花をお作りしてご依頼してくださったお客様にお渡しする、もしくは
直接贈り物として贈り先の方へお届けする、
それで無事、私たちのお仕事は終了となる場合はいいのですが
そうでない場合というのもあります。
例えば、会食予定のお店にお花を預けさせていただき、後ほど受け取りに来られるというパターン。
このパターンはとても多いので、私たちも、そしてお店側も結構慣れているものです。
そして先日の出来事です。
その日に彼女さんにプロポーズをするという男性からホテルのラウンジにお花を預けるようご依頼がありました。
わざわざご来店いただき、お花の打ち合わせもさせていただきました。
一生に一回ですからね~と緊張もにじませつつ、どきどきを分けていただきました。
後ほど手紙も一緒に花に添えられるということで、手紙を立てる札立ても一緒にセットしておくことにもなりました。
お手紙はそのお客様がトイレにでも行くふりをしてボーイさんに渡す、ということに。
もちろん、お花を作るこちらとしても気合が入りました。
そして当日の夜、ご指定の時間にラウンジに配達させていただくと
どのスタッフの方でもわかるようにしておく、との話だったのに
受け取ったボーイさんがどうもピンと来てない感じ。
夜も遅いため、何かあっても店の電話は誰も出ないので
“こちらのケータイをお教えしておきましょうか?”と聞いたら“大丈夫ですよ”との返事。
その後も、大丈夫だったかな~・・・・とずっと不安げな配達係のうちの社長。
そんな夜も明けて次の日の朝、店に行くと
そのホテルから夜の11時に2件も着信が入ってる!!!
げげげっっ何かあった?
っていうか、本当に花束が無事その方に渡っているのか。。。
もしかして、花を持ってきてください、と合図をしたのに
ボーイさんが“は?お花ですか?知りませんね~”となったのか。
いろいろ頭の中を巡り巡って、良からぬ想像をしたり気が気じゃありませんでした。
でもさすがに花が見つからないとなれば留守電ぐらい残すでしょ?
それが入ってないってことは大丈夫だったのかな~
もう居ても立ってもいられずホテルのラウンジへ電話。
すると
“ああ、すみません、電話入れちゃいました”
はい、何でした?大丈夫でした?
“札立てが花束に入っていたのですが
札にあたるものがささってなかったのでどうしたのかな?と確認でした。
その後、お客様が手紙を持ってこられたので、ああ、なるほど、と
了解したところでした”
ほおおおおおおぉぉぉ
っとしました
もし花束が無事渡っていなかったら泣くところでしたよ
それにしても、社長が配達した時点で、札立てのこともちゃんとそのボーイさんに説明したそうなので
やっぱり不安なまま配達しちゃダメですね。
一流ホテルと言われているところでも、いろいろなスタッフがいることを肝に銘じておきます
先日、花屋になってから初めてお花のデザインコンテストに
出品してみまして、ありがたいことに賞をいただきました。
その喜びはフェイスブックなどで散々書きましたし
たくさんの方にお祝いの言葉もいただいて
本当にうれしい出来事となりました。
お花屋さんとしてお客様からのご注文商品を作ることと
こういったコンテストのために作品を作ることは
実は全く違う作業でして
実際に参加するまで迷いましたね~・・・
が、いったん参加すると決めて申し込んじゃったら
あとはやるだけやろう!と気合を入れたわけですが
実は申し込んだのが、作品を納入しないといけない1週間ちょっと前。
すごくぎりぎり(本当はとっくに応募締切されておりました)なのでした
毎日毎日行き詰ったり右行ったり左行ったり
迷宮入りしそうになったり
思わぬところからボタモチが落ちてきたり
そんな感じで何とか作りました
その様子を今回はさらさらっとお伝えしたいと思います
ちなみにこのコンテストは
各々作ってきた作品を持ち込む形式なので
多くの人の前で時間制限ありの大会とは違って
ある意味余裕を持って迎えられます
いきなりですが最終的にはこんな作品になりましたが
これはどのような経過を経てたどり着いたものか
その裏側をお見せしちゃいます
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
コンテストに参加すると決めてから
さて、どうしよう?となるわけです
まだ何の構想もなく、1から作るのですが
考えても考えても何一つ形にならない。
こんな形のデザインが好きだな~と思っても
それをどうやって現実に形にしていいのかわからない。
じゃ、鉄の棒を曲げてこんな形に。。。
って、鉄の棒を曲げるにはどうしたらいいの~???
