書き出しからこのコラムを始めて、はや、、
 
はや、、、
 
はやぁ~?(´ρ`)?
 
 
えーーと。

2007年6月にスタートしたから、・・・もうすぐ2年になっちゃうのか!!

Junkさんいつまでたっても筆が遅くてすみません頑張りますクビにしないで下さいせめてプレーオフが終わるまで。。
 
そう。
 
そうなんですよ。

今年も来ましたこのウズウズの時期が!!現在bjリーグはTHE プレーオフです!!
 
我等が東京アパッチは全国8億6千万人のフィルコファンのお陰様をもちまして、東カンファレンス単独2位で見事にプレーオフ進出を果たしました!!!

イェーーーーーー!!!!!パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ~!!!!
 
 
・・・いやほんと、すんません。嬉しくて。今年で35歳になります。はい。
 
 
で、プレーオフに先立ちまして、先日レギュラーシーズンを終えていろんな賞の発表がありました。

我等が東京アパッチでは、#11青木康平選手が2年ぶり3回目のフリースロー確率1位!!確率なんと脅威の91.4%!!

おめでとうございます!!

康平選手のフリースローの凄さはプレーオフ特集で触れますが、マジでそれだけで本一冊書きたいぐらい凄いんです。皆さん覚悟しといてください。
 

■受賞
 
それともう一つ、栄誉ある賞を東京アパッチが、というより私たちが戴きました。
 
東地区の「ベストブースター賞」です!!
 
お、オラたちがベスト・・・。

そ、そったら立派だ賞ばもらっちまって、、いーーーんだべがーーーーー!!
バチが当だったりしねーーーーべがーーーー!!!

とは言わないか。東京だし(笑)

まずは、いち東京アパッチブースターとして嬉しいです。
選考して頂いたリーグに感謝します。
そしてなにより、アパッチを愛し、あらゆる場所であらゆる方法でアパッチを盛り上げたブースターの皆さん。

おめでとうございます!!ありがとうございます!!
 
&西地区ベストブースターの琉球ゴールデンキングスブースターの皆さん。

おめでとうございます!!東京戦では手加減してください!!
 
 
東京の選考理由:リーグ1位の85,818名の観客動員を記録。「東京一丸プロジェクト」で 一体となったブースターが、会場をチームカラーの紫色に染め選手を後押しした。

こんな感じね。

写真:OCNスポーツさんhttp://photofriend.jp/photo/choice/52818/985041/
 

まあ、実際のとこは「へ?俺らが?(・¥・)」というのが最初の感想でした(笑)
だって他のチームのブースターさんも、チームを心から愛し、様々に思いをこめて応援しているのは一緒ですから。

ただ、もしアパッチブースターが他チームに勝る点があるとすれば、私は、アパッチブースターの短くも濃厚な「歴史」だと思います。受賞理由は、目に見える理由としては集客だったりチームカラーに染まった会場のインパクトだったりするのかもしれませんが、そこに至るまでには色々な積み重ねがあったのです。

手前味噌かもですが、東京アパッチブースターは、早くから(今期以前、っていうか1期目からずっと)自主的に色々な工夫をしていて、全くメディアに露出が無い状況で何とかホームを盛り上げようとしてきました。

ブースターが自主的に始めたり、提案したりしたもので、今では定番になってるものが私が把握してるだけでもこれだけあります。(ちなみに私自身がどうこうした、というのはないです。てへへ。)

・第4Qオフィシャルタイムアウトのウェーブ(これはずっとブースター主導)
・ゴール裏の強烈ブースター席(通称:アパッチシート。俗称:隔離席(笑))
・エール交換(bjでは東京が最初? これは異論はあるかも。)
・選手個別のコール
・試合中のコール2種「TOKYOアパッチ!」「Let’Go TOKYO!!」
・紫メガホン&試合開始2分前からの手拍子タイム。
・紫アフロ
・会場で使えるドリンクタンブラー
・東京アパッチVS埼玉ブロンコス「首都圏ダービー」
・東京一丸プロジェクトの諸々企画原案(もちろん全てではないが。)

全てが会場の盛り上げに欠かすことの出来ない、重要なファクターです。

受賞理由には「最多の85,818名の観客動員」とありますが、たとえ大量の招待券をばら撒いても、お寒い雰囲気ではお客さんは来てくれません。もちろんチームの皆さんの営業努力が一番の成功要因だと思いますが、上に挙げたようなブースターの心意気や力添えと相まって得た成果であると、私は確信しています。

私は全然行けてないんですが、アウェイ会場に駆けつけるブースターの数も凄かったしね!いつもbjtvで見てましたが、アパッチブースターの「どこでも出現率」は我が同属ながら恐るべし(笑)と思ってました。実際、選手たちは相当に励まされたって言ってます。とくに外国人選手はその情の厚さに凄く感激してるそうです。沖縄に紫のブースターが現れたときは、かなりビックリしたらしい(笑)

何が凄いって、ホームを盛り上げるのも、アウェイ会場に出向いて声を張り上げるのも、誰かに頼まれたからってやってるわけじゃなく、愛するチームの為に、時間もお金もアイデアも喜んで差し出すところ。むしろ楽しくってしょうがない!感ありありで。これはどこのチームのブースターさんもそうでしょう。会場運営のボランティアの方や、テーブルオフィシャルの皆さんにもホントに頭が下がります。いつもいつもありがとうございます!!

まさか日本のバスケチームにそんな熱狂的なファン層が誕生するとは、ほんの4、5年前には考え付かないことでした。もちろん実業団リーグの時代から熱心なファンはいました。新潟アルビレックスBBのファンは当時から相当熱かった。でも全体から見たらやっぱり限られた範囲のことだったもんな~。

件の「東京一丸プロジェクト」の時は、6千人ものお客さんが有明コロシアムに集まったのですが、「女子学生無料&男子学生は500円」のキャンパスデーイベントを同時開催した事もあり、かなりの割合で初めてアパッチの試合を見る招待客が含まれていました。しかし、初めて見るなんてウソのように、みんな目の前の熱い試合に熱狂し、声をあげて楽しんでいました。

有明コロシアムが「bjリーグで最も寒く盛り上がらない会場」と言われた初年度や2年目にも、同規模でお客さんが入った試合はありました。しかし、今期の雰囲気はそれらとは雲泥の差があるもので、借り物ではない「文化としてのプロバスケの芽生え」を確信しました。これこそが最も価値のあるものだと、私は思う。

まさにブースター、選手、チーム、関係者が本当に一丸となって作り上げた空間でした。つらつらと書き連ねましたが、そうした歴史や経緯、文化的な価値をを踏まえて評価して貰えたのだとしたら、凄く凄く嬉しい。ってか、そういうことにしとこう。そうに違いない(笑)。
 
 
■「東京アパッチブースター」とは何ぞ

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「ブースター」は、もともとはアメリカのバスケチームのファンや支援者、主に学生チームの強力なファン層を差す呼び名です。意味は読んで字の如し「打ち上げる人」。早いところではジュニアハイスクールのチームぐらいから、後援会として「ブースタークラブ」があるようです。

bjリーグを設立するときに、他のスポーツのファンと差別化を図るということで、首脳陣がその概念を採用しました。Jリーグが誕生したとき「サポーター」という概念を採用して、従来のプロ野球ファンと明確に分けて成功した事例の~、真似っ子といえば真似っ子でしょうね(笑)。ちなみにもう一つのリーグJBLでは「サポーター」という呼称を使ってます。

最初は違和感がありましたが、4シーズン目を終えようとしている今では、みんな堂々と「ブースター」を名乗ることが普通になってきました。

さて、話は戻ってベストブースター賞の話。この賞の受け止め方は、同じ東京アパッチのブースターでも様々なようです。Jリーグの本格的なサポーター経験のある人や、ブースターのあるべき姿に明確な理想を持ってる人は、「まだまだこんなレベルで受賞なんて・・」と戸惑っていたり、何かしら主体的に動いてチームを支援した人からは「活動が外から認めてもらえて嬉しい」という声も上がったりしてます。

東京アパッチというチームのブースターは、さすがに大都市東京のチームだけあって、様々な考え方やバックボーンを持った人が集まっていますから、そりゃ受け取り方も様々にもなります。私設応援団のようなブースターの統括組織や後援会は今のところありません。というか、あえて作らない空気があります。ゴール裏やベンチ裏の席で異常なほど盛り上がってる「いつもの面々」はいますが、組織だって動くということはあまりなく、一見バラバラです。実際はブースター同士は密に連絡を取り合っていて、てんでバラバラってことはないんですがね。

それぞれがそれぞれの楽しみ方で、思い思いに大好きなチームを応援する「自由な雰囲気」「多様性」を大事にする。そんな何でもアリのゆる~い空気をもちつつ、大事な時にはガッとまとまって選手に声援を送る、「東京一丸」で一緒に戦う。そんな文化が定着しつつあります。チーム誕生から3年目~4年目でそこまで出来るようになったのは、ほんとに素晴らしいこと。ひとえにブースターの皆さんの強い思いのなせるわざだと思います。

実は今期の前半。東京アパッチは選手がせっかく絶好調だったのにも関わらず、運営や演出面でブースターとチームのベクトルが全く食い違ってしまい、1月あたりはチグハグな雰囲気のホームスタジアムになってしまったこともありしました。実際に収益にも結構な痛手が出たみたいです。

しかしそこから「これはイカン!」と多くブースターが立ち上がり、チーム側も呼応して、打合せをしたり、協力して企画を実行したり、満足度が低いところはフードメニューに至るまで突っ込んで改善したり、そういうことを積み重ねた結果、&選手の皆さんが頑張って首位・浜松東三河フェニックスと火の出るような素晴らしい試合してくれた事、スポンサーさんも色々理解してくれたこと、そういうことの全てが結実したのが、受賞理由になった「東京一丸プロジェクト」の会場一面の紫なわけで。

会場を紫に染めたものは、あるブースターの提案から一気に広まった「紫アフロ」のヅラと、チームカラーのTシャツ。なかには場内MC のUmeさんを支援する有志が作ったオリジナルTシャツも。そして打合せで提案された、裏面を鮮やかな紫に染め抜いたA2サイズのマッチデープログラムでした。(昨季のプレーオフでは、ブースターが独自でチームカラーの紙を配った。)

ここまでの4シーズン。

1年目は今時珍しいぐらいに本当にゼロからのスタートでした。2年目はチームが最下位を経験。何をしても上手く行かないツライ時期でしたが、ブースターに強い結束が生まれました。3年目は奇跡の13連勝でついにプレーオフファイナルへ。チームの盛り上がりと共にブースターの数、熱さとも爆発的に増え「東京一丸」のスローガンが生まれました。

そして4年目の今シーズン。東京アパッチを「自分に欠かせないもの」とする沢山のブースターが、いろいろなアプローチで自発的にチームを支え、会場を盛り上げ、心から楽しむことが出来るようになりました。

サッカーでも「サポーター論」は数多くありますが、いろいろ読んでいくとだいぶスタイルは定着してきてるのかな、と感じます。一方、bjリーグにおける「ブースター」は、まだまだ生まれて間もなく決まった定義はまだありませんし、私自身も「ブースターとはこういうものだ」などという事はわかりません。

ただ、今回の受賞を機に(そして古い付き合いのとあるブースターさんとの会話をきっかけに)いろいろと思い返してみて、私が見てきたことで何か二の句をつけるとしたら、

「チームのことが「自分のこと」になっちゃった人。」と言えるのかな、とは思います。

だから、アパッチブースターは「東京アパッチのことが、自分のことになってしまった人。」

そりゃ苦労もするわさ(笑)
 
 
■繋がり
 
東京アパッチブースターは、ここ一年ぐらいで目に見えて増えてきました。ただ数が増えたというよりは、「自分のこと」として積極的に活動する人が劇的に増えてきています。ついこないだまで、どうやってこの家族経営の零細企業状態から拡げたものかと苦心していたんですが(笑)

やはりチームが強くなるというのはプロにとって大事なことです。勝利という成果がくれる高揚感ももちろん素晴らしいんですが、それよりも、強いチームだから持てる高い目標や「チーム」としての結束の強さが、そのまま観る人の共感に繋がるということを実感しました。それに、チームが強いとフロントの手落ちに対して、よりシビアに突っ込みを入れる人も多くなるんですよね。「選手が頑張ってるのに、なんだ!」とね。日本人ってまじめだ(笑)。

人ごとならストレス解消を兼ねて文句のひとつも言えば終わりなんですが、なんせ「チームのことは自分のこと」ですので、あーしたら良いんじゃないか、こーしたら良いんじゃないかと、給料をもらってるわけでもなく、むしろ払ってる側なのにいろいろと世話を焼きたくなってしまうのです。不思議なもので、単に会場で応援したりサービスを受ける立場よりも、これがまた楽しいんですよね。その楽しさの下に自然に人が集まってくる。「コミュニティ」なんて言葉を聞くようになって久しいですが、なるほどこれがコミュニティか!と思います。

ずいぶん前、Jリーグのサポーターの方のブログだったと思うけど「なんで俺たちは金を払ってワザワザつらい思いや苦しい思いをしなければいけないのか。。」というようなコメントを読んだことがあります。「あらまあ難儀だねぇ」とそのときは思っていましたが、今ならなんとなく分かります。ブースターであることは自分の生きることと同義だから「喜びも悲しみも幾年月」ってなもんですよ。チームと一緒に泣いて笑って、それが人生。それが生活。

そうやって深く関わることの楽しさを知るブースターが、今後ますます増えていくでしょう。お客が増えてるといっても「マイナースポーツにしては」という前提がつくのが現実のこの国のバスケ。そういうブースターの存在は、この国のバスケット市場にとってとても重要な存在になるでしょう。
 
そうしたときに、ブースター同士や、ブースターとチームの連携がますます大事になると思うのですが、今はそれぞれが個別に動いてる状態。顔見知りだけで成り立っている時期はそれで十分でしたが、だんだんほころびを感じる場面も見るようになって来ました。そろそろ東京アパッチでもブースター側で何か組織的なネットワークを持つべきなのかなと感じています。

コアなブースターも、初めて観る人も、自由でゆるくて熱くて東京一丸。たくさんの人が、東京アパッチのホームアリーナで休日を思い思いに過ごし、そこで新しい出会いや繋がりが生まれ、コミュニティが広がっていく。いつも会場に来て、試合もろくに見ないでお茶飲んで仲間とおしゃべりして帰る。そんな人がいるぐらいで丁度いい。人が集まってそこから新しいものが生まれれば、それがまさしく「地域の活力」ってやつじゃないか。

んー。いいねぇ。ぜひそうなりたいねぇ。

色んな人がいる東京という場所。会場に集まる人と人を繋ぐだけでも、相当面白いことになるってのはなんとなく分かるが、具体的にはどうすれば良いのか私の頭では皆目見当がちんぷんかんぷん。
 
 
そんなときは、、、、人に振るに限る。
 

さー、みんなで考えよ~!!! 
え?無責任?(^^;

だってほら、もうプレ-オフだし、今年こそ優勝しなきゃいけないし、、

難しいことは終わってから。

ね。

2009/05/05 08:09 | 東京アパッチ | No Comments
2009/03/21

何らかの仕事をして、何らかの収入を得て、生きている。

ニュースは景気の悪~い話ばっかりですな!
ま、生きてりゃいろいろ起きるさ、皆で頑張って乗り切るしかあるまいて。。
 
 
■企業スポーツの限界?

