ゴロンタロで生活を初めて数か月が経ちますが、まだまだ“外国人”な私。
通勤時、買い物最中、食事中…
様々なところで声をかけられます。
正確には、叫ばれると言った方が正しいかもしれません(笑)
≪私の見た目バージョン≫
・眼鏡
・自転車
・女
そうです、そうですとも。
私は、女で眼鏡をかけています。
そして、ここでは珍しいのですが、自転車に乗っています。
大学に行く時もスーパーに出かける時も…
≪日本の企業名・商品名などのバージョン≫
・ホンダ
・トヨタ
・カワサキ
・パナソニック
・東芝
・味の素
・心の友
・みやび(インドネシアで有名な日本人のAV女優・小澤マリアの意)
ここで、1つの疑問が浮上します。
私を知っている人ならば、私が日本人だということも併せて知っています。
しかし、大半の人は知らないはず。
どうして、日本のことが出てくるのでしょうか?
私の背中に“私は日本人です”と紙でも貼られているのでしょうか…
≪日本語の挨拶や単語バージョン≫
・ありがとう
・こんにちは
・寿司
・富士山
・桜
・東京
・渋谷
・腹切り
・愛してる
ここまでくると、完全に日本人だとばれていますね(笑)
私が驚いたこと。
それは、ゴロンタロ人(インドネシア人)が日本語・日本の事を知っていることです。
みなさん日本に対して非常興味があるようです。
でも、私はどうでしょう。
実際にインドネシアに来る前に知っていたインドネシア語は…正直、ありません。
首都はジャカルタ、バリは観光地。
むしろ、バリはインドネシアではなく、バリ国だと思っていたくらいです。
本当にごめんなさい。
ですから、ちょっとここでインドネシア語をご紹介。
カフェに行ったら、これ、あります。
ナシゴレン(nasi goreng)。
ナシゴレンは、インドネシアで大変一般的な食べ物です。
どんな屋台、レストランにもあります。
ありがとう=テリマ カシィ(terima kasih)
こんにちは=スラマット シアン(selamat siang)/スラマット ソレ(selamat sore)
※selamat siang は10時~15時/selamat siangは15時~日没まで
愛してる=アク チンタ カム(aku cinta kamu)
ぜひ、インドネシアにお越しの際には、簡単な単語で構いません。
ありがとう、こんにちはなどの挨拶だけでもいいです。
少し覚えてぜひ使ってみて下さい。
インドネシアの人はすごーく、ものすごーーーーーーーく喜びます!
ただし“愛してる”は本当に好きになった人だけに伝えて下さい(笑)
ここ数週間、夕方になるとドバっと雨が降ります。
そうなると、町全体が水没するんですね…
ネットはおろか、停電にまでなる始末!
うふふっ
こんな時は諦めて、寝るに限ります。
さて、道路が水没すると女性は(もちろん男性も)スカートやズボンの裾をあげて歩きます。
ひどい所だと、ひざ下まで浸かってしまうのに、歩いちゃうところもびっくりですが、置いといて…
ここで、私が気になったのは、ズバリ“毛”です。
日本だと、季節さらには毛が生えている場所を問わず、処理するのが一般的な気がします。
それでも、長そでを着用する冬は少し油断しがちですが…
でも、ここは常に夏っ。
むしろ、常夏Maxです!
実はこの雨がなくても、以前から女性の“毛の処理”については随分違うな~と感じていました。
まずは、一番見えやすい≪顔≫
・眉毛
・眉毛と眉毛の間
・口まわりのひげ(?)