そんなところからでした
そこで、店にあるものでなんとかしてみようか。
というところに思い至りました。
店にはいろいろな残骸や得体のしれないものが転がっています。
そこで、適当に引っ張り出してみると
ありました。ありました。
特に木製の什器(店用品)が雨ざらしになって朽ちてしまったり
処分するために切り刻んで放ったらかしになっているものを
かき集めてみました
特にうれしかった戦利品は
ガーデニングなどに使うラティス
がぼろぼろになって処分するために
私が以前、のこぎりで解体していた残骸が
これはいい!
と板にセットしてみました
私はフレームがある形がとても好きなので
よし、これを使った作品で行こう!と
ようやく一つ決定しました
それからもうひとつ残っていた
木製ボックスの残骸を使って
うーん、違う
この状態で丸2日、小康状態が続きました
眺めてみるもののゴールは一向に見えない
でも、どうしたらいいかわからない
とりあえずひもをチェーンに変えてみよう
おお!いい!
じゃあ、周りの余分なもの(白樺)をはずして
シンプルに行ってみよう
ちなみに下の板に引いてある茶色い部分の正体は
何だと思います?
実はこれなんです
この長机が1台、長年雨ざらしになっておりまして
表面が腐り果てておりました
そこを力づくで思いっきり
べりっとはがし、それを裏返しにして
板に打ち付けたのです
そうです、意外にダイナミックなのです
ここからどうしよう
と思い悩み、とりあえずこの状態の写真を
何枚もプリントアウトしてそこにデザインしてみることに
そしてチェーンと木枠の人工的なものが
植物と混ざり合うことでだんだん自然に戻っていく
その感じが出せるかな~とたどり着いたのが
まだ仮の姿だけどずいぶん自分のイメージが
形になってきました
今度は
ここにあたる部分を60センチもある太い杭で
木枠の下の部分、さらには下の板にまで打ち込みます
その杭もグリーンテープを巻いた上に
作品の肝となる“石化エニシダ”をはりつけました
すると!
思ったよりも角度が出たうえに
きれいなところにチェーンがぶら下がってくれていい感じに♪
私のテンション一気にアップ!!
後はひたすら石化エニシダで流れを作っていきます
これも当初の予定とは反対側に流れる形になりました
お花は極力少なめで、チェーンと植物が絡み合っている様子を出し
大地から植物根を張っている力強さが出たらいいなあと
そんな思いで作り上げました
テーマは
土に還るという意味です
最初に考えていたテーマはここだけの話
“小人さんを探せ”でしたので
それにしなくて良かったです (笑)
出来上がってみるととてもとてもいとおしい作品となりました
これだけ一つの作品に長い時間向き合ったこともないですし
あくまでコンテストなので自己満足では本当はいけないのですが
私的にはとてもとても満足でした
興味がないかもしれませんが
特に!特に私のお気に入りポイントを2つ聞いてください!!
一つはチェーンがここに降りてきてくれたおかげで
ここに角度ができたこと。
チェーンは地球の引力に素直に引っ張られてますので
この作品が直立不動ではなく若干斜めに傾いている、
でも上にもチェーンがあって、上のチェーンはその植物たちに
ひっぱられている、というところです。
ええ、、ええ、、、すべて後付けです(笑)
もうひとつは意識してつくりました
ここ
下からのびている1本ずつの枝がグルグル巻いて
そのまま流れて右に伸びているように見えますが
実はしたの直線部分とここからの上の部分は
ほぼつながっていないので、
そう見せるために細かく細かくこのラインを作ったのです
ふふふ もうここを眺めているだけで
ご飯が何杯も食べれそうなくらいお気に入りポイントです
意外に細かいところばかりですみません
が、こうやって無事にこの作品はできあがりましたし
またそれが賞をいただけたということで感慨ひとしおでした
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
ちなみにこの制作途中を見ていた近所の女の子(20歳ぐらいの)が
“植物が人間に怒って飲み込もうとしているところみたい”
と言っていたのを聞いて
なるほど!そうも見えるね!
