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2014/01/31

それは、つい昨日のお話です

苗、鉢の仕入れが終わり、荷台にお花を積んで
社長とガラガラっと駐車場の車に向かっている時の事。

少しうす暗い市場の中からようやく明るい外に出たところで
私の真上から何か降ってきたのです

え?

何!?

びっくりしてしまってどうしようもできずにいると
次の瞬間

ガッシャーン!!

何かが割れる音が市場に響き渡りました
そして後ろを振り向くと
なんと、そこには
先ほど仕入れたばかりの

こ・・・コチョウラン・・・

無残な姿になっておりました

大きく白いお花の真ん中にピンク色が入った
立派な3本立ち 
しかも、陶器に入ったまま落ちたので
その陶器が真っ二つ

3本立ちの内、1つは花がいくつもおちて
1つは花自体はついているもののピンクの部分が落ちて
なんとかもう一本が生き残っている
という状態でした
お客様から頂いていたご注文のためのお花でした

どうしてそんな事態になったのか、と言うと
荷台は身長ほどの高さがあるのですが
コチョウランのような大きな鉢は下の段に入らないので
荷台の一番上の段に乗せていたのです

いつもなら気にしているのですが
市場の出入り口のシャッターが一番上まで開いておらず
それに気がつかない私たちが直進してしまったがために
背の高いコチョウランがひっかかって落ちてきた
とわけなのでした

そのコチョウランは何か切花として再利用するとして
お客様のご注文の品は他の仲卸屋さんに用立てていただいて
なんとか事なきを得ました

今回は豪快なミスでしたが
小さな花屋にも大なり小なりいろいろな失敗談があります
それをここで披露、
するのはちょっと躊躇しますが・・・

一番ありがちなミスは
札に入れるお名前の間違いです
小さなメッセージカードの場合は、すぐ作りなおせるのでまだいいのですが
お葬儀などで出す生花スタンドなどでの間違いの場合は
看板屋さんに再度発注して、そこに取りに行った後
葬儀会場にて交換する、という時間も費用も大きなロスになりますし
やっぱり間違えて名前を飾られているお客様の気持ちを考えると
大変申し訳なく思います

個数間違えや計算間違えなど
いろいろ、本当にいろいろ、やらかしてきましたが
一番、あってはならない大きなミス

ああ、これを書くだけでも冷汗が出てきそうになるのですが

『ご注文いただいていたことをすっかり忘れている』パターン

ただ、ほとんどありませんよ!
ほとんどないのですが(汗

過去にあります

その時に、お客様からご連絡があったときの
『全身から血の気が引いていく』あの感覚は
もう二度と思いだしたくありません

他のお花屋さんはないのでしょうか?

平謝り でしたね あのときは(遠い目・・・)

そんな大きなことも、小さなこともたくさんありながら
日々成長させていただいております

今年初のコラムが、なぜ失敗談なのかはわかりませんが
本年もよろしくお願いいたします

2014/01/31 07:32 | eri | No Comments