いよいよ2011年も最後の月。
月日が経つのは早いものですね。
もうすぐ12月だというのに今週の屋久島は暑い!!
しかし、朝晩は冷えるので体調を崩さないように気を付けないと・・・
私のやっているウィークリーYAKUSHIMAは島で唯一のウィークリーマンションの様な形式の賃貸住宅なので、1か月から利用ができるということもあり、開業当初から法人の方の数か月利用というのが多く、ありがたいことに法人からの法人紹介というのもあり、年間のほとんどが満室というありがたい状況が続いているのですが、今年の傾向としては島外からの移住希望者の方や一時的な療養利用、帰省利用なども多くなっている。
ちなみに移住希望の方のライフスタイルとしては、まず荷物はほとんど持たずにやってきて1か月お試し移住。
島でかかる生活費や求人情報などを研究し、良ければそのまま移住。合いそうもなければ帰るというまさにギャンブルのようなライフスタイルなのである。
今までにそんな方が数組いらっしゃったのですが、現状8割は屋久島残留という結果を残しており、ウィークリーYAKUSHIMAが密かに屋久島の人口に貢献しております(笑)
うちを利用されるお客さんは結構定住率が多くなっているのですが、もともとこっちに住んでいる島民の場合は、仕事がなくなると鹿児島に出稼ぎに行こうという考えの方も多く、私の会社の同僚の旦那さんも今はそんな感じらしい。
屋久島というか鹿児島県は最低賃金は安い方で、社会保険や厚生年金等もつけてくれないところが多く、そういう待遇のところはなかなか人が入らない。
ただ、屋久島でも大手チェーン店のレンタカー会社やドラッグストアなどがあるのでそういったところだと働いて数か月ほどで福利厚生をつけてくれるので全部が全部待遇が悪いというわけではない。
屋久島は観光客で栄えている島なのでもちろん、ハイシーズンとオフシーズンというものが存在し、それによって事業主としても時期によって雇用人数を調整するため、大きい会社・お店ほど、集客状況で従業員を増減させないといけないのでハローワークにはしょっちゅう求人情報が出ているのだが、島の人は求人情報を見るのが好きなので(私もたまに見てます^^;)同じ会社が毎回求人票に掲載されていると「あそこはきっと人が続かない粗悪な環境なんだろう」と勝手な判断をし、本当にスタッフが必要なのに希望者が遠のいているらしく、まさに悪循環。
しかし狭い島だからこそ、求人情報に載っている会社はたいてい同じようなところ。そうなってくると島民は「鹿児島の方が給料も待遇も良いし鹿児島で働こうかな」と目先の給与額に釣られて島を出る人も多いらしい。
ただ、屋久島だからこそ、給料が安くてもお金を使うところがあまり無いのでなんと生活をしていけるということがわかってないらしく、島外に出ても誘惑に負けてお金がちっとも貯まらず、屋久島にUターンして来る人も多いらしい。
ま、そういう理由がありつつも、島暮らしに慣れてしまうと都会の喧騒や人ごみがうっとうしくなってしまい、結局は屋久島に出戻りというのがオチみたいです。
確かに住めば都。屋久島は治安も良いし、空気も水もおいしいし、渋滞も無いし、お金もあんまり使わなくて済むので自然が好きな方ならおすすめですよ。
そして移住体験はウィークリーYAKUSHIMAでお待ちしてます(笑)
11月も半分が過ぎ、寒い日が続いていると思いますが、屋久島は相変わらず冬の気配を感じさせない日差しの強さにより、今日も私は半袖で仕事してます。
さて、屋久島の人口は現在14000人弱の方々が住んでおり、島全体は「屋久島町」という1つの町になっています。
町には町長が居るわけで、以前は南が屋久町、北が上屋久町だったので2町、2町長で成り立っていたのだが、4年前の10月1日に2町が合併し、屋久島町が誕生し、町長も1人になった。
なので以後4年ごとに10月末に町長選が行われることになった。
※ ここからは私の感想及び客観的に見た内容となり、実際とは若干異なる部分があるかもしれませんのでそれをご了承の上、読んでいただけるとありがたいです。