・顔全体の産毛
こちらの方は、全体的に眉毛が太いのです。
こんな私でも週に1回程度、眉毛の手入れをします。
しかし、こちらの方には細すぎるようで、手入れをするたびにホストファミリーのママさんから怒られます。
ですので、最近は怒られない程度に整えています(笑)
その他の顔の毛は、もちろん個人差があります。
濃い薄い・多い少ないなど…
口まわりや顎のひげ(?)は、長い人は本当に長いのです。
こちらから、ハッキリ見えてしまいます。
次に、洋服から見えやすい≪腕≫
・腕の毛
・わき毛
そして、今回見えてしまった≪足≫
・すね毛
見えやすいと言っても、宗教上あまり肌を露出することが出来ません。
顔よりはデータ(笑)が少ないです。
ですので、ダイレクトに聞いてみました!
何と、腕・足の毛は処理しないという意見が7割を占めていました。
おぉ~
海やプールに行く時にも、特に気にしないという事。
わき毛も気が向いたら処理します、との補足。
いつ気が向きますか?と粘って質問してみるも、分かんないな、の一言で玉砕しました。
ここまで来ると、私もいろいろ聞きたくなります。
女性だけでなく、男性にも質問します。
男性の答えは、すべて一致。
処理するわけがない、でした。
どうやら、毛がたくさんある、そして毛が濃いほど男性としての魅力が高い、だから処理しない、という意見でした。
ほほう。
さらに、聞いてみます。
女性の毛の処理に対してどのように考えているか。
これまた、答えが全員一致。
気にしない、人間だから毛があるのは当然、でした。
処理しようが処理しまいが、好きな人のことはすべて好き、見た目じゃない、などなど熱く語っていただきました。
おぉ~
何と情熱的な!
総して言うと、美に対する考え方が違うようです。
そして、この根底には見た目主義ではない、インドネシア人の情熱も感じました。
先週の木曜日の夕方のことです。
『サヤカ、今からレストランで会議だから』
何の会議かと尋ねると、今学期の授業(科目)で誰が何を教えるかを決めるんじゃないっ!とのこと。
ふむふむ。
こうやって、決めるのかと思っている間にレストランへ。
どうやら例のごとく、全教員は出席していません。
大切な会議だと思うんだけどな…
会議が始まります。
なんと挙手もしくは指名制でした。
先生A:この授業、教えたい人
先生B:はい
先生C:私も
先生A:じゃ、BさんとCさんで
先生A:次の科目です
先生D:私もう4つあるからダメ。Eさん、いいんじゃない?
先生E:私、それ教えれないよ
先生A:サヤカ、どう?
私:誰もいないなら…
このような具合で会議が進みました。
結果、私が受け持つ今期の授業科目は11教科…
おっつ!
ほとんどが専門外です。
さらに、いつから授業が始まるか尋ねたところ…
これまたびっくり!
今週の月曜日からではありませんか。
あわあわと、授業の準備に追われた週末。
しかし、停電になりネットはおろかパソコンも使えません。
困った…
どうにかこうにか準備して臨んだ、今週の第一回目の授業。
生徒たちは今週から授業開始だと知らず、学校に来ていませんでした。
残念。
先週の記事にでも書いたように、このことも問題の1つですね。
授業開始時期を生徒が知らない、分からない。
これでは、いつになっても生徒は集まりません。
生徒と連絡を取って、来週から開始する旨を伝えます。
正直な私の気持ちとしては、授業の準備をする時間を確保できた!です。
先生方の忙しさが、分かった気がします。
でも、このままではいけないので、先週心に固く決めたように、少しずつ先生方に伝えていきたいと思います!
