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2011/11/15

11月も半分が過ぎ、寒い日が続いていると思いますが、屋久島は相変わらず冬の気配を感じさせない日差しの強さにより、今日も私は半袖で仕事してます。

さて、屋久島の人口は現在14000人弱の方々が住んでおり、島全体は「屋久島町」という1つの町になっています。

町には町長が居るわけで、以前は南が屋久町、北が上屋久町だったので2町、2町長で成り立っていたのだが、4年前の10月1日に2町が合併し、屋久島町が誕生し、町長も1人になった。

なので以後4年ごとに10月末に町長選が行われることになった。

※ ここからは私の感想及び客観的に見た内容となり、実際とは若干異なる部分があるかもしれませんのでそれをご了承の上、読んでいただけるとありがたいです。

私が屋久島に住んでいる9年間の中での選挙の傾向としては、2町2町長の頃からだいたい、現職+1人が立候補という選挙がお決まりになっており、無投票当選というのは無かったそうで、何回も落ち続けながら立候補という方も多いようだ。

今回の選挙も1席に4名の名のある方が立候補。

ただ、屋久島町は合併したにもかかわらず、旧屋久町・旧上屋久町時代の名残が消えていないかのように南と北では支持する候補が対立。

ちなみに狭い島だからこそ、いろんな意味でこういうときの団結力が強く、普段全く連絡の来ないような人から久々に電話があったかと思えば「今度の選挙は○○さんでお願いしますね」というお願いの電話もちょくちょく。

そして選挙が近くなると候補の方が直接家に玄関先にあいさつに来たり、候補の方の奥さんやご家族の方が回ってきたりと本当に地域密着型の選挙活動を行っているのである。

ただ、投票は結局普通通りなので、投票所に行って、みんなに見えないところで、支持する候補の名前を書いて、見えないように2つ折りにして投票箱に入れるわけだから、言い方が悪いが当然裏切りというのも当たり前の様に起こりうる。

ただ、先ほど言った「○○さんにお願いね」などと電話をして来る人は変な話、支持する候補の方の票の取りまとめをしているらしく、そういう人たちから言わせるとだいたいの投票数はわかっているし、絶対に裏切らない人というのもわかっているから裏切票が入れば誰が裏切ったかわかるのよ。とのことだった。

怖っ(笑)

でもそんなやり方をしていたら、結局は親戚とか知り合いの多い人が有利っていうだけの選挙になってしまいそうなのだが、最終的な結果として現職は敗れ、新任の候補の方が結構な差で逃げ切った。

皮肉なことに今まで旧屋久町時代から何期も町長選で落選し、一度も現職に敵わなかった候補の方が今回初めてで現職に勝利したのだが、結局2位に終わり、今期も町長の夢は破れてしまったそう。

新しい町長は北側(私が住んでるのは南側)での支持が高い方なので失礼な話、どんな人なのか私はよくわからないけれでも、新町長での新生屋久島町が今後どのような動きを見せるのか期待に胸をふくらましている。

昔は「ヒト2万・シカ2万・サル2万」と言われていた屋久島の人口も日に日に減少傾向にあるが、次回の選挙では一体何人選挙権があるのだろう・・・

少子高齢化が進む屋久島ですが、私が初めて足を踏み入れた20年前(住み始めたのは9年前ですが)から比べればだいぶ、医療やお店の数なども発展してどんどん住みやすい島になっていますのでどうぞみなさん移住しに来てください☆

ちなみに移住体験、ウィークリーYAKUSHIMAでいつでも承っております!!

2011/11/15 07:18 | hidaka | No Comments