私が屋久島に住んでいる9年間の中での選挙の傾向としては、2町2町長の頃からだいたい、現職+1人が立候補という選挙がお決まりになっており、無投票当選というのは無かったそうで、何回も落ち続けながら立候補という方も多いようだ。
今回の選挙も1席に4名の名のある方が立候補。
ただ、屋久島町は合併したにもかかわらず、旧屋久町・旧上屋久町時代の名残が消えていないかのように南と北では支持する候補が対立。
ちなみに狭い島だからこそ、いろんな意味でこういうときの団結力が強く、普段全く連絡の来ないような人から久々に電話があったかと思えば「今度の選挙は○○さんでお願いしますね」というお願いの電話もちょくちょく。
そして選挙が近くなると候補の方が直接家に玄関先にあいさつに来たり、候補の方の奥さんやご家族の方が回ってきたりと本当に地域密着型の選挙活動を行っているのである。
ただ、投票は結局普通通りなので、投票所に行って、みんなに見えないところで、支持する候補の名前を書いて、見えないように2つ折りにして投票箱に入れるわけだから、言い方が悪いが当然裏切りというのも当たり前の様に起こりうる。
ただ、先ほど言った「○○さんにお願いね」などと電話をして来る人は変な話、支持する候補の方の票の取りまとめをしているらしく、そういう人たちから言わせるとだいたいの投票数はわかっているし、絶対に裏切らない人というのもわかっているから裏切票が入れば誰が裏切ったかわかるのよ。とのことだった。
怖っ(笑)
でもそんなやり方をしていたら、結局は親戚とか知り合いの多い人が有利っていうだけの選挙になってしまいそうなのだが、最終的な結果として現職は敗れ、新任の候補の方が結構な差で逃げ切った。
皮肉なことに今まで旧屋久町時代から何期も町長選で落選し、一度も現職に敵わなかった候補の方が今回初めてで現職に勝利したのだが、結局2位に終わり、今期も町長の夢は破れてしまったそう。
新しい町長は北側(私が住んでるのは南側)での支持が高い方なので失礼な話、どんな人なのか私はよくわからないけれでも、新町長での新生屋久島町が今後どのような動きを見せるのか期待に胸をふくらましている。
昔は「ヒト2万・シカ2万・サル2万」と言われていた屋久島の人口も日に日に減少傾向にあるが、次回の選挙では一体何人選挙権があるのだろう・・・
少子高齢化が進む屋久島ですが、私が初めて足を踏み入れた20年前(住み始めたのは9年前ですが)から比べればだいぶ、医療やお店の数なども発展してどんどん住みやすい島になっていますのでどうぞみなさん移住しに来てください☆
ちなみに移住体験、ウィークリーYAKUSHIMAでいつでも承っております!!
あっという間に10月も終わりですね。11月になると急に寒くなるイメージありますけど屋久島はまだまだ半袖で行けます(笑)
12月初旬ぐらいまでは島民みんな半袖で過ごしますよ。
さてさて、9月から散々泣かされ続けた?運動会もようやく最後の1つになりました。
私の住んでいる「春牧集落」で行われる、春牧大運動会。
前回のコラムで書いていたのですが、今回は運動会の2日前にバレーボールで左手小指を負傷。「もしかしてヒビかな?」と思いつつも病院に行って運動会出場のドクターストップがかかるのが嫌だったので腫れて若干色が変わっている小指にはシップ+テーピングで応急処置をしてそ知らぬ顔で運動会に行ってきました。
大きい集落名としては「春牧」なのですが、またここから小さい集落を4つに分割されて4チームで対抗するこの運動会。
開会式からの流れは毎年恒例で、開会式に集まった人数が各集落の点数となり、開会式で抽選券が配られて、閉会式に抽選会が行われて春牧区の企業さん含む有志の方々により寄贈された商品がもらえるというお祭りのような内容になっているのである。
毎年商品目当てな人とイベント好きな人でたくさんにぎわうのが恒例なのだが、今年は春牧集落在住の町議会議員さんが運動会前にお亡くなりになり、告別式の日と運動会の日が被ってしまったためにかなり参加者が減少。
ただ、亡くなった町議の方はスポーツ大好きで運動会なんかも毎年率先して参加されていたそうで、亡くなるちょっと前に春牧区の区長さんに「自分に何かあっても運動会は予定通り催行してくださいね」と言い残されていたそうで、運動会前日がどしゃ降りでグラウンドの状態は良くなかったのですが、この方の意思を次いで運動会は予定通り催行。というドラマがあったそう。