以前記事を書いたように、前期の授業が終わりました。
来週(再来週?)からは新しい授業がスタートします。
少し時間があるで、ゴロンタロ大学の問題点を考えたいと思います。
考えれば考えるほど頭が混乱してきました。
今回のコラムは(いつもですが…ごめんなさい)うまくまとめることが出来ませんでした。
申し訳ありません。
そもそも問題点とは何が基準なのでしょうか。
ゴールや目標があり、それぞれを達成する途中にある障害のことではないかと思っています。
私が思っているゴール。
≪地質学科だけでなく全学部・学科で少しでもよりよい授業が開講されること≫
≪ゴロンタロ大学が“大学”として成長すること≫
きっと、このコラムをお読みの方は“何、普通のこと言ってんの”と首をかしげたくなるでしょう。
最近、常に思うこと。
“私の普通は通用しない、ここはゴロンタロだ、日本じゃない”
さて、本題へ
いま思いつく問題点をあげてみました。
≪人材面≫
・教員が既定の授業数を開講しない
‐会議などが入った場合の振り替え授業を行わない
・教員不足
‐1人の教員が何科目も担当する
‐成績上位の学部卒学生がそのまま大学で講師をする
‐専門外の授業内容を勉強しない
・研究しない
・論文を読めない
‐日本では、大学がジャーナルと契約しており、学生も読むことが可能
・専門書がない
‐したがって、Wikipediaを利用して授業のレジュメを作成する
・他教員のスケジュールを把握してない
‐授業さえすると帰宅可能
‐出張や会議で空席にする時に報告しない
・会議が全員参加でない(参加しない人の意見など聞いていない)
‐そもそも会議や行事の連絡が2日前・前日が当たり前
・形式主義(柔軟性に欠ける)
‐上記の会議なども1回ごとに招待状がある
‐正式書類がないと何も出来ない・動けない
・目上の方(年齢・立場)に意見できない
≪施設面≫
・分析機器不足
・教室不足
・設備不足
私が考えるとどうしても日本を基準にしてしまうのです。
ですが、25年間日本で生活してきた私には当たり前で…
割り切って考えないといけないと分かっていても、初めに書いたようにここは日本ではないのです。
設備面は徐々にではありますが、大学らしくなってきています。
分析機器導入にはほど遠いですが…
教室や事務所などは現在建設中ですし、机や椅子は完成に伴って配置されるはずです。
しかし何と言っても人材面っ!
大学なのに、教員が研究をしない。
論文が読めない。
個人で学会に属していない。
研究をしないから論文の必要性を知らない。
勉強しないから、教えることができない。
教師が研究・勉強しないため、学生が研究できない。
そもそも、教員が忙しすぎる(授業や会議が多すぎる)。
時間がないため勉強出来ない。
悪循環ですね…
さらには、この問題に昔からの習慣や文化・考え方が混ざってきて…
上記のことに対して、危機感すら持っていないのです。
何とかなっているから。
(なっているのか!?いや、なってないんじゃないかな)
あぁぁーーーーーー
でも、嘆いてばかりはいられないのです。
はい。
この循環を断ち切らなければ!
しかし、早急にそして急激に教員を確保することは出来ない。
だからこそ、地道に少しずつ粘るしかないのです。
私が最初に“ゴール”という言葉を使って2つの目標をあげました。
しかし、本当はゴールではないですよね。
むしろ、スタートです。
大学としてやっとスタートラインに立てるわけです。
いえ、まだスタートすら出来ない…
やっと選手として認められる、と言っても過言ではないかもしれません。
でも、なぜ私が“ゴール”と言ったか。
選手登録してスタートラインに立てば、あとは走るだけだからです。
そして次の大会に向けて、練習しますよね。
経験から得たいい点・悪い点を活かして、次のステップへ。
さらに次へ…
ここでさらなる壁です。
上記の問題点は“私”が問題だと思っているに過ぎないということです。
さらなる壁と言いますか、これこそ1番の課題です。
ここの教員やスタッフが“問題だな、こりゃ”と思ってもらわないことには、上記の問題を提示しても意味がない。
“ニホンジンガナニカイッテルヨー”で終わってしまうわけです。
現地(インドネシア)の文化を尊重することは大切です。
なので、この半期は意見をいう事も出来ず、ただ黙々と仕事をこなしていました。
でも、“ヤッパリニホンジンハマジメダネー、キンベンダネー”で終わらせてはいけないと思いました。
私の姿を見て、考えてくれる人がいるかもしれない!
