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2012/01/31

期末テストの採点を終え、全生徒さんの成績を付け終わった頃のお話。

成績を本部に提出する日が決まっているので、先生方は大忙しです。
教師不足により、1人15コマ担当する先生もいるようで…
3コマしかない私は頭の下がる思いで見ていました。

先生方が採点されている中、生徒さんが訪ねてきます。
どうやら、再テスト希望のようです。
1人ではなく、ぞくぞくと来ます。
そもそもテストを受けてないから、受けさせてほしい。
単位がないと進学出来ない。
テストの日に体調が悪くて。
それぞれの生徒さんが、それぞれの理由を熱く語ります。
中には泣き出す生徒さんまで。

これは友達から聞いた話ですが、インドネシア人(いや、ゴロンタロ人だけかもしれませんが)は嘘をいくつも持っているらしいのです。
“昨日”は目が痛い
“今日”は雨が降っている
“明日”はおなかが痛い
“明後日”は……
びっくりしてしまいます。

話は戻ります。
そんな生徒さんを横目で見つつ、先生方はどのような対応をするのか、これまた横目で観察していました。
基本的には単位を全生徒さんにあげると最初に聞いていたので。
先生方は優しいです。
生徒の理由を一通り聞くと、テストを受けさせてあげています。
公平さにかけるなぁ~というのが、私の考えです。

先生方の対応を観察しながら、大変だな~と思っていたちょうどその時。
知っている顔の生徒さんが私の方へ来るではありませんか。
私の授業では初めにルールを説明していました。
再テストはしない。
よっぽどの理由(交通事故やお葬式など)がない限り、別日にテストは実施しない。
なので、私のところには生徒は来ないだろうと思っていたのです。

しかし、始まりました。
この生徒さん曰く、他の教科のテストを受けていたので、私のテストを受けれなかったと。
それでも、やはりルールはルール。
事前に言ってくれていたなら対応しました。
しかしテストが終わって3日後に来た彼。
遅すぎます。
受けさせることは出来ない、と再度伝えます。
しかし、彼も必至。
そりゃ、進学かかってますからね。
そしてついに泣き落としに入りました。
あーーーーーーーー
困ったので、ついつい再テストを認めてしまいました。
時間と場所を伝えます。

この点については、反省しました。
次回からは泣かれてもダメなものはダメ。

さて、約束の時間と場所。
あれだけの必死さを見せた彼は現れませんでした。
なぜ…?

2012/01/31 02:51 | sayaka | No Comments