2010/08/16

盂蘭盆(うらぼん)の日本からこんにちわ。
世界に羽ばたくチャランポラニスタ、フィルコです。

“MOTTAINAI”に続く日本的概念として”CYARAN-PORAN”の拡散を図り、世界中の失笑を一手に集めるのが夢です。
 
さてさて!!
 
長らくお待たせしました(っていうか待ってました。)
 
本日最後の2選手の契約が発表になり、我らが東京アパッチの2010-2011シーズンの布陣が(たぶん)出揃いましたよ!!なんかね。貧乏性のワタクシとしては「いいのかしら、こんなで」と逆に心配になってしまう豪華さ(笑)。
 
ずっと溜めてた(ということにして下さい)ので、3回ぐらいで今シーズンのアパッチを語ろうかと思いまする。
 
 
■”BIG ”CHANGES!!
 
我らが東京アパッチほど毎年体制が変わるチームもそうないでしょうが、またまた大幅に変化しました。まあ、さすがにもう慣れたわ(笑)。
 
昨季、実質つぶれちゃったところをエクスターグループに拾ってもらい、何とか命をつないだ東京アパッチ。ゼロから、いやマイナスからの急発進で大変な混乱を伴うシーズンでしたが、終盤には新たな『手作りの「東京一丸」』でパワーを取り戻し、最下位から大逆転でプレーオフ出場を成し遂げたわけです。
 
今季、その命の恩人エクスターグループは「いちスポンサー」になり、オーナーがまた変わりました。
 
新オーナーは「エボリューション・キャピタル・マネジメント」統括するGM(ゼネラル・マネージャー)は「コナー・ヌウ」さん。

「粉 縫」っていう珍名さんじゃないですよ。「Conor Nue」さんです。
本拠地はLA in アメリカです。
 
そう。我らが東京アパッチは、
 
 
思いっきり「外資系」になりました(笑)!!

 
 
とはいえ、日本のスタッフは昨年と同様の運営会社&スタッフが担当するので、まったくゼロからのリスタートって訳じゃないんですけどね。
 
それでも大きな変化は避けられないもので、チームの公式HPツイッターFACEBOOKでは、まず「英語版」が更新されて、直後にたどたどしい日本語版が更新されるという感じが象徴的です。なんというか、新鮮(笑)
 
「外資が入った」と聞いた瞬間、しかも購入先がいわゆる「ヘッジ・ファンド」と言われる会社だとしたら、ちょっと不安になりますよね。私もそうだったんですが、その不安を払拭してくれたのが新オーナーのコナーさん本人でした。
 
なぜならコナーさん、正真正銘の「バスケ馬鹿」でした(笑)。
 
conor-darin-jumpei.jpg
<Photo by TOKYO Apache official HP>
 
左から、#10ダレン、コナー、#24純平
 
って、オーナー BIG過ぎだから!!(笑)
 
実はご本人も大学でかなりいい線まで行った選手だそうで、身長208センチあります。
 
オーナーになったのがそうとう嬉しかったんでしょう、体制発表直後からツイッターでチーム状況つぶやきまくり(笑)。公式発表よりも先に英語で呟いちゃうもんだから、ブースターから「日本人無視かよ!」と突っ込まれる始末。(その後は改善されてます。)
 
ただ、その呟きやHPのニュースからそこはかとなく感じられる「バスケ愛」は、おそらく本物です。バスケ馬鹿同士は臭いで分かる(笑)。
 
ただ「ビジネス」って面にかんしては、どうしても日本人よりはドライになるでしょうけど。もし「ダメだ」となったら、割とすぐ売却の動きになるのかなと。それはもうアメリカンなんで文化的にしょうがないでしょうね。だから、いかに「東京一丸で成功させるか」にかかってるってのは、去年となにも変わらない。もっと言えば、創立初年度からなにも変わってないのです。
 
しかし、日本のプロスポーツチームで「完全外資運営」っておそらく初めてのケースで、とんでもないチャレンジだと思うんですけど、日経さんとか全然興味を示さないってどうなんですかね。ちゃんと目が付いてのかと思うわ。
 
それとも「またアパッチか」的に呆れられてるのか(笑)?
 
 
■首脳陣も一新
 
オーナーが変われば首脳陣も変わるのが世のスポーツチームの常。ご多分に漏れず、我らがアパッチも首脳陣が一新されました。
 
 
HC(ヘッドコーチ): ボブ・ヒル Bob Hill
 
生年月日 1948.11.24

主な監督暦:

1986-1987 ニューヨーク・ニックス  (米 NBA)
1988-1989 ヴィルトゥス・ボローニャ (伊 セリエA)
1990-1993 インディアナ・ペイサーズ (米 NBA)
1994-1996 サンアントニオ・スパーズ (米 NBA)
1999-2003 フォーダム大学      (米 NCAA-Ⅰ)
2006-2007 シアトル・スーパーソニックス (米 NBA)
2010-2011 東京アパッチ (日本 bjL)
 
いやまあ経歴を見ていただければ分かるとおり、正真正銘モノホンの一流指導者を連れてきちゃいました。コナーさん。
 
近年はアジアを中心にNBAドラフト候補生の育成コーチをしてたみたいですね。エボリューションはアジアに多くの拠点を持っているようなので、その辺で元々ツテがあったのかなと推測します。
 
NBA時代のボブさんを思い起こすと~、、選手とソリが合わなくてベンチで怒りまくってる印象が強かったりしますが(笑)
 
NBAチームのHCになるって本当に難しいことで、しかもボブさんは「選手としてのNBA経験なし」にそれを成し遂げているわけですから、いわばプロ中のプロの指導者。やはり相当に凄い指導者なのですよ。コーチングに関しては「日本中の指導者よ今すぐ勉強に来い!40秒で支度しな!」と言いたいぐらい期待してます。
 
ただ、ちょっと心配なのが「海外経験が少ない」ってことと、一流畑過ぎるってこと。
 
アメリカ以外でHCとして活動したのはイタリアでの1年間のみ。しかも「セリエA」は当時としてもかなり恵まれた環境のリーグだったはず。
 
通常、プロチームのHCともなれば、沢山のサポートスタッフと共に活動するのが普通で、bjリーグみたいに「何から何まで手弁当で自分でやらなけれいけない環境」なんて、コーチキャリアの初期以来なんじゃないかと思います。その辺はやってみて初めて実感すると思うんですよね~。そのストレスに耐えられるかどうか、ちょっと心配だったり。

だって、仮にもプロのチームが練習場にも事欠く状況なんて、バスケの国の人には想像すらできないでしょ(笑)
 
そういう面では「いかに周りから支えてあげられるか」「ファミリーになれるか」が大事になってくると思います。過去の5シーズンで我々ブースターが学んだのは、まさにそこですしね。AC(アシスタントコーチ)が本物の息子であるケイシー・ヒル氏なんで、家族で頑張れるという意味ではまだ良かったかな。
 
チームも、スタッフも、首脳陣も、また新たなチャレンジの季節を迎えます。
 
いや~、しかしこれぐらいのチャレンジングな状況があって、初めてワクワクしてくるような身体になってしまった。。私をこんな身体にして、アパッチはどう責任を取ってくれるのか(笑)
 
 
次回は、選手編~!
 
※もし「仙台の話」を楽しみにしてくれた方がいたらすみません!ちゃんと本シリーズの後で書きますんでプリーズ許して!
 
ほら、なんせCYARAN-PORANISTAだから(笑)
 

2010/08/16 08:01 | 東京アパッチ | No Comments
2010/07/07

織姫なしの彦星、フィルコです。こんにちわ。
ただ今JunkstgageRADIO で喋っております。宜しければ聞いてやってください。ゼシ。
http://www.junkstage.com/radio/

今日は七夕ですが全国的に雨模様。雲に隠れた今宵の逢瀬は、誰にも邪魔されない濃密なものになりそうですな~!見られたほうが燃えるタイプでなければ(笑)。

さて。そんな七夕が終わって週末はいよいよ参院選です。
 
昨年の衆院選で戦後初の政権交代が実現して、随分と世の中の進み方が変わりました。良いか悪いかは別として、軽~い気持ちで投票した人、または投票に行かなかった人も、選挙の影響力って馬鹿に出来んなと実感しているんじゃないでしょうか。

投票権を持っている人は、自分がこの国の未来を左右する力を持つということを、心して投票に臨みたいものです。
 
んで!

今回はバスケバカ的に気になって気になってしょうがない各党の「スポーツ政策」を調べてみました。

こういうのは下手にまとめると齟齬や誤解が生じるので、長くはなりますが各党の政策集からそのまま引用します。細かいところは読むまでも無いな、という方は、飛ばして次の「フィルコ的分析」からどぞ~。

マニフェストって、引用しても捕まらないよね(笑)?

  

■各党のスポーツ政策比較
 

□民主党:政権政策Manifesto2010
 
マニフェストにはスポーツに関する政策の記載無し
ただし、2009年の政策集 INDEXには下記の記述があったので、参考までに。

【スポーツ基本法の制定】

スポーツを三つの柱「する」「観る」「支える」で捉え、国民一人ひとりの身近なところにスポーツが位置づけられる社会の実現を目指します。地域や現場での自主的・主体的取り組みを尊重したスポーツ政策の充実を図るとともに、スポーツ基本法の制定を目指します。

【地域密着型の拠点づくりを推進】

老若男女、障がいの有無にかかわらず、誰もがスポーツに取り組めるよう、生涯スポーツの拠点として、地域に根ざしたクラブスポーツの確立や、学校施設等の複合利用の推進が不可欠です。住民による自主的・自発的な運営、企業との連携、行政の支援を一本化し、生活に身近な地域におけるスポーツ活動の核を育てることが必要です。ウォーキング、グランドゴルフ、ゲートボール、体操など、誰でも取り組みやすい身近な活動や、スポーツを通じての地域コミュニティ活性化を目指し、地域密着型クラブスポーツを振興します。

【校庭の芝生化】

小学校の校庭や公共スポーツ施設の芝生化事業を強く推進するための予算を確保します。

安心して思いきり走り回ることのできる運動場が子どもたちには必要です。運動場の芝生化は身体への衝撃を緩和し、スポーツ技術向上と体力作りに貢献するばかりでなく、子どもたちのストレス軽減、CO2削減効果やヒートアイランド現象の抑制効果も期待されています。また、芝生の効率的な保全管理や雇用創出の観点から、NPO等との連携を重視します。

【地域スポーツリーダーの育成】

誰もが、どこでも、スポーツに親しめる環境を整備し、子どもから高齢者までさまざまな種目に、各々の年代に応じて参加できる機会を確保します。トップアスリートが引退後もその経験を十分に活かせる環境を整備し、指導者の育成や、外部コーチ派遣制度の確立、スポーツ少年団への支援、社会体育指導者等の身分保障と養成・確保、生涯スポーツ振興事業などを推進します。

また、誰もが気軽に取り組める機会を一層拡大するため、スポーツ団体による講習会や地域リーダーの育成、異世代交流事業、青少年スポーツ活動との連携などを推進するとともに、公共スポーツ施設のバリアフリー化を図ります。

自治体や関係スポーツ団体等とのネットワークの構築など、スポーツ振興施策と障がい者施策の効果的な連携を推進します。

【スポーツ医学振興政策】

年齢や障がいの程度を超えていかなる人でもスポーツの恩恵にあずかり、健康で文化的な生活を営むことができるよう、スポーツ医学の振興を強く後押しします。

スポーツ医学は一部のアスリートのためだけの学問ではありません。競技力向上や障がい予防の観点からスポーツの現場に医学知識を必要とすることは当然ですが、生活習慣病が年々増加傾向にある現代においては、運動に関する研究成果を人々の健康増進に活かしていくことも極めて重要です。

【世界レベルでのスポーツを推進】

アンチ・ドーピング活動に積極的に取り組むとともに、活動が遅れている国への支援を行います。

スポーツは、言語の壁を越えて同じルールの下で行われる全世界共通の文化です。文化・風習などが異なる外国との間でスポーツに関する技術や情報・知識の交流を図ることは、世界中の人々が平和で協力しあえる社会の実現に大きく寄与するものと考えます。また、日本古来の武道を含め、スポーツを通じた国際社会の相互理解と交流のための施策をさらに推進します。

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□国民新党:2010政策集
 
 スポーツに関する政策記載なし

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□自民党:政策集・J-ファイル2010
 
【スポーツ基本方の制定とスポーツ立国の実現】

スポーツを国家戦略として推進するため「スポーツ基本法」を制定し、スポーツ庁、スポーツ担当大臣を親切します。
オリンピック等で日本人選手が活躍できるよう、国際競技力向上に向けた諸施策を推進すると共に、2020年オリンピック・パラリンピックの招致運動に取り組みます。さらに、2019年ラグビーワールドカップの成功と、2022年のサッカーワールドカップの承知に全力を尽くします。