ま、そんなこんなで参加者が少ない分、出番が多い多い・・・
3回に1回は呼ばれるというぐらいのペースで、タイヤを転がして走ったり、車輪を回して走ったり、綱を引っ張ったり、棒を持って走ったりと私的には大活躍(笑)
運動会でのメインイベントが「百足競争」で、毎年ムカデと一緒に旗を振りながら笛を吹いて5組(つまりグラウンド5周)を回るのが恒例になっているおばちゃんが居るのですが、今回不幸があったために欠席されたために、その大役を私が務めさせていただくことに・・・・
ただたんに笛を吹きながら回るだけと思っていたのだがこれが思いのほか重労働。ずーっと同じペースでみんなの左足の踏み込みと共に笛を吹きながら大きな応援旗を持って横向きに走るわけですから、息継ぎは苦しいし、喉は渇くしで本当に大役なんだなと実感。
無事に大役を全うして、総合結果発表⇒抽選会⇒後片付け。・・・とこの流れで終わると思いきやさすが屋久島!片づけが終わったら公民館で反省会という名の飲み会がスタート。
前回同様、今回も張り切って2次会まで参加。普段飲まないお酒をたくさん飲ませて頂いて小指の痛みもだいぶ治まってきたかなと思いながら、翌日念の為、整形外科へ行って来たのですが、結果は意外にも骨折との診断を受け、全治3ヵ月、ギプス固定3週間と言われ帰路につきました。
しかし、周りにこの話をしたところ、「本当はヒビだったのに運動会で亀裂が進んで折れたんじゃない?」と(笑)
どんな状況であっても島のイベントは欠かしたくない今日この頃でした。
ギプス生活、あと1週間頑張ります(泣)
さてさて、子供の運動会が9月で一段落したところで10月からは大人の運動会シーズン(笑)子供も参加するのですが、やはりメインは大人。
先週行われたのは「町民体育祭」というまさに町民による町民の為の運動会。
内容としては、各地区の代表選手のみで行われるまさに、集落の名誉と意地をかけた本気の運動会(笑)
以前にもお話しした通り、私は運動音痴なので団体競技の綱引きと玉入れ担当の為、個人種目がメインの午前中の部は応援のみ。
ちなみに個人競技というのは小学生~年配の100メートル走だったり、リレーだったり、砲丸投げだったり・・と様々。
選手の選考基準としては、小中高校生については学校での早い順。一般に関しては毎年行われる各集落の運動会で区の役員さんが目を光らせて次期町体選手を探しているらしいです。
私も昨年始めて集落の運動会に参加したときから目をつけられていたらしく、うちの町体チームは6つの集落が合体して構成されており、その中での綱引き女子枠は5人しかないにも関わらず、町体選手の委嘱時にわざわざ区の役員さんから電話にてお願いがかかり、選手になったというまさに貴重な枠なのである。
ま、見た感じ力が強そうというのは間違いないので役員さんは目の付け所が違うなと感心(笑)
今年は秋の雨が続き、練習もなかなか全員参加することができなかったのだが、綱引き本番では、「安房チームってこんな強いの?」というぐらい、強豪チームから開始すぐに縄を引ききっていつの間にか決勝戦へ。
ちなみに例年の安房チーム綱引きは1回戦負けがざらで、決勝進出は始めてらしいです^^;
この調子なら決勝戦も余裕なのでは?と思っていたのですが、さすが集落の名誉をかけた運動会。決勝戦の相手は綱引きのプロ?が居るらしく、時間一杯までてこずった結果、僅差で敗退。
綱引きって力技だとばかり思っていたのですが、意外と忍耐力が勝負の鍵を握っていて、縄が動かないからと行って引っ張ろうと思うと、逆に体力を消耗して相手に差をつけられるだけらしく、ひたすら相手が疲れるまで縄にしがみつかないといけないということを試合が終わってから認識させられました。
綱引きは調子が良かったのですが、全体的な総合結果は3位に終わり、昨年と同じ結果で残念。
しかし屋久島の運動会はここで終わりではなく、片付けの後には屋久島恒例の慰労会という名目の飲み会が公民館でスタート。
せっかくなので私も参加してきたのですがまぁみんな焼酎を水の様に飲むんでビックリ・・・九州男児は本当にお酒が強い!
