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2011/06/30

先日梅雨明け宣言がされ、ますます暑さが増し、日中は30度を越えるのが当たり前と6月にして夏真っ盛りの気候が始まりました。

以前のコラムでもお話しした通り今年度は小学2年生の長女のクラスの「学級委員長」なるものを務め、島ならではのPTA行事の多さと仕事の両立で悪戦苦闘中の今日この頃。

私が東京で小学生だった頃のPTAといえばたまの保護者会を仕切るぐらいの程度だった気がしたが、こっちのPTA役員というのは小さい島だからこその、地域密着型なのか何しろやることが多いのである。

役員といえば普通は学校だけのものだと思っていたのだが、各集落に「育成会」いわゆる子供会の様なものがあり、小学校のPTA会議なのに小学校の役員だけでなく、この育成会の会長やら、学校の先生までもが集まって年に4回ほど学校に呼び出しをくらう。しかも学級での保護者会なんかはこれと別で年に4回。学級委員の場合はこれ以外にも専門部という、学校運営をしていく中での部会の集まりにまで参加しないといけず、今年になってから何度半日休暇をとらせてもらったことか・・・・
ちなみに今日も夜に呼び出しがかかり、2時間程ハッスルしっ放しの話し合いが実施された。
屋久島の場合は都会と比べて人口も少ないのでもちろん学校も少ない。そうなってくると通学距離も最長5キロぐらいのところからバスで通ってくる子も居るし、3キロ以下に住んでいる子供は徒歩で来るのが原則の為、我が子も毎日40分ぐらいかけて2.5キロの距離を徒歩で通学している。

そうなってくるとやはり、通学途中でのアクシデントや通学路についても都会以上に学校や保護者の目を光らせておかなくては行かないため、PTAでの話し合いの場が多くなる様。

ちなみに今日の話し合いは通学路に生い茂っている木の話や、通学途中の子供が猿に襲われた話など。本当に都会では考えられないアクシデントが日々起こっているらしい。

屋久島の場合は平均賃金が低い上にハイシーズンの観光客相手の季節商売が多い為、共働きの世帯が非常に多い。

そうなってくると学校と家庭の関係を密にしていかないとなかなか子供の安全管理が計れないということだろう。

都会に比べて色々なリスクが高い分、親の負担もかなり多い。

ただし、こっちの場合は子供が悪いことをする場所も無いし、宿題の量がかなり多い為、学校から帰り着いたら宿題を急いでしないと寝るのが遅くなってしまうのでなかなか遊びに行く暇も無く、子供が非行に走る暇も無いので子供の教育には最高の場所かもしれない。

ただ、そのためにはやはり学校だけでなく、親も役員会などにしょっちゅう参加して学校に対する要望などをきちんと伝えることが大事なのだが、仕事を抱えているとなかなかしんどかったり・・・・

人口が少なければその分だけ親が苦労して子供を成長させないといけないのだなとつくづく感じた今日この頃であった(笑)

通学は大変だけど子供の健やかな成長を見守るには本当に良い環境だと思いますよ。屋久島への疎開、ウェルカムです!

2011/06/30 10:23 | hidaka | No Comments