この考えも甘かったように思います。
学科長であろうが、学部長であろうが、学長であろうが…つまり、誰にでも(私の年齢を考えるとすべての人が目上に当たりますけど…)必要な時には意見・考えを伝えていきたいと思います。
教員不足を埋めることが私の仕事ではない。
極端に言ってしまうと、オプションです。
すごく上から目線ですが…
私はいずれいなくなります。
だからこそ、ここの教員・スタッフだけでスタート地点に立ってほしいのです。
私の本来の仕事は、この部分にあるわけですから!
12月の下旬に大型モールがオープンしました。
ゴロンタロでは、初の大型モールです。
はやる気持ちを抑えつつ、人が少なくなった時期を見計らって、潜入いたしました~
まずはびっくり
モールと聞いていましたが、今回オープンしたのは一部のみ。
建物の大半というか、8割は未完成でした。
完成したところからオープンするということでした。
さらにびっくりしたこと。
このオープンしたモールに行くために、エスカレーターを利用するのですが、大半の人が初めて乗るのでしょうか。
エスカレーターの乗り口に、乗り方を教える警備員さんが!
私の前にいた少年が自慢気に『乗り方知ってる?こうやって乗るんだよ』と教えてくれました。
うん、日本人だし知ってる~と言いたかったですが、ぐっとこらえて大人の余裕で答えました。
助かった、ありがとう(笑)
店舗には、様々なものがありました。
電器製品はテレビ・デジカメから炊飯器まで。
食料品に衣服、日用雑貨など。
ここで、すべての物が揃います。
調味料のコーナーには、わさびが!
1本入りと2本入りがありました。
醤油もありましたね。
でも、誰のために売っているか少し疑問です…
そしてお菓子コーナーにはコアラのマーチが。
でも値段をみてびっくり。
日本で見るのと同じサイズです。
なんと1つ34,150ルピア!
日本円に計算すると294円です。
※2月3日現在 100ルピア=0.86円 / 100円=11,628ルピア
日本円に換算しても高いですよね。
確かコンビニなどでは100円前後で買えた記憶が…
でもこちらの物価で考えると、すごく高級お菓子です。
ここでの外食は、一食1人20,000ルピアあれば十分です。
屋台などだったら、飲み物と食べ物で12,000ルピアほど。
コアラのマーチ=屋台ご飯3回分
34,000ルピアは、ゴロンタロにある最高級レストランでご飯代+飲み物代と言ったところでしょうか。
それでも、お釣りがきます。
恐るべしコアラのマーチ。
食料品コーナーには豆腐が!
他のスーパーでも豆腐は売っていました。
真空パックタイプの物です。
でも、このモールには日本で見るような豆腐が。
白いパックに四角い豆腐と水が入っている、あれです。
伝わりますでしょうか?
お値段も手ごろでしたし、何種類かありましたが、気が向いた2種類と醤油も発見していたので早速購入~
急いで帰宅します。
さて、今日はびっくりしてばかりですが…
豆腐を開けてまたまたびっくり。
日本と一緒だと思っていたら大間違いです。
豆腐と一緒に入っていた水が…黄色い。
濁っていると言った方が正しいでしょうか。
しかし、生で食べたいし目をつむります。
いや、水の色は透明だよ…
それでも怖いので、豆腐を取り出して少し押して水分を取り出そうとあがきます。
無駄な努力ですけど…
買った醤油をかけていただきます
久々の生の食べ物!
最初はおいしくいただきました。
しかし、徐々に日本の味を思い出してきました。
ちょっと違うな…
新鮮な感じではないという味です。
つまり……
不安になりつつ完食(笑)
この日の夜、トイレに籠ったということは言うまでもありません。
なぜ、完食した、自分っ!