いつもは全く飲まない私なのですが、公民館が徒歩圏内の上に綱引きが決勝まで行ったことでみんなにもてはやされたことによって調子に乗ってしまい、久々にビールを頂き、気が付くと二次会まで。
でも今まで集落のこういう飲ん方(飲み会)には顔を出したことがなかったから改めて島人の暖かさとこういう雰囲気の面白さを体感できて本当に良かったなと思いつつ、飲みすぎはよくないなと反省。
この日は帰ってから便器と抱き合って寝ました。
皆さん、島人と一緒に飲むと大変なことになるので島でのお酒のお付き合いはほどほどに(笑)
明日は集落の運動会!次回のコラムはこっちになる予定。
ちなみに、集落の皆さんには内緒なんですが実は昨日、いつもの日課のママさんバレーの練習に行ったところ、どうも小指にヒビが入ったようで・・・
とりあえず運動会をやり上げてから病院行ってきます(泣)
日中はまだまだ半袖で十分ですが、夜はタオルケットの日だったり羽毛布団を掛けてみたりとまだまだ気候が安定しない今日この頃。季節の変わり目ですからみなさんも体調には十分気をつけてくださいね。
さてさて、前回のコラムで9月から運動会続きのハードな日々が始まると言っていたのですがどうにか運動会前半戦(保育園の運動会と小学校の運動会)は終了。
雨季でもないのにどちらも雨の為、かなりバタバタ・・・
保育園の運動会は前日から雨続きということもあり、前日のうちに屋久島町の体育館を借り切っての運動会が決まっており、熱気ムンムン湿気モンモンの体育館で無事に終了。
相変わらず保育園の運動会終了後には保育園に戻って慰労会という名目の飲み会がスタート。屋久島の方々は本当に飲むのが大好き!
父母競技表彰用の優勝カップを使ってビールの一気飲みが恒例行事という島ならではのしきたり(笑)
ちなみにうちの旦那様もそれに付き合って結構飲まされてました(汗)ちなみに一番最初に出来上がるのが園長先生というのも毎年の恒例。来年からは下の子が小学生なのでこんなのを見れるのも今年で最後なので寂しいもんだ。
そして翌週には小学校の運動会だったのですが、小学校の方が人数の規模が多い為、雨の場合は延期でその場合は朝6時に連絡網が回ります。と運動会の案内に書いてあったので運動会があるつもりで朝から弁当作りに追われていたのですが、7時頃になって雨がザー・・・・・
がしかし、延期の連絡網がいつまで経っても回ってこない上に30分程で雨が止んだので半信半疑で学校に向かってみると、通常通りにみんな集合していた。
ただ、違ったのは学校の敷地内に砂を積んだダンプカーが校庭に何台も入ってきていたのだ。
なんと!!にわか雨のせいで校庭にできた水溜りを埋めるためにダンプカーで砂が運び込まれ、お父さん達がスコップと熊手を手に持って埋めていたのだ。
私が小学生の頃は校庭が水浸しの場合は中止と決まっていたのであんな光景は初めて目にしたために、ちょっと唖然(笑)
しかし、先生達もお父さん達も目がマジでしたので我が家もみんなにまぎれて校庭の舗装を手伝い、1時間遅れで運動会はスタート!
屋久島人のイベントごとに掛ける想いの熱さをつくづく実感した運動会でした(笑)
ちなみにそれ以降は霧雨程度の雨だったために運動会は無事に終了。ちなみに小学校の運動会の後も慰労会という名目の飲み会があるのですが、今回は3連休最終日でクタクタだったため、我が家は参加せずに帰宅。
なお、こっちの飲み会ではPTA会長が盛り上げ役となり、学校近くの地区会館を貸しきって行うため、運動会よりこっち目当てのお父さんの方が多いとか(笑)
屋久島の人達って本当にイベント魂がすごいですよね(笑)
さて、運動会後半戦も頑張りますか!!
詳細はまた次回のコラムで!
先月は連載ペースが落ち、ほとんど更新先月は連載ペースが落ち、ほとんど更新できずすみません。
今年のウィークリールームの稼動状況は出先が悪かったのですが、7月から今年一杯満室の勢いで大盛況。私といえば、ウィークリールームと某保険会社の営業を抱えつつ、ファイナンシャルプランナー2級の試験を受けてみたりとなんだかバタバタの夏を迎えておりました。
季節はいつの間にか秋に以降・・・にも関わらず相変わらず溶けそうなぐらいの日差しに泣かされ、運転焼けで右腕だけ真っ黒という「通称:屋久島焼け」(私が勝手に命名しましたが^^;)相変わらず色の濃さを増しております。
この暑さは一体いつまで続くのだか・・・・
さて、秋といえばどこでも運動会シーズン!!!