じゃあ、副題は
“植物の逆襲”にしよう!と決定しました
これもここだけの話にしておきます
今回コラムに書かせていただいた内容は
はたして公開していい内容かどうかは定かではありませんし
なんとなく“まぐれあたり”の感が否めませんが
作品の出来上がりの姿と一緒に、
制作過程も私の一つの作品となればいいなあとの思いから
公開させていただきました
ご参考までに・・・
って、誰の参考にもならなそうだから
躊躇なく(笑)
それは、つい昨日のお話です
苗、鉢の仕入れが終わり、荷台にお花を積んで
社長とガラガラっと駐車場の車に向かっている時の事。
少しうす暗い市場の中からようやく明るい外に出たところで
私の真上から何か降ってきたのです
え?
何!?
びっくりしてしまってどうしようもできずにいると
次の瞬間
ガッシャーン!!
何かが割れる音が市場に響き渡りました
そして後ろを振り向くと
なんと、そこには
先ほど仕入れたばかりの
こ・・・コチョウラン・・・
無残な姿になっておりました
大きく白いお花の真ん中にピンク色が入った
立派な3本立ち
しかも、陶器に入ったまま落ちたので
その陶器が真っ二つ
3本立ちの内、1つは花がいくつもおちて
1つは花自体はついているもののピンクの部分が落ちて
なんとかもう一本が生き残っている
という状態でした
お客様から頂いていたご注文のためのお花でした
どうしてそんな事態になったのか、と言うと
荷台は身長ほどの高さがあるのですが
コチョウランのような大きな鉢は下の段に入らないので
荷台の一番上の段に乗せていたのです
いつもなら気にしているのですが
市場の出入り口のシャッターが一番上まで開いておらず
それに気がつかない私たちが直進してしまったがために
背の高いコチョウランがひっかかって落ちてきた
とわけなのでした
そのコチョウランは何か切花として再利用するとして
お客様のご注文の品は他の仲卸屋さんに用立てていただいて
なんとか事なきを得ました
今回は豪快なミスでしたが
小さな花屋にも大なり小なりいろいろな失敗談があります
それをここで披露、
するのはちょっと躊躇しますが・・・
一番ありがちなミスは
札に入れるお名前の間違いです
小さなメッセージカードの場合は、すぐ作りなおせるのでまだいいのですが
お葬儀などで出す生花スタンドなどでの間違いの場合は
看板屋さんに再度発注して、そこに取りに行った後
葬儀会場にて交換する、という時間も費用も大きなロスになりますし
やっぱり間違えて名前を飾られているお客様の気持ちを考えると
大変申し訳なく思います
個数間違えや計算間違えなど
いろいろ、本当にいろいろ、やらかしてきましたが
一番、あってはならない大きなミス
ああ、これを書くだけでも冷汗が出てきそうになるのですが
『ご注文いただいていたことをすっかり忘れている』パターン
ただ、ほとんどありませんよ!
ほとんどないのですが(汗
過去にあります
その時に、お客様からご連絡があったときの
『全身から血の気が引いていく』あの感覚は
もう二度と思いだしたくありません
他のお花屋さんはないのでしょうか?