皆様、海外での生ものには、日本食であってもご注意を。
期末テストの採点を終え、全生徒さんの成績を付け終わった頃のお話。
成績を本部に提出する日が決まっているので、先生方は大忙しです。
教師不足により、1人15コマ担当する先生もいるようで…
3コマしかない私は頭の下がる思いで見ていました。
先生方が採点されている中、生徒さんが訪ねてきます。
どうやら、再テスト希望のようです。
1人ではなく、ぞくぞくと来ます。
そもそもテストを受けてないから、受けさせてほしい。
単位がないと進学出来ない。
テストの日に体調が悪くて。
それぞれの生徒さんが、それぞれの理由を熱く語ります。
中には泣き出す生徒さんまで。
これは友達から聞いた話ですが、インドネシア人(いや、ゴロンタロ人だけかもしれませんが)は嘘をいくつも持っているらしいのです。
“昨日”は目が痛い
“今日”は雨が降っている
“明日”はおなかが痛い
“明後日”は……
びっくりしてしまいます。
話は戻ります。
そんな生徒さんを横目で見つつ、先生方はどのような対応をするのか、これまた横目で観察していました。
基本的には単位を全生徒さんにあげると最初に聞いていたので。
先生方は優しいです。
生徒の理由を一通り聞くと、テストを受けさせてあげています。
公平さにかけるなぁ~というのが、私の考えです。
先生方の対応を観察しながら、大変だな~と思っていたちょうどその時。
知っている顔の生徒さんが私の方へ来るではありませんか。
私の授業では初めにルールを説明していました。
再テストはしない。
よっぽどの理由(交通事故やお葬式など)がない限り、別日にテストは実施しない。
なので、私のところには生徒は来ないだろうと思っていたのです。
しかし、始まりました。
この生徒さん曰く、他の教科のテストを受けていたので、私のテストを受けれなかったと。
それでも、やはりルールはルール。
事前に言ってくれていたなら対応しました。
しかしテストが終わって3日後に来た彼。
遅すぎます。
受けさせることは出来ない、と再度伝えます。
しかし、彼も必至。
そりゃ、進学かかってますからね。
そしてついに泣き落としに入りました。
あーーーーーーーー
困ったので、ついつい再テストを認めてしまいました。
時間と場所を伝えます。
この点については、反省しました。
次回からは泣かれてもダメなものはダメ。
さて、約束の時間と場所。
あれだけの必死さを見せた彼は現れませんでした。
なぜ…?
随分、ご無沙汰しております。
最近、やっとひらがな入力を固定出来るようになりました。
申し訳ありません。
さて、10月から始まった学期の期末テストが終わりました。
自身初めての授業、初めてのテスト作成でした。
教職の免許を持っていないことをこれほど後悔したことはありません。
今期の授業は下記の3つ。
・構造地質学
・地震学
・結晶鉱物学
私の専門は火山学なので、教科を言われた時には困ってしまいました。
でも、愛媛大学にいる私の先生の知識もお借りして何とか授業を終わらせることが出来ました。
テストは自力で作ったものの、日本でしかテストを受けたことがないので、テスト内容だけでなく形式からすべてが不安でした。
まぁでも、この気持ちは生徒さんも一緒だったでしょうね(笑)
テストを作成した後も、もっといい聞き方(文章)がないか、もっといい質問はないか、難しすぎないか、と落ち着かなかったです。
このテストの結果は、私の授業の成果でもあるわけです。
生徒さんは本当に理解したのだろうか…
各テストの前日はなかなか寝付けず、自身が生徒のようでした。
私の授業はすべて英語でしたので、テストも英語で質問を書きました。
日本でもそうですが、学部生にすべて英語というのは大変辛いと思います。
特に、結晶構造学は1年生対象だったので、申し訳ない気持ちでした。
大学に入学して初めての授業が英語なんて…
英語の授業でもないのに!