お子さんがいらっしゃるご家庭では各学校などでの運動会があり、お子さんの数によっては運動会が2週続いたりなんてこともあるんじゃないでしょうか?
我が家も保育園児と小学生がいるので2週連続運動会というパターンなのですが、屋久島の場合はこれ以外にも運動会が続くため、今週末以降一ヶ月間はまともに仕事ができるのかと不安を抱える今日この頃。
ちなみに私の今週以降の予定といえば・・・
今週末 長男の保育園の運動会
来週末 長女の小学校の運動会
1週飛んで10月第2週末 屋久島町の運動会(集落の代表選手が出場)
翌週 集落の運動会
と運動会三昧の日々が続くわけで・・・
ちなみに屋久島町の運動会では毎年No1集落を決めるまさに集落の名誉をかけた運動会となっており、屋久島町民9年目にして初めて「町民体育祭委嘱状」というのを渡された。
ちなみに私の出る種目は綱引きと玉入れ・・
大人になると綱引きなどする機会があまり無いと思うのですが、綱引きってめちゃめちゃ体力使うんですよ!!!
毎年保育園の運動会で代表保護者の綱引きに出場しておりましたが、あまりに力を入れすぎ、翌日から2~3日は腕の筋肉痛・足の筋肉痛・腰痛がひど過ぎて仕事にならないという恐怖の競技なのである。
しかも今回は集落代表選手ということもあり、運動会まで4回も全体練習に参加しないといけないわけで・・・
楽しみな反面、翌日の筋肉痛を考えると本当に恐怖なシーズンなのである。
しかし、集落の代表なので集落の名にかけて恥じないパワーを発揮しつつ、翌日に筋肉痛にならないよう日々祈る今日この頃(笑)
屋久島の運動会は誰でも飛び込み参加OKな上に参加をすると景品(ティッシュ1箱)とかもらえますんで運動会シーズンにいらっしゃったらぜひぜひ飛び込み参加してみてくださいね。
町民はノリの良い人大好きですから(笑)
運動会の結果報告は随時更新予定です。
いつの間にか8月もあとわずか。厳しい残暑が続いてますね。
昨日まで東京の母が屋久島に来ており、バタバタな日々が続いていましたが、母が来ていたことで久々に島内観光やら、お盆の伝統行事回りなどをし、屋久島の素晴らしさの再発見をすることができました。
屋久島は昔からの伝統をとても大切にするところなのでお盆は8月13日にお墓に行ってご先祖様をお迎えに行き、初盆のところは14日と15日に弔問客が訪れ、15日の夜には灯篭(ちょうちん)やお供物を積んだ船に乗って帰って頂く、という精霊流し(しょうろうながし)が毎年必ずあります。
初盆を迎える家では立派な船を作り、ご先祖様にお帰りいただくところは、手作りの灯篭だけを流したり、お供えした食事だけを流したりと家によって様々なのですが、私の住んでいる安房では15日の夜になると毎年必ず船や灯篭を手にしたたくさんの方々が川に精霊流しをしに来られます。
もちろん、個性があるので大きい船、鮮やかな飾りの船、灯篭がたくさん乗った船など色々な船が次々に流れて行く光景はまさに圧巻。これは田舎ならではのアートとしか言い様がありません。
そしてご先祖様を見送った後には川の水を汲んで帰り、家中に撒くことによって、浄化する。とここまでが精霊流しの行事。
屋久島はみんなお墓を綺麗にしているし、屋久島の墓地はいつ来ても花の展覧会のよう。
自給自足をしている方も結構いらっしゃるので田畑なんかも綺麗にしているし、道路沿いに畑を持っている方はわざわざ花畑を作って通行人や観光客への目の保養スポットにしてくれていたりもします。
屋久島の人って自分の損得よりも他人への義理人情・思いやりを本当に大切にされるので見ている方も自然と思いやりの心が身につく気がします。
ちなみに島の南側では夏には満開のひまわり畑、秋には満開のコスモス畑があり、ドライブするだけで自然のアートを目にすることができます。
こういった思いやり、心遣いが屋久島での一番のアートなのではないだろうかと感じた夏のひと時でした。
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JunkStage第3回公演、9/11(日)に実施決定!