学校における体育や運動部活動の充実、全国体力・運動能力調査の結果の活用による子供の体力向上の取り組みを推進します。国民体育大会、総合型地域スポーツクラブ、指導者養成事業など各種スポーツ振興事業の充実を図り、国民各層のスポーツの生活化を促進します。

【スポーツ振興体制の充実・強化】

スポーツ振興に対する一層の財源を確保するため寄付金の全額が法人税の損金算入の対象となるよう、指定寄付金のあり方について検討します。障害スポーツの振興ならびに競技力の向上を実現していくため、スポーツ関連団体・組織の一層の充実・活性化を目指し、引退後の選手の生活の保障もあわせたセカンドキャリアの活用をはじめ、優れた人材並びに財源の確保を図ります。

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□公明党:マニフェスト2010
 
重要政策=(教育)教育安心社会の実現

【スポーツの振興】

●国家戦略として、スポーツに関する施策を総合的かつ計画的に推進するため「スポーツ基本法」の制定をめざします。

●生涯スポーツ社会の構築、国際競技力の向上、スポーツ観戦など、スポーツ振興政策を総合的に進めるため「スポーツ庁」の設置をめざします。

●障がい者が自主的かつ積極的にスポーツを行うことができるよう、必要な環境整備を進めるとともに、障がい者スポーツの一層の振興に取り組みます。」

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□たちあがれ日本:政策提言2010

【大転換:国家戦略としてのスポーツ振興】

◇トップ競技者を支援するとともに、スポーツ・武道を通じての健康維持、リハビリ促進、障害者の社会進出支援などを総合的に進めるスポーツ庁を創設します。

◇民間によるスポーツ、武道支援拡大のための税制優遇措置を講じます。

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□みんなの党:選挙公約
 
引き出し(選択肢)の多い教育を実現する

2-4・手に職を持つ教育、生き抜く教育のため、芸術・文化・スポーツ・武道などを重視。

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□新党日本:2009年度マニフェスト(2010掲載なし)
 
 スポーツに関する政策記載なし
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□日本共産党:参議院選挙政策
 
 スポーツに関する政策記載なし
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□社民党:2010参院選・生活再建マニフェスト
 
 スポーツに関する政策記載なし
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□新党改革:新党改革の約束2010 
 
 スポーツに関する政策記載なし
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□幸福実現党:2010参院選主要政策
 
 スポーツに関する政策記載なし
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□日本創新党:マニフェスト
 
 スポーツに関する政策記載なし
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■フィルコ的分析

スポーツ政策、少ないです。

昨年の衆院選以前には、各政党もっとスポーツに関する政策がいろいろとあったと思うんですが、この混乱期にあって正直「スポーツどころじゃねぇよ」ということなんでしょうかね。

ま、そんな中でも、民主党と自民党は以前からスポーツ分野でも対立していただけあって、比較的充実しているようです。

「スポーツ基本法の制定」という項目は共通ですが、その捕らえ方で大きな差が見えますね。

民主党は『スポーツを三つの柱「する」「観る」「支える」で捉え』とあり、政策も国民が生活の中で触れる「身近なスポーツ」を重視しているようです。地域密着型スポーツクラブ・生涯スポーツの振興に力をいれ、スポーツによる地域コミュニティ活性化を支援する政策ですね。

しかし、トップレベルの選手育成や競技振興に関する記述はなく、プロアスリートについて言えば、その扱いは全くイメージできません。

一方の自民党は、トップアスリートの育成、国際競技力向上、オリンピックやワールドカップなどの大規模な大会を招致するなど、競技者を重視した政策のようです。総合型地域スポーツクラブの記載は見られますが、主には学校の部活動、国体運営強化など、従来のスポーツ政策を継続するイメージです。これはあまり期待できない。。

ただ「スポーツ団体への寄付を全額法人税上の損金扱いにする」など、企業のスポーツ支援に関する税制優遇を明確に謳っていることは今までにない試みです。プロスポーツの活性化ということについて見れば、期待が持てそうな政策ですね。

民間スポーツ支援の税制優遇については「たちあがれ日本」も明記してます。武道重視のようですが。

また、「スポーツ庁の設置」について自民党・公明党が明記しています。これはもう何年も前から発表されていて、私としては期待していたんですが、政権交代によって後退してしまったんですよね~。
 
その他の政党については、新党が多くて十分な検討が出来ていないのかもしれませんが、全く記載がないか、申し訳程度に書きましたって感じなんで、見なくていいか(笑)。
 
 
■あいからわずの「スポーツ=教育」思想

「地域型総合スポーツクラブ」や「生涯スポーツ」など、学校教育以外のスポーツのフィールドを生み出そうとする動きは結構前から各政党の政策に見えるところではありますが、どうも「見せカード」というか、そういうのが流行ってるから「とりあえずやってますよ」的なポーズにしか見えないんですよねぇ。。

民主党政権になってその辺がどう変わるか注目して見ていたんですが、地域スポーツクラブの経営が楽になったとか、振興策で会員が増えたとかそんな話は聞かないし、実際なんかやったんでしょうかね。

大体にしてそれならば高松ファイブアローズがあんなことになる前に、なんらかの支援策が打ち出されているか、行政主導で他競技団体との経営合理化や、地域スポーツクラブとの連携などによる「実質的総合スポーツクラブ化」の話があってもおかしくないわけで、どうも見栄えのために謳っているようにしか見えない。地域行政と国政は違うといわれても、じゃあ国会って、マニフェストって何なのよと。

ま、それは置いといて。

私が不満なのは、相変わらず「スポーツは教育の一環」という考えから、どこも抜け出せていないこと。地域型総合スポーツクラブを謳っていても、それを産業として振興しようとする姿勢は皆無。教育または福祉・行政サービスとしてだけ捉えている。

スポーツ団体は「税金の使い先」であって、稼いで税金を納めてくれる「源泉」として育成する考えがない。新しい重点産業として、どの政党も新エネルギー関連や福祉・介護関連を謳っているけど、プロスポーツ振興はどこも取り上げて無い。雇用促進関係の政策でも同様。

地域型総合スポーツクラブは「地域が支え、トップレベルが稼ぎ、地域(経済)に還元する」からこそ持続可能なシステムであって、お上からの税金ダダ漏れ機関にしてしまうなら、結局は箱物行政の延長、天下りの温床にしかならないんじゃなかろうか。しっかり運営してくれるんなら天下りでもなんでもいいんだけど。

確かにスポーツは教育や福祉にとって非常に有効なものです。しかしだからといって、スポーツをそれらの隷属物に押しとどめておくような前世紀的な発想は、ホント勿体なくてしょうがないので早く転換して欲しいんだけど~、その意味では今回の参院選もあまり期待できないのかなぁ。
 
ま、国会の選挙ですから、スポーツはあくまで一部分。全体的にこれからのこの国をどうしていくべきなのかじっくり見極めて投票しますかね。個人的には、一律ばら撒きではなく、頑張ってるヤツが応援されて、そして報われる社会。上からの押し付けでなく、地域のつながりで自主的な助け合いが出来る社会づくりが出来るとこがいいかな。

 
 
世界的な経済構造の変化に伴って、これからますます世の中は変わっていきます。ものづくりの仕事をしている者の実感として、1980年代~90年代の「MADE IN JAPAN 最高!!」が復活することは、はっきり言って幻想でしかありません。おっちゃん達のバラ色の思い出の世界は、もう帰って来ない。

具体的に言えるほど頭がよくないんで上手い言葉が見つかりませんが、ある程度つつましい社会に慣れていくしかない。それを没落と捉えるか成熟と捉えるかは各人の自由ですが、そうした「今までの日本とは違う日本」で、新しい稼ぎ口や、新しい日々の幸せを作っていかなければいけない。

プロスポーツは、そんな日本の新しい希望として絶対に有効だし必要だと実感しているんだけど、、それをお上に気づかせるにはどうしたらいいんだろ?

みんなで考えんといけんねぇ。
ってことで、次回「変わるbjリーグと東京アパッチ」の話を書いたら、行政とプロスポーツの関係が、いま日本で一番それが上手く回っていると思われる仙台市の試みのことを書こうかと。
 
 
いやあそこはホントすげぇんですよ。

はらこ飯がウマイんだよねぇ~!!

 
 

2010/06/09

 
ブースター感謝祭のミニゲームでプロ選手相手に果敢に挑んだのはいいが選手に到達する前に派手にすっ転んで膝が激痛のフィルコです。こんにちわ。

オッサンって、ヤダね。
 

さてさてオフシーズンを迎えておりますbjリーグですが、オフ最初のリーグイベント(?)である、ドラフト会議が行われました。

今回のドラフト会議はJunkStageRadioでもおなじみのインターネット中継サイト、「Ustream」を使用して生中継されるなど、新たな試みがありました。私も目を皿に、耳をダンボにして(昭和の表現)ガッツリと見させていただきましたよ!
 
なぜなら、

 今季(2010-2011シーズン)から3チームがbjリーグに新規参入するのですが、その中の『島根スサノオマジック』が、我らが東京アパッチのとある選手の獲得に動くと前々から噂になっていたから。
 
 
■今季も楽しみな選手がbjリーグ入り

bjリーグのドラフト会議は2部に別れて行われます。

第1部:「エクスパンション・ドラフト」
弟2部:「新人ドラフト」

 
「新人ドラフト」はプロ野球でもお馴染みのいわゆる新人獲得ドラフトです。bjリーグの場合は、1次・2次から最終トライアウトまで、3回のトライアウトを通過した選手を中心に、新規参入チーム、及び前年度順位の低かったチームの順に獲得希望選手を指名していきます。

横尾、伊藤などのJBLからの転籍組や、面白いところではストリートプロ「Legend」で活躍していた鈴木”K2O”正晃がピックされるなど、非常に楽しみな選手が新たにbjリーグの選手となりました。盛岡南高校を卒業したばかりの18歳、澤口誠も注目です。

私的な大注目選手は、なんと言っても『秋田ノーザンハピネッツ』にピックされた信平優希ですね!!アパッチ創世期を支えた信平和也の実弟です!アパッチに来て欲しかったな~!!
  
その他、各チームの指名選手はリーグのHPで確認できます。→ コチラ
 
しか~し!アパッチブースターが最も注目していたのは、その前に行われた「エクスパンション・ドラフト」でしょう。

「エクスパンション・ドラフト」とはなんぞ?と申しますと、毎年参入チームが増えるbjリーグにおいて、新規チームの戦力が既存のチームとかけ離れないように行うドラフトです。新規参入チームは既存のチームにプロテクトされなかった所属選手を自由に指名できます。

各チームのブースターは、毎年この時期を複雑な気持ちでドキドキしながら迎えます。なんせ、普通の新人ドラフトとは違って、愛するチームの選手が連れて行かれちゃうわけですからね~。プロである以上しょうがないことと頭では分っているんですが、やはり切ないものですよね。
 
 
島根スサノオマジックが獲得に動いた選手とは、この人。
 
 
#2 仲西 翔自

sy2.jpg
 
2007年にアーリーエントリーで東京アパッチに所属して以来、3シーズンにわたり東京アパッチでプレーしたフォワードです。
 
 
■迷える大器
 

翔自は島根県の隣、鳥取県の出身。

日本大学で活躍した後、故郷の高校で教師として教鞭をとっていましたが、学生時代のチームメイトであった仙台89ERSのガード、日下の活躍に触発され、一念発起してbjリーグのトライアウトを受験しました。

恵まれた身体能力、そして当時のエース、ジョン”ヘリコプター”ハンフリーを相手にしても怯まず果敢に挑む姿にHCだったジョー・ブライアントが一目惚れ。シーズン明けのドラフトを待たずにアーリーエントリーで獲得したのが彼でした。

身長こそ192cmとプロバスケット選手としては平均的なサイズですが、まあアスリート能力が非常に高い!リーグの日本人選手の中でも屈指でしょうね。昨シーズンのプレシーズンゲームで、綺麗な両手のアリウープダンクを叩き込んだのは記憶に新しい所。

さらには突然3Pシューターとしても開眼。シーズン開幕当初、ルール改正で50cm遠くなったラインに多くの選手が四苦八苦していたのに、彼だけはガンガン決めまくって対戦相手のHCをビビらせてましたね~(笑)。