なので、1年生にはインドネシア語を取り入れて、どうにか少しでも伝わるようにと悪戦苦闘しました。
インドネシア語を取り入れるといっても、拙すぎて…
これまた申し訳ない気持ちでした。
でも、授業で分からなかった部分は懲りずに質問してくれましたし、生徒さんに助けられた部分も大変大きかったです。
そういうわけで(?)、テストには辞書や授業のノート持ち込み可の形式を取りました。
授業中はノートを取る時間を十分に与えました。
なので、ノートを取っていれば解答できますよというつもりで…
日本でテストというと、会話禁止・よそ見禁止が当たり前だと思っていました。
しかし、ここはインドネシア。
ノートや辞書は1人1つだと思っていましたが、貸し借りはする。
これどういう意味、と話す。
立ち回る。
テストに遅れてくる。
国が違うと文化が違うということを改めて痛感。
注意してもなかなか伝わりませんでした。
さて、テストも終わっていざ採点!
これまた緊張です。
しかし楽しみでもありました。
どのような答えが返ってくるか。
一言でいうと、“うぅ~ん”ですね。
テストを作成した側はとしては、当然回答も作ります。
そして、こういう答え!というものも想像しているわけです。
というか、答えはこれしかないだろう、と。
しかし、言葉の壁か授業で伝わってなかったのか…
点数を取ってもらおうと思って設けた、所謂サービス問題もサービスになってない。
おっと…
成績の結果は、はっきり出てしまいました。
点数が開いてしまったと言ってもいいですね。
サービス問題をきちんと解答してくれた生徒さんは、他の質問にも解答してくれました。
でも…
これは自身の課題でもあります。
テスト問題(質問)の書き方ですね。
細かいところまで指定する。
来月からは次学期が始まります。
どんな教科を担当するのか不安ですが…
少しの間、休憩です。
大変ご無沙汰しております。
12月に入りました。
インドネシアは相変わらず、暑い日々が続いています。
さて、こんな辺境の土地でPCが壊れてしまいました。
PCに疎い私は大変落ち込みました。
インドネシアに来て、初めて泣いてしまいました。
少しですよ!
誰に弁解するわけでなく、自身に言い聞かせています。
OSから再インストールすることになり、表記がすべて英語に…
ここまでは、まだ大丈夫でした。
いざ文章を書くとなると、日本語変換が出来ない!
すべてアルファベット表示…
おっと……
これでは困ります。
再度、電器店へ。
何回往復したでしょうか。
自身の機械音痴を呪うしかありません。
そして、今。
御覧のように日本語表示が可能になりました!
よかった!
でも、大きな問題が…
1つは@や()などの位置が移動してしまったということ。
キーボードに書いてある場所にない!
Shiftキーと共に様々なキーを押して試しています。
そして最大の問題。
それは入力方法です。
実は私、ローマ字入力でなくひらがな入力なのです。
ほとんどの方はローマ字入力だと思います。
[かなロック]をかけて使います。
今まで、何人もの友人にローマ字入力にするように諭されてきたか…
そのたびに、ひらがな入力でいいと一切意見を受け付けず。
今となっては、後悔しかありません。
今回の記事は、打てない字をいかに違う言葉に変えて書くかが非常に難しかったです。
Tokyo Disneylandをローマ字打ち出来ません。
〝て″に〝てんてん″と〝小さい″〝い″をどのように組み合わせればいいのか…
考えられるすべての組み合わせはことごとく失敗……
今からローマ字の勉強を始めます!
毎日あっつい!
日本は秋かぁなどと考えていると、余計に暑くなります。
やだやだ。
さて、自己紹介でも少し触れましたが、ゴロンタロ人口の約9割がムスリムです。
ムスリムはアルコール禁止なのですね。
お酒が大好きな私は、出国前にこれでもか!という量を胃袋に詰めました。
田舎なので、アルコールが入手出来ないと思っていたのです。
しかし、こちらでの生活が数か月経ち…
様々なスーパーに出かけ…
発見しました、アルコール!