イベント特設サイト http://www.junkstage.com/110911/
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暑いのはもう2~3ヶ月続いていますが、屋久島で夏を感じるのはやっぱり海遊びや川遊びができる頃になってからでしょうか。
夏になった~!!と実感したところで先日は早速カヤックをしに行ってきました。
屋久島では山だけでなく、マリンスポーツなども盛んなので、カヌーやカヤックに乗せてくれるショップがたくさんあるのですが、カヌーやカヤックは基本的には1人乗り艇か、2人乗り艇というのが常識。
だが私の場合は、私+長女(7歳)と長男(5歳)と常に3人で行動することが多い為、子供と3人でカヤックに乗りたい!!という無理難題を知り合いのガイドさんに伝えたところ、「それなら良い船あるよ!」ということで今までに見たことの無い、「カナディアンカヌー」なる最終兵器を出してもらい、近くにある安房川にて進水してきました!!
夏休みシーズンになると安房川は、いたるところにカヌーやカヤックに乗った観光客がウジャウジャ(笑)しているのに、あえて夏休み前の土曜日を狙って行ったため、安房川はまさに貸切状態。
こういうのを見ると季節商売って大変だなぁとしみじみ。
話は戻って、最終兵器の出発。
このカヌー、3人で乗れるだけあってめちゃめちゃでかい!!
重さもハンパ無いので車への積み下ろしも2人がかり。。畠中さん(ガイドさん)すみません。。。
朝9時頃、川の下流を出発して、1時間弱のんびり進んで上流まで行き、上流から川の流れに乗ってゆるやかに下流に下って途中の岸にておやつタイム!!
ちなみにおやつは、ランタン持参でガイドさんお手製のホットケーキをご馳走になりました。
そして30分程川遊びをしてから下流に到着!
たった3時間程度の遊覧でしたが、非常に満足。
東京に住んでいたら、海水浴に行くだけでも電車で1時間以上とかザラなのに屋久島だと、いつでも好きなときに川に行ったり海に行ったりと自然を満喫できて本当に幸せだなぁと感じる今日この頃でした。
ちなみに上の子が夏休みに突入したのですが、私も旦那も毎日仕事なので、近くにあるのに海や川にはしょっちゅう連れて行けないため、今年は夏休み初日から庭先にビニールプールをセッティング。
1人で留守番している長女は私が出勤する8時半頃~夕方までまるで取り憑かれたかのごとく家のプールに入っている様でまだ夏休みは入って1週間ほどなのにすでに見事なパンツ焼けで真っ黒になっている。
この分だと夏休みが終わる頃には黒人になってしまうのではないかとちょっと心配している(笑)
しかし、屋久島の小学校、平日でも宿題が多いのに夏休みはなおさら宿題が多く、途中で登校日なるものが存在するため、今までプール三昧だった娘も今日1日で1週間分の宿題(プリント10枚程・漢字の書き取り1ページ×日数分・1行日記)をまとめてこなしていた。
私が東京で小学生だった頃は自由研究しか無かった上に登校日なんて無かったのに屋久島は結構教育熱心なんだなと感心。ちなみに夏休み期間中に「教育相談」なるニ者面談があるのも屋久島の小学校の常識らしい。
ちなみに私がお世話になったガイドさんは「サウスアイランド」というところでした。畠中さんありがとう。
だいぶご無沙汰してしまってすみません。
三連休は台風6号の影響によりかなり荒れ模様だった上に、観光にもかなり影響があった様です。
ちなみに私が島に来た10年間の中で最も大きい台風だったので自宅の半壊ぐらいは覚悟しつつ、火災保険がいくらおりるかの計算をしながら待ってましたが(笑)直前で進路が変わったため、直撃は免れて一安心。
さて、夏といえば高校野球!屋久島では唯一の屋久島高校が毎年熱戦を繰り広げてくれます。
ちなみにうちの旦那が屋久島高校(通称:屋久高)野球部だった時代(15年前ぐらい)の高校野球鹿児島予選では一~二回戦落ち、がザラだったそうなのだが、ここ数年の屋久高はすごく強いんです!