開幕時はラシード・スパークスもマイケル・シャペールもいなかったので、アパッチの明確な攻撃ポイントはジュリアス・アシュビーと青木康平しかいませんでした。勿論そこは対戦チームも分っているのでガッチリ抑えてきます。その中での「突然シューター開眼」ですから、チームの先行きに不安を抱えていた我々ブースターは随分と勇気付けられましたよホント。
 
ただ、
 
私としては、その3Pシュートは彼にとって諸刃の剣だったのかな~、とも感じていました。フォーメーションで翔自に3Pを打たせる作戦が多用された結果、確かに得点は上がったのですが、運動能力を生かして積極的にインサイドに切れ込む思い切りの良さが影を潜めてしまったからです。

ルーキーの年に経験した膝前十字靭帯断裂という大怪我以来、膝のコンディションが完全になることがあまりない、ということも大きい影響があるかもしれません。実際、よくカンバックできたなと思います。私自身は怪我の瞬間を見ていないのですが、ブースターさんから聞く話では「グシャっと壊れた感じだった」という、かなり重いものだったみたいですから。。
 
 
彼の「迷い」を明確に感じたのは、神奈川県大和市で初開催された対新潟戦。アパッチ自体も一番迷走していた時期。いろいろあって私自身チームに対して相当オカンムリで望んだ試合です。

「いろいろあって」の詳細はコチラ → 「名を継ぐもの」
 
25点もリードしながら大逆転負けを喫した第1戦の次の日、第2戦は最後まで競った試合になりました。終盤、重要な局面で翔自にボールが回ります。その日も3Pが好調だった翔自、ここで決めれば勝利をグッと引き寄せる場面、インサイドからいいタイミングでキックアウトパス(※1)が出ました。ディフェンスは微妙な位置だったけど、翔自の打点の高さなら十分に打てるタイミング。絶好のチャンスです。
 
しかし、彼はシュートを打てませんでした。
  
 
■独り立ちの時
 
パスを受けた彼は、中途半端なシュートモーションから、勝負を避けるようにパスを返します。返された選手も、てっきりシュートを打つと思ってリバウンド体勢に入っていたので受けきれず、結果ターンノーバー。

東京82-84新潟で迎えた4Q残り時間3秒。もう一度彼に同点のシュートが託されましたが、それもゴールから逃げるようなシュートになり入らず、そのまま試合終了。大事な初開催地での試合を連敗で終える結果となりました。

ブザーがなった後、翔自は顔をグシャグシャにして泣きました。最後のシュートを外した悔しさもあるでしょうが、私は「打てなかった勝負の3P」からずっと様子がおかしかったのを見ていました。

前年までなら、入らなくても迷わず切れ込んで行ったであろうシチュエーションで、彼は自分の「心の弱さ」に負けたんです。自分に託された勝負所で、3Pシュート放つことも思い切って飛び込んで行く事も出来なかった。それが分っていたから人目も憚らず悔し涙を流したと私は感じていました。 
 
仲西翔自はとても心根の優しい男です。子供が大好きで、のほほ~んとした「いい奴」丸出しの笑顔。筋肉を褒められるととても喜ぶ(笑)。いろんな意味であまり器用とは言えない。それでもひとたびコートに立てば、どんな強敵にも果敢に挑んでいく。思わず魅入られずにはいられない、そんな不思議な力を持つ選手です。

しかし、その優しさが「弱さ」になってしまった昨シーズン。3Pが入るようになったことで自らのプレースタイルに「迷い」が生まれた結果、一番の武器だったアグレッシブさまでが失われ、徐々にプレータイムが減っていきました。チームが調子を上げるにつれ自分の出場時間が減っていく状況は、本人にとってとても苦しいものだったに違いありません。

それでも、シーズン終盤には本来のアグレッシブなスタイルを取り戻しつつあったし、何とかしようと足掻く姿が見られました。少ないチャンスをものにしようと「何でもやってやる」という本来の姿勢が戻っていました。
 
「仲西翔自がボールを持ったら、絶対何かやってくれる。」

 
そんな期待を持たせてくれるプレーが帰ってきつつあったのです。残念ながら完全復活の前にシーズンは終わってしまいましたが、彼が殻を破り、次の段階に進もうとしていることは確実だったと思います。
 
 
彼が移籍する島根スサノオマジックのHCは、クロアチア人のジェリコ・パブリセビッチ。そう、2006年の世界選手権で日本代表を率いて、「あと一歩で決勝リーグ」というところまで引き上げてくれた、誰もが認める世界レベルの名将です。

ジェリコの指導方針は、徹底したフィジカルと基本技術の強化、そしてタフな練習で培われるメンタルの強化です。翔自にとっては、まさにベストな指導者だと思います。

私は、アパッチブースターには怒られるかもしれないけど、翔自の移籍先が島根であることがとても喜ばしいと思っています。非凡な素質を持ちながらその使い方に迷っていた男が、その才能を100%以上に引き出してくれるであろう場所に、やっとめぐり合ったんですから。

『恵まれた素質』+『ジェリコHCの指導』+『地元ブースターの期待』

これ以上に彼を成長させる環境は無いでしょう。

かれは、旅立ち、というよりは「独り立ち」の時を迎えたのだと思います。
 
シーズンが開幕する5ヵ月後、一体どんな選手になっているか本当に楽しみでしょうがない!

翔自よ、3Pシューターとしての才能開花は、君の成長のほんの第1段階に過ぎない。願わくば、次に会うときは120%のブーイングで迎えなければいけない「島根のエース」になっていて欲しい。
 
ってか、絶対なれ。それ以外は認めない(笑)。

 
んじゃ、秋にまたコートで!
 

sy4.jpg
 

※1)一度インサイドに押し込んでディフェンスを引き付け、外側にいる選手にシュートを打たせるパス。
 

2010/05/26

2ヶ月連続で風邪を引いてしまうという失態で、日本バカ協会から問題視され始めました。
フィルコです。こんにちわ。
 
 
■ファイナル終了!
 
先週末の日曜日。5月23日。

東京は有明コロシアムにて、bjリーグ2009-2010シーズン、プレーオフファイナルが開催されました。

5月15日に行われたカンファレンス(地区)セミファイナルから、頂点を決めるファイナルまで、今年も本当に熱い熱い戦いが繰り広げられました。

その激戦を制し栄冠を手にしたのは、
 
浜松・東三河フェニックス!!
 
我らが東京アパッチとカンファレンスセミファイナルで戦ったフェニックスが、見事に初優勝を果たしました!!JBLから転籍して2年目での快挙。本当におめでとうございます!!

「憎たらしい程の強さ」

シーズンを41勝11敗という史上最高勝率で終えたフェニックスは、その強さをそのままにプレーオフを最後まで突っ走りました。
 
 
□イースタンカンファレンス・セミファイナル (リーグ準々決勝)

 GAME1:浜松・東三河フェニックス 96 VS 68 東京アパッチ
 GAME2:浜松・東三河フェニックス 90 VS 80 東京アパッチ

 
□イースタンカンファエレンス・ファイナル (リーグ準決勝)

 浜松・東三河フェニックス 102 VS 75 新潟アルビレックスBB
 
 
□ファイナル (リーグ決勝)

 浜松・東三河フェニックス 84 VS 56 大阪エヴェッサ
 
 
【最終順位】
 
優勝:浜松・東三河フェニックス
2位:大阪エヴェッサ
3位:琉球ゴールデンキングス
4位:新潟アルビレックス

詳細は bjリーグ プレイオフ公式ブログで → http://www.plus-blog.sportsnavi.com/bjstaff/
 
 
我らがアパッチも善戦しましたが、ここ一番の勝負強さ、ディフェンスの集中力、選手層の厚さ、全ての面で上回るフェニックスに力でねじ伏せられましたね。新潟アルビレックスも大阪エヴェッサも、同様にフェニックスのディフェンスを崩すことが出来ませんでした。

場面場面では「崩せるかな!?」というプレーが出るんですが、なにしろ「修正」が早い。これは中村HCを中心としたチームワークが出来上がっているからに他ならず、フェニックスのチーム力の高さを思い知らされたファイナルでしたね~。

実はフェニックスも決して万全だった訳ではなく、シーズンMVPに輝いたエース、ウェンデル・ホワイトがアパッチ戦で捻挫したため十分に力を発揮できない状況でした。しかし、そこをキャプテン大口、ラーカイ、岡田、太田(和)、太田(敦)などベンチプレーヤーを含め全員でフォローしてました。私なんかはむしろ「かえって強くなっちゃったんじゃねーの?」って思いましたよ。
 
特にキャプテン#3大口は、ほんとにヤバかった!

カンファレンスセミファイナル。対新潟戦では35得点 4アシスト 3スティール
なんと3Pは10本成功!!!(リーグ新記録)

ファイナルでも勝利に大きな貢献を見せ、文句なしでプレーオフMVPに輝きました。

173cm、34歳。決して派手な選手では無いけれど、安定感抜群の3Pシュート、腰の低いタイトなディフェンス。全力で走り続けるタフネス。何より中村HCのバスケットを誰よりも理解しているクレバーさで、どのチームからも嫌がられる「お手本のようなガード」プレーヤーです。

うちの康平も、大口にマークされたときはだいぶ苦労してますね。

彼は、実はフェニックスのbj転籍時に引退を考えていたそうです。しかし、相次ぐ主力選手の脱退に強い危機感を感じ、中村HCに「お手伝いさせてください」と引退を撤回して、この2シーズンをキャプテンとしてチームを牽引してきました。

2歳のお嬢さんを抱きかかえながらインタビューを受ける彼の笑顔は、「日本人初のMVP」とかそういうことではなく、「やるべき仕事をやり終えた」という職人の安どの顔に見えました。
 
 
しかし、、最も私を燃えさせてくれたのが優勝後の中村HCのコメント。

『ありがとうございました。3年前bjリーグに入る前にファイナルを見に行った際、ファイナルで優勝したら死んでもいいかと思っていたが、実際優勝してみると「なんでもないな」という感じ。自分の中でこの程度で喜ぶなといっているのだと思う。これからずっと勝ちますよ(笑)』
 
ムキーーーーー!!!マジ憎たらしい!!来季はぜってー勝たせねーーーー!!

燃料投入あざーーーっす!!!


■人づてのファイナル
 

こんな記事を書いてますが、実はワタクシ今回のプレーオフは会場に行けてません。(bjtvで後からチェックはしましたけど)。なもんで、現場の感覚を持たないまま書いていいのかどうか、正直迷ってました。

が、

いろいろな人の話を聞いたり、ブログ記事やmixiやツイッターのコメントを見たり、中には「ファイナルを初めて見てめちゃくちゃ面白くて、バスケにはまっちゃいました!!」とメッセージをくれる方もいらっしゃったりで、

これは書かんわけにはいかんだろうと。
 
会場の雰囲気は去年にまして熱かったようで、相変わらず琉球ブースターはやばかったみたいですね~。キングスカラー金色のブースターでびっちり埋まったチームシート。南国の陽気なテンションとアリーナに響く指笛の音は、昨季のファイナルで対面してましたから今でも脳裏に焼きついています。

金城を欠き、エースのジェフ・ニュートンも万全では無い状態でのファイナルでしたが、それでもキングスは小渕、菅原など新しい力の成長で勝ちあがってきました。テレビの特集でも取り上げられていましたが「ゆいまーる」の心でつながったキングスとキングスブースターの絆は、他にはまねできないものがあります。一度でいいからアウェイブースト(応援)で琉球に乗り込みたいなぁ。求むスポンサー!(笑)
  
もう一つブースターのことでよく耳にするのが「フェニックスブースターの熱さ」。一試合を通して止まらない大きな声援、チームカラーである赤に染まったゴール裏のチームシート。試合後は嬉しさに泣き崩れるブースターも居たほどで、チャンピオンチームにふさわしい一丸ぶりだったという声を沢山見たり聞いたりしています。

昨季、カンファレンスファイナルで対峙したときは、それは感じませんでした。bj1年目のフェニックス、やはり圧倒的な強さでシーズンを通過しましたが、ブースターとチームが一丸になって戦う文化の醸成は間に合わなかったのかな、と感じていました。転籍前の「OSGフェニックス」のファンだった人がだいぶ離れてしまった、という話も聞いてましたしね。

しかし今回のファイナルでは、あの新潟ブースターにも引けを取らない熱さでチームと戦うブースターの姿に、とある東京アパッチのブースターが「危機感を覚えた」というほど凄かったようです。

この優勝をきっかけに、その熱さが広く地元に伝わって、我がアパッチ同様集客に苦戦しているフェニックスの好転材料になってくれればと思います。お互いに頑張らねば!
 