「企業スポーツの限界」という言葉が、あっちこっちから聞こえます。
オリンピック選手を抱えるような名だたる企業のスポーツチームが、廃部やら休部やら縮小やら大変なことになっていますね。以前日本バスケ地図で書いた1997年~2000年ぐらいの状況に似てます。

バブル経済崩壊後の「失われた10年」といわれる長い不況で、企業スポーツはだいぶ縮小されましたが、ここ数年は企業の景況が良くなったのと、企業のCRM(社会貢献活動)の考え方の普及で、少~し回復してました。

が、今回の不況は日本一国の問題じゃないですからね。なんせ世界中の経済が悪いもんで日本製のモノを買ってくれない。輸出頼みの国だから国内の努力だけでは如何ともしがたい。不況の根は深~いわけです。

企業は潰れる訳にはいかないので少しでも損害を縮小せにゃなりません。件の「派遣社員」と同時に、スポーツチームやメセナ活動を含む、福利厚生など「あらかじめ増減させる事を見越しているとこ」からカットして嵐をしのぐわけです。失われた10年の間に企業は「従業員のため」ではなく「株主のため」の社会機関になったので、前回の不況よりも強烈かつスピーディーにやってますわね。

スポーツをやる側見る側としては許されざる横暴なのですが、企業の論理としては当然といえば当然。甘くないっす。それが正しいかどうかは別としてね。

バスケ界にはまだトップチームの廃部等の情報はありませんが、今後何らかの影響が出ることは間違いないです。企業チームだけではなく、プロチームだって大口スポンサー企業の撤退で大きな痛手を被るのです。これは既にいろいろと出てきてます。うーん。心配ずら。
 
 
■スポーツとお金

スポーツは紛れも無く「みんなのもの」ですが、運営には金がかかります。

ましてプロチームなんていったら、選手やスタッフの給料やら会場費、遠征費、その他諸々大きな額が動きます。
みんなのものであれば、みんなで負担するのが本来の姿だと思うのですが、わが国では企業や行政が社会貢献の一貫としてそれを担ってきました。勿論宣伝効果を狙ってのことでもあるんですが、どんな予算を使ったってスポーツの良さには変わりなく、たとえばサントリーラグビー部のジュニアスクールのように、現場レベルではかなり昔から地域社会に貢献する例も多々あるわけです。

バスケのJBLや、バレーのVリーグが行っている全国行脚方式の試合。NBAや世界大会など、世界最高峰の試合が簡単にテレビで見られたり、「地域密着運営」の考え方が浸透した今でこそ興行のあり方として問題視されていますが、元々はトップチーム同士がそれぞれで行っていた試合を、全国の子供達に見てもらう機会を作り、競技の普及、強化、活性化に貢献する、という高い志で始まったわけで、その機能が上手く働いていたときには十分に良い仕組みだったと思います。

ただし、それもこれも社会が右肩上がりで、企業が面倒をみていられる間だけ可能な仕組み。冷静に考えれば非常に不安定な土壌の上に立つシステムだったわけです。恩恵を受ける一般市民の負担が少なくてすむ反面、景気の状況や企業の経営判断でいつでも崩れるし、いざというときもファンが自分達で支えることが出来ないという、「ファン不在」「企業の論理優先」のツライ一面を持っているわけです。

アイスホッケーの西部プリンスラビッツの廃部は、発表から解散まであっという間の出来事で、殆どのファンは事の経緯を見まもることしかできませんでした。昔からずっと強くて、私の田舎のスターも多く所属したチームだったので、私もショックでした~。。(T_T) (八戸は市内にアイスホッケーリンクが8個もありとても盛ん。男は必ず一度はホッケー選手に憧れる。)

プロバスケットリーグであるbjリーグの独立の経緯には、このような「企業の論理」からの決別という意義も多分に関わっておるわけです。自立自尊の誇りがあるからこそ、お金はないけど、みんな頑張ってるんです。
 
 
■「プロ化」=「みんなで支える」

「企業スポーツの限界」という言葉の次にくるのは、必ずと言っていいほど「プロ化」です。私自身もそう思うし、これはもう世の中の流れでしょうね~。

ただ、bjリーグを4シーズン応援してきて、私は非常に不安を持っているのですよ、この流れに。

このまま行ったら、各種目の関係者の皆さんの努力でいろんな種目のプロが立ち上がるかもしれません。それ自体は素晴らしいことです。あらゆる種目のスポーツ選手が、自らの努力と本来の価値によって生計を立てる。これは何より尊いことです。

プロはまず競技を見てもらわないことには成り立ちません。しかし観客側としては、いろんな団体が立ち上がって、各々どんなに応援したい気持ちがあっても、全ての団体に観戦費や後援会費などを払えるかっていうと、やはり厳しいのが現実でしょう。

それに、一番ヤバイな~と思う問題があります。誤解を恐れず言います。

我々、まだまだ「金を払ってスポーツを見る、スポーツを楽しむ」という意識が貧しいです。タダ券で見るのが当然、という感覚の人が多くいるのが現状です。チームにもよりますが、bjリーグの試合を見て「凄く楽しい!」「感動した!」という人でも、「またタダ券が手に入ったら見に来る」となる人が多く、次からお金を払って見に来る!となる人の割合は、そう高くないのです。(安易に招待券を発行するチーム側の責任も大きいと思います。)

「金を払うだけの価値が無いから」と言われれば、そうですかとしかいいようが無いですが、じゃあその「価値」の基準は何ですか?と聞きたくなってしまいます。ここが変わらないと、せっかくプロ化しても開店休業する団体が続出です。企業の撤退どころの話ではなくなります。この国の社会の大きな損失です。

手前味噌かも知れませんが、バスケというスポーツは「娯楽性」が高く、ことbjリーグのチームや、JBLの日立サンロッカーズ、レラカムイ北海度、栃木ブレックスなどのホームゲームは、NBAとまでは決して言いませんが、エンターテイメントとして対価を払って見る価値は十分あります。

それでも「メディアの煽り」という外側からの「価値付け」がなければ理解を得られないのが現状です。これから誕生するかもしれない多くのプロスポーツが、同じ轍を踏んでしまうのは避けなければいけません。
 
プロ化=「みんなで支える」なんです。まずはそこを理解しなければ。
 
 
■プロスポーツはタダ(無料)じゃない
 

「感動」のような「無形の価値」に対価を払う。

スポーツや芸術や娯楽が無くたって人は生きていけます。日々の糧があり、雨風が凌げれば、生きていけます。
現にそういう生活を理想とする世界もありますし、人類の歴史の99%はそういう暮らしをしてきました。

それでも、人類は歌を歌い、絵を描き、走る速さを競ってしまう。余計な「遊び」をしてしまうのですね。その「遊び」に価値を見出すことこそが文化といわれるものではないでしょうか。

スポーツはしょせん「遊び」でしかありませんが、人間がより楽しく生きるために生み出した素晴らしい知恵です。形こそありませんが「より楽しく生きるため」に人間が作った、という意味では、テレビやら冷蔵庫やら洗濯機やらのプロダクトと何ら変わりはないはずです。

スポーツをする、またはスポーツを見ることで得る「健康」や「感動」。視聴率が欲しいだけでギャーギャー騒ぐメディアの受け売りではなく、自分自身のモノサシでそこに価値を認めて、対価を払うことができる。それこそが「スポーツ文化」を支え、育てる根っこだと私は思います。

あ、なんか話が堅てぇな(笑)

みんなのスポーツなんだから、みんなで支えるってのが、やっぱ基本なんだってことですよ。いままでは企業が金の部分を肩代わりしてくれてたけど、プロ化したら今度はみんなで支えなきゃいけない。

プロスポーツはタダじゃないんです。
 
 
■だからこその総合型スポーツクラブ

じゃあ「あちこち金払うのは厳しい」って話はどうすんだよ、俺。

いやぁそうなんですよ、実際。東京アパッチだけでもイッパイイッパイっていうかマイナス。。そもそもスポーツは「遊び」であって、個人的な信条で入れ込みすぎる(笑)以外は、生活の負担になるべきではないのです。「生活の潤い」なんだから。

・あまり生活の負担にならない程度でスポーツを支える。
・あちこちでスポーツがプロ化する。でもそれらを潰したら今度こそ日本スポーツ終了。
・でも全部に払うまでの金はない。

どうすんだ?となったときにふと見つけたのが、スペインはFCバルセロナの「ソシオ」がどーしたこーしたという話。

FCバルセロナといえばサッカーが超有名ですが、実はバスケチームもあってユーロリーグの超強豪。他にもハンドボール、ラグビー、ホッケー、フットサルなど等、あらゆる種目のプロを運営している「総合型スポーツクラブ」です。
ま、それも有名か。

このFCバルセロナ。なんとオーナーが存在しないそうで、じゃ誰がチームを支えてるの?といえば「ソシオ」と呼ばれる後援会が運営しているそうなんです。会員は10万人いて、基本はその会費で成り立ってるとのこと。そこにスポンサーやら放映権料やらが重なって、世界に冠たるビッグクラブになっているんだって。

驚きなのは、あれだけのビッグクラブが、もとをただせば単なる町のスポーツクラブってことです。まあ、バルサは極端な例にしても、欧州にはこの手の地域クラブが無数にあって、スポーツは地域で支えて共有するもの、というのが当たり前の文化なんだそうな。形もいろいろあって、貴族や大金持ちがオーナーになっているとこもあるし、バルサのようなソシオ制のとこも沢山ある。

共通してるのは「多種目」「多層カテゴリー」。トッププロからジュニア(ユース)チーム、週末オッサンチームから、幼児ママさんチームまで、あらゆる階層の人たちが、同じクラブで様々なスポーツを楽しむことが出来る。会員は各種目のトップチームについて横断的に応援もできる。しかも安く。

ほぇ~!!凄いね~!!だれがこんな仕組みを作ったの?
などと考えていたら、今回の不景気がやって来た。で、なんとなく分った。

スポーツを楽しむ市民の多くは「庶民」。金の無い庶民がいろんなスポーツに親しもうと思ったら、でかいスポンサーでもいない限り、一つのクラブにいろいろ持たせて少ない資金で効率よくクラブを運営するしかないので、必然的に「総合型」にならざるを得ない。だからこそ総合型スポーツクラブなんじゃないでしょうか。

どんなにスポンサーがついて大きなクラブになろうとも、基本には「地域の核」としてのスポーツクラブの存在がある。人があつまる地域コミュニティーの大切な核ですから、それにお金を出して支えるのはとても名誉なことのようです。
もちろん、そのままの形を日本に持ってきたってうまく行かないし、縦割りスポーツ行政にやらせようったって一長一短に行かないでしょうけど、各競技のプロ化に際しては、ぜひこの国に適した総合型スポーツクラブを実現して欲しいですね。

応援する側としては、一つのクラブにお金を払えばそれが各種競技の支えになって、しかも横断的なサービスとなって帰ってくる、ってのがいいですよ。やっぱ。

うーん、どんなのがいいのかな。チームやリーグは別々でも、資本提携、業務提携などで有機的につながる共同体。日本の悪しき経営体質といわれていたが、最近は見直されている「系列方式」でもいいかも。今なら新潟アルビレックスがそれに近いのかな?
 
 
■みんなで支えるみんなのバスケ

先日、FIBA(国際バスケットボール連盟)の会長さんと副会長さんが来日して、JBLとbjリーグが分裂していて、bj選手は登録させないとか、独自ルールでやってるとか、そんなんやめて早いとこ統合して下さい。とバスケ協会のお偉いさんが言われたそうです。

世界的なバスケの盛り上がりを受けて、超やり手の現会長が世界クラブ選手権の開催を決めました。なんで突然日本に?と思っていましたが、サッカー同様、日本のお金は非常に大事でして、日本がちゃんと参加してくれないと、お金要求できないジャン!ってのが本音だったりしてね(笑)。なんせアジアクラブ選手権にさえ、まともに出たこと無いんだから。

2006年の世界選手権の日本開催は、国内では散々たたかれましたが、実は世界的にはホストとしてなかなか評価が高かったようです。そういう事もあって、なんにせよ運営面でかなり期待されてるのは間違いないですね。内情は大借金だったんですけどね(笑)

協会は「は、はは~ッ!可及的早急に統合しまする~。」と返事したそうですが、どこまでビジョンを持っていってるのかは不明ですが、さっそく「bjリーグを公認団体にする方針が固まった」とのニュースが流れ、外圧が来たとたんにそうなるのは非常に腹立たしくはありますが、まあ背に腹は代えられないということで結果オーライ!!めでたしめでたし!!