平謝り でしたね あのときは(遠い目・・・)
そんな大きなことも、小さなこともたくさんありながら
日々成長させていただいております
今年初のコラムが、なぜ失敗談なのかはわかりませんが
本年もよろしくお願いいたします
今年もあと数時間で終わります
花ビト人間模様をご覧くださった皆様
見捨てずにいてくださったジャンクステージスタッフの皆様
1年間ありがとうございました
今年のコラム更新記録は
我ながらなかなか素敵な結果となりました
“毎月1回ずつの更新”という
なんとか見捨てられない位置をキープしたいがための必死さ
それが感じられるわかりやすい更新頻度でした
来年こそトップを飾るコラムニストに!と宣言すると
後々すぐに撤回することになると思いますし
コラム更新がままならないのでお休みします、
と言えるほど忙しい花屋ではないので
最低でも月1回投稿は死守という
ゆるーい約束を記させていただきます
さて、来年は今までしたことのないチャレンジを一つ考えております
いや、二つほど考えております
1つ目はフラワーデザイナーとしてちょっとステップアップしたいこと
もうひとつは花屋として“本格的なお花屋さんごっこ”を
いろいろな人に提供したいな~と思っておりまして
まだまだ漠然としておりますが
ジャンクステージで途中経過などを報告していければいいなあと
なんとなくそんな感じで思っております
あたたかい目で見守ってください
では来年、またお会いしましょう♪
よいお年をお迎えください・・・
先日、女性が多く集うあるサイトの閲覧をしておりました
そこの掲示板でやりとりされる内容を読んでいて
思わず苦笑いしてしまったことがあります
最初に投稿した方の言っていたのはこんな内容でした。
結婚して数年経っているご夫婦なのですが
奥様のお誕生日に、旦那様がバラの鉢を買ってきたそうです。
今まで花なんてプレゼントしたことがないのに、花なんて買ってきて。
しかも花がついていない、すぐにも枯れそうな鉢だったそうで
迷惑だーーー!
それに対して、同じ主婦の方からたくさんの反応がありました。
最初は
“そんなこと言って、旦那さんがかわいそうだ”
“私なんて花一輪でももらえたら嬉しいのに、贅沢だ”
など、どちらかというと非難めいたものが多かったのですが
そのうちに
“わかります!いらないですよね、花なんて、食べ物がいい”とか
“そのお金があったらそのままお金でちょうだい”
という同意票が増えてきました(笑
まあ、お花に対しての価値観は本当にそれぞれですので
花なんていらないわっっって言う方がいるのはある意味仕方がないかな。
と思えるんだけど
ある人は
“私は前、バラの花束を旦那が買ってきたんだけど、枯れちゃうじゃん!
どうせプレゼントしてくれるなら鉢の方がいいのに。。。”
っていうし
ある人は
“鉢をもらっても手入れが大変だから花束にしてくれればいいのにって思った”
っていうし。
これを男性が読んだら、じゃあどうしたらいいんだ!
ああ、もう花を贈るのも面倒だ!
という結末になるのかな~という
なんか複雑な想いを抱きながらすべてのコメントに目を通しておりました。
でも結局はプレゼントされる人との関係性という所に行き着くのでしょうね。
最初にこれを投稿された方も言ってました
“私がそれをもらって喜ぶと思っているのか、私が何を好きなのかわかっていない”というところ。
そこが問題なのだと。
花をプレゼントすれば女性は喜ぶと単純に思っていないか?
女性なら全員お花が好きだと思い込んでいないか?
ということですね。
以前テレビで、ある芸人さんが夫婦関係がうまくいっていなくて
バラの花束を持って来て、渡すシーンがありました。
もちろん私たちは職業病のようにそれがいくら位か予測するのですが(笑
予想をはるかに超えて“5万円した”と言っていました。
本人からしたら、5万円をかけて自分の気持ちを伝えたい一心だったのかもしれませんが
奥様は“そんなお金があるんだったら家に入れろ!”とお怒りモード。
そりゃ、そうだ。私だって同じ立場だったら同じこと言うよ、と思いました。
花はきれいで、すてきで、時に想像以上にすてきな演出をしてくれるアイテムではありますが
ぜひぜひ、相手のことを本当に考えて贈って欲しいなあ~と思います。
普段お花を贈ったことのない男性は、
いきなり奮発して大きな花束を奥様に贈るのは、いろいろな意味でちょっと危険です(笑
まずは1輪とかミニブーケとか小さな鉢とかでお試ししてみてください。
その時に、奥様はどんな反応されますか?
そしてぜひ、聞いてみてください。“君の一番好きな花は何?”
これを聞けるか聞けないか、これがあなたの結婚生活に大きな意味を与えるのですよ♪
宝石を買うより遥かに贈りやすいプレゼントのお花を
さりげなくプレゼントして、奥様に確実に喜んでもらえるような
そんな、旦那様をめざしてくださいね。
私たちが仕入に行く花市場は毎週木曜日に鉢モノ、苗モノの競りが行われます
競りについては以前、コラムに書かせていただいたことがありますが
基本的には一般の方が立ち入る場所ではありませんので
花市場の中を見られる機会はあまりないと思います
そこで、今日はあなたを花市場見学ツアーにお連れしようと思います♪
10月末の花市場には一体、どんなお花たちが来ているのかな?