ちなみに去年は鹿児島県のベスト8、今年はベスト16で幕を閉じました。
鹿児島県だけの予選での結果なのであまり大したこと無いと思われる方も多いと思いますが、鹿児島県の高校の中には甲子園で優勝・準優勝する様な強豪揃いで甲子園に行く高校もだいたいいつも決まりきっている。
しかも屋久島は立地的な条件によって他の高校よりかなり、不利な条件なのである。
理由としては、まず屋久島には高校が一校しか無いので練習試合をしようにもなかなか相手が居ないために、OBや社会人の方々など対等な試合ができない。たまにお隣の種子島の高校との練習試合などもある様なのだが、そうすると交通費が掛かってしまうため、親御さんの負担がかなり大きいかったり、雨が多い為になかなか思い通りに練習も行かないらしい。
また、甲子園鹿児島予選で連勝して勝ち進むと嬉しい事なのだが、試合の為に、離島から本土に渡って来ているので勝ち進めば進むほど鹿児島市内での滞在費がかかってしまい、あまり素直に喜ぶことができないようだ。
ちなみに昨年ベスト8に残ったときには相当な滞在期間だったために、屋久島の夏祭り会場などいろんなところで屋久高球児達への寄付金を求める募金箱が置かれていた。
こういう影の苦労があっての甲子園予選なので見ている島民もOBもなおさら応援に熱が入るというものだ。
今年はベスト16という結果に幕を閉じてしまったが、いつかは屋久高も夢の甲子園行きの切符を掴んでもらいたいと、島民として心から屋久高の活躍を願っている今日この頃です。
屋久高はこういった苦労が多い分、いつかはこの苦労が報われて欲しいものだ。
もし、皆さんが屋久島に来たタイミングで屋久高野球部への募金活動などがあった場合には心ばかりでも良いのでご協力お願いいたします。
先日梅雨明け宣言がされ、ますます暑さが増し、日中は30度を越えるのが当たり前と6月にして夏真っ盛りの気候が始まりました。
以前のコラムでもお話しした通り今年度は小学2年生の長女のクラスの「学級委員長」なるものを務め、島ならではのPTA行事の多さと仕事の両立で悪戦苦闘中の今日この頃。
私が東京で小学生だった頃のPTAといえばたまの保護者会を仕切るぐらいの程度だった気がしたが、こっちのPTA役員というのは小さい島だからこその、地域密着型なのか何しろやることが多いのである。
役員といえば普通は学校だけのものだと思っていたのだが、各集落に「育成会」いわゆる子供会の様なものがあり、小学校のPTA会議なのに小学校の役員だけでなく、この育成会の会長やら、学校の先生までもが集まって年に4回ほど学校に呼び出しをくらう。しかも学級での保護者会なんかはこれと別で年に4回。学級委員の場合はこれ以外にも専門部という、学校運営をしていく中での部会の集まりにまで参加しないといけず、今年になってから何度半日休暇をとらせてもらったことか・・・・
ちなみに今日も夜に呼び出しがかかり、2時間程ハッスルしっ放しの話し合いが実施された。
屋久島の場合は都会と比べて人口も少ないのでもちろん学校も少ない。そうなってくると通学距離も最長5キロぐらいのところからバスで通ってくる子も居るし、3キロ以下に住んでいる子供は徒歩で来るのが原則の為、我が子も毎日40分ぐらいかけて2.5キロの距離を徒歩で通学している。
そうなってくるとやはり、通学途中でのアクシデントや通学路についても都会以上に学校や保護者の目を光らせておかなくては行かないため、PTAでの話し合いの場が多くなる様。
ちなみに今日の話し合いは通学路に生い茂っている木の話や、通学途中の子供が猿に襲われた話など。本当に都会では考えられないアクシデントが日々起こっているらしい。
屋久島の場合は平均賃金が低い上にハイシーズンの観光客相手の季節商売が多い為、共働きの世帯が非常に多い。
そうなってくると学校と家庭の関係を密にしていかないとなかなか子供の安全管理が計れないということだろう。
都会に比べて色々なリスクが高い分、親の負担もかなり多い。
ただし、こっちの場合は子供が悪いことをする場所も無いし、宿題の量がかなり多い為、学校から帰り着いたら宿題を急いでしないと寝るのが遅くなってしまうのでなかなか遊びに行く暇も無く、子供が非行に走る暇も無いので子供の教育には最高の場所かもしれない。
ただ、そのためにはやはり学校だけでなく、親も役員会などにしょっちゅう参加して学校に対する要望などをきちんと伝えることが大事なのだが、仕事を抱えているとなかなかしんどかったり・・・・
人口が少なければその分だけ親が苦労して子供を成長させないといけないのだなとつくづく感じた今日この頃であった(笑)
通学は大変だけど子供の健やかな成長を見守るには本当に良い環境だと思いますよ。屋久島への疎開、ウェルカムです!