私は、近い将来bjとJBLは一つになるべきと考えています。それは現在のbjリーグでもなく、JBLでもありません。bjの理念を基本にした国際プロリーグを頂点に、プロ・実業団を包括したオープンリーグ、地域リーグと続くピラミッド型の体制がいいと考えています。

チーム体制は、他種目を持つ総合型スポーツクラブ。

ま、別段新しいことじゃないですがね(^^;
子供が減り、企業が撤退し、みんなも金が無い中で、豊かなスポーツ文化を積み重ねていくにはそれしかないと思います。

bjリーグの分離独立は日本バスケを活性化させるために必要不可欠でした。河内コミッショナーがそこまで意識していたかどうかは分りませんが、JBLとの両リーグ間に競争というカンフル剤を打ち込み、私みたいな国内バスケに無関心だった人間の注意を引き付けて問題点を照らし出し、バスケを知らなかった人にもその楽しさをひろめ、「バスケで飯を食う」という夢をプレーヤーや子供達に与えています。

しかし、徐々に協会の体制も改善されベクトルが一致してきた今、そしてメディアが低コストかつ新しいコンテンツを探している今、分裂状態は資源を分散させてしまうだけで、メリットが少なくなっています。もう一段上に上がるときが来ているのです。河内さんもそう言う意味で「協会傘下に入りたい」と言ったのだと思います。ま、このテーマについて深く掘り下げるのは項を改めることにしましょうか。

みんなで支える、みんなのバスケ

地域密着という言葉が一般的になった今でも、我々ファンはどこか「上から与えられる側」という意識から抜け出せていません。チームとファンはパートナー、関係は完全にギブ&テイクです。

「この国にはスポーツ文化がない」とか、もっともらしい事を言ってればスポーツ文化が出来るってものじゃない。

私達一人一人が自発的に意識を変えるところから始めて、地域、自治体、学校、企業、政府、各競技の運営団体が一体になって、新しいスポーツ文化を作っていきたいですね!
 

ただし!!
 
うどん屋の天カスはタダでもいいと思う。
 
 

2009/03/21 04:56 | 日本のバスケ | No Comments
2009/03/14

 
 
ホワイトデーとは!!

 歩我威 渡泥(ほわい とでい)

 広大な底なしの泥濘地を一昼夜休まずに踏破する非常に厳しい修行のこと。
 気温が上がり沼地の泥が適度な固さになる初春の風物詩。

 --民明書房刊「大腿二頭筋にまつわるエトセトラ」より--

 
 
御酢。いや押忍。  男塾普通課卒のフィルコです。
どうせ俺には関係がないものだ。どうせ。

どうせどうせ。
 

想像するのもそら恐ろしいホワイトデーを向かえ、日本バスケ界はクライマックスに突入!
 
いよいよ終盤戦に入ったbjリーグの戦況の前にコチラから

 
 

■WJBL (日本リーグ 女子)

 JOMOがプレーオフファイナルを制し優勝!!

 JOMOサンフラワーズ 3勝 VS 1勝 シャンソン Vマジック 
 
野球で言ったら巨人阪神戦に相当する「伝統の対決」となった今季のWJBLファイナ ル。日本女子バスケ史上最強の男前、大神雄子を怪我で欠くJOMOが不利との見方も あったが、そこで奮起したのが、次代のエース吉田亜沙美(コートネーム:リュウ)

吉田が要所で積極的に引っ張り、得点、アシスト、リバウンドとオールラウンダー振りを発揮すると、プレーオフ絶好調のシューター田中利佳が3Pを量産。192cmの大黒柱 山田も安定感抜群の活躍を見せた。
 
最終戦となった第4戦はオーバータイムに突入する大激戦だったが、残30秒で103-105 から、好調田中の3Pが炸裂しJOMOが逆転に成功。そのまま振り切って2年ぶりの王座を手にした。

いや~、試合は見れなかったんですが、相当熱かったようです。
集客が難しいといわれる女子団体スポーツですが、熱い試合を重ねていくことで、道は絶対開けますよ。これから196センチの渡嘉敷ラムちゃんをはじめとする黄金世代も入ってきます。女子バスケがリードして上手いこと盛り上げていきたいとこです!
 
ところで、WJBL系の記事をいろいろ調査していたら、先月FIBAの会長が来日した際に、昔シャンソンでプレーしていた、現USA女子代表HCのアン・ドノバンさんも一緒に来てはったみたいで、シャンソンンの本拠地静岡で講演とか色々やったらしいです。すっかりでっかい熟女になってしまいしたが、若いころほんと綺麗で好きでした。俺のアン。

っつーかさ、北京オリンピックの優勝監督にして、バスケ殿堂入りの伝説的プレーヤーですよ。なんで全くニュースになってないのだろう。不思議だ。

まとめますと、、、、、シャンソンの藤吉はカワユスなぁ。
 
 
 
■JBL (日本リーグ 男子)

 
 男子JBL1はいよいよ今日からプレーオフ!!!

 JBL1のシーズン最終順位はコチラ。

 1位 アイシンシーホース   (24勝 11敗)
 2位 日立サンロッカーズ   (23勝 12敗)
 3位 パナソニックトライアンズ (22勝 13敗)
 4位 トヨタ自動車アルバルク  (18勝 17敗)

——————–↑プレーオフ進出↑————————

 5位 リンク栃木ブレックス  (16勝 19敗)
 6位 東芝ブレイブサンダース  (15勝 20敗)
 7位 レラカムイ北海道  (14勝 21敗)
 8位 三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ(8勝 27敗)

いやいや、今期のJBLは非常に熱いプレーオフ争いを繰り広げました。
シーズン中はずっと王者アイシンとパナソニックが1位争いでリーグを引っ張っていましたが、五十嵐圭、竹内譲次を要する日立が後半グイグイと星を伸ばし、最後の最後で割って入りましたね。

プレーオフ最後の一枠を賭けては、トヨタとリンク栃木が最後の最後までデットヒート。2月末の直接対決2連戦で接戦を制したトヨタがプレーオフ進出を果たしました。
すぽるとでちょっとやってましたが、トヨタのキャンベルはやっぱ凄い選手だね。

今期から日本バスケ界に電撃復帰した栃木の田臥は、残念ながらレギュラーシーズン終了と同時に今シーズンを終えることになりました。今後の動向が気になるところ。
 
今期からコート上の外国人選手を1名にしたJBL、シーズンスタッツ上位を日本人選手が占めるようになり、栃木の若きエース 川村卓也が平均得点20.4点で見事得点王を獲得!(日本人の得点王は NBA解説でおなじみ北原さん以来24年ぶり)

古巣フェニックスのbjリーグ転籍に伴い栃木に移籍した川村が、意地で成果を残しました。彼の移籍については、当初ファンを含めいろいろと複雑な思いもありましたが、困難を跳ね飛ばして最高の成果を残した事はホントに素晴らしい事と思います。

たしかにフェニックスでガーデナーと組んでたら、、20点avgはキツイわね(^^;
パスしないし自分で40点取っちゃうし(笑)。
 
プレーオフセミファイナルは、東京アパッチも試合を行っている代々木第二体育館、及び 札幌のきたえーるで開催されます。

ファイナルは3月20日~26日、東京体育館および代々木第二体育館で開催です。アパッチのホームゲームとも被らないので、私もどっかで見に行こうと思いまする。

プレーオフ詳細はコチラをどんぞ。→ http://www.jbl.or.jp/playoffs/info.html

JBLも公式サイトとか、随分ちゃんとしましたよね!

 
■bjリーグは終盤戦!!

お待たせしました。bjリーグでございやす!!

bjリーグはただ今東西カンファレンス間でインターリーグの真っ最中。

他カンファレンスのチームとは年間2回しか試合が無いので、相手の手の内を探りながらの試合になります。各チームプレーオフ進出に向け本気を出してくるこの時期、番狂わせが続出する順位が動くとっても熱~いインターリーグなのです!

残す試合は今週末を含めて14試合。ここからは1戦たりとも目が離せません!!!
 
 
現在の順位:

□東カンファレンス

 1位 浜松・東三河フェニックス(27勝 11敗)
 2位 東京アパッチ  (24勝 14敗)3.0差
 3位 仙台89ERS  (20勝 18敗)4.0差
 4位 新潟アルビレックスBB (16勝 22敗)4.0差
 
——————–↑プレーオフ進出ライン↑————————
 
 5位 埼玉ブロンコス  (15勝 23敗)1.0差
 6位 富山グラウジーズ (10勝 28敗)5.0差
 
 
□西カンファレンス

 1位 琉球ゴールデンキングス (29勝  9敗)
 2位 高松ファイブアローズ (26勝 12敗)3.0差
 3位 大阪エヴェッサ  (24勝 14敗)2.0差
 4位 ライジング福岡  (16勝 22敗)8.0差
 
——————–↑プレーオフ進出ライン↑————————
 
 5位 滋賀レイクスターズ (14勝 24敗)2.0差
 6位 大分ヒートデビルズ ( 7勝 31敗)7.0差

東カンファレンスの展望:

東地区は浜松・東三河フェニックスがシーズン後半以降安定した強さで首位に君臨している。終盤戦は各チームとも、いかにフェニックスの牙城を崩し、自チームの順位を上げるかが課題。まさにフェニックス包囲網を形成しつつある。

対抗馬の一番手は勿論我らが東京アパッチ。しかしアパッチはフェニックスにここまで1勝5敗と苦杯をなめさせられ続けている。インターリーグ明けの3月27日、28日の直接対決が、終盤戦最大の山場になることは間違いない。アパッチは「東京一丸プロジェクト」を立上げ、ホームのありとあらゆる力を終結して、最強の新入生フェニックスに対抗する動きをみせています。

ちなみに「東京一丸プロジェクト」はチョビッとだけ私も噛ませて頂いてますよ!

これ読んだらみんなで有明コロシアムに集合!!(興味ある人コメント下さいまし~!)

女子学生さんなら無料でご招待。男子学生さんも500円で見れるセヨ~!
張り切ってデートに誘うセヨ~!!

 → 春のキャンパスデー特設ページ http://apache5.com/cd/
 
 
注目は、3位の仙台89ERS。選手登録期日ギリギリになって、なんと先のクリスマスにフェニックスを解雇になった点取り屋、ジョシュ・ペッパーズと契約。エースのボビー・セントプルーに加え、富山から途中移籍のロドニー・ウェブ、昨季得点リーグ2位ジョシュ・ペッパーズを揃えたフォワード陣は圧巻過ぎる~!!
 
実際、仙台はこのインターリーグ戦の初戦で、西の2位高松ファイブアローズに完璧な試合で2連勝しており、ここに来て対フェニックスに燃えているであろうペッパーズの合流、、、、、、波乱の予感がバリバリですな! 

え?波乱の相手は目下2位の東京アパッチだって!?
知るかそんなもん!どっからでもかかってきんさーーーい!!!
手加減宜しく!!

新潟と埼玉のプレーオフ出場争いも目が離せません。今シーズン、怪我人に泣かされどうにも好不調の波が激しい両チーム。しかしここに来て怪我をした選手が相次いで復帰し、やっと戦力が整ってきました。とくに先日埼玉が西の首位、琉球をたったの66得点に抑えて完勝した試合は、bjリーグファンの度肝を抜きましたね!

と、実力伯仲の東地区。まだまだどうなるか分りま千円!!

富山グラウジーズは、いろいろ頑張れ~!!

 
西カンファレンスの展望:
 
前半戦の主役は間違いなく首位 琉球ゴールデンキングスでした。

しかし、終盤戦の西の注目チームは、高松ファイブアローズ。

シーズン前半は昨季最下位だった琉球が開幕から9連勝でロケットスタート。大量リードで逃げ切るかと思われたが、3連覇中の大阪エヴェッサと高松が付かず離れずで追いかける形となった。

しかし高松はオールスター直前の福岡戦で、インサイドの柱、ジョージ・リーチを膝十字靭帯断裂という大怪我で失ってしまう。リバウンド王のゴードン・ジェームス、日本人フォワード菊池の怪我もなかなか回復せず、戦力ダウンで首位争いから一歩交替かと思われた。

が!!

1月にはアメリカでプロ挑戦中だった#10中川和之が帰国&合流。2月には富山のセンター、ババカ・カマラを獲得と、相次いで戦力を補強。
 
さらに、シーズン前半は裏方に徹していたオッサンプレーヤーの星・マット・ギャリソン38歳が、点取り屋として復帰していきなり平均20点超の大活躍。また、なかなかbjのバスケにフィットできずにいた悩める大器、#41高田がついに覚醒し、連日二桁得点の活躍を見せたりと、チーム一丸でリーチの穴を埋め、奇跡の9連勝で一気に首位の座を脅かすところに着けております!

インターリーグを通して首位との3ゲーム差がどう変わるか、目を離しちゃいけませんですわよ!!

不気味なのは3位につけている3連覇の王者、大阪エヴェッサ。今期は大幅に主力が入れ替わったためなかなかチームオフェンスがかみ合わない試合が続いているが、そこは主将 #44 リン”将軍”ワシントンが鬼のような活躍で引っ張ってプレーオフ圏内にとどまっている。

2月には元仙台のキャプテン、ライアン・ブラックウェルと契約。早速平均20点超の活躍を見せている。まだバランスは取れていないようだが、リンとPGナイル・マーリーに偏っていた攻撃の負担を平均化することが出来れば、昨季並みの強さが戻ってくる可能性もある。天日HCの実力主義采配は相変わらず。プレーオフまではじっくりチームを再構成するつもりなのかな?。土壇場の勝ち方をしってるだけに、やはり怖い存在です。去年のファイナルはツライ思い出。。。

プレーオフ出場争いは、ライジング福岡と新加入の滋賀レイクスターズの争いに絞られそう。ディフェンスの福岡と、高さの滋賀。ここまでの直接対決は3勝3敗と全くの五分です。4月中盤に最後の直接対決があるが、そこまで縺れそうな勢い。最後の一枠をめぐる争いは桜が散る頃になってもまだ行方が分らない状況になりそうです。

大分ヒートデビルズは、いろいろ頑張れ~!!