楽しみにご覧くださいませ~♪
というわけで、実は今、競り中です~
一つ一つお花が競りに乗せられます
このようなレーンが6列ありまして
6レーン同時に次から次へと競られております
私は今、自分の席から欲しいお花を探していたところですが
一段落しましたので、競り台を降りて
花市場に来ているお花たちを
ぐるっと一周ご紹介しちゃいましょう~
まずまず、こちらに見えますのが
アザレアですね♪
次から次へとかわいいお花が咲きますね
次は
アメジストセージです
今、いろいろお宅のお庭で見かけるお花です
さあ、お次は
ウィンターコスモスです
キャー!かわいいです(*^_^*)!
お次は
エリカです
エリカ様ですね
色々な色がありますが、私は白が好きです
そして
オキザリス
オキザリスもいろいろな種類が出てきます
寒さにも強いです
さあ、次に見えますのが
オブコニカです
かわいいお花ですが手がかぶれたりしちゃう液が出ます
お気をつけあそばせ♪
そして
出ました!ガーベラちゃん
年中出てきますが、年中変わらぬ人気を誇ります
そして
こちらも安定した出荷&人気の カランコエ
小さいものから大きなものまで
一重~八重まで
バリエーション豊かで、強い!
お次は
カルーナ
今の季節は丁度ガーデニングの衣替えシーズンですよね
これからの季節にこのカルーナさんは大活躍です
強いです!おしゃれです!!おススメです
そして次は
クラリンドウさん
おしゃれですよ~毎年花を咲かせてくれます
どうですか?
疲れてきました?
まだまだですよ~
こっちです!付いてきて下さい!!
お!次に見えてきたのが
クリスマスホーリー
クリスマスにピッタリのかわいい実がなります
そして
クリスマスローズ
ガーデニング好きな人が必ずはまるお花ですね♪
私はやっぱり白が好きです
次は
コニファです
こちらもガーデニング必須植物ですね
続いて
シーマニア
名前もおしゃれですが、かわいいお花を咲かせます
葉っぱは肉厚
さあさあ来ました!
冬の贈答用のお花と言えばやっぱりこれ
シクラメンですね
今から年末に向けてこのシクラメンが市場のメイン鉢になってきます
そして
シャコバサボテン
こちらのものはコンペイトウという種類ですが
ちょっと珍しいですよね
もちろん大人気のお花です
次は何かな~
おっと、次は
スプレーマムです
菊ですが、こんなにかわいいんですよ~
いや~愛おしい❤
次は
ゼラニュームです
ゼラニュームにも色々な種類がありますね
(これはキャンディゼラニューム。。だと思う)
寒さに強いお花です
さあさ、次に行きましょう
次はこれ
チェッカーベリーです
可愛いですね~入荷も少ないですが人気モノです
次は
ニオイ桜です
ピンク色のかわいいお花です
さてさて、次は
ノボタン。。。だと思います
すみません、勉強不足で(^^;
お次は
ビオラです
冬のガーデニングと言えばパンジー・ビオラ
の ビオラちゃんです
すごくたくさんの種類が出荷されます
えっと、まだあるよ~
いっぱいあるなあ
がんばって付いてきてね♪
次は
ブルーデージー
来ました!私の大好きなお花です♪
黄色いユリオプスデージーや普通の白いデージーも好きですが
やっぱりブルーデージーに惹かれます
次は
ピンクの小花が可愛いベゴニアのラブミーちゃんです
ベゴニアの中でも珍しいお花なので御贈答用にもいいですよ~
お、出た!
ポインセチアです
3週間前ぐらいから少しずつ出荷されるようになってきました
クリスマスの代表花ですね~
さあさあ、ぐっと目線を上げると
ミニバラ
かわいいですね~やっぱりバラってステキ
お次は
リーガーベゴニア
これもご贈答用の定番ですね
色も形も華やかです♪
次は
花キリン
独特の花付きですが、かわいく強いです
だんだん出口に近付いてきたよ~
もうひと踏ん張り
次は
初恋草です
色とりどり、名前もかわいいですよね~
さあ、次
真珠の木
つやつやのまんまるい実が付いてます
これが本物の真珠だったらいいのに。。。。って言った人、だれ?
