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東京在住の花業界の方(Fさん)と私たちの会話
私 : 先日高速道路を走っていたら、
路肩に車を停車して、脇に生えてる『パンパス』を
切っているおばちゃんがいたんですよ~びっくりでした
F : 活けこみに使うんでしょうかね~
私 : え?いや、お墓だと思いますよ
F : お墓?パンパスを???
パンパスってモダンな感じの活けこみとかに使いますよね?
私 : まあ、スタンドとか活けこみにも使いますが、
鹿児島はお盆は必ずお墓とか仏壇とかに入れますよ
お墓に関しては、ほぼ必ずです
F : えええっっ???
驚かれて、驚きました。
ちなみにパンパスはこういうのです
↓
さらには、近畿地方のある市場さん(Iさん)のサイトに
フォックスフェイス(つのなす)が載っていました
ハロウィン用にディスプレイされた写真で、とてもかわいく思わずコメント
私 : とてもかわいいですね~
鹿児島ではお墓に入れるのがほとんどなので、
こんな風に飾れたらいいですね
I : え?フォックスフェイスをお墓に入れるんですか?
私 : え?入れないんですか?
そんなやり取りもありました
フォックスフェイスはこういうの
↓
他にも、鹿児島では『ちどめ』と呼ばれてお盆に大量に出回る“ベンケイソウ”とか
なんかも、あたりまえにお墓に入れますね
鹿児島は、お花の消費量が全国で1位なのですが、ご存知でしたでしょうか?
その理由は『お墓を大切にする県民性から』というのは自他ともに認める事実です
お花が枯れ果てているお墓というのはあまりない位、短いスパンでお墓に通われます
お花が枯れていると親戚の方に心配されるほどです
何かあったんじゃないかしら?って
お墓を任されている方は大変です
そして、そのお墓の花瓶がこれまた大きい!
少しのお花しか入れないと風でぐるんぐるん回ってしまったり
折れてしまったりするものだから、1回に入れるお花の量も大量になるのです
もちろん、お花が枯れると困るので
必然的にボリュームがあって、長持ちするお花を求められる訳です
そんなこんなで、上記に上がったようなお花を供えることが 鹿児島では当たり前!になっているのです
花屋としては嬉しいことですが それに応じて、お墓専用のお花屋さんの数も相当多いんですよ
県外から来られた方がびっくりされてました
それぞれの地域によって“常識”っていうのは“常識ではない”ということですね