 
 
さーて。

これから架橋に突入する日本バスケ界。
JBLとbjリーグが2年後に統合か!?なんてニュースも飛び交っており、目が離せないでございます。

「NBAに比べると~、、」なんて野暮なこと言ってないで、bjリーグでもJBLでも、どっちでもかまいません、お近くで試合がありましたら、だまされたと思って一度見に行ってみてください。きっと見方が変わると思います。

バスケを見るにはこれからがいい時期です!!
とくに、東京アパッチは春が見ごろ。やっと会場が寒くなくなるから(笑)
 
3月27日、28日は ぜひ有明コロシアムにいらっしゃいな!!
桜も満開でございますよ!!
 

2009/02/21

■エドさんのメッセージ
 

少しだけ時間が出来てbjリーグ関係のブログを読み漁っていたら、大阪エヴェッサブースターであり論客として有名なWolfyさんが、あるJapanTimesの記事を取り上げていました。

その記事の著者は、日本一のアメリカ人日本バスケ馬鹿。(分かる?)
JapanTimes誌のバスケ担当記者 ED ODEVEN(エド・オデバン)さん。
 

そのコラム:Time for bj-league to take stock, make necessary changes
           http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/sp20090219eo.html
 
「bjリーグはじっくり考えて、必要な変化をする時です」
・・・的な意味だと思う。
多分。。どうでしょう?しばコ○ラさん。え?甘えすぎ?(-▽-;)
 
エドさんは、長年JapanTimesで、主にNBAと日本国内のバスケ記事を書いている記者さんで、よくアパッチの試合会場にいます。bjリーグの誕生時(つまり今よりもさらに注目度が低かった時代)からずっーと魂のこもった熱い記事を書き続けてくれているド近眼の神様です。彼の記事はいつも頑張って読める分だけ読んでます。4割ぐらい。

唯一、東京アパッチを大きく取り上げてくれる全国紙が英文紙という現実(^^;)。
 
詳しい内容については、Wolfyさんがバッチリ対訳してまとめてくださってますので、
ぜひぜひそちらを~。

Wolfyさんの記事 http://evess.net/?p=2227
 
え?無責任?(-▽-;)
 
エ゛~。。じゃ間違ってる可能性120%な超ニュアンス違訳の概略で。

********************************

□bjリーグは、プロ野球とサッカーに並ぶ地位を得るためにやらなきゃいかんことがある。

アパッチのジョーHC、埼玉のベンワーHC、福岡のニューマンHCコーチという、NBAキャリアのあるスゲー人が3人も監督してて、それって凄いことなのに誰も知らない。ていうか、都内に住む日本人や外国人ですら、世界有数の大都市東京のプロバスケチームが存在することを誰も知らないのだ。

すぐに3人をフューチャーしたテレビCMを作って、主要なチャンネルでリーグのCMを流しまくって欲しい。新聞にも広告出さなきゃ!!っつーかシーズン前にやってくれよ。

bjリーグは野球やサッカーと同じように、もっともっと報われるだけの価値があります。
 
 
□各チーム、シーズン半ばで登録選手を動かしすぎ。

浜松・東三河フェニックスのジョシュ・ペッパーズ、アンディ・エリス。彼らは昨季の総得点数1位と2位のリーグを代表的するスター選手だし、大阪のニック・ダヴィッツは、昨季、仙台89ERSの快進撃の原動力となった非常に優れたオールラウンダー。後半戦にきっと良い働きをする選手なはずなのに、彼らはもうリーグにいない。

怪我したからってすぐ切るのはどうにかならないのか。一時的に故障者リスト(予備選手リスト)に載せて、解雇せずに救済するなどの仕組みは出来ないものか。彼らの生活をどうするのか。
 

□ペッパーズが解雇の翌日にメールをくれた。(クリスマスの日です。。(泣)。)

 「昨夜(チーム)を放出されて今日もまだショックです。コーチやスタッフから不当に扱われた、などとは言わないけど、この判断はいい事ではないと思う。」
 「外国人選手が、シーズンを通してプレーするため、組織の一員でありつづけたいと思っても難しい。」
 「チームのトップ選手でさえ、何も約束されていない。」
 
大阪のニック・ダヴィッツも怪我したら速攻で放出され、結局ハンガリーに移籍。
あまりに頻繁な選手の移籍はビジネス的にもよろしくないね。
 
  
□選手が途中で入れ替わりすぎてワケが分からん

bjリーグ広報のエジマさんが、選手の登録期限は3月13日までだから規定上は問題ないけど、確かにカオス状態で我々も追っかけるのが大変。開幕のときとロスターが変わりすぎて選手名鑑が役に立たない。と言っていた。

でもソレを追っかけてカオスを最小限に留めるのって、リーグの仕事だ。
 
 
□経営が苦しいならば、中心選手を放出したりするのではなく、資金調達をもっと頑張るか、チームをたたむか、どっちかだ。単純なことだ。

富山グラウジーズは大黒柱のババカ・カマラを放出し、彼は高松ファイブアローズと契約した。富山は過去2シーズンとも弱かったんだから、本来は補強しなきゃいけないのに。
 
 
□選手登録のシステムを改善しなきゃだめ。今のモデルは失敗です。

bjリーグの首脳陣は、選手登録についてリーグ全体をもっと長い目で注意深く監視しなければいけない。

  
□選手会(組合)を作るべし。

将来選手にもリーグにも助けになる。何人かの選手は、契約やコンディション、移動について話せるところがないと言っていた。リーグはこれからまだまだ拡大するんだから、選手会があったほうがリーグが良くなる。
 
 
□bjリーグのために、今が変わらなきゃいけない時。

全部が全部NBAみたいにって言ってるわけじゃないけど、今の状態はまさに「マイナーリーグ」って呼ばれてた1960年代のNBAみたい。でもNBAは良くなったし、どうして良くなったのか我々は知っている。bjもきっとできる。
 
********************************

こんな感じ。。。なのか?(^^;

ん~。エドさん、さてはオバマ大統領に感化されたな?(笑)
でも痛烈な苦言ですね。ズバズバ的を得ている。
そして何より、bjリーグに対する愛に満ちているから心に響く。

さすがエドさん。ありがとうエドさん。今一番会って飲みたい人No.1です。

______________________________________
えー。業務連絡、業務連絡。                        
JUNK本部、JUNK本部、対談セッティング願います。通訳もよろしく。
_____________________________________

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この国のテレビや広告や出版の世界では、バスケ関係は大コケ必死の「タブー」となっていまして、大手ほど相手にしてくれません。
(そして東京のメディアはすべからく大手。)

テレビCMのことや富山グラウジーズの経営環境についてなど、日本バスケ特有の事情をよく知らずに厳しい事を書いてる節もあるようですが、基本的には「仰るとおりでごぜーます」って感じです。(ま、アメリカにおけるバスケの地位の感覚からしたら信じられんだろうな~。ただ、知っててあえて叱咤激励してるような気もしたりする。)
まさに愛情をもっての批判。これがスポーツジャーナリズムか。

よ~く目をひんむいて読みやがれ!提灯エセスポーツ記者ども!!

あ、でも最近はだんだんバスケの扱いよくなってきたね!
その調子でよろしく!うふ。(どっちだよ!)


■フィルコの本音
 

いい機会なので本音で書いちゃおう。

他チームを貶めるつもりで書くのではありませんので、冷静に読んでいただきたいのですが、、
 
実は、浜松・東三河フェニックスのジョシュ、アンディ、(あとアダム・ザーン)の突然の解雇には、ワタクシ、ものゴッツイ違和感を持っていました。bjtvで中村和雄HCご本人が仰ってるとおり、これはbjリーグの実力を軽視していたことを改め、すぐさま体制を建て直すために選手入れ替えを断行した結果である、ということは承知しています。だって俺カズさん尊敬してますし。

でもね。この処置はどーしても好きになれない。

アンディー・エリス、マイケル・ガーデナー(現エース)、中村HCの3人は、いずれもクセが強過ぎて1対1対1でぶつかるのは容易に想像がつきます(笑)。236cmだけど動きは微妙なスン・ミンミンを、無理やり中心選手にしようとした件もあるし。ジョシュも確かに彼自信の飛びぬけたオフェンス能力に比べれば、ディフェンスが弱すぎるってのもわかります。

でも、ディフェンスを重視した局面では陳や堀田と交代すればフォローできる事だし、そうやって日本人選手もシーズンの中で強化されていくわけでしょう?代表経験のある太田が普通に出場できるようになったのも、ほんの最近のこと。

先日のbjtv中村語録で、堀田が3Pシュートを決めた瞬間「彼の子供の顔が浮かんで、結果が出て良かった。と思った。」と仰ってますが、じゃあアンディやジョシュはいいのか?彼らはアメリカの超名門大学出身で、どこの国でもやってけるからOKという理屈なのかな。確かにそうかもしれないけど、でもやっぱりスッキリせんのよ。

ライジング福岡のニューマンHCみたいに「戦力にならんからカット」という鬼のようなやり方とも違う。これはある意味「ふるい落とす機関としての下部リーグ」のチーム運営に徹しているので、一つの方針として筋は通っていて腑には落ちるんです。

フェニックスの件は、どうも外国人選手の人格が軽視される、日本バスケ界の風潮が反映されているように感じて、なんともいたたまれないのです。
 
■アパッチはぶつかり合って成長してきたので

私は、東京アパッチがチームとしてバラバラだった状態から、少しずつ少しずつお互いの信頼関係を築きあげ、やっとの思いでチームになった経緯を見てきました。
 
エースのヘリコプターは、合流当初はコート上の日本人選手を全く信頼してなかったし、ジョーHCも(今思えば)無理難題を選手に押し付けて、自分は試合を投げっぱなしにすることも沢山あったし、日本人選手には「プロ」がなかなか分からない選手もいたし、外国人選手とのコミュニケーションも取れない選手も多かったし、ホームシックに悩んだ外国人選手もいたし、マジで日本バスケを舐めている選手もいたし、ベーカーは「バスケが下手な黒人もいるんだなァ」と感心してしまう程ヘタだったし、フロントは毎年入れ替わって一貫性ないし、ホームのブースターはシーンと静まり返って寒かったし、MCは空回りしてたし。
 
でもチームが好きだから、選手もフロントもMCもブースターも、皆それぞれにぶつかり会いながら、根気強く話し合う中で少しずつ信頼を築いて、3シーズンかかってやっと「チーム」になった。それを実感してきました。だからこのチームが益々好きになったし、こんなおかしなチームが存在できるbjリーグがとても好きで、発足してくれたことにとても感謝しているのです。

なので、チームの方針転換だからと簡単に主力の首をすげ替えて、はい最強チームで何連勝でございますと言われても、ビジネスとしては正解かもしれないが、正直に言って私は何のシンパシーも感じることが出来ない。

「どんな手を使ってでもファイナルに行く」というbj参戦時の言葉の結果がこれならば、プロチームの運営のキモ履き違えているのかと思ってしまいます。「スポーツこそ、感動を与え、社会を変え、地域を元気をする素晴らしいものだ。」という氏の信念の言葉まで、私にはすこし軽く聞こえてしまいます。(実際は何十年という氏の経験からの重い言葉であり、そんな事は決してないのは分っているのですが。)
 
プロリーグを整備して行く上で、選手の権利を守る選手会や、セカンドキャリアを支援する仕組みは整備されるでしょう。実際チームによってはすでに動き始めています。(資金が無いので目だってないですが。。)

大事なのは、チームとファンがバスケで共感して一つになることで、チームが地域のアイデンティティや「誇り」の寄りシロになること。そうなるように努力すること。それが地域密着の大原則だと私は思います。ただ勝てばいいのだったらそれこそ一時期の巨人戦だけ見てればいいじゃない、となる。bjリーグの理念とは真逆だし、少なくとも私はそういうのは御免です。(元近鉄の石井が飼い殺しにされたのでアンチ巨人。)
 

■デミオン・ベーカーという選手

東京アパッチは首都のチームのくせにいろいろとアホではありますが、幸せなことに、少なくとも情の無い事だけはしていません。

髭ボーズや、タトゥーや、ロン毛の選手だらけでガラは良くないし、そもそも順当な「バスケエリート」は一人もいません。しかしながら、去年のファイナルに進出し、負けはしましたが米NCAAエリートぞろいの大阪エヴェッサと堂々と渡り合い、今年も主力の怪我で連敗があった他はしっかり強くて、現在東地区2位です。(首位、浜松とは1ゲーム差)

日本人、外国人関係なく、選手一人一人が成長することで苦労して手に入れた強さだから、いつ何時も胸を張って「ウチは強い」と言えます。試合に共感できるなら、たとえ負けたって応援できるし十二分に感動もできる。それに文句だって遠慮なくつけられるというものです。

キャプテンが試合中にベンチ裏で寝っころがってても、大黒柱ニックが「肉」って書いたハチマキをしたままTIP-OFFに飛ぼうとして審判に咎められても、ティッゾ・ジュニアとティッゾ・ワイフが神聖な選手ベンチに座っていても、エースがケーブルテレビ番組リポーターのさっこ嬢と写真を撮るときには必ず肩か腰に手を回しても、、、信頼があるからオールOKなのです。
っつーか、むしろそのぐらいのネタをやってくれないと満足できない体になってしまった(笑)。

とはいえ、アパッチもオールスター後に一人選手を獲得しました。
でも新戦力であって、新戦力ではない。デミオン・ベーカー再々再々合流なのです。

彼は東京アパッチの象徴のような選手。

オフシーズンはケーキ職人という顔を持っているベーカー。今までの4シーズン全て所属はしてはいるものの、仕事の都合やチームの台所事情もあって、3年目以外は全てリーグ戦後半からの合流です。

最初の年は「リーグ1のヘボ外人」と呼ばれていて、実際、冗談抜きで下手でした。おまけに身長193cmとインサイドの選手としては小さな体(2M越えが当たり前)。それでも鍛えに鍛えた鋼の上半身と、不屈の精神力で、俗に「ゴミひろい」と呼ばれるリバウンドやルーズボール、スクリーンプレーの壁役など、体を張ったプレーを愚直に頑張ってくれるのです。

小さな体をカバーするため、時にダーティーな技も使うので他のチームや審判からは結構嫌われます。そういう意味で、彼もまた決して真っ当なヒーローではないのでしょう。

しかし、彼は必死で努力して年々上達し、昨季にはついにフィールドゴール成功率リーグ1位のタイトルを獲得。エドさんのJapanTimes誌が選ぶ「最も上達した選手」にも選出されるなど、ファイナル進出の、まさに屋台骨になってくれました。

いつでも明るくて、負けると暗くなりがちなベンチをいつも盛り上げています。エースのヘリコプターとは大の仲良しで、2人を一緒にするとずっと子供みたいにキャイキャイはしゃぐので非常にウルサイ(笑)。

地域の学校訪問では、言葉もよく分らんくせに積極的に子供達に触れ合い、何故か給食係を買って出たり。割烹着が異常に似合うのはさすがケーキ職人か(笑)

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写真は東京アパッチ公式HPより
ご飯よそってます。

今シーズンは、先日の富山戦からの参戦となったが、全くブランクを感じさせない大活躍でチームの連勝の大いに貢献してくれました。チームに呼ばれることを信じて、ずっと走りこみを続けていたそうです。何より明るくチーム鼓舞するムードメーカーの復帰に、会場中のブースターが「お帰り!!ドレー!!」と湧き上がりました。 (※ドレー = ベーカーの愛称)

富山戦2戦目のあと、有明コロシアム近くのホテルで、ブースタークラブ会員限定のパーティーが開かれました。俺は行けなかったけどね(T△T)。。

その場所で、超ご機嫌で下手なラップを歌い続け、仲良しのヘリコにまでウザがられていたらしいベーカーが、パーティーの帰りに青木康平選手に言った言葉です。
 
#11 青木康平ブログより抜粋
 
「今シーズンは絶対に優勝するぞ!絶対にだ!昨シーズンはお前も痛い思いをしただろ。俺も、みんな一緒だ。そのためには、お前が必要なんだ。みんなが必要なんだ。絶対に優勝するぞ!!」
 
 
東京アパッチが優勝するための、最後のワンピースが揃いました。

敵からは誰よりも嫌われ、味方からは誰よりも愛されるベーカー一流でもヒーローでもないけど、チームもブースターも彼を愛し、彼もまたチームやブースターを愛し、天性の明るさと愚直な努力でチームを一つにする男。

我がチームが、そういう選手を大事にするチームであることを、とても誇らしく思います。

シーズンではフェニックスに勝つのは難しいかもしれない。
しかしプレーオフでは、どこよりも一丸になったチームが頂点に立つんです。

 
そのチームこそ、東京アパッチ。

東京一丸。

えっへん。
 

ところでエドさん。記事の中でほんとによくアパッチを褒めてくれるんですが、、
 
本当は足立区あたり出身の「江戸さん」なんじゃないかと、

  
最近疑っている。
  

2009/02/21 12:09 | 未分類 | No Comments
2009/01/23

さあ、みなさん。
1月25日(日)はbjリーグ ALL STAR GAME in 大分ですよ。

まだまだ知名度の低いbjリーグですが、bjリーグなりにオールスターはいるんです!!我らが東京アパッチからはbjリーグの至宝、 #11青木康平と、ジョー・ブライアントHCが出場します。

だまされたと思って無条件降伏して見てみなっせ。
詳細はコチラの特設ページで!

中継もあるでよ。

PCでの生中継 →  bjtv特設ページ 
BSフジ生中継 →  BSフジ特設ページ

++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 
 
こんにちわ。バスケと馬鹿とコレステロールの化合物。フィルコです。

まだまだ正月気分を維持しています。
行けるとこまで行ってみようと思います。男の挑戦に俄然注目!
 
 
本誌JUNKSTAGEのスポーツコーナーがバスケだけでなく、「スポーツコーナー」になりましたね。年明けぐらいから?

といっても、相変わらずスポーツニュースで毎日大々的に取り上げられる類の種目はなく、

タンゴ      「タンゴと東京タワー」タンゴダンサー・荻野華一&五十嵐純子
チアリーディング 「チアフルライフ」  ともこ(チア指導者)
カポエィラ    「カポエィラ使いは何でもやる」カポエィリスタ・須田竜太

の3人のライターさんが新たに加わりました。

世間一般には「ダンス」の範疇に入れられてるジャンルかもしれませんが、いろんなレベルはあるにしろ完全にスポーツですよね。

「レスラーとダンサーとだけはケンカするな。死ぬから。」
我が母校に伝わる生きる知恵の口伝です。

ところで、ご新規3つのコラムの中に、「チアリーディング」がありますよね。これバスケ馬鹿としていじらないわけにはいきません。

なぜなら、バスケほどチアリーダーにお世話になってるスポーツも無いから。
先日それを強く感じたことがあり、ちょうど良かったので今日はそんな話。
 
 
■首都圏ダービー

話はいきなりプロバスケbjリーグに飛びます。いつものことです。気にすんな。
先日の1月17日、18日は「首都圏ダービー」でございました。

「首都圏ダービー」ってのは、我が東京アパッチと埼玉ブロンコスの試合の俗称です。bjリーグは今シーズン12チームで開催されているんですが、チームがうまいこと全国にバラけているので、首都圏にあるチームはこの2チームだけなのです。

簡単に経緯を説明すると、2005年のbjリーグファーストシーズン。アパッチとブロンコスはまったくと言っていいほどメディアに取り上げられず、集客に苦労していました。(今でもあんまり変わらないけど)

それで、折角の隣接チーム同士、お互いにもっと憎しみあって、最終的には外国のニュースとかで紹介されるぐらい酷い有様になればいいよね。と一部のブースター同士で勝手に友好親善敵対条約を結び、相乗効果で盛り上げて行こうという動きが始まりました。その時ののりでなんとなくつけた名前が「首都圏ダービー」って訳です。

それがどうしたって?。はい。

実は17日、18日の対戦からその「首都圏ダービー」がbjリーグの公式なイベントとなりまして、両チームのフロントも参加して大々的に盛り上げよう!という事になったんですね。何でもやってみるもんですねぇ。

bjリーグの通常の試合はホーム&アウェイ方式で、試合会場ではホームチーム側の応援しかやりません。ホームチームは演出とブースター(ファン)の全面的な声援を受け、精神的に絶対的有利な立場で試合ができます。逆にアウェイのチームは、360度を敵ブースターのプレッシャーに囲まれ、ろくに選手紹介さえされない中で戦わなければならないのです。ガチアウェイです。

で、今回の首都圏ダービーで、東京VS埼玉の地域対抗戦を演出するために、フロントサイドが繰り出したアイデアがこれ。

「東京アパッチブースター+チアダンスチーム VS 埼玉ブロンコスブースター+チアダンスチーム」の応援合戦方式

ホーム&アウェイのスタイルを崩し、両チームの応援演出をやるというもの。
(その昔の日本リーグではこっちの方がスタンダードだったりしたけどね)

ブロンコスブースターの会員特典を有効にしたり、グッズ販売ブースを東京ホーム内に設けたり、メインゲストとして埼玉西部ライオンズの渡辺久信監督を招いたり、
サッカーじゃ考えられないであろうほどのアウェイ優遇ぶり(笑)

というか、「中立ぎみの東京ホーム戦」といったニュアンスですかね。
次の対戦では、埼玉ホームでこれの逆バージョンをやるってわけです。
 
 
■球際の強さを支えるもの

  
東京アパッチのチアダンスチームは、

ホリプロ所属ダンサー中心の「アパッチダンスチーム」と、
泣く子も黙る日本一のジュニアダンスグループ「ガムQ」

埼玉ブロンコスのダンスチームは、

チーム専属チアチーム「ブロンコスチアリーダーズ」と、
同じく専属キッズダンスチームの「ポニーズ・グリーン」
 
 
東京はどちらかっていうと、チアというよりは演出部隊としてのダンスチーム、という色合いが濃く、埼玉は観客を盛り立ててチームを鼓舞する、チアリーダー的な色が強いダンスチーム、といった感じ。

その辺はチームによってかなり色合いは違います。

まー、またポニーズ・グリーンがほんとにチビッ子ばっかりで和むんだこれが。
首都圏ダービー1戦目は、オーバータイムまで行って試合終了が21時近くになっちゃったんだけど、眠くてぐらぐらしながら一生懸命声援を送ってたらしいです(笑)

という感じで試合は2試合とも終盤までもつれる熱戦で、非常に盛り上がりました。
っつーか俺も疲れた。(1戦目はネット観戦だったのに。)

 試合の詳細はコチラ(私の個人ブログ)でどぞー。暇なら。

  1戦目:http://plaza.rakuten.co.jp/apacheboost/diary/200901190000/
  2戦目:http://plaza.rakuten.co.jp/apacheboost/diary/200901200000/

東京アパッチは、今期好調でずっと東地区の首位を爆走しています。怪我人も殆どなく戦力も充実。誰がコートに出ても遜色なく活躍する選手層の厚さはリーグ1です。手前味噌ですが、間違いなく優勝候補です。

対する埼玉は、シーズンで出しこそ良かったものの、中盤に入ってからは負け越して現在4位。守備はリーグTOPクラスですが、攻撃陣の層が薄くエースのレジーウォーレン頼み。しかもフォワードのダリル・ヘップバーンを放出したばかりでさらに不安がありました。

私は密かに、「首都圏ダービー」とか言っても実力的には東京の圧勝だから、多少の中立的な演出を許したところで勝敗に影響なんか無いんじゃね?とタカをくくってました。

が。

1戦目の蓋をあけたら埼玉の強いこと強いこと。一人一人の気合が尋常でなく、しばらく不調だった寺下や北向といった若手日本人がガンガン攻め込んでくるわ、司令塔の清水タイシローは緩急をつけた嫌~な攻撃してくるわ、エースのレジーはまた上手くなってるし。

ずーっとリードされっぱなしで、最後の最後に城宝神が降りてきてくれたので何とか追いつけましたが、非常にやばかった。

2戦目は2戦目で、出だしから城宝神とヘリコプターが大暴れで一時20点差リードの爆勝ペースだったにも関わらず、4Qで怒涛の追い上げを喰らい、ラスト20秒で3点差まで詰め寄られるという全くの辛勝でした。

東京の調子は、年明けからの4戦と比べてもかなり良かったので、まさに埼玉の力が強かったといえるわけで。

「球際(たまぎわ)に強いor弱い」、という表現を、球技ではたまに使うのですが、この2戦の埼玉は、今シーズンのここまでとくらべて俄然「球際に強い」感じがしました。

支配権がどちらにあるか曖昧な状況のボール(分かりやすいのはルーズボールやリバウンドボールとか)に対して、アタックが強かったり、獲得確率が高かったりすることを「球際に強い」と表現します。どちらかといえばその辺は東京アパッチの専売特許で、そういうとこで遅れをとった試合は、ここ2シーズンはあまり記憶にありません。埼玉は伝統的に「球際に弱い」ところがあり、私はそこがイマイチ突き抜けない原因だと思っていたのですが、今回の埼玉戦、とくに1戦目はやられてしまいました。

この「球際の強さ」どこから来るのかといえば、多分に精神的な強さ、俗に言う「気合い」や「集中力」によるとこが大きいです。競り合いになったとき「あと一歩の踏み出しの速さ」「あと1cmのジャンプ」が出来るかどうかは、レベルが拮抗してる場合なんかとくに「気合い」の有無で決まります。疲労がたまる試合終盤はとくにそうですね。

2戦目終盤の追い上げ時なんかはとくに凄くて、もちろん選手自体の能力もありますが、安直な表現かもしれないですが、やはりブースターとチアの声援が間違いなく「球際の強さ」を選手に与えていたと感じました。

憶測ではありますが、埼玉チアが入らない通常の東京ホームゲームなら、東京アパッチももう少し楽に勝っていたんじゃないかと思います。
 
■チアの存在感
 

スポーツにおいて「華を添える」ぐらいの存在に捉えられがちなチアですが、現場で見ているとその存在の大きさに気付くことが多いです。

これは私が感じてるところですがね、

観客の、チームに対してのスタンスは様々です。コアなブースターのように人生かけてる人もいれば、招待券をもらったんで試しに来てみたという人もいます。当然コアブースターは最初からテンション振り切っちゃってますし、初見のお客さんはおっかなびっくり見始めたりするわけで、温度差は相当あります。

でも、じゃあ試合を通してその入れ込み具合がずっと平行線かというと、やっぱり素晴らしいプレーに心を動かされたり、どっちかのチームに共感して思い入れが生まれたりする瞬間というのが必ず出てきます。
 
そのときに、その感動を投影する対象として、または汲み取って増幅し、選手達に伝えるメッセンジャーとして、チアリーダーがリードするのとしないのとでは、会場全体の「空気感」に天と地ほどの差が出来るんですよね。

チアリーダーがビシっとその辺をコントロールできるチームは、やっぱり客の食いつき、一体感が違いますね。たまーにチアリーダーの方に食いついちゃうお客もいますが(笑)
(オ、オラはやってねーだよ。ほ、ほんとだよ。ちょっとしか。)

「チアフルライフ」のともこさんがご自身のコラムで書いてますが、

「日本では、まだまだダンサーの一部としての認識ですが、アメリカでチアリーダーといえば、学校や地域の代表です。技術を磨くだけではなく、知的で、美しく、明るく、礼儀正しく、ユーモアがあることがチアリーダーである条件なのです。」

って、まさにその通りですね。現場をリードする立場ですからね。

その辺を一番ちゃんと感じてるのは、会場にいるチビッ子たちかもしれません。
どこの会場にも、チアリーダーを羨望の眼差しで見つめて、いちいち振り付けを真似している子供が必ずいます。やっぱり女の子が多いですね。

選手同様チアリーダーも華やかな場で活躍する、子供達の憧れの存在です。
プロスポーツの現場は、選手だけでなくチアリーダーやダンスチームに憧れる子供達の晴れ舞台でもあるんですね。バスケの会場はとくにそうだと思います。

「子供達に夢を与える場を」なんてよく聞く言葉ですが、自分が見ているものがまさにその現場なんだなぁ。と思ったのでした。

ん、やっぱりプロバスケ、無くしちゃいかんな。
ワシも頑張らねば!!
 
 
ところで、アパッチチアの皆さん。

紫アフロを被って大騒ぎしている俺と目が合ったときに、

速攻で顔を伏せるのはなぜですか?
 

2009/01/09

前回記事:■島本師匠曰く「日本のプロリーグにあらず、日本にあるプロリーグ」

 
■前章までのおさらい
 
随分と長く書かせて頂いた本シリーズ「日本バスケとガイジンと~」
やっと最終章でございます。

あんまり長くて当初の目的がなんだか分らなくなってる感がありますので~、ちょっとおさらいね。

bjリーグは、昨シーズンまで試合に出場する選手の国籍を制限していませんでしたが、今シーズンから「アジア圏以外は3人まで、アジア圏を含み4人まで」と、外国籍選手の出場人数を制限しました。

一見、日本人選手の育成にいい事のように見えるけど、実はそんな単純な話じゃなくて、色々と困ったことになりますよ!と、いろんな角度からお話しているのが本シリーズです。

各章ごとに要約すると、

第1章:「ガイジン」選手に観客が共感できないのは、チーム・リーグ・メディアの怠慢。

私達ファンが「ガイジン選手」に思い入れが持てないのは、リーグやチームやメディアが彼らの事を伝えないから。彼らはバスケで世界を渡り歩く「プロ」であり、多様な世界のバスケの体言者。いち選手、いち人間としての彼らを軽視したプロモーションは「グローカル」を標榜するリーグとして浅はか。日本人選手だけとしか共感できないって、もったいなさすぎる。
 
第2章:チームは規定ではなく思想で作るべき。ベッキーは割と好き。

「外国人は3人」と決めてしまうと、選手構成を含むチーム作りのパターンが決まっちゃって没個性化する。それぞれチームをその「思想」で作ってこそ、地域性や経済性が反映され、地域文化に根ざした個性豊かな地域密着チームになる。チームごとの個性があってこそリーグの商品価値があるのであり、市場の開拓、発展に繋がる。あと俺ベッキー好き。
 
第3章:版で押したようなコート

選手枠が固定されると、それぞれの役割が固定され思考錯誤が止まる。外国人選手同士の競争がなくなって緊張感が低下、タフな環境による日本人選手のフィジカル・メンタル両面での育成効果も激減する。「プロ意識」の醸成も見込めない。個性のない「版で押したような」チーム同士の対戦では、選手の「引き出し」も育たない。
 
弟4章:島本師匠曰く「日本のプロリーグにあらず、日本にあるプロリーグ」

bjリーグは「日本を拠点とした国際的プロリーグ」と位置付けるべき。世界に通用する選手やチームを育てるには、タフな状況でプレーしていかなければならない。国際的リーグであるからこそ、選手もチームも世界基準の壁にぶつかり成長することができる。国内トップリーグの統合・発展は、bjが試行錯誤の中で育んできた「成長の文化」を生かして欲しい。
  
という事でした。OKかしら?それではまとめに入ります。

 
■今シーズンの日本人選手

  
「国際的なリーグだからって、日本人が全くいない状態では日本でやる意味が無いでしょう」
という声があります。そりゃその通り。やっぱり日本人選手が活躍すると嬉しいですもんね。子供達に夢を与えるには、東京アパッチの#11青木康平選手のような日本人エースの存在が絶対に必要です。

今シーズン、日本人選手のプレータイム枠が確保されたことで、琉球の金城茂之、大分の佐藤公威など爆発的に成長している選手もいて、これは本当に素晴らしいことです。

しかしこれらの両選手だって、前年度までのタフな状況を潜りぬけて来た経験があってこその急成長だと私は思います。最初から出場枠が確保されている状況だったら、彼らの今シーズンの鬼気迫るプレーは出来たでしょうか。

キミタケ(佐藤公威)選手は出場機会を求めて新潟から移籍した選手です。ここまでのbjリーグではチーム間を移籍した選手が活躍するケースが非常に多いという事実があります。格上とされるJBLから移籍した選手でも、すぐには結果を出せてはいません。その中で、学生時代は殆ど無名だった両選手が活躍しているということは、なんらかのベースとなる要素があるからと考えても不自然ではないでしょう。

私はそれこそが、これまでしつこ~く述べてきた「外国人選手を含めたタフな競争」と「個性的で多様なチーム編成」だと思います。タフな状況で鍛えられた選手が、真に自分にフィットする環境を多様なチームの中から見出して、才能を花開かせていくのです。
 
 
■じゃ、どうしろっての?

 
日本人選手の成長・活躍が見たいけど、外国人選手を規制してしまうと日本人選手の成長にも悪影響で、リーグ自体もつまらなくなる。でも規制しないと日本人選手が出られない。

矛盾してます。矛盾してるけど、現実問題これをクリアしなければ先には進めない。

じゃ、どうしろっての?
 
あんまり頭の回転が速い方ではないので、ちょっと整理しますよ。

・日本人選手の成長・活躍が見たい。
・派手でタフな試合を見たい。
・外国人選手同士も競争がある環境にしたい。
・チームの個性を発揮したい。

うーん。矛盾するものを、全部を一気に解決するウマ~い話はないものか。
この世に生を受けて34年の若輩者ではございますが、薄々わかってきました。

そう、そんな都合のいいものはない!!!

しかし、だからと言って解決できなくもない!!!

要は、それぞれをちょっとづつ近づけて、バランスを取ればいいのです。

それはまさに人類の英知。THE「妥協案」です。
  
クリアすべき点は、外国人選手の出場人数に規制をかけずに、日本人選手の出場時間を確保するということ。理想はジョー・ブライアントHCみたいに、意識して日本人を使って行くってことなんでしょうが、現時点ではなかなか難しいでしょう。

だいたいにして、規制対象を「人数」にするとバスケではくくりが大雑把すぎるんよね。
サッカーなら全体で11人だから、2人~4人ぐらいの変動範囲なら割合的にそんなに目立たないんですが、バスケは5人ですからね。2人か3人かで40%と60%の違いがあります。でかいです。まして高さが関係してきますからね~。
 
 
上手いことやってる例が無いか探してみました。

車椅子バスケの場合:

その辺を一番上手に処理してるのは車椅子バスケです。

障がいの度合いで選手に1点~4.5点の持ち点をつけて、コート上に出ている選手の持ち点の合計が14点を越えてはいけない、というルールを採用しています。

殆ど健常者と変わらない人(健常者でもイスに乗ればプレーできるし。)と、胸より下に麻痺を持っている人では、現実的にかなり大きな運動能力の差があるのですが、このルールがあることによって、障がいの度合いによらず出場時間を均等にする効果があります。

そしてなにより「いかに勝負どころでベストメンバーをそろえるか、そのためにベンチメンバーがいかにベストを尽くさなければならないか」という、戦略面でも精神面でも高度なチーム力が問われるわけで「そこがイスバスの最大の面白さ」という人も多いです。
 
韓国バスケの場合:

お隣、韓国のプロバスケリーグ「KBL」でも国籍制限を設けていますが、なかなか細やかな工夫をしています。

昨シーズンまでは、2Q,4Qは外国人1人。外国人の身長を208cm以下、所属外国人選手の身長の合計を400cm以下とする。という変則的な制限をつけていました。しかも「NBA経験は2年以下、それに順ずるユーロリーグ経験は3年以下の選手に限る」など、キャリアについても細かい制限があります。
 
そうすることによって、勝負どころのファーストオプション(優先的にシュートを打たせる選手)が自国選手になるようにルールで誘導していたわけです。

※ただし、今シーズンは身長制限はなくなり、人数規制も「試合開始時のみ1人とする」とあるだけになったそうなので、殆ど無制限に近い状態になったようです。何があったのか。。

昨年日本の高知で行われたアジア選手権で、日本代表は韓国代表に3点差で惜敗しているのですが、実際は点差以上の力の差を感じました。体格や運動能力的では大差はないのですが、当たりの強さと「勝負どころのしたたかさ」にだいぶ差がありましたね。

こうやって、国内リーグで色々と工夫を重ねている成果なんだな~と思いました。
(それでもオリンピック出れなかったんだよな~韓国。だから制度変えたのかな。)
 
 
■フィルコ私案

さて、翻って我らがbjリーグ。どうしましょうか。

融通が利いて、それでいて明確な区分けの方法。しかも車椅子バスケのように戦術性も高められるような制限がかけられるもの。

無い脳汁を搾り出して考えましたよ。

出てきました。
 
ずばり「出場時間」です。

 
出場時間の割合で、国籍制限をかけるというのはどうでしょう。

 「外国人選手の出場時間を、選手の総出場時間のうちの一定割合以内に収めること。」

割合はパーセンテージ(50%とか60%とか)で表せば、かなり細かく柔軟に設定できます。出場時間なら明確な記録ですし、既にリーグの公式記録でもカウントしてますから、エクセルにでもぶっこんで単に計算すりゃいいだけです。

「一試合当たりの時間」じゃなくて「シーズンを通した合計時間」を対象にすれば、シーズンを通して戦力のバランスを取る高度な戦略が必要になります。たとえば、シーズン前半で外国人選手を多く使って開幕ダッシュに成功しても、終盤では日本人主体になるので厳しい戦いになるとかね。(それでも強化策としてはいいけどね!!)

これならチームカラーも出しやすいし、局面局面での選手起用はかなり自由です。
「違反したチームはプレーオフ出場権剥奪」など厳しい罰則を設ければ強制力も大きいでしょう。シーズン終盤には選手起用自体のゲーム性が高くなり、見る側の楽しみが増える効果が期待できるかもしれません。

どうでしょうか河内さん。お安くしときますよ~(^皿^)
 
 
■日本バスケと世界同時不況

2009年1月現在、世は世界同時不況にあえいでおります。

つい半年前までは、石油価格の暴騰で産油国が空前のバブル経済に潤っていました。バスケが盛んなクウェートやサウジアラビアでは、潤沢なオイルマネーを背景にプロリーグが花盛り。好待遇で各国から優秀な選手を集め、NBA顔負けの華やかなリーグ運営が行われていました。

しかしそれも今シーズンを最後にガラッと変わるでしょう。原油バブルは崩壊。チームは緊縮経営に入り、高給の選手がリストラにあうでしょう。中東だけじゃありません。韓国や中国、ブラジル、中南米、北欧のプロリーグ、アメリカのABAやCBAなどのマイナーリーグのチームも経営不振に陥るケースがあるでしょう。

はいそこで問題です。世界中であぶれた優秀な選手達は今オフにどこに向かうでしょうか?アメリカ?スペイン?オーストラリア?

まあ、それも多いでしょうが、注目は日本になると思われます。何つっても「円」が強い。現在、経済状況が「比較的マシ」ってだけで円高が続いています。米オバマ政権の政策にもよるみたいですが、日米同盟重視は変わらないようなので、円が強い状態はしばらく続きそうです。どこでプレーするより「円」でサラリーをもらうことがお得な状況なのです。

おまけに2006年の世界選手権で「日本のバスケ環境は悪くない」ことが各国に伝えられ「日本=バスケ駄目」の認識が改善されました。(この大会のテレビ中継で視聴率が悪かったのは日本だけ。スペインは最高46%だって。世界のバスケ馬鹿がみんな見てます。)

各国のエージェントはもう盛んに動いてると思います。その兆候が、今月になってサウジのリーグから電撃的に日本に復帰した富山グラウジーズのジェロッド・ワードです。彼はミシガン大学時代「Fab Five II」と呼ばれた5人の超スター選手の一人で、大いに将来を嘱望されていました。NBAには届きませんでしたが、bjリーグの2シーズン目に富山グラウジーズに所属したときなどはオールスターに出場して34得点。MVPを獲得するなどやはり桁違いの実力を持った選手です。

ま、「動いてる兆候」というのは彼の選手としての実力もさることながら、彼の性質によるんですがね。彼は割と契約条件(ぶっちゃけ「お金」)に敏感な選手です。サウジのチーム(AL ITTIHAD JEDDAH)では元NBAスターのアブドゥル・ラウーフを差し置いてチームのエースだったみたいですし、戦力外なんてことはないようです。その彼がシーズン途中に動いたという事は、条件面でbjリーグに魅力があったのだろうと推測することができます。(もちろん石橋新HCや黒田GMの説得があっての事と思います。)

おそらく今オフ。日本円を目指して(笑)かなり優秀な選手から売込みが殺到すると予想されます。JBLチームは親会社の予算締め付けが相当苦しいでしょう。bjリーグやJBLのプロチームだってスポンサー料が減って経営がさらに苦しくなるのは間違いないでしょう。しかし、それを差し引いても「日本にあるリーグ」ってだけで信頼度は抜群にいいのです。
 
 
■「始めに、バスケありき。」

私は別に外人マニアの日本軽視主義者ってわけじゃありません。ただ、上で書いたように、ことバスケに関しては、新しく、ハイレベルのプロの技術、ノウハウ、精神性を世界から日本バスケに取り込む最大のチャンスが来ると思っています。この国のバスケが、せまい殻を破って一段も二段も飛躍する大きな機会がやってくるんです。そのときに「日本人だから~ガイジンだから~」なんて偏狭かつ悠長な事を言って、折角のチャンスを逃すのはいたたまれない。

NBAブームでも駄目だった。スラムダンクブームでも駄目だった。もうチャンスを逃がしてはいけないんです。奇しくもbjと協会がやっと歩み寄りを始めたその年でもあります。もうこんな機会は無いかもしれません。

ガイジン選手だって、バスケ選手です。人間です。
言葉は通じないかもしれません。デカいのでちょっと怖く見えるかも知れません。でも、もし機会があるなら、会場で一言二言でいいから、その選手の国の言葉で声をかけてみて下さい。バスケで繋がる同じ人間、同じ仲間であることがきっと分ると思います。いっぺんに身近に感じられると思います。そうなれば、あとはそこにバスケという共通語があるだけで、十分に分かり合えます。

強化、普及、考えなければいけないことは沢山あります。でも、一番大事、というかベースになければいけないのは、国籍云々ではなく、プレーヤーはもちろん、観客も仲間として一緒にゲームを楽しむ姿勢ではないでしょうか。

大事な仲間たちが、懸命に走って、懸命に飛んで、1点1点を積み重ねていく。観客だって、その1点ごとに一緒に喜んで、一緒に悲しんで、どちらがたくさん積み重ねられるかを競う仲間です。言葉、肌の色、文化の違い、普段の生活や仕事では厄介なことかもしれませんが、アリーナの中ではさしたる問題ではありません。まず、

「始めに、バスケありき。」

単純にその方が楽しいしね。

ね?どうでしょ?

 
 
長らくお付き合い頂いてありがとうございました。m(__)m

シリーズ「日本バスケとガイジンと部屋とTシャツと綿貫会長」

これにて、おわり~。
 
 
あ、タイトルの「部屋とTシャツ綿貫会長」のとこだけフィクションです。
実在の人物とは一切関係ございません。ので。
 

2009/01/09 03:07 | 日本のバスケ | 2 Comments
2008/12/31

んちゃ。

崖の上のフィルコでございます。
クリスマスの時期には記事を書かなかったフィルコでございます。
理由は察してください。直接触れないのが大人の優しさですよ。

たまには時節に合わせたネタを書こうとPCと対峙するも、な~んも出てこないままいたずらに時は過ぎ、今日はなんとまあ大晦日です。月日が過ぎるのは早いもの。人生は旅のようなものなどと言いますが、俺は今どの辺にいるんだべ。。。狛江ぐらい?

とまあ年末の忙しい時期に戯言で時間をつぶすのはお互いの不幸というもの。ちゃちゃっといかなきゃね。(先日「イエダニアレルギー」と診断され、掃除せにゃいかんの。中年男の一人暮らしの現実。。)

2008年の締めは、久々のバスケ協会のお話をしましょうかね。大事なとこなのでね。

世間一般には全くニュースにならないので重要性がよくわからないかもしれませんが、2008年は近年まれに見る日本バスケ界の重大な転機となりました。

日本バスケットボール協会の人事刷新

2006年の世界選手権日本開催で13億の赤字を叩き出してからというもの、その処理方法や内部勢力同士の小競り合いで、運営の空転が続いていた日本バスケットボール協会。JOC(日本オリンピック委員会)から「無期限の登録資格停止」という重い制裁措置を食らってしまい、小中学生の大きな大会が開催できなくなったり、いろいろと弊害が起きていました。(困ったのは末端ばっかりなんだよねぇ。。。)

そんな状況がやっと解決されたのがこの9月のこと。現総理大臣の麻生さんを会長として刷新人事がまとまり、JOCの制裁も解除となりました。(まあ。混乱の元凶となった勢力はまだ役員として一部残ってますし、完全な刷新とは私自身は思ってないんですが。)

なんにせよ協会の内部分裂状態はこれで回避され運営上は正常になったわけです。でもそれだけじゃ大きなニュースとはいえません。だって「駄目だったものが正常になった」だけで、別にいい事をしたわけではないですからね。

大きなニュースってのは、新たに専務理事(実質TOP)に就任した木内貴史氏のbjリーグについての発言。

「同じバスケットボール。一般のファンも別々にやっているのは違和感を持っていると思う。連携の方向に気持ちはある」

木内氏は1963年の東京オリンピック時の日本代表選手で、静岡で社長業の傍ら県バスケットボール協会の理事長を務めてきたお人。2005年のbjリーグ独立以来、協会のスタンスは「bj排除」または「無視」だったわけで、これはものすごく大きな転換なわけです。

で、その方針を受けて協会が発足したのがこちら。
 
■「トップリーグのあり方検討委員会」発足
 
最近、この手のネーミングをちょいちょい見ます。分かりやすくていいけど、なんか90年代に流行ったWANDSの長い曲タイトルみたいだ(笑)

ま、それは置いといて、JBLとbjリーグに分裂したトップリーグをどげんかしていこう、という趣旨の委員会が協会主催で発足したのですね。委員長は深津泰彦氏(協会副会長)。JBLトップの伊藤善文氏、bjリーグトップの河内敏光氏が正式に同じテーブルで話し合う場ができたことは、非常に非常に喜ばしい事です。

12月17日にその第一回会合が行われ、ニュースになっていました。概要はこんな感じ。

<bjリーグ河内コミッショナー>

 ・bjリーグは協会傘下の団体になりたい(公認団体になりたい)。
 ・ファンから見て不自然な状況は解決したい。
 ・交流戦やチャンピオンシップなど、できることから始めたい。

<JBL伊藤専務理事>

 ・競技レベルでも待遇面でもトップリーグはJBL
 ・ルールの違いもあり交流戦なども難色

だそうです。JBL側の香ばしいところが強調された感じで書かれていますが、これはさまざまな話し合いの中のごく一部でしょうから、報道を額面通りに受け取るのは危険です。ま、JBL側の訳のわからんこだわりは事実っぽいのでちょっと残念ではありますがね。

なんにせよこれはまだ1回目。両者、今のままではいけないという認識は一致してると思うので、今後の動きに注目しつつ、私たちバスケ馬鹿も声を上げるべきところは声を上げていかなければいけませんね。なんせ「声を上げなかったこと」こそが日本バスケ低迷の一番の元凶ですから。

以前のコラムでも書いたのですが、2005年のbjリーグ独立と発足。2006年の世界選手権後の運営混乱。一部メディアではこれらをして日本バスケ混迷の元凶としてるようですが、それは全くの間違いです。

混迷状態はすでに10年以上前からありましたが、マイナーで内向きな体育界系社会であったがために誰も問題視せず、または問題に思っても声を上げないために表面化しなかっただけ。bj発足や世界選手権開催といった、外向きの積極的な動きが人々の目を集め、地盤沈下している日本バスケの現状が白日の下にさらされて、やっと「どげんかせんといかん」となったわけです。

少ないながらも情報が公開されるようになり、沢山の人々が現状に対してものを言うようになった。ここから改革はすでに始まっていたんですよね。つまりは、リーグ分裂の瞬間、または直前がどん底で、そっからはずっと上向きですバスケ界。そこをちゃんと伝えてほしいです、スポーツ記者の皆さんには。2005年以降のバスケ競技人口、観戦人口、経済効果の増加を見れば一目両全だわさ。エロ色眼鏡でばっか見てんじゃないっつの。

行く年来る年

さて、具体的に前向きな動きが始まった日本バスケ界。来期にはトップリーグだけでなく、正式な3on3方式の公認部門ができるそうです。

いままで、協会をはじめ、オンコートのいわゆる「競技バスケ」からあくまで「遊びレベル」とみなされ、日の目を見なかったストリート界。それでもバスケを愛する馬鹿たちが地道に活動を続けてきた結果、とうとうお上にその存在を認めさせることになりました。もー、ほんとに素晴らしいです。

文化的に相容れない部分もあるので大変だとは思いますが、よき理解者があらわれて、老若男女が気軽にバスケを楽しめる環境作りがすすんでいけばいいなぁ。

北京オリンピックには出れなかった日本バスケ。寂しいことではありましたが、現在の実力、環境からいって覚悟の上でしたから、ことさら驚くことではありません。それよりその後の総括や強化方針が全く示されていないことの方が驚きです。

それより、パラリンピックで躍進した車椅子バスケ日本男女代表ですよ!車椅子をぶつけ合う激しい試合に魅了された人も多かったんではないでしょうか。男子の香西、女子の網本など若いエースが目覚しい活躍をしてくれました。漫画「リアル」の影響もあり、国内での注目度も俄然上昇中。
 
JUNKライターでもあるプロイスバスボーラー安選手の活躍からも目が離せません!(現在チームは首位、個人得点ランク2位!)

協会さん、いい方向に向かっていると思うので、どんどん情報発信をお願いします。登録費だってそういうとこに使うならみんな納得すると思いますよ。

はー、、、、なんか最後結局愚痴が混ざった感じですが、2008年は日本バスケ界にとって一大転機になった年として、後世振り返られる年になったと思います。

2009年。世界金融危機に端を発した不況はますます冷え込むと見通しだそうです。実際に仕事しててもそれを実感する場面が数々あります。被害が大きいのはまさに日本バスケを支えてきた自動車、家電の世界的な大企業陣。企業持ちの実業団チームだけでなく、bjリーグだってスポンサー企業に支えられていますから、厳しい局面に立たされることは間違いありません。

これはもう経済原理の世の中に生きている以上、ある程度しょうがないこと。しかし悲観することもないと思います。

2005年のリーグ分裂以来、両リーグはお互いが競い合って新規ファンの開拓をしてきました。(国内)バスケファンの数は、数年前から相当数増えています。いいときだけでなく、苦しい時に支えるのもファンです。方法については人それぞれ、できることで構わないと思います。みんなで支えて何とか乗り切りたいっすね。

私も何ができるかなぁ。来年はそんなこともこの場で書いたりして、読んでくれた皆さんと意見の交換や共有ができれば嬉しいです。

なんかしんみりしちゃったけど、景気が悪いからってバスケそのものの魅力が落ちるわけでもなし、いや、世の中が閉塞した状態だからこそ、豪快なダンクや息を呑む3Pシュートの美しさが必要なわけで!

変わらず楽しく書いていきますよ~!

今年一年間もご愛読頂きまして誠にありがとうございました!
来年もひとつ、このバスケ馬鹿の戯れ事にお付き合いいただきますよう、よろしくお願いいたします。
 
年末年始はバスケイベントが目白押しです!
みんなでバスケを見に行きしましょ!!

それではよいお年を~。

2008/12/31 01:15 | 日本のバスケ | No Comments
2008/12/18

前回記事:■版で押したようなコート
 
 
 
■中村HCは悩んでいる
 
bjリーグの全試合中継(生中継・録画中継)や、選手、監督のインタビューを配信しているリーグ公認サイトがあります。今までも話の節々で出してますが「bjtv」といいます。
 
最近私が楽しみにしているインタビューシリーズがあって、それは「中村語録」
今期からリーグに新加入した浜松・東三河フェニックスの中村和雄ヘッドコーチ(中村HC、愛称カズさん)の試合後コメントのシリーズで、これまで4回放送されています。
 
カズさんは、共同石油(現WJBLのJOMO)の監督時代から、バスケ馬鹿の間では歯に衣着せぬ物言いで有名です。90年代には熱~いNBA解説でもおなじみでしたね。島本和彦さんとのコンビ解説が大好きでした。
 
「中村語録」では、いいのか?ってコチラがハラハラしてしまうほど率直過ぎ発言のオンパレードなんですが、シーズンが中盤に進むにつれてだんだん元気が無くなってきました。理由は、チームを思うように引っ張れてないこと。
 
12月18日現在、フェニックスは8勝10敗で東カンファレンスの4位。最初の1ヶ月を除いて勝率は5割りを切っています。本コラムでも書きましたが、シーズン前の予想ではフェニックスがカンファレンスを引っ張る存在、というのが大方の予想だったので、意外な展開です。
 
巨大戦力でのシーズンスタートでした。
 
世界一背が高いバスケット選手、236cmの孫明明獲得をはじめ、bjリーグのオールスター級選手である、アンディー・エリス、ジョシュ・ペッパーズ、マイケル・ガーデナーを次々と引き抜きに成功。ルーキーでは、オレゴン大(2007年の米NCAAベスト8)の主力、アダム・ザーンと契約。JBLからの転籍で、川村、朝山などの日本代表級選手を逃したものの、大口、岡田、堀田、太田、陳が残留し、さらに韓国KBLで実績のあるキム・チョンユンがトライアウトを経て合流。
 
格上とされるJBLでも準優勝経験があり、前年もベスト4だったフェニックス。さらなる大幅補強で、bj初年でダントツ優勝も夢じゃないと言われていました。
 
しかし、シーズン前半でまさかの失速。
 
最近のインタビューの中でカズさんは苦悩を滲ませます。外国人選手との意思疎通、日本人選手の意識改革、看板選手である孫明明を中心にしたチーム作り。どれも壁にぶち当たっていると。
 
とくに、昨期の総得点でリーグ1位、2位だったアンディとジョシュは、カズさんの方針と全く合わなかったようで、すったもんだの末、11月の末に二人揃って契約解除になりチームを去っています。
 
この「日本バスケとガイジンと~」のシリーズで散々述べているとおり、彼らは「プロ選手」ですから、バスケでキャリアアップをはかり、収入を伸ばし、家族を養わなきゃなりません。そのためには、いい成績を残し、オフシーズンに有利な契約を勝ち取っていく必要があります。舞台は日本だけではなく世界中にあります。
 
そこにきて「ミンミン中心のチームにする」という方針で、プレータイムを抑えられたらたまったもんじゃない。なんせ数字を残せずストレスになりますし、それ以上に、いちバスケ選手として勝てるチャンスをみすみす捨てるような方針に納得がいかないでしょう。
 