あ、最後かな?
菊
すごい渋いけどかわいい♪
輪っかが付いてる~これ何?
保護されてるってこと?
よくわかってなくてすみません
ふーーーーーーーーっっ
これで、終わったかな?
・・・と思いきや
ランのコーナーに行くの忘れてた!!
えっとランのコーナーには
オンシジュームですね
黄色いお花がまぶしいです
そして
豪華だけどお手頃サイズや価格で
御贈答用によく使われますね、デンファレです
おっと
シンビジュームですね~
いよいよ今日から出始めましたね♪
こちらも冬のご贈答用(ちょい高級)の定番です
アーチ仕立てのものも近年人気があります
さあ、いよいよ最後かな?と思ったら
今日はカトレアも来てますね
横からしか見れなくてすみません
さあ、そして
コチョウラン!お花の王様
ちなみにコチョウランの出荷量は年間通して
他のお花の比ではないのですが、それが毎回競られているので
いかに世の中に胡蝶蘭を贈り贈られる方が多いのかわかります
ふーーーーー
はい!
これで今日の花市場見学ツアーを終了いたします
ご来場、誠にありがとうございました
また次回の見学ツアーもお楽しみに(未定)
注1:すべてのお花を見せたわけではありません もっといっぱいあります
注2:当店が仕入れたお花はほとんどないので欲しくてもあげられません
注3:花の名前が間違っていたらこっそり教えて下さい
東京在住の花業界の方(Fさん)と私たちの会話
私 : 先日高速道路を走っていたら、
路肩に車を停車して、脇に生えてる『パンパス』を
切っているおばちゃんがいたんですよ~びっくりでした
F : 活けこみに使うんでしょうかね~
私 : え?いや、お墓だと思いますよ
F : お墓?パンパスを???
パンパスってモダンな感じの活けこみとかに使いますよね?
私 : まあ、スタンドとか活けこみにも使いますが、
鹿児島はお盆は必ずお墓とか仏壇とかに入れますよ
お墓に関しては、ほぼ必ずです
F : えええっっ???
驚かれて、驚きました。
ちなみにパンパスはこういうのです
↓
さらには、近畿地方のある市場さん(Iさん)のサイトに
フォックスフェイス(つのなす)が載っていました
ハロウィン用にディスプレイされた写真で、とてもかわいく思わずコメント
私 : とてもかわいいですね~
鹿児島ではお墓に入れるのがほとんどなので、
こんな風に飾れたらいいですね
I : え?フォックスフェイスをお墓に入れるんですか?
私 : え?入れないんですか?
そんなやり取りもありました
フォックスフェイスはこういうの
↓
他にも、鹿児島では『ちどめ』と呼ばれてお盆に大量に出回る“ベンケイソウ”とか
なんかも、あたりまえにお墓に入れますね
鹿児島は、お花の消費量が全国で1位なのですが、ご存知でしたでしょうか?
その理由は『お墓を大切にする県民性から』というのは自他ともに認める事実です
お花が枯れ果てているお墓というのはあまりない位、短いスパンでお墓に通われます
お花が枯れていると親戚の方に心配されるほどです
何かあったんじゃないかしら?って
お墓を任されている方は大変です
そして、そのお墓の花瓶がこれまた大きい!