よっしゃ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビールとスパークリングワインとリキュールを少々。
これは飲むしかない。
ここでアルコールを飲むにあたって問題が2つ。
1つは、現在私がホームステイ中であるということ。
ホームステイの話は後々ということで…
部屋で飲むのは、やはり気が引けます。
でも、ここはサラッと解決。
ホテルを予約。
もう1つの問題が重要なんです。
インドネシア人(ゴロンタロ人だけ?)は飲み物を冷やさないのです。
友達の家に遊びに行った時。
コーラをどうぞ、と言われて出していただきました。
しかし、ぬるい。
水もぬるい。
そうです。
もうお気づきかと思いますが…
どうやってビールを冷やすかが問題なのです。
ホテルに冷蔵庫はありません。
コーラって冷たいほうがおいしいよ!
いつも思います。
さて、究極の選択は以下の通り。
・ぬるいままビールを飲む
・氷をビールに入れて飲む
正直なところ、どちらも避けたいです。
しかし、ビールを…ワインを…飲みたいっ!
何かいい方法はありませんか?
何と雨季に入ってしまい、少し憂鬱な今日この頃。
何故かというと、普段でも携帯やネットの通信状況がよくなくストレスフルなのに、雨がひどくさらに通信状況悪化…
信じられない。
なので、本日は少し明るい話題を。
こんな小さい町にも『KARAOKE』が3店舗ほどあります。
子供から大人まで、皆さん歌うことが大好きなようです。
誕生日会や結婚式、卒業式など、みんなで集まる時には必ずカラオケセットが用意されます。
時には、専属の歌手を雇って歌ってもらう場合もあります。
私の学科の先生は時間があると、教室にプロジェクターとカラオケセットを運び、歌っています。
なぜ、学科にカラオケセットが…?
というか、あなた達と話したいことは山ほどあるのですよ…?
日本人がインドネシアに来て必ず受ける質問の1つに『“心の友”を知っているか?』があります。
この曲は、インドネシアでは第二の国歌と言われるほど、親しみのある曲だそうです。
すいません…知りませんでした、ごめんなさい。
『心の友』は歌手・五輪真弓さんの曲で、もちろん歌詞は日本語です。
カラオケでは、必ずと言っていいほど歌われる曲で、皆さん歌詞を暗記されています。
すごい!
でも1つだけ言わせて下さい。
こちらにある調味料≪味の素≫の“MOTO”と≪心の友≫の“TOMO”の区別がつかないようで、大半の方が“KOKORO no MOTO”と言っています。
間違いなんですよ~
数か月前、入国管理センターに行った時です。
ビザの発行を待っていました。
すぐに名前を呼ばれたので『よしきた!早いじゃん♪』と思いながら受付に向かいました。
しかし、あれよあれよという間に通されたのはステージ付きの広い部屋。
全く理由はわかりません。
私はインドネシア語が出来ないし、相手は英語が出来ないし…
そしてなぜか目の前のステージには、カラオケセットが慌ただしく準備され始めているではありませんか!
そして、ビザの発行を待っていた他の人や、職員の方がぞろぞろと入ってきます。
そして歌えと言わんばかりにマイクを渡されます。
『ビザはまだ出来ないから、とりあえず“心の友”を歌って』
さすがに、無理です。
心の友を知らないという理由もありますが、知らない人の前で歌えるほど肝が据わっていません。
断り続けていると『歌わないとビザ出さない』と言われ、それでは困る!ということマイクを手に…
今考えると、歌わないとビザ出さないなんて冗談ですよね~
言葉が通じないって不便です。
そこで私が選んだ曲は、Kiroroの“未来へ”です。
なぜか、“心の友”の次に知っているかと聞かれる曲なのです。
長くても1番だけ、と思っていましたが…
皆さんの熱いアンコールにお応えして3回もフルで歌ってしまいました。
もちろん、歌った後に無事ビザをgetすることが出来ました!