また、プレーオフ直前に発表された「高松ファイブアローズの運営会社破綻」からチームを救おうと、会場では「ファイブアローズ存続を願う署名」が行われたそうです。急なニュースに全国のブースターが凍りつきましたが、その二日後にはカンファレンスセミファイナルの会場で署名運動が始まり、リーグ全てのチームのブースターから自主的に支援の声が集められました。

テーマは「16」

来期のbjリーグを絶対に16チームで開催しよう!ということで、試合中に「16」と書かれたメッセージボードを掲げるキャンペーンも行われました。会場の一番いい場所に急遽署名ブースが設けられ、全国から集まった有志のブースターが観客に署名を呼びかけていたとのこと。bjリーグもこの問題については「全面支援」を公式にうたっており、地元では新たなスポンサー候補の企業と交渉も始まったそうです。
 
 
高松ファイブアローズのチーム存続を求める署名サイト

【PC】 http://www.shomei.tv/project-1541.html

【携帯】http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=1541
 
 
高松ファイブアローズ応援サイト

【携帯】:http://www.bjl-m.com/

各チームのブースターが集まって行われた「ブースター交流会」の話を聞くにつけても、ファイナルという場は、戦いの場ではあるんだけど、全てのチームがお互いの健闘を讃え合い、絆を確認し合う場でもあるんだなと実感します。

他にもたくさんのいい話がありまして、自分の目では見られなかったけど、変にフィルターがかかった私の目よりも、他の人の目や耳や心を通して感じたことの方が、もしかしたら正確なのかもしれない、と認識を新たにしたファイナルでありました。

ま、なんにせよ、やっぱ当事者としてあの場に立たなきゃね。ってのは変わりませんでしたが(笑)

もっともっと、たくさんの人と話がしたい。

そのためにやらなければいけない事は、なんだろう。

 

2010/05/26 12:07 | bjリーグ | No Comments
2010/05/15

  
いろいろと決意を新たにしております。フィルコです。
おはこんばんちわ。

まずは、5日間テーブルに出しっぱなしのどんぶりを洗うところから。
さて、いよいよ今日からです。
  
 
何がって?タイトルを良く黄泉たまへ!!

プレーオフじゃよプレーフォフ!!

フォフォフォフォフォフォ~!!!!!

セイセイセイセイセイセイセイセイセイセイ!!!

 
はぁはぁはぁ。。。よかったら見て下さり。
 

■レギュラーシーズンが終わりますた。
 
先週末に2009-2010レギュラーシーズンを終えたbjリーグ。
各地区の順位はこんな感じです。

□イースタンカンファレンス(東地区)

1位 浜松東三河フェニックス  41勝 11敗
2位 仙台89ERS  35勝 17敗
3位 新潟アルビレックスBB 25勝 27敗
4位 東京アパッチ  22勝 30敗

----------------------↑プレーオフ進出

5位 埼玉ブロンコス  17勝 35敗(得失点差+1.6)
6位 富山グラウジーズ  17勝 35敗

浜松・東三河フェニックスが過去最高勝率でダントツの1位通過。しかも連敗が一度たりともないという記録的な強さ。2位はシーズンを通して最も安定したバスケを見せた仙台89ERS。新潟は序盤の不調を中盤で取り返し3位キープ。4位にはどん底から這い上がった我らが東京が滑り込んだ。

埼玉は序盤は好調だったが、好不調の波が激しくPGマリオを中心としたオフェンスは最後まで安定しなかった。チーム内のコミュニケーションが改善されれば本来の力を発揮できると思われる。富山も序盤は好調だったが、ディフェンスが安定せず勝負どころでミスが出るなど若さが目立った。しかし水戸が大きな成長を見せてリーグ屈指のガードに成長したので、来期に期待できる。頑張れ!
 
 
□ウエスタンカンファレンス(西地区)

1位 大阪エヴェッサ   34勝 18敗
2位 琉球ゴールデンキングス 33勝 19敗
3位 ライジング福岡  30勝 22敗
4位 滋賀レイクスターズ 29勝 23敗

----------------------↑プレーオフ進出

5位 大分ヒートデビルズ 25勝 27敗
6位 京都ハンナリーズ  17勝 35敗
7位 高松ファイブアローズ 13勝 39敗

まれに見る大混戦を制し1位通過を果たしたのは大阪。決して順調なシーズンでは無かったが、クロッツの獲得、パルマーの復帰で安定した強さが戻った。琉球はケガにないたシーズンだったが、マクヘンリーが踏ん張って支えた上に新しい戦力が成長し2位でシーズンを終えた。得点王パーカーを擁する福岡が3位。成長著しい滋賀が4位で初のプレーオフ進出を果たした。

大分ヒートデビルズは、リーグ屈指の戦闘力を持ちながら選手層の薄さに泣いた。もし来期も同じロウサム体制で望めれば上位は間違いなさそう。京都は初参入のシーズンだったが選手とHCのアンマッチからチームとして機能できなかった。高松は最下位に沈んだが、メインスポンサーの撤退で参戦すら危ぶまれた中、レギュラーシーズンを完走したのは見事の一言。
 
 
今シーズンも、熱くて長くて短くてあっという間のシーズンでした。年々ほんとに熱くなっとります。いやマジで。順位に関わらず全てのチームに濃厚なドラマがあり、ブースターと一体になって戦い、そして何よりも「バスケ楽し~!」という空気の濃度がどの会場でもどんどん濃くなっています。
 
今日からは短期決戦のプレーオフ。
泣いても笑っても、あと9日間で全てが決まります。

bjリーグプレーオフ特設ページ
http://www.bj-league.com/html/playoff/

 
 
■カンファレンスセミファイナルに臨む東京アパッチ

 
今日(5月15日)から行われるカンファレンスセミファイナルは、
bjリーグ独特のルールで行われます。

 シーズン1位 VS 4位 at 1位チームのホーム
 シーズン2位 VS 3位 at 2位チームのホーム

・2戦して2勝したら勝ち抜け。
・1勝1敗の場合は、2戦目終了後に5分ハーフの決定戦を行い、勝者が勝ち抜け。

 
対戦表は以下の通り

【イースタンカンファレンス】

 浜松・東三河フェニックス(1位) VS 東京アパッチ(4位) at 浜松アリーナ

 仙台89ERS(2位) VS 新潟アルビレックスBB(3位) at 仙台市体育館
 
【ウエスタンカンファレンス】

 大阪エヴェッサ(1位) VS 滋賀レイクスターズ(4位) at 神戸ポートアイランド

 琉球ゴールデンキングス(2位) VS ライジング福岡(3位) at 那覇市民体育館

 
 
対戦相手の浜松・東三河フェニックスは、正直言って強いです。なにより連敗が一回も無いっていうのが凄すぎる。。

とくにシーズンMVPのウェンデル・ホワイトとウィリアム・ナイトの二人は、このリーグでは突出した力を持つアンストッパブルなコンビ。このコンビにどんどんボールを回しつつ、自分でも高確率の3Pシュートで点を取れる大口の存在も大きい。センター太田の成長も著しい。

我らがアパッチとの対戦成績では、アパッチの2勝4敗と負け越し。しかしそのうちの2敗は、チーム作りの遅れから戦力の整わない状態で戦ったために喰らったもの。シーズン後半は2勝2敗と、5分です。

巷の前評判によると
 
「シーズン終盤に驚異的な伸びを見せた今の東京アパッチは、シーズン前半とは全く別のチーム。(私はそうは思わないんだけどね。) 波乱を起こすならば、アパッチの可能性が高い。」

とか言われてます。いや、手前味噌ながらその通りと思います。

仙台や新潟が、チームスタイルがほぼ完成された状態でプレーオフを迎えたのに対し、なんせ我らがアパッチは、まだまだ伸びシロを沢山残した状態でプレーオフ出場を果たしました。短期決戦では勢いに乗った方の勝ちですからね。「試合中にさえ成長できる余地を残している」というのが我が東京アパッチの最大の強さかもしれません。
 
何より、今はチームの雰囲気が本当に良い。

前の記事でも書きましたが、途中加入の「JJ」ジェレル・スミスがチームにアパッチらしい「アホさ」と爆発力をもたらしてくれました。ヒルキ、木村、田中など練習生から契約した選手達も、出場時間は短いながら常にベンチから盛り上げています。全選手が一丸になっていることが感じられます。

ベスト5に選出された康平、アシュビーも、「今は皆がそれぞれの役割をしっかり認識して、責任を持って戦えている。」と言います。そしてそれは、「bjリーグtv」のインタビューで板倉玲奈が言っていたとおり、苦しい状況の中キャプテンシーを発揮し続けた仲摩純平の働きがあってこそ、ということ。

参戦すら危ぶまれた開幕時から、終盤の驚異的な追い上げ、そしてプレーオフ出場。

なにも恐れるものはなく、いい精神状態で戦う準備は整っています。

何より、相手は因縁の強敵、浜松・東三河フェニックス。
日本を代表する闘将 中村HCのチームです。

これ以上無い舞台が揃いました!!

TIPP-OFFは18時。

勝って、有明に帰るぜぇ!!
 
東京一丸!!

2010/04/24

耳かきは至高のエンターテイメント。

フィルコです。おはこんばんちわ。

ほぼ、イキかけました。

天候不順が続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか?我らが東京アパッチの選手たちもこの天気で風邪を引いたりウ○コを踏んだり大変みたいです。 

さてさて、いよいよ今シーズンのホームゲームは残すところあと2回になってしまいました。
 
現在東カンファレンス第4位。何とかプレーオフ進出圏内に引っかかっています!毎年この時期になるとバスケ馬鹿度がMAXになって「切れたナイフ状態 by出川先生」になるのですが、今年はなぜか冷静です。

ん?

冷静というのはちょっと違うか。こないだは試合中にボランティアでやったモップ振り回してたし(笑)。「リアル」といったほうがいいか。
 

■ブースター(ファン)が作る最終戦

何のプロスポーツでも(ホーム&アウェイ制なら)ホームゲームとういうものがあり、大勢のファンが大歓声でチームを後押ししますね。スタジアムやアリーナは単なる箱であって、そこにファンの歓声があるから「ホーム」になる。それを「ファンがホームを作る」などと言ったります。

が、

bjリーグレギュラーシーズンの最終戦。東京アパッチ及び、東京アパッチブースターがやろうとしている「ホームを作る」はちょっと違います。

リアルにホームを作るんです。ブースター(ファン)が。
 
題して「Tokyo Apacheブースタープレゼンツ」

d.jpg

東京アパッチ公式HP:http://tokyo-apache.com/01_newsrelease/03_event/002224.php

どういうことかというと、
 
5月6日(木)、7日(金)の二日間に代々木第二体育館で行われる試合の

「運営」「広報」「演出」「管理(一部)」を、

「ヒト・モノ・カネ」全ての面でブースター提供でやってしまう。

ということ。

比喩とかでなく、ブースター(ファン)の手で本当に作るんです。ホームゲームを。

 
本当にいろいろ大変だった今シーズン、最終戦はみんなで『お疲れさま!』『ありがとう!』そして『プレーオフ頑張ろう!』で一丸になりたい。
 

という気持ちから生まれたこの企画。とあるブースターのアイデアにフロントも賛同し、シーズン大詰めのこの時間がないなか、急ピッチで準備を進めています。不肖ワタクシも微力ながら協力させて頂いております。

いやぁ。。今シーズン。俺が知ってるだけでも本当にいろいろあったんだから、実際はきっとその何倍も大変な思いをしてここに至っているわけで。選手もフロントもブースターも、沢山のピンチを乗り越えて(ピンチ継続中だけど)、今、プレーオフに手が届きそうなところまで来てます。

ブースターが主体になって、戦う選手を後押しし、お客様をもてなし、お互いを労い、励まし合い、そして一つになって「プレーオフへ決意」「来季への決意」を新たにする。

「ブースタープレゼンツ」。これ、今までに無い本当にエエ企画だと思うですよ。私は。
 
 
■「ブースタープレゼンツ」の概要

ブースターは、提供する費用ごとに3種類のコースに分かれて参加します。

各コース以外でも、無料で誰でも参加できる企画もあります。

1)Tシャツコース:

  5000円提供。キッズ限定以外の全企画に参加可能。記念スタッフTシャツと記念プレゼント付き。

2)アフロコース:

  3000円提供。「選手周り」以外の運営企画に参加可能。紫アフロと記念プレゼント付き。

3)キッズコース:

  1000円提供。選手周り(ベンチのタオル係、ボール拾い等)と運営企画に参加可能。

≪企画一覧&コース別参加区分≫

book1.jpg

さらに、提供してもらったお金で「超カッコイイ照明演出」実現。選手達とブースターを後押しします!!

