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2013/04/30

来る5月9~11日の3日間、札幌と小樽の3箇所でレギュラートリオメンバーでのライブがあります!関口宗之(b)秋葉正樹(ds)両氏との札幌での演奏は1年半ぶり。この1年半は、プライベートで色々な出来事があったので、こうしてまた同じメンバーで再訪できることは、感慨無量です。

初日の夜は札幌は大通の「紙ひこうき」30年以上続くお店です。ガラス張りの店内にグランドピアノ、アットホームで爽やかなライブになると思います。

二日目は、小樽での初の演奏となります。こだわりのJAZZ喫茶として開店して10年、グランドピアノも入り、東京からもビッグネームが訪れるライブハウスです。

そして、最終日11日は、昼間の公演で、渡辺淳一文学館の「ドラマティックライブ」企画として登場!
札幌市の共催協力もあり、緑に囲まれたホールでの演奏、とても楽しみです。

11日分のチケットは大丸•道新•ヤマハなど札幌市内プレイガイドでご購入いただけます。
また9日10日はそれぞれのお店へのお電話でも大丈夫です。

スケジュール詳細

5月9日(木)20時〜
札幌「紙ひこうき」
http://www.kamihikouki1977.jp/
札幌市中央区南1条東2丁目7番地
予約お電話:011-221-9737
ミュージックチャージ3000円(要オーダー)

5月10日(金)19時半~
小樽「グルービー」
北海道小樽市稲穂1-3-13 M・Sビル B1
予約お電話:0134-27-5759
ミュージックチャージ3000円➕ドリンク500円
(ご予約のない場合当日料金500円が追加されますので、是非ご予約下さい)

5月11日(土)13時半開場14時開演
渡辺淳一文学館ドラマティックライヴ
『外山安樹子トリオ Ambition』

札幌市中央区南12条西6丁目
(問)011-551-1282
http://www.ac.auone-net.jp/~bungaku/
入場料3000円

以上メンバーは
外山安樹子(p)関口宗之(b)秋葉正樹(ds)

07:06 | toyama | いよいよ札幌ツアー はコメントを受け付けていません
2013/04/30

ロックやポップスで、バンドを組んでいる人たちは大抵バンド名を持っていると思います。
ジャズは、一晩限りのセッション的バンドが多いのでバンド名があるグループは少ないようです。その日のリーダーの名前を頭にして、3人ならトリオ、4人ならカルテット、例えば私なら「外山安樹子トリオ」「外山安樹子カルテット」となるわけです。

最近このことでちょっと悩んでるんですよねー…大した問題ではないっちゃないんですが。

わたしがリーダーならば(たまにリーダーでなくても)、ほかの2人のメンバーが誰であろうと「外山安樹子トリオ」になるわけです。お店や他の人がブッキングした場合もあるのに、なんだか責任を取らされているような(^_^;)
そして1番のネックは、CDを出して同じメンバーで活動しているバンドも「外山安樹子トリオ」だということなんですねー。

『外山安樹子トリオでお届けします』と書くとやっぱ、あのメンバーかな?と思われる方も多いのでは、と。

そこで恒久的に活動しているグループはジャズでもバンド名を付けることも多いようです。
メンバーの頭文字を取ったり、リーダーの名前から由来したり…

でも、私の中ではバンド名を付けるの、ちょっと抵抗があるんです。恥ずかしいっていうのもありますか、名前ってとても重要なので先入観を与えないかなーとか。「○○トリオ」は、透明感や中立感があって好きなんです。

でもいいバンド名があったら付けてもいいかなあ。でもCD3枚も出して今更改名?もないかな(笑)
ま、色々気にしないで外山安樹子トリオのままで、いいか!とも思います。

03:24 | toyama | バンド名ってちょっと恥ずかしいんです はコメントを受け付けていません
2013/03/31

 「ピアノを弾くときは。歌うように弾きなさい」
これは、ジャンルに関係なく色々な人が良く言っている、
そして言われることです。私も実際子供の頃のクラシック
のレッスンでも良く言われていました。今でもジャズの
アドリブは歌うようにやるのが良い、つまり歌心のある
フレーズを演奏すべき、という人がとても多いです。

 ただ、ここでピアノという楽器が持つ特性が、どうしても
それを邪魔することがあるのです。それは「減衰」です。
 歌をはじめ、管楽器、弦楽器のほとんどは出した音を
「同じ音量で続けて伸ばす」ということが可能です。
言い換えれば、「出した音を一定時間だし続ける」ことが
できます。しかし、ピアノや打楽器はその音を出した(打った)
瞬間から音が消え始め、弱くなっていきます。それが「減衰」
です。
 そしてそれは同時に「歌や管弦楽器は出した音を次第に強く
することができるが、鍵盤楽器打楽器はできない」ということも
意味します。(ただ、鍵盤楽器の中でも電子オルガンなどは
ハンマーを使った打鍵