少しのお花しか入れないと風でぐるんぐるん回ってしまったり
折れてしまったりするものだから、1回に入れるお花の量も大量になるのです
もちろん、お花が枯れると困るので
必然的にボリュームがあって、長持ちするお花を求められる訳です
そんなこんなで、上記に上がったようなお花を供えることが 鹿児島では当たり前!になっているのです
花屋としては嬉しいことですが それに応じて、お墓専用のお花屋さんの数も相当多いんですよ
県外から来られた方がびっくりされてました
それぞれの地域によって“常識”っていうのは“常識ではない”ということですね
季節が変わると1年ぶりに再会するお花にときめきはしますが
毎日お花と一緒に過ごしているので そのときめきはそれほど持続しません
年々、ときめく感度が下がっているのは悲しいところです
そんな私ですが いつの時期でもきゅんってするお花があります
それはグリーンのお花たち (ちょっとゾーンが広すぎな気もしますが) なのです
なぜでしょう 年がら年中、グリーンのお花を見ると嬉しくなります
ついつい欲しくなります アレンジしたくなりますし
それだけで花束にしたくなります
本来、お花は虫さんに見つけてもらうために
目立つように華やかに可愛らしく主張する色合いが多いですよね
葉っぱと同じグリーン色に咲いたお花は
一体どうしたことなのでしょう?
でもそんな控えめなグリーンなお花さんたちは
優しげでモダンな印象を与えてくれますし
どんなアレンジにも、どんな花束にも絶対に合います
だってグリーンですもの
正式にはお花がグリーンということではなく
萼(がく)だったり苞(ほう)だったりすることが多いのですが
どちらにしても葉っぱではなく、花の部分がグリーンなのがいいのです!!
実際に緑色のお花というと思い浮かぶお花がありますか?
本当に数少ないと思います
そこで店にあるグリーンのお花を一挙大公開~
実は数ヶ月前に記事にするつもりだったので 当時の写真が数枚あるため、
季節感がずれますがご了承くださいね
みなさんご存知の紫陽花(あじさい)
お花そのものがグリーンのモノも少し出てきますね
ピンポンマム
アナスタシア(菊です)
ブプレジューム
テマリソウ
スプレーマム(菊)
リューカデンドロン
アンスリューム
エクレール(ミニバラ)
ビバーナム・スノーボール
ちなみにこのスノーボールだけ(正確には枝も入っていますが)を いけるとこうなります
これをいけて、眺めて 私たちは萌えるわけですよ 笑
これ以外にも
トルコギキョウ、カーネーション、カラー、ラナンキュラス クリスマスローズ、
スカビオサ、シンビジュームなどでも グリーンのお花の種類があります
なんてかわいいんでしょう
なんてステキなんでしょう
なんてモダンなんでしょう
でしょ?
つい昨日のお話です ある男性のお客様がご来店されました
“出産のお花を作ってほしいんですけど”
はーい!ありがとうございます お花の種類とか、
どういった雰囲気がいいとかございますか?
“それは特にないんですけど4つのお花で”
4つ・・・えっと4種類のお花ということでよろしいですか?
“はい、私と妻と子供二人ということで4つ あとはおまかせでお願いします”
もしかして、お客様の子供さんですか?
“はい”
うわーおめでとうございます♪♪
“実は、1人目の子供が生まれた時もこちらで作ってもらったんですよ
そのときは妻に一つ、子供にちっちゃいアレンジを一つ
ナイショで持って行ったんですけど。
そしたら妻が泣いて喜んでくれたんです
で、今回は妻からのリクエストで
『前回に作ってもらった花屋さんで作ってもらって』と言われたんです”
そのお話を聞いて、ものすごく感動してしまった私たち
退院してからの沐浴とかも大変ですよね~とかなんとかお話しながら
でもとても嬉しそうなお客様の笑顔から
幸せをおすそ分けしていただいた気分です
旦那さまが奥様にお花をプレゼントって ありそうでいて、
実はあんまりないんですよね~
飲み屋のお姉ちゃんにプレゼントする人はいっぱいいるのに・・・
この世の中に恥ずかしがらず、堂々と 奥様に
お花をプレゼントできる男性が増えてきたらいいなあと
花屋としての希望と女性としての希望を
ぽそっと伝えておきます
なんとなんと、Junkstageさんが期間限定キャバクラをOPENするということで
女の子たちのイメージフラワーを決める任務を仰せつかりました!
ほんっといつも面白い企画を考えてるな~って傍観しておりましたが
関わらせてもらって嬉しいです♪
それぞれ女の子には、楽しくも激しい“設定”が決められていて
フィクションではありますが、写真で見るイメージにぴったりです!
その設定されたプロフィールと写真を見て、
これだと思うお花をあてはめていきます
ちょっと偉そう!?