そして、さらにさらに超重要なことも発表されています!

『本イベントの収益のうち、本イベントで使用する諸経費を除いた余剰分は、選手たちにプレーオフで頑張ってもらうための強化費に充てられます。』

『本イベント終了後に、HPにて収支の公表を行います。』
 
 
しかも!!

『東京ヤクルトスワローズ』も本イベントに共感してくれて、マスコット『つば九郎』来襲も決定!!

いや~、ここまで盛りだくさんになるとは思わなんだ(笑)

 
■東京一丸 v2.0

この企画がまとまるまでに、3回のブースターミーティングと、事前の企画説明会が実施されました。

4月 3日:第1回ブースターミーティング
4月 7日:第2回ブースターミーティング
4月11日:第3回ブースターミーティング
4月17日:企画説明会

全ての日程がチーム公式HPで発表され、ミーティングの議事録も全て公開されています。過去のことを考えても、ここまで公開された参画型イベントはありません。

私は、企画の初動から関わらせて頂いた手前、ブースターミーティングも企画説明会も全て参加させていただきましたが、その場で出た企画アイデア、この最終戦だけでなく、来季以降、将来を見据えたアイデアまでがしっかり公開されています。

 
正直、ここまで対応してくれるとは期待してませんでした。
本当に時間がなかったし。
 
それに、フロントは余計な仕事はなるべくやらない様にするもので、ブースターの意見は聞くだけ聞くけど、なるべく「抑える」方向に持っていくもの、と想定してました。

だから、こちら側(ブースター)でガッチリ体制を整えておいて、抑えにかかってきたら反撃するつもりで準備をしていました。

が、

蓋を開けてみたら「アレどうしますか?これどうですか?」と、こちらが「急かされる」ぐらい(笑)。
時期的に墨田区総合体育館での初開催の準備とも重なっていたのに、相当限られた時間の中でまとめてくれたものと思います。

なもんで、基本的な段取りはフロントにお任せして、私がいろいろと書くのは止めました。
余計なこと書くとみんなが混乱しちゃうから。んで、いろいろ決まったらとにかく企画が成功するように支援しようと腹を決めました。

ブースターミーティングで出た沢山のアイデアのうち、諸権利に関わるものや、リーグや会場との条件調整が難しいものについては、今回は実現できないものもあります。ただ、それは今回は「間に合わない」ということで、この先はどんどん実現していこうという「空気」があります。これは、今のフロントが本気でブースターや地域と一緒にアパッチを作っていこうと思っている気持ちの現れと感じています。

他のチームのブースターの方は、多分「そんなの普通のことでしょう?」と驚かれると思います。

アパッチブースターは、コアになればなるほど、過去に嫌な思いをした人が多くて、チームフロントとの関係はある意味心の傷になっています。昨シーズンまで、悲しいことにフロントとブースターはいつも対立軸上にいました。
 
しかし、私は、思うんです。

「東京一丸」って、「チーム」「ブースター」「地域」そして「フロント」も一つになって「一丸」だよね。

この「ブースタープレゼンツ」をきっかけに、今まで一つになれなかった「フロント」と「ブースター」が、タッグを組んで、新しい東京一丸「東京一丸 v2.0」になれるんじゃないかと。

そして、今なら、きっとできると。そう思うんです。

最初は小さな輪かもしれないけど、少しずつでいいから、この輪をみんなで広げていけば、「東京で地域密着」、いや、「アパッチが密着する地域が集まった『東京』という場所」の実現が出来るんじゃないかと、勝手に夢見ております。
 
それに、本来ならば、こういう企画は「後援会」が主体になってやるもんだと思うんですが、今は東京アパッチにそのようなバックアップ組織は存在しません。これを機会に、そちらの動きにも繋がっていけば、と思っています。

あ~、なんだか堅苦しくなってきたな(笑)

ま、とにかく難しいことは抜きにして、みんなで楽しいホームゲームに出来ればいいなぁ。

もし共感していただけたら、ご協力を宜しくお願いします!!

参加締め切りは4月27日いっぱいです!お早めに~!

申し込みは下記のとおり
 
************************************

★お申し込み方法

 メールのみの受付とさせていただきます。
apache@exstar.co.jp宛に、件名を『お申し込み者様のお名前/ブースタープレゼンツ』として参加者のお名前・お申込コース名と金額・住所・連絡先電話番号・参加希望企画の番号(ない場合はなしとご記入ください)・東京アパッチに所属する好きな選手名(1名)をお送りください。

************************************

さて、頑張らなきゃね。

「フィルコはフロントの犬になった」と言われてもいいから(笑)。
 
 
 
でも、5月7日は仕事だったりするんだよね。。。てへ。
  
 

2010/04/24 02:54 | 東京アパッチ | 2 Comments
2010/04/20

元日本代表、大山妙子さんと同い年で誕生日も同じ。

で? って言われる確率120%。

フィルコです。こんにちわ。
 

4月14日に日本バスケット協会の理事会で発表された「次世代型トップリーグ」設立に関するコラムの続きであります。

前:「次世代型トップリーグ」がスタート!?(1)

 
■実態はどうなの?

 
2013年、つまりは2013-2014シーズンから新トップリーグを立ち上げるという方針について、バスケファンの間の意見は大きく二つに分かれつつあります。
 
1)日本バスケの未来のために統合を断行し「ひとつのリーグ」にまとまるべき。
 
2)統合せず、JBL、bjリーグのお互いの良さを生かして、しばらくは交流戦などで緩やかに融合を図るべき。
  

大雑把にいうと、こんな感じですかね。
 
 
私自身は、統合断行に賛成だったりします。「裏切り者!」という声が聞こえてきそうです(笑)。

統合断行を懸念する意見の核は、bjリーグとJBLの思想の違いにあります。

bjリーグは「プロフェッショナル」「スポーツエンターテイメント」「グローカル&コミュニティ」をテーマとし、華やかな演出と魅せるプレーで地域密着運営を行い、ビジネスとしてのプロバスケットの成立を図りながら、より多くの人々にバスケットの魅力を伝え、バスケットを通じた地域文化、地域経済の創生に努める。という理念で活動します。

一方のJBLは、「日本最高峰リーグ」であることを標榜し、リーグ戦開催による競技力向上を通じて、見る人に高いレベルのプレーに触れる機会を提供し、全体としての競技レベルアップを図る。また地域のネットワークと協調して「地域の財産」としてのチーム作りをするとともに、安定した経営環境を作る。という理念のもとに活動しています。

 
大枠を捉えて言うならば、

 JBL: 競技者>地域>ビジネス

 bj : 地域>ビジネス>競技者

という価値の位置づけの違いが大きいのかなと私は考えます。
しかし、現在の実態はどうなんでしょうか。

ひとつひとつ、チームとそれを取り巻く環境を見ていくと、話はかなり変わってくると思います。
 
 
bjリーグの中にも、穴吹工務店破綻前の高松ファイブアローズのように実質「実業団」に近いチームもあれば、レラカムイ北海道のようにほぼbjリーグと共通の理念、運営方式で活動しているプロチームもあります。
 
リンク栃木ブレックスの場合は、4分の3プロ、4分の1実業団ぐらいでしょうか。実質的にエクスターグループの持ちチームとなっている現在の東京アパッチも同じような感じです。コジマ電機のようなビッグスポンサーがいるかどうかの違いでしかありません。
 
ただし、ブレックスも地域密着運営、プロフェッショナルを強く標榜しており、しかもbjチームでも琉球や仙台ぐらいしか到達していないレベルでそれを為し得ています。そして多くの高年俸選手を抱えながら単年度黒字経営を達成した努力は、本当に素晴らしいと思います。その点で、経営自由度が高いbjリーグにいるはずの我が東京アパッチは足元にも及んでいません。
 
他にも、日立サンロッカーズなどは実業団方式でありながら、興行権を行使して華やかなホームゲームを作ることに成功していますし、その他のチームも意識の上では徐々に「ファン」の方向を向いた運営に移行しつつあるように見えます。

もはや東芝のような「完全なる実業団」は稀で、bjリーグにしても、JBLにしてもチームのあり方としては様々というのが現状です。
 
 
この多様性をどう理解するべきか。

「バラバラで足並みが揃っておらず、惨憺たる有様。」ですか?

それは全く間違っています。

なぜなら、チームの在り方として基本的に「実業団」しか存在しえなかった日本バスケ界のトップカテゴリーに、2000年からの10年間でこれだけ多様なチーム運営の幅が生まれて、乱雑ながらそれぞれが何とか成り立ち、2004年以降はチームが増え続けている。

これって、他の種目では起こっていない全く特異な現象です。

つまりこれ、めちゃくちゃ活性化しているってことだと思うんですが~、ちがいますかね?
 
 
■リンク栃木ブレックスの優勝がもたらす大きな意識の変化
 
核心に入る前に、JBL内で活動したプロチームに焦点を当てて時系列で紹介します。
 
 
1.【さいたまブロンコス】

 現bjリーグ 埼玉ブロンコス。1997年JBL日本リーグに参戦。2002年、2003年と連続優勝。2004年シーズン終了後に脱退。廃部したアンフィニ東京を母体に結成され、市民資本による「市民クラブチーム」だった。
 
 
2.【新潟アルビレックス】

現bjリーグ 新潟アルビレックスBB。廃部した大和証券バスケットボール部を母体に結成され、JBL日本リーグに2000年より参戦。2000年、2001年と日本リーグで優勝、翌年スーパーリーグに昇格。2004年シーズン終了後に同リーグを脱退。bjリーグ設立の中心となった。
 
 
3.【福岡レッドファルコンズ】

 2006年シーズン、新潟アルビレックス脱退の穴を埋める形で福岡に誕生。母体はなし。レギュラーシーズン半ばで運営が破綻し、解散の悲劇をみた。キャプテンの川面選手は解散後も福岡に残り、地元支援者と共に自らクラブチーム「福岡BBボーイズ」を結成。後にライジング福岡としてbjリーグ参戦を果たした。
 
 
4.【レラカムイ北海道】

 レッドファルコンズの穴を埋める形で「新JBL」に参戦するチームを公募したところ、北海道よりオファーが入り審査ののち2006年に参戦承認。2007-2008シーズンからJBLに参戦。折茂、桜井、山田など現役日本代表クラスの選手獲得に成功した。徹底した広報戦略と地域密着で「熱いファン」を増やし、北海道に初めて「見るバスケ」の文化を拡げた。有力スポンサー獲得に苦戦しており、成績は下位に甘んじている。
 
 
5.【リンク栃木ブレックス】
 
 栃木ブレックスとして2007年宇都宮市に誕生。同年、新JBLのサブカテゴリ「JBL2」で優勝。bjリーグに転籍したOSGフェニックス東三河の穴を埋める形で2008年シーズンよりJBLに昇格。その際、リンク&モチベーション社がメインスポンサになり「リンク栃木ブレックス」とチーム名を変更した。栃木発の家電量販店、コジマ電気もビッグスポンサーとなっている。日本人唯一のNBA経験者である田臥、代表の若きエースシューターの川村を獲得し、今季優勝、同時に単年度黒字経営を達成した。
 
とこんな、感じ。
 
リンク栃木ブレックスのファンの方には「JBLのプロチームとして初の優勝」にピンとこない方も多いと思います。実は、こんなに沢山のチームがその壁に挑戦し、壁を越えられなかった歴史があるのです。バスケットの実力云々の前に、殆どのチームが運営面や制度面での壁に苦戦を強いられました。

だから、ブレックスの優勝はその「バスケット力の壁」と「運営、制度面の壁」を同時に破ったという、ある意味それこそが「奇跡」と言っていい、衝撃的な出来事なんですよ。

この奇跡に勇気付けられたのは、ブレックスファン、栃木県民の皆さんだけではありません。JBL、bjを問わず、トップリーグから地域リーグに至るまで、チームの運営に携わる人こそが、本当に励まされたんじゃないでしょうか。

昨年度のbjリーグ琉球ゴールデンキングスの優勝に続き、JBLでも『地域密着』『独立採算』のブレックスが優勝を果たしたことで、「マイナースポーツ」のレッテルを貼られスポンサー獲得もままならず、私財を投げ打って日々の活動を行っている運営の人たちに、大きな勇気を与えたことでしょう。しかもこの不況時に成し遂げた、ということも大きな意味をもちます。
 
 
「バスケでも『地域密着』『独立採算』のチーム運営が成り立つ。」
 
 
この勇気は、更なるプロ参入の機運を生むはずです。「この国でバスケのプロは無理。」そう言われ続けていまいち自信が持てないままでいたバスケ人の意識が変わるのです。

「この国でバスケのマンガは無理。」といわれた井上雄彦はどうなりました?

