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いつの間にか8月もあとわずか。厳しい残暑が続いてますね。
昨日まで東京の母が屋久島に来ており、バタバタな日々が続いていましたが、母が来ていたことで久々に島内観光やら、お盆の伝統行事回りなどをし、屋久島の素晴らしさの再発見をすることができました。
屋久島は昔からの伝統をとても大切にするところなのでお盆は8月13日にお墓に行ってご先祖様をお迎えに行き、初盆のところは14日と15日に弔問客が訪れ、15日の夜には灯篭(ちょうちん)やお供物を積んだ船に乗って帰って頂く、という精霊流し(しょうろうながし)が毎年必ずあります。
初盆を迎える家では立派な船を作り、ご先祖様にお帰りいただくところは、手作りの灯篭だけを流したり、お供えした食事だけを流したりと家によって様々なのですが、私の住んでいる安房では15日の夜になると毎年必ず船や灯篭を手にしたたくさんの方々が川に精霊流しをしに来られます。
もちろん、個性があるので大きい船、鮮やかな飾りの船、灯篭がたくさん乗った船など色々な船が次々に流れて行く光景はまさに圧巻。これは田舎ならではのアートとしか言い様がありません。
そしてご先祖様を見送った後には川の水を汲んで帰り、家中に撒くことによって、浄化する。とここまでが精霊流しの行事。
屋久島はみんなお墓を綺麗にしているし、屋久島の墓地はいつ来ても花の展覧会のよう。
自給自足をしている方も結構いらっしゃるので田畑なんかも綺麗にしているし、道路沿いに畑を持っている方はわざわざ花畑を作って通行人や観光客への目の保養スポットにしてくれていたりもします。
屋久島の人って自分の損得よりも他人への義理人情・思いやりを本当に大切にされるので見ている方も自然と思いやりの心が身につく気がします。
ちなみに島の南側では夏には満開のひまわり畑、秋には満開のコスモス畑があり、ドライブするだけで自然のアートを目にすることができます。
こういった思いやり、心遣いが屋久島での一番のアートなのではないだろうかと感じた夏のひと時でした。
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