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
□スージーさん
かつて愛した男性を待ち続けるけど
その真相は誰にもわからない、
そんな謎多き女性ではあるけど、何と言ってもこの店のママである!
店や女の子を取り仕切るドン!
となれば、そうやすやすとは咲いてくれないけど
その美しさは正に高値の花
落ち着きも、強さも併せ持つお花がお似合いということで
・・・牡丹(ボタン)
シャクヤクではなく、あえての牡丹
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
□凪子さん
水商売から足を洗ったものの、母親の借金返済のために
またこの世界に戻る。。。
苦労した経歴がうかがえるが、その一方ウォーキングが趣味という
庶民的な顔も併せ持つ凪子さん
一昔前はあちらこちらの庭によく見かけたけど
今はおしゃれな高級花として人気が再燃しているこれ!
・・・ダリア
実はキク科ということもあり、三味線が趣味なら
なおさら意外と和風。という意味もあり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
□舞夢さん
一番最初に彼女の花が決まりました!
バレリーナを目指しているだけあっていで立ちも美しいですね
写真のイメージだけだと、ユリかこれかと迷ったんです
が、最後の一文
“周囲にはナイショにしているが、男性とちゃんと付き合ったことがない”
を見て確定しました
・・・カラー
このお花、修道女の襟(カラー)に形が似ていることからつけられたらしいので
なんか。。。ぴったり♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
□かなんさん
私には未来永劫なれないであろう、このキャラクター
うらやましくもあり、ちょっとむずがゆくなるような
女の子の中の女の子って感じがしますね
写真にはチューリップと一緒に写ってますが
どうもチューリップという幼いかわいさではなく
育ちのいい上品な大人の可愛さを持っているので
・・・ラナンキュラス
というのは、すべて後付けで
かなんちゃん・・・らなんちゃん・・・
というほぼ語感だけで決まったというのが正直なお話
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
□葵さん
自立した女性、そして自分の過去を引きずらず
淡々と前を向いて歩いている感じが
後輩の女の子たちにもすごくモテそう
他の人に左右されず、凛とたたずむイメージから
・・・ゆり
オリエンタルリリーの中でも
カサブランカを代表とする白いユリがいいですね
1本で充分な存在感
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
□めめさん
みんなから可愛がられ、この子がいるだけで
場がパーっと明るくなる感じ
でもホストにはまっちゃうような危なっかしいところも
まわりのみんなが本気で心配してくれるんだろうな~
ということで
・・・ガーベラ
しかも、色はピンク 真ん中は黒芯
八重咲きではなく一重咲き
この種のガーベラはすごくすごくかわいいのだけど
水揚げで花びらが反り返ることが多くてはらはらします
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
□マコトさん
クールビューティの負けず嫌い。
愛嬌はないけど話し上手。お色気女王様でおやじキャラ。
猫にぬか床。語学旅行・・・
あまりのふり幅の大きさに、なかなかイメージする
花が思い浮かばず、最後まで悩みました
最初はクールビューティということでアイリス(あやめ)に
決めかけたのですが
・・・トルコギキョウ
になりました!
トルコギキョウって不思議な花なんですよね。
原産地がトルコでもないし、キキョウの仲間でもないのにこの名前。
さらに一重から八重、フリンジ咲き
色も多種にわたって、バラと見紛うものまで。
どんなTPOでも活躍できるポテンシャルの高さがマッチしてませんか?
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□うる実さん
お嬢様だが実は元ヤン。
でもナンパされた男の家に住んでいる。
弱いのか強いのかよくわからないうる実ちゃん。
そこで、このお花
・・・ライラック
小花が可愛く、とてもロマンティックだけど
“木”なので、もともとは強い植物なのです
そして、決め手は『北海道出身』
札幌にはライラック祭りがありますので
もうこれしかないでしょう!?って感じでした
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さあ、いかがでしたでしょうか?
私的には楽しく、悩みながら
左には女の子の写真とプロフィール、右には3冊の花図鑑とにらめっこ
でもいい感じに当てはまった気がします
こじつけ具合が薄くてごめんなさい(笑
さあ、当日までのあれやこれや
当日の盛り上がり、楽しみにしております♪