「スラムダンク」はこの国のマンガ史上最も多く売れたマンガとなり、連載終了から15年が経ったにも関わらず、未だに日本のみならずアジア全域において「バスケのバイブル」であり続けています。
 
「バスケはマイナー」「バスケは無理」から「バスケは行ける!」に。
 
ブレックスの優勝を起点にバスケ人自身の意識が変わったとき、2004年から上り続けてきた「バスケ界の活性化レベル」が一足飛びに次の段階にジャンプアップできると、私は信じています。
 
 
■希望を持って未来を語ること。声を上げること。
 
それでもリーグ統合については、いろいろな不安が付きまとうでしょう。
  
「bjはガイジンばっかりで日本人はプレーできないから、統合になったら私の好きなあの選手が試合に出られなくなるかもしれない。」
  
「JBLは教科書どおりのガチガチなプレーばっかりで、統合になったら私が好きなあの選手の驚くようなプレーは見られなくなるかもしれない。」
 
 
ある意味あってるとも思うし、間違っているとも思う。なぜなら、

「次世代型トップリーグ」とやらの姿は、まだ何も決まっていないから。
 
つまりは、お互いが心配しているようなことを、お互いに解消できる道がまだあるかもしれないという事。私は絶対にあると思います。

大事なのは「関心をもち続け、絶対に傍観者にならないこと」。

これからの事は、「いい子」になって誰か上の人が決めるのを待つんじゃなく、自分達で決めるんです。「新しいリーグができるなら、こうあって欲しい、ああなって欲しい」。電話でも手紙でもメールでも何だっていいから、とにかく声を上げることです。

そしてもっと大事なことは、「夢を持って理想を語り合うこと。」

どんなに馬鹿げたことだってかまわないから「こうなったらいいな。」を恥ずかしがらずに人に話して下さい。なんなら、ここのコメント欄に書き込んでもらってもいいです。

100%実現はしないかも知れないけど、もしかしたら誰かがもっと素晴らしいアイデアを出していて、あなたが思っていた以上に良い結果が得られるかもしれない。

全てはお互いが希望や理想を語るところから始まるんです。ぶつかり合いになったっていいじゃないですか。ゴタゴタを避けたところで、何かが始まるんですか?

なぜ、日本のバスケが沈み込んでしまったのか。それはNBAブームが去ったせいでも、スラムダンクが連載終了になったからでもありません。

「誰も関心を持たず、誰も声を上げず、誰もぶつかり合わなかった。」

これが最大の原因です。二度と繰返しちゃダメです。
  
  
この不況時にあって、日本バスケには追い風が吹いています。
 
全然テレビにも出でこない状態は相変わらずなのに何をとち狂ったことを言っているのか、と言われるかもしれませんが、元が酷すぎたんで現状だってかなり良くなってるんです(笑)。
 
ただし、この上昇機運を逃したらどうなるか分らない。
 
この「次世代トップリーグ」こそ、本当に私たちのチーム、私たちのリーグと言える最高のものになるよう、一つになってみんなで声を上げていきましょう。
 
その声は絶対に届き、どんな苦境だって変える力があります。
 
 
声援を送る側の人も、声援を受ける側の人も、
 
バスケ馬鹿の皆さんは、誰よりもそれを知っているはずでしょ?^^
 

んね。

 

2010/04/20 08:50 | 日本のバスケ | 1 Comment
2010/04/20

「出されたものは汁一滴残さずに食べなければいけない」という本能との戦い。
それが俺のランチタイム。

フィルコです。こんにちわ。
 
 
バスケ新リーグ21日調印式を実施

スポーツニッポン 04月15日
 日本バスケットボール協会は14日の理事会で、国内男子プロのbjリーグと日本リーグを統合した2013年度の新リーグ設立に向け、21日に麻生太郎会長立ち会いの下、両リーグの代表と覚書を交わす調印式を実施すると報告した。今後は両リーグも参加した「次世代型トップリーグ創設連絡協議会」(仮称)の設置で具体的なリーグ運営の検討に入る。日本協会はこれまで傘下になかったbjリーグの選手やチームの登録を10年度から認めることを決めており、bjの選手も日本代表入りに門戸が開かれる。bjの選手を対象とした代表選考トライアウトを実施する構想もある。
 

 
あー。こういうの載っけちゃっていいのかな。。ま、いいか(笑)。

リンク栃木ブレックスが、プロチームとして初のJBL制覇を決めた4月12日の二日後、日本バスケットボール協会の理事会で上の記事のような決定がなされました。

まずはbjリーグ及び所属チームを、協会の公認リーグとして認可し、2013年度には現在並立する2つのトップリーグ、JBLとbjリーグを統合して「次世代型トップリーグ」を設立するという方針で合意したとのこと。

テレビではやってくれませんでしたが、ヤホーやゴーゴレなどのネット系ニュースではトピックに上げてくれたとか。もうウ○コマスコミには期待してないからいいけど。

このニュースについて検索をかけると、実に沢山のバスケファン、ファンじゃなくても「バスケ界のゴタゴタ」に嫌悪感を持っている方など、 何にせよ多くの方が関心をもっていることが伺われます。

これは、本当にとてもとても大きなことです。
 
 
■リーグ分裂の経緯を改めて。

本コラムを読んでくださっている方の中には、JBLとbjリーグの関係が複雑でいまいちよく分らない、という方も少なくないと思います。

ざっと言うと。こんな感じ。

2004年、旧JBL1部「スーパーリーグ」のプロリーグ化を渋り続ける協会主催の旧JBLから、独自にプロリーグを作るべく、当時唯一のオールプロチームだった新潟アルビレックスと、市民クラブチームとして日本リーグに参加していた、さいたまブロンコスが脱退した。「選手強化のためには絶対にプロリーグが必要」と強く主張していた新潟アルビレックス代表(当時)の河内敏光氏が発起人となった。

新潟は、廃部した大和証券チームを核にNSG池田代表の支援を受けて発足した日本初の完全プロチームだった。同名Jリーグアルビレックス新潟「新潟の奇跡」の集客ノウハウを生かし、様々な努力を重ねて、日本でただ一つ4000人以上を動員するバスケチームとなった。しかしプロリーグ化を前提にJBLに参戦した背景があり、経営的に「生き残る」ためには脱退、独立は不可避だった。

旧JBL及び日本協会は2005年になっても脱退を認めず留意したが、新潟、埼玉は着々とリーグ設立を進め、正式に6チームで「bjリーグ」を立ち上げた。他の4チームは新たに作った。JBLは、両チームの脱退を承認する代わりに、bjリーグの「選手、チーム、リーグ」全てを協会から除名、「審判員」も公認から外した。

このことにより、bjリーグの選手、審判は国際試合を含むあらゆる公式戦での活動の道を絶たれる。その後、協会は旧JBLを独自にプロリーグ化するプランを発表。2007年に新プロリーグを発足させるとした。これが今に至る2リーグ並立の発端。

2007年、日本協会は組織改変を実施、新(現)JBLが発足したが、厳密にはプロリーグではなく実業団・プロ並立の混合「新リーグ」となった。理由はトヨタ、アイシン、日立など、企業チームがプロ化に難色を示し、実業団のままでの参戦となったから。しかし、ホーム&アウェイ制の導入、興行収入権を各チームに譲渡するなど、大きな制度改革が実現したため、リーグ内でのプロチームの経営環境が大幅に改善した。

※)制度改革以前、旧JBLでは各チームに興行収入権がなく、試合の興行収入は、すべて開催地の地元協会に収めるルールになっていた。新潟は「興行権を地元協会から買い取る」という奇策で凌いでいたが、年間10試合以下のホーム興行では収入に限界があり、ジリ貧になっていた。
 
この辺の詳細は、過去記事「日本バスケ地図」にありますので、よかったらご一読下さい。

嫌になるほど書きました(笑)。

日本バスケ地図 第1章 21世紀版(1)
日本バスケ地図 第1章 21世紀版(2)
日本バスケ地図 第2章 21世紀版(3)

 
 
■上層部の人心刷新が一区切り。バスケ界が一つの方向を向いた。
 

bjリーグのブースターを中心に、マスコミの「喧嘩別れ」「利権争い」的な浅はかな取り上げ方も手伝ってすっかり悪者になっていた日本バスケット協会ですが、協会自体も決して一枚岩でbjリーグの排除に動いていたわけじゃありません。上層部の一部が感情的になって強烈に拒絶していたのは事実のようですが、それだけに「えー。マジでー。」とどん引きしていた偉い人も実は多かったようです。

とくに地方協会ではbjリーグのチームも「地元のチーム」として、かなり早い段階から沢山の協会関係者の方が支援してくれていました。今回の動きは降って湧いたものではなく、チーム側の努力、地元支援者の声が、多くの改革を積み上げてきた結果と言えるのです。

それは中央部にしても同じ。当時の体制に問題意識を持っている人は沢山いて、立場上おおっぴらに「bj支援」を謳うことは難しくても、内外からこの国のバスケットのあり方について改革を進める「同士」としての見方はあったのです。ただ「先輩後輩システム」が組織の骨の髄まで染み込んで硬化した「体育協会」のピラミッドの中では、いかんせん身動きがとれなかったようです。

これを一気に突き崩したのが、2006年の世界選手権開催による巨額赤字処理問題に端を発した協会分裂(※1)のゴタゴタです。これは単に処理方針での軋轢によるものではなく、この国のバスケットの未来をかけて、いろいろな思惑が乱雑に絡み合った激しい戦いだったようです。この時期にはJOCから「資格停止処分」を課されるなど相当ゴタゴタしました。

随分と痛みを伴う改革でしたが、その結果、bjリーグを感情的に敵視した層は多くが第一線から退くこととなり「未来に向けて建設的に話を進めよう」という空気が表に出られるようになったんですね。

bjリーグ独立から今に至るまで、本当に様々なゴタゴタを経て、「上層部の目線をやっと”公式に”一つの方向に向けることが発表できた。」これがこのニュースにこめられた大事な意味です。

※1)協会分裂:

2006年に開催したFIBA世界選手権で発生した13億円の巨額赤字の支払い方法について、当時の執行部が「競技者から徴収する協会登録費を値上げして支払いに充当する。」という方針を示したため、これに反対した勢力が評議会をボイコットした。執行部が反対派の主要メンバーを一方的に罷免し、新たに25人もの「賛成派」と見られる評議員を追加したため、反対派はさらに態度を硬化、人事刷新を求めて全ての活動予算審議をストップさせた。2007年から2008年にかけて議会の紛糾は続き、ついにはJOCの介入を招くこととなった。

一部アホメディアには、この「協会分裂」と「リーグ分裂」の区別がついていない所もありますので、ご注意の程を。
 
 
■実は、この流れは世界的なもの

 どうも国内だけの問題として捉えられがちなbjとJBLの統合話ですが、これはもはや国内だけに留まる話ではありません。バスケットはもはやワールドスポーツであり、日本も世界の潮流の外にいるわけにはいかないのです。

統合、協調の流れは決して降って沸いた話ではない、と前項でお話しましたが、実は「降って湧いた」話もちゃんとあったります。

それは昨年1月にFIBA(国際バスケット連盟)から日本協会に届いた要求「なるべく早く、リーグを一つにまとめるように。」です。これがこの統合話の決定打となりました。ま、「お上からのお達し」で一気に流れ出した感は否めなくもないのですが、何であれ前に進んだというのはめでたい事で、私は「天啓」ぐらいに思っています。

と言うのも、FIBAは別に日本のことを心配して正義感やら老婆心で言ってるわけじゃなく、FIBA自身の事情があって言ってるんです。これ。(俺のアン・ドノバン≪女子USA代表監督≫だけは本当に心配してくれてるけどね。)

日本にいるとなかなか実感できませんが、バスケットは近年世界的に物凄い勢いで拡大していて、「アメリカのスポーツ」という認識はもはや過去のものです。北米、南米、欧州、アフリカ、アジア、オセアニア各国にプロリーグがあり、特に欧州では各国リーグの他に「ユーロリーグ」という、サッカーで言うところの「チャンピオンズリーグ」が非常に大きな規模で開催されています。トップ選手のサラリーは億単位が当たり前になっており、NBAからの選手流出が問題になるほどです。