とくにジョシュ・ペッパーズは若いうえに頭もよく、セルフィッシュ(自分勝手)なところも無い、近い将来NBAを十分に狙えるような有望選手。カズさんもそれは十分承知していたでしょうから、契約解除は苦渋の決断だったのではないでしょうか。
 
だからと言ってこれはカズさんが責められることでもない。カズさんがやっていることは、指導者(実質GMも兼任)として当然のことです。どういうチームを作るかはチームの自由です。
問われているのは、(言語も含め)個性も主張も強いプロ選手達をいかにまとめ、統率し、マネジメントするか。カズさんだけでなく、チーム全体として国際基準で通用するプロ集団にならきゃいかんという事だと思います。
 
長い間、日本の実業団トップチームとしてやってきたフェニックスが、なんでこんな混乱を招いているのか。
 
それは、bjリーグが「日本にあるプロリーグ」だから。
 
 
■島本師匠曰く「日本のプロリーグにあらず、日本にあるプロリーグ」
 
bjリーグの重要なアドバイザーとして、立ち上げからずっと支えてくれている方がいます。先ほどカズさんのNBA解説のくだりで触れた、島本和彦氏です。日本にNBAを紹介した張本人。メジャーリーグで言うところの故・パンチョ伊東氏に匹敵する神のような存在です。
 
見た目的にもインパクト大。 http://www.hoophysteria.com/info/profile.html
 
島本さんは、月刊誌「月刊バスケットボール」の元編集長にして創刊編集者(現在はフリー)。1975年から現在に至るまで、国内バスケットならびにNBAを主とする海外バスケの魅力を伝え続けています。
 
NBAのテレビ解説者としても有名で「なぜそんなことまで知っている!!?」というような裏話や、選手の細か~い情報を織り交ぜた楽しい解説は誰も真似できない神業。
 
島本さんは、BSやケーブルテレビのbjリーグ中継でも解説をしてくれています。先日行われた中継のなかで、外国籍選手の出場枠規定の話題になったのですが、島本さんはこの件についてこうコメントしていました。

 bjリーグは、「日本のプロリーグ」ではなく「日本にある(国際的な)プロリーグ」
 
つまり島本さんは、bjリーグを「日本を拠点にした国際プロバスケリーグ」と位置づけているわけで、私も全くその通り!とクビがちぎれるほど画面に頷きました。
 
bjリーグは、今期から「同時にコートに出られる外国籍選手は3人まで(アジア系を入れれば4人まで可)」という制限を設けましたが、チームに所属する人数については、いまだ制限はかかっていません。日本人が1人、ないし2人以上常にコート上に出ていれば、あとは全員外国人でもOKということです。誤解を恐れず言うなら、日本人出場枠が確保された国際リーグと言っていいでしょう。地域密着のうえで国際リーグだからまさに「グローカル(グローバル+ローカルの造語)」ってわけです。
 
私達はよく、スポーツ選手や芸術家に対して「世界に通用する~」という修飾子をつけたがります。そして日本バスケは「世界に通用しないからダメだ」と言われます。「世界に通用する」とは一体どういうことなんでしょうか。
 
日本人は「外国人の中で負けずに頑張る日本人の姿」って好きですよね。当JUNKSTAGEにも、いろんな国で頑張る人がたくさん寄稿してます。私も日本人なんで、やっぱ応援したくなります。(がんばれ安選手!!帰ってきたらまた飲もう!!)
 
世界中から選手が集まって切磋琢磨するリーグで、日本人選手が成長し活躍する様子を、日本国内で見られる。これが現在のbjリーグのひとつの大きな特徴です。
 
一方世界では50カ国以上にプロリーグがあって、NBAとユーロリーグを筆頭に、スペイン、ロシア、ギリシャ、イタリア、イスラエル、クウェートなどのリーグでは、トップ選手は億単位の年俸を稼ぎ出します。(この世界金融危機でどうなるかは分かりませんが。)
 
オリンピックで活躍することだけではなく、選手個人や、チーム単位でこれらのリーグに挑戦して成果を得ることだって、バスケットで「世界で通用する」ことになるでしょう。
 
今までだって(今現在も)、世界に挑戦している選手はいます。現栃木ブレックスの田臥選手のNBA挑戦が有名ですが、他にも本当に沢山います。その殆どはスポンサーもなく、精神的にも経済的にもタフな状況をやりくりしながら、今日も挑戦を続けているのです。
 
異文化の中で、己が体一つでプロスポーツ選手として生きるタフさ。JUNKライターであり、イタリアで活躍中のプロイスバス選手、安直樹選手も事あるごとに述べています。「言葉や文化の違い、経済的な苦労など、コート以外での生活の方がよっぽど「忍耐」を要することが多く、大きな負担になる。体のケアも完全に自己責任。精神的にタフにならなければ海外でやっていけない。」
 
bjリーグで戦うために世界中からやってきた選手達は、毎日この逆バージョンをやっているわけです。っつーか、これがワールドスポーツであるバスケットの「標準的なプロ選手の姿」です。(それでも「bjリーグはいいリーグだ」と彼らは言います。)
 
日本に居ながらにして、そのタフな環境でバスケが出来る。日本人選手はもちろんのこと、チームスタッフ、指導者までもが、この日本にある「国際リーグ」で身も心もタフになることを求めらられ、日々成長を続けている。
 
これが島本師匠の言う「日本にあるプロリーグ」bjリーグの今の姿です。
 
中村HCは今まさにこの壁にぶつかってもがいている最中なのであり、「世界で通用する」ようになるためには、このタフな状況を乗り切ることが必要なんだと思います。
 
 
■成長の文化
 
去る12月8日、FIBA(国際バスケット連盟)は、世界クラブ選手権大会の新設を発表しました。
 
第1回の開催は2010年10月。5大陸の王者と米州、欧州の2位+開催国王者。
NBAチームについては、第2回以降の参加を募るとのこと。優勝賞金は100万ドル。
 
今までは、各大陸のクラブ選手権まではあったのですが、いよいよサッカーのトヨタカップと同じような「クラブ世界一決定戦」が現実のものとなりました。
 
「世界に通用するチーム」を、具体的に表現する場が出来ました。
 
bjリーグが協会への登録を認められていない状態では、独立リーグであるbjリーグ王者に代表権はありません。しかし現在、人事刷新を経た日本協会は、統一機構設立の検討委員会を正式に発足させ、新しい日本バスケの形を検討し始めました。bjリーグの河内コミッショナーも、もちろんそのメンバーに入っています。すぐには難しいでしょうが、新しい日本バスケの姿を前向きに話し合える場が出来たことは、大きな一歩です。
 
タフな国際リーグで、有名、無名の日本人選手が育っています。いや、日本人だけじゃありません。外国人選手だって同じように成長しています。言葉や文化の壁を少しずつ克服し「チーム」として戦う心の成長も見てきました。(むしろこれが一番大きい。)
 
その成長はまた、チームを支えるスタッフの成長でもあります。営業的に厳しい中、試行錯誤を繰り返し、様々な国から来た多様な選手達をチームにまとめ、さらにブースターとも一体になってシーズンを戦う。一言で言えば当然のことのように聞こえるかもしれませんが、全くそんなバスケ文化が無いところから始めて、たった4シーズン目で現在のところまで来ているのは、紛れも無くリーグや各チームのスタッフの熱意と成長のなせる業です。
 
 
願わくば、「日本にある国際的リーグ」が獲得しつつある成長の文化を止めない方向で、新しい日本バスケが形作られていくことを祈ります。
 
いや、祈るだけじゃダメだな。行動します。
 
 
今回は話が堅かったですね。次回はシリーズのまとめ、
 
 
■じゃ、どうしろっての?

でお送りします。
 

2008/12/18 05:12 | 日本のバスケ | No Comments
2008/12/05

諸刃の城宝(前編) のつづき~。
 
 

■荒ぶる城宝神

コアな東京アパッチブースターの間で、城宝選手は「城宝神」とか「城宝劇場」と表現される事がしばしばあります。これはある試合がきっかけでした。

昨シーズン1月の終盤。そろそろプレーオフに向けて調子を上げて行かなければいけない時期でしたが、東京のチーム状態はボロボロ。前の週にはライバル新潟アルビレックスBBにアウェイでこっ酷くやられて連敗。#11青木康平が自身のブログで「チームがバラバラになってく感じ。。」と思わず弱音を吐いちゃう程でした。

相手は新加入のライジング福岡。どうしても落とせない試合です。

その日も城宝は持ち前のアグレッシブさで試合をガチャガチャにしてくれていましたが、最終第4Qに大ポカをやらかし、せっかく皆で踏ん張って逆転したところを、残り6秒で再逆転されてしまいました。会場ゴール裏にいた私も流石にキレてしまい、ありとあらゆる罵詈雑言を叩きつけておりました。

しかし彼はここから奇跡を起こします。

残り3秒で値千金の5m長距離フックショットを沈め、オーバータイムに持込むことに成功。

そして延長戦。その5分間は「神」の時間でした。

口元に笑みさえ浮かべながら次々に得点していく城宝を誰も止められません。その姿はまさに「城宝神」。なんだか字面もありがたい。

3P×3本+ファールを誘ってフリースロー2本。計11得点を一人でもぎ取り、試合を決めてしまいました。目の前で見ていて「何か人を超えたもの」感じてゾクっとしました。ほんとに。
 
 
詳細はまたまたコチラでどうぞ。
http://plaza.rakuten.co.jp/apacheboost/diary/200801280000/
 
 
この試合でアパッチブースターは城宝選手が絵に描いたような「諸刃の剣」であることを理解し、この日から、彼の調子によって「良い城宝神」「悪い城宝神」と呼びわけ、その年の豊作を占うようになったとさ(笑)。

今日は良い方か悪い方か。ジョーHCが彼のアグレッシブさを気に入っている以上、アパッチブースターは一蓮托生の覚悟で荒ぶる城宝神に命を預けるしかないのであります。
 
 

■ナチュラル・デンジャラス・ビューティー
 
 

城宝神はイケメン選手として名を馳せています。
国内最大のファッションショー「神戸コレクション」にモデルで出演したりしてます。

bj初年度、大阪エヴェッサのコンセプトは「イケメンチーム」でした。
波多野″J”和也、城宝匡史、中村友也(チョモ:現東京)、マット・ロティック。
ワイルド系、色男系、癒し系、爽やか白人系と、各種イケメンを取り揃えた首脳陣の狙いは大当たり。波多野のCM出演を呼び水に、ご婦人方の多大な支持を集めることに成功しました。チームの強弱が分かる前から人気だったもんね大阪は。

彼とチョモがチームトライアウトで合格したのは、もしかしたらそういう方針も影響したのかもしれません。定かではありませんが。

東京に移籍後、最初はちょっと所在なさげにしてた感がありました。
なんせ東京はストリート系。ブラザーなヒゲボーズ率が高くピースな愛のヴァイヴスがポジティブです。なもんで、多分話があう選手があまり居なかったのかも知れません。

上の福岡戦の直後、東京はルーキーのトレボーン・ブライアントを福岡に放出し、大阪で戦力外になっていたチョモを獲得したのですが、チョモの初合流試合で、一番嬉しそうだったのが城宝でした。

そんな城宝選手も徐々にチームに溶け込み、今シーズンではすっかりチームの顔です。
つい最近は地上派テレビでの出演もありました。

ズームインサタデー略してズムサタの「イケメンスポーツパラダイス」
「バスケ界のファッションリーダー」と題して紹介された城宝君。
その時の彼のコメントをご堪能下さい。
 
 
31jm_1.gif
「カッコつけたいんで、カッコいい服を着たいっていうのはすごくあります」

31jm_1.gif
「眼は自信あるんで」「眼の中の特に黒目を見て欲しい」
31jm_1.gif
「誰から見ても、やっぱ目立つって言うのは、やっぱあのロングヘアー。いきつけの美容師の人に、人気が定着するまでは、あんまり髪型はコロコロ変えない方がいいというアドバイスを受けて、そっからもうずっと長いままです」

31jm_1.gif 
「一番がいいですね何をするにも」
 
31jm_1.gif
「24時間じゃ短いんですよ、一日が」
 
 
どうですか、この天然イケメンぶり。全く危険極まりない。セクスィー部長もガクブルです。はっきり言って番組のスタンス自体がどうかと思うような内容なんですが、臆せず(むしろ嬉々として)正面からこの出演をやりきった城宝神。

漢であります。
 

 
■スラッシャー・JOE
 
とんでもなく我が強く、体の動きや使い方は無骨で実はあまりキレイではなかったりするのだけど、その強気と強引さになんだか凄くカッコよく見えてしまう。

これはフレディ・マーキュリー以来の快挙かもしれません。

何をしでかすか分からない。この男をこのまま放し飼いに出来るチームは、「自由」を是とする我が東京アパッチぐらいでしょう。

勝負のかかった場面で、チーム全てを背負い全責任を持ってゴールにアタックできる選手はそう多くありません。それが出来る選手を、バスケでは「スラッシャー」とか「クラッチシューター」と呼びます。ジョー・ブライアントHCは、彼のシュートを評して「城宝の3ポイントシュートは(その重要性において)50ポイントの価値がある」と言います。

城宝は、ボールを持ったらはいつ何時でもスラッシャーです。ブースターからクソミソに罵られようが外国人選手に叩き落されようが、果敢に得点を狙っていきます。

事実、無謀とも思えるアタックを成功させて、過去幾度となくチームのピンチを救ってくれました。今期、益々その危険な存在感を増しています。

敵にも味方にも危険極まりない諸刃のスラッシャー・JOEは、
そのへこたれないハートこそがイケメンなのであります。

あきれる程プロ向きな選手だ(笑)

彼に興味を持った方、ぜひ有明コロシアムで実際に応援してみてくださいまし。へたなジェットコースターよりよっぽどスリルが味わえます(笑)

試合の案内等は、コチラから、どぞ~。 http://www.apache5.com/
 

2008/12/05 12:40 | 東京アパッチ | 2 Comments

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