ユーロリーグの主催はFIBAから分離独立した欧州バスケットボールリーグ連合(ULEB)です。ここは非常に鼻息が荒く、今までFIBAが独占していた欧州市場を物凄い勢いで食いまくっています。これは何とかしなくてはいけないとFIBAが出した案が「世界クラブチーム選手権の開催」。世界の各ブロック王者による真のNo.1クラブ決定戦をやろうじゃないかとぶち上げたのです。

実は(「実は」ばっかりだな。。)、アジアでも「FIBAアジアチャンピオンズカップ」というアジア最高峰のクラブチームを決める大会が毎年5月に行われています。1996年には当時無敵だった「いすゞ自動車」が準優勝してます。2000年以降は日本国内のチームは参加しておらず、近年はオイルバブルで急成長した中東のクラブチームが上位を独占していますね。

FIBAは、世界クラブチーム選手権の開催にあたり、どうしても日本にこのACCに参加して欲しいのです。なんでか。日本のチームが出れば、日本企業によるスポンサードが期待できるからです。そのためには国内リーグを一本化して、日本チャンピオンに参戦してもらわなければいけない。だから「国内リーグを統一せよ」と圧力をかけてきているわけ。FIBAの攻勢は、いかに日中韓の東アジア経済を取り込むかにかかっているんですね。

こうした国内外の関係者による切実な事情にも突き動かされて、今回の統合話は持ち上がっているわけです。私自身、bjリーグのアホな面を全面的に背負ったような「東京アパッチ」というチームに惚れている以上、勿論心情としてはbjリーグには続いていって欲しいです。

しかし、その先のもっと大きなことを考えると、そうも言えないかもしれない。
 
日本チャンピオンとしてACCに出場したアパッチをブーストするため現地に行って、、美味しいものを食べている自分を想像すると、、

それはそれで、、いいかも。

 

しかし、この辺の話はまったくと言っていいほど報道に出ないので詳細は知る由もないのですが、裏には相当にスケールの大きなドラマがあると推測され、関連本が何冊出ても足りないぐらい興味深い世界だと思うんですが、そんな動きはあるんでしょうかね。。

 
スポーツジャーナリズムって、何かね。

 
(2)に続きまする~。

2010/04/20 12:23 | 日本のバスケ | No Comments
2010/04/19

昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいて、今がある。

こんにちわ。フィルコです。
 
 
■今季の首都圏ダービー全日程が終わりました

bjリーグで首都圏にフランチャイズを置くチームは、埼玉ブロンコスと我が東京アパッチの2チーム。

この2チームの対決を自分達で勝手に「首都圏ダービー」と名づけて5シーズン目なのですが、BSフジの番組「bjリーグTV」なんかでも普通にそう呼ばれるようになるなど、なんだか定着してしまったようです。

レギュラーシーズンも大詰めとなり、墨田区総合体育館で初めて開催された東京アパッチホームゲームをもって、今季の首都圏ダービーも終了致しました。選手、フロントの皆さん。そしていつも大挙してホームジャックを目論んで下さる埼玉ブースターの皆さん。今季も大変ありがとうございました。

戦績としては6勝2敗と勝ち越させてもらいましたが、とくに今季は緊迫した接戦が多かったので本当に楽しかったです。それに、忘れもしない今季のプレシーズンゲーム。運営会社変更のゴタゴタでユニフォームも無い状態の新生アパッチを受け入れてくれて、本当にありがとうございました。あのとき感じた「試合ができる」という喜びと感激は、一生忘れないと思います。

今度こそアパッチが無くならない様にがんばるので(笑)、
また来季も仲良く喧嘩しましょうね~!!
 
 
■ボランティアやってみた

この首都圏ダービーは、4月16日・17日の両日とも、運営ボランティアをやらせて頂きました。
いや~、腰痛い(笑)。

東京アパッチというチームに対して、こうやってJUNKSTAGEでエラそうなことを言ったり、自分のブログでエラそうな事を言ったり、昨年立ち上げたコミュサイト「アパブーパーク、アパプーフォーラム」でエラそうな事を言ったり、直接面と向かってエラそうな事を言ったりしてきました。

が、

本当の現場では何が起きていて、その内情がどんなものなのかどれだけ分って言ってるのかというと「どうなんだろう。」とかなり疑問が沸いてきまして。。それで、これは中に飛び込んでみないといかんね、という事で申し込んでみた次第。

ま、前から興味(義務感?)はあったし、別の記事で触れますが、仙台オールスターでの経験がとても大きくて、どんなもんかな?とボランティアもやってみることにしたのです。

実は今回で生涯2度目の運営ボラ。初体験は3月に横浜文化体育館で行われた滋賀レイクスターズ戦で済ませてます(笑)。ただ2日続けて通しでやったのは今回が初めてで、これがなかなかにタフな2日間でした。

私が担当した部分だけですが、スケジュールはこんな感じ。

4月16日:

09:00     集合
09:00-10:00 体育館フロアの養生(長~い緑のゴムシートを敷き詰める。とても重い。)
10:00-11:30 仕切りネットの撤去。スポーツコートの設置。
11:30-12:00 フロア席の椅子設置。ゴール、得点盤等大物機材の設置。
12:00-13:00 休憩・昼食(調子に乗ってシューティング。とても疲れた。)
13:00-14:00 椅子設置の続き。お客様通路の養生。
14:00-15:00 ダンスチーム、ガムQ、のリハーサル(振りを覚える。)
15:00-16:00 オープニング、選手入場のリハーサル(選手代役はかなり嬉しい。)
16:00-17:00 こまごました案内、装飾の設置。
17:00-17:10 衣装チェンジ(紫アフロで正装。)
17:00-19:00 2Fエントランスでお客様の案内(寒かった。)
19:30-20:30 試合中はフロアモッパー(別名アフロモッパー)
20:30-21:00 お客さま誘導(子供達にサインをねだられ調子に乗ってサイン。)
21:00-21:30 片付け。次の日の打合せ。
21:30    解散

 
4月17日:

09:00    集合
09:00-10:00 掃除。補修。補充。
10:00-11:00 開場。お客様案内

————-と、ここまではみんなが頑張った。

11:00     重役出勤(私が)
11:00-11:10 衣装チェンジ(アフロ+アパッチカラーのハイソックスで正装)
11:10-12:30 2Fエントランスお客様案内
12:30-13:00 フロアモップの段取り。準備運動。
13:00-15:00 試合中はフロアモッパー(別名アフロモッパー)
15:00-15:30 お客様誘導(今日も調子に乗ってサイン。)
15:30-16:30 コート撤収・清掃(ブースタープレゼンツ説明会のため中抜け)
16:30-17:30 養生マットの清掃、撤去。
17:30-18:30 大物機材の撤収。床清掃。仕切りネットの設置。
18:30    解散

大体こんなイメージです。だいぶ余計なのも混じってますが(笑)

もちろんこの他にも作業は沢山あって、

<準備・撤去>

・客席の席割表示・案内表示
・受付、本部席設置
・テーブルオフィシャル設置、DJブース設置
・マッチデイプログラム等、配布物の設置
・展示品、スポンサー様ブースの設置
・演出用装飾設置
・選手控え室、来賓控え室、審判控え室設置
・bjtv中継ブース設置
・試合後の上記撤去・片付け・搬出

<開場~試合中のオペレーション>

・チケット販売
・来賓受付、招待者受付、ご案内
・チケットもぎり(通称モギラー)
・お客様誘導(座席案内、チケットチェック)
・bjtv中継(撮影、中継局操作)

等々

これを大体10~15人ぐらいのスタッフでやります。

正直、結構大変です。
 
 
■モッタイナイ
 
bora.jpg 

ボランティアを通して、完全なる内側ではないにしろ、半分内側から東京アパッチの試合を見ることが出来たのは大きな経験でした。なにしろ、
 
 
すんげぇ楽しい!!!!!
 
 
この楽しさを、たった10人かそこらのスタッフのものに留めておくのは、はっきり言うて非常にモッタイナイ。
 
私自身が、東京アパッチやらbjリーグやらバスケのことで色々とやっているのは、単純に楽しいからやってるんですけど、その根っこには「我が東京アパッチを応援することを通してバスケットの楽しさを人に伝え、拡げていくことが私なりのバスケットへの恩返し」と思ってるって事があります。

常日頃「バスケで楽しんでもらうにはどうすればいいか。」「どうすれば沢山の人に伝えられるか。」ということを仕事そっちのけで妄想してるワケでして、つまりはその「表現の場、実現の場」に飢えております。

そうオレはまるで飢えた狼。危険な香りのする男なんです。

夜露死苦 汚根蛾威 偉汰志魔酢!

 
 
えーと、、なんだっけ。。

あ、そうそう。
 
そんなだから、ボランティアの場で直接お客さんに接することができるというのは、実は、アパッチの楽しさやバスケの楽しさ、スポーツエンターテイメント空間の可能性を伝える「願ってもないチャンスじゃん!!」という事に気付いたのです。
 
だってさ、自分が大好きなもので沢山の人が「楽しい」と言って喜んでくれたら、それ以上の喜びはないよ。

この喜びは、もっと沢山の東京アパッチが好きな人に味わって欲しいし、そうなるべきだと思う。もっと言うと、アパッチやバスケが好きな人だけじゃなく、きっと何だっていい。

何かしら地域に貢献したいと思っている人、子供達に何かしてあげたいと思っている人、ゴミの分別の大切さを沢山の人に伝えたい人。友達を作りたい人。とにかく「何らかの思いを形にしたい人」にとって、東京アパッチのホームゲームという場がその人自身の「舞台」になるんだよね。

だから、確かに体力的にはキツかったけど、そんなこと問題にならないぐらい本当に楽しかった。ネット経由じゃなく、文字でもなく、自分の声で、体で直接伝えられるから。
 
 
■しばらく続けてみようかと

アパッチの中の人は「あまり人数が増えてもハンドリングできないので、今はこの人数ぐらいでちょうどいい。」と言っていたけど、本当はそんなことないですよね。もっともっとやれることが沢山あるし、やらなきゃいけないことが沢山ある。要はボランティアのまとめ役が出来る人が不足してるだけで、そこがクリアできればもっと人を増やせるでしょうし、そうしなきゃいかん。負担の分散もできて、それぞれの仕事のクオリティも上がるでしょう。

だって完全ブースター目線で言わせて貰うなら、全然足りてないもの。アパッチ。

開場入り口での案内、客席周りのケア、売店周りのケア、ゴミのケア、試合終了後の「ありがとうございました。」の言葉。客商売で一番大事な「お客様に快適に過ごしてもらう」ためのホスピタリティ、カッコつけないで言えば「おもてなし」のところが全く追いついてない

とくに、bjリーグはバスケットをメインにした「スポーツエンターテイメント」を提供してお客様から対価を頂くことで成り立つリーグですから、ホスピタリティなくしては成り立たないといっても過言ではないわけで。

スポンサー収入のが大きいって?一人一人のお客さんを大事に出来ないところに誰が金をだすの?自分とこのお客さん連れて行って、やな思いさせられて顔潰されるのが目に見えるようなとこに、誰が金を出すというでしょうか。
 

中を見てしまったから、「頑張ってない」などとはとても言えない。むしろ、少ない人数、限られた条件、逆に嫌になるほど沢山の制限の中、本当にメチャクチャ頑張ってくれてありがとうございます!!と感謝の言葉しか出ない。泣けてくるほど。

しかし。それでも、足りない。

エンターテイメントって何かっていうと、オレは本職じゃないから合ってるか分らんけど「日常から切り離されて、泣いたり笑ったり叫んだり、感動して心を揺り動されること」じゃないのかな。お客様はそうやって心を揺り動かされることで、日常抱えている諸々から開放され、心を整え、そしてまた日常に戻る力を獲得するんじゃないでしょうか。ってか、少なくともオレはそう。

だから、スタッフもそのエンターテイメントが最大限に発揮されるように振舞わなければいけない。まずはエンターテイメントを提供する側のスタッフが一番楽しそうじゃなきゃ、お客さんも心の鍵を開けられないでしょう。ディズニーランドがスタッフを「キャスト(出演者)」と呼び、異常なハイテンション(笑)接客させるのはそういうこと。

ボランティアの若いスタッフさんで、それが実行できている人が何人いたかというと、残念ながら殆どいなかったというしかないのが、正直な感想。

ただ、そのスタッフさん達も決して楽しんでいないという事はなく、凄く楽しんでやっています。もう何度もやっている方もいて、アパッチに愛情を持って少しでも盛上げようと頑張ってくれています。単に、その楽しさをお客様に対して表すことで、エンターテイメントとしてのアパッチホームゲームの質が大きく高まるという事を知らなかった。ただそれだけです。若いと照れもあるしね。その辺オッサンは平気だから(笑)

これは私だって最初から分ってたわけじゃなく、ブースターとして長いことアリーナに出入して、沢山の人と会話して、色々なところで勉強させてもらってやっと知ったことです。それを生かすことで、少しでもより沢山の人にアパッチのバスケットを楽しんでもらえるならば、やらない手は無いです。ボランティア。

足りない分は、みんなで持ち寄ればいい。きっと、似たような思いを持っている人は多いんじゃないかなぁ。

一応仕事も(クビにならない程度に)ちゃんとやらなきゃいけないので、無理せず時間が取れるときは、って感じになりますが、
 
もうしばらくやってみようと思います。運営ボラ。

 
だってさ。

漁師町育ちのオボロげな網の手入れの記憶を頼りに、ひっ絡まった仕切りネットを解しただけで若い女子から尊敬の眼差しで見られるなんてさ。
 
 
なんという最高のエンターテイメント空間!!
 
ボランティア万歳!!うっひょおおおおおお
!!

 
日常、会社の女子からはゴミ扱いだからなぁ。。
 
 

2010/04/19 10:02 | 東京アパッチ | No Comments
2010/04/17

クイズ番組の世界不思議発見は今年で25周年だそうですが、
その25年の間、野々村真が野々村真であり続けていることに驚きを隠せないフィルコです。
こんにちわ。

歴代ミステリーハンターでは、水沢蛍さんが好きです。
連絡お待ちしてます。
 
 
■東京アパッチは今

あ、さて。

先日、JBL(日本バスケットリーグ)がリンク栃木ブレックスの劇的な逆転優勝で幕を閉じたワケですが、私が仕事とご飯と睡眠とその他諸々以外のすべての時間をかけて応援している東京アパッチが所属する「bjリーグ」は、これからがクライマックスです!

シーズン前半はいろいろと大変で、こちらのコラムでもずいぶん大変だ大変だと書きまくっておりましたが、じゃあワタクシがしばらくサボって修行の旅をしていた間、現在のアパッチはどうなのよ?と申しますと。

 
 
快進撃中です。

 
大事なことなのでもう一度いいます。

 
 
快進撃中です。

 

そうなんです。正月明けあたりまでは、正直「これはもうアカンかもね」な状態でしたが、
じつは本当にチームが出来上がってなかっただけで、1月末のオールスター明けから状況が変わりました。
もう一度いいます。

 
快進撃中です。

 
 
10月6日の開幕戦からオールスターまでの成績を月別に分けてみますと

10月:4勝4敗
11月:1勝3敗
12月:0勝6敗
 1月:2勝4敗

小計:7勝17敗 (東カンファレンス最下位)

昨年、一昨年とプレーオフファイナルに出場したチームでも、運営破綻してしえばここまでガタガタになってしまうものなのかと、厳しい現実を思い知らされました。それでも今の運営会社がチームを拾ってくれなければ本当にチームが無くなっていたわけで、ブーブー文句をたれながらも「冬の時代」を経験するのも止むなしかと覚悟をきめつつありましたが、

快進撃中です(笑)

仙台で行われたオールスター戦後の戦績はこんな感じ。
(あ、仙台オールスターでは人生が変わるほどの出来事がありましたんで、それは別の記事に。)

2月:4勝4敗
3月:4勝4敗
4月:4勝1敗

小計:12勝9敗(東カンファレンス4位)

へ?「五分ばっかりで、今月ちょろっと勝ち越してるだけじゃねーかw」って?

何を言ってやがんだろうねこの唐変木は。そんなこっちゃ節穴ですよ節穴。もうね、全身節穴。
穴があったら入りたい人に入られちゃいますよまったく。

五分に渡り合った対戦相手が違うのよ。対戦相手が。

仙台89ERS(東2位):2勝2敗
浜松東三河フェニックス(東1位):1勝1敗
大阪エヴェッサ(当時西2位、現1位):1勝1敗
大分ヒートデビルズ(西5位):1勝1敗  ※順位は5位だけど勝率は5割以上
ライジング福岡(当時西2位、現3位):1勝1敗

なんだか知らないけど東西の上位チームに対して互角以上に戦い、勝ってしまう。
ま、同格(西の最下位)の高松ファイブアローズにもしっかり1勝1敗なところが、アパッチらしいんですけど(笑)。

そう。そうなんですよ。アパッチに「アパッチらしさ」が帰ってきたんです。
 
強いんだか弱いんだかわからない。バカなのかアホなのかわからない。
ハマったときは驚異的な爆発力。
信じられない程の超美技が決まったかと思えば、
小学生のミニバスでも監督に往復ビンタ食らうレベルの下手くそプレー。

しかしそれさえも笑いに変えて会場を盛り上げる明るさがあり、一体感があり、なにより「ハート」がある。

「東京一丸」

やっと、誰からともなく自然とこの言葉が出るようになりました。
 
 
■JJ

とはいえ、未だに観客数は1000人前後と厳しい状況が続いています。

その数字だけみると、さぞや会場はさみしいことになっているのではないか?
と思われます。

ところがぎっちょんちょん。その1000人が「東京一丸」で全員熱狂するんで、しっかりホームになってます。これはホントに素晴らしいことです。チームが始まった最初のころの会場の雰囲気と比べると、万感の思いがあります。これを満員でやりたいなぁ~。

その雰囲気を生んだのはなにか。

選手、フロント、ブースター。苦しい状況の中みんな努力してますから、いろんな要素があります。
でも、この東京に、明らかに「よい流れ」を運んできてくれたのは、この人。


#33 ジェレル・スミス 通称 「JJ」

 
photo33.jpg
 
203cm 107kg
1985年生まれの25歳。カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校出身。
元東京パッチの特攻ディフェンダー牧ダレン聡の後輩で、これまた元東京アパッチのイケメンセンター、トレヴォン・ブライアントのチームメイト。アパッチの長兄ニック・デービスをチームが放出し、代わりに連れてきたのがこの無名の若者。

プレーの特徴は、
 
・大ざっぱ
・顔でかい
・なんだか知らないけどいつもフガフガ言って叫んでる。
・キャプテンの#12 純平が大好き。
・第4Qの緊迫した状況。とても興奮した様子で純平に話かけてると思ったら、 「純平!純平!いま何クォーター?
・「借り物だから練習ではそっとやれよ」と言われてるのに強烈ダンクで高校のリング破壊して怒られる。
・スポーツドリンクの粉末をこぼして怒られる。
・スポーツドリンクの粉末をこぼして怒られて以来、すごーく小っちゃくなって慎重に作っている。
・試合後「今日すごかったでしょ?褒めて褒めてー!」とブースターのところに寄ってくる。
・ラシードかマイクと一緒じゃないと、試合会場に来れない。
・でも、ここ一番の場面では、尋常じゃない速度のスピンムーブから強豪浜松のセンター越しでも
 恐れずダンクを叩き込む。
・でも、ここ一番の場面では、頭で考えていたのでは到底無理なタイミングで反応し、
 決められたら致命的というシュートをブロックしまくる。
・でも、ここ一番の場面では、純平や康平からの難しいノールックのアシストパスを
 見事にキャッチして、ウホウホ両手ダンクを叩き込む。
・でも、アシュビーが出場停止なった重要な一戦でフル出場して大活躍し、
 「もう疲れたからジュリアス早く帰ってきてよー」と、試合後のインタビューで泣き言をゆう。

と、こんな感じ。マンガか(笑)。

この写真だと多少キリッ(笑)としてますが、懸命に腹を引っ込めてます。実際はもっとモッサリです。

まあご察しの通りちょっとアレなところも多分にあるんですが、
それがなんだか元気で素直でかわいらしいんだこれが。203センチあるけど(笑)。

試合に出た時間は常に全力プレー。手を抜かない。というか、抜き方をしらない。
嬉しいときはウホウホ大騒ぎ、悲しいときは小さくなってしょんぼり。

フォーメーションを多用したり、システムを重視するチームでは正直かなり厳しいでしょう。
使い方が相当限定される選手なことは確かです。でも、アパッチならば活躍できるし、なにしろその愛すべきキャラクターで選手からもブースターからも、とてもかわいがられています。

ぜひぜひ会場で動くJJを見てみてください。きっと好きになると思います。
「くまのプーさんがすごく頑張った!!」的な感動をお約束します(笑)。

おっきいしフガフガしてるからパっと見はちょっと怖いけど
「JJ~!」って話しかけるとニコニコしてかわいいので、みなさん声を掛けてあげてくださいね!

こういう選手がすごく愛されるのは東京アパッチの誇れる文化だと、つくづく思う。
 

■東京アパッチのクライマックスはこれからだ!!

実はこの記事を書いている今現在(4月17日朝)、プレーオフ進出をかけた4位争いの相手、埼玉ブロンコスとの一騎打ち「首都圏ダービー」真っ最中です。墨田区総合体育館で行われた第1戦は、全員出場で東京アパッチの快勝!ブロンコスは3Qで要のロバーツがファウルアウト。正直ブロンコスにとってずいぶん厳しい笛に泣かされたと思います。

しかしアパッチもラシード・スパークスの大当たりもあり、それ以上にいいプレーが沢山でましたから、笛が適切だったとしても勝った試合だと信じます。これでまた一歩念願のプレーオフ出場、そしてファイナル4が行われる有明コロシアムに「帰る」道に近づきました。

現在のbjリーグ暫定順位表です。

東カンファレンス:
1位:浜松・東三河フェニックス
2位:仙台89ERS(差5.0)
--------------- ↑  プレーオフ確定
3位:新潟アルビレックスBB(差8.0)
4位:東京アパッチ(差3.5)
5位:富山グラウジーズ(差3.5)
6位:埼玉ブロンコス(差2.5)

西カンファレンス:

1位:大阪エヴェッサ
2位:琉球ゴールデンキングス(差1.0)
3位:ライジング福岡(差1.0)
4位:滋賀レイクスターズ(差3.0)
5位:大分ヒートデビルズ(差1.0)
--------------- ↓  プレーオフ消滅
6位:京都ハンナリーズ(差7.0)
7位:高松ファイブアローズ(差3.0)

東カンファレンスのプレーオフ進出争いは、「俺たちのJJ」率いる(笑)東京アパッチの快進撃によって収束方向に向かってきました。(まだまだ絶対に気は抜けませんが。)

しかし西カンファレンスはえらいことになっています。残り6試合の段階でまだ、プレーオフ確定チームがありません。上位3チームが2ゲーム差の中にひしめき合う大混戦になっています。毎週末順位が入れ替わっており、今日からの2連戦も絶対に目が離せません。
 

特に ライジング福岡 VS 大阪エヴェッサの直接対決は見ものです。
大注目の一戦は本日BSフジで19:00から中継がありますので、ぜひお見逃しなく!!

 

さてさて、東京アパッチも今日の首都圏ダービー最終戦を除いて残るはあと6戦です。

4月24日(土),25日(日): 新潟 VS 東京 at 小千谷 
5月1日(土),2日(日):   仙台 VS 東京 at 仙台
5月6日(日),7日(金):   東京 VS 富山 at 代々木第二(東京)

 
康平、ラシード、アシュビーの主力陣に疲労の色が濃くなっていますが、
負けてはいけない戦いが続きます。疲れているのは相手チームだってみんな同じです。52試合に及ぶ、長く厳しいシーズンを戦っているのですから。

特に最終戦は「ブースタープレンゼンツ」と題し、企画・運営・資金の全てをブースターが主体になって、フロントと一丸でホーム試合をプロデュースするという前例のない試みを行います。

プレーオフ進出に向け、富山も東京も「背水の陣」になるであろうホーム最終戦。
実質一度は消滅した「東京アパッチ」が、いろいろな人の助けを借りて晴れの舞台に上ろうとしています。くしくも過去に2度同じような苦しみを味わったグラウジーズが相手というのは、因縁を感じます。

だからこそ、東京の力を結集して、チーム史上最高の「東京一丸」で決戦の場に臨みたい。

そして、 ワタクシ誰よりもこの一戦を楽しむつもり!!

東京一丸! GO!APACHE!!

 
 
ところで、

昨日はボランティアでフロアモッパーをやらせてもらったのですが、
たまたま席がアパッチベンチの隣で、たまたまJJが隣に座ってました。

純平が鋭いドライブでファールをもらいながらシュートを決めた時のJJ。

「JUNPEI!!GO!!JUNPEI!! LET’GO JUNPEI!!WOOOOO!!!」
 
 
大ファンじゃん(笑)。

2010/04/17 10:06 | 東京アパッチ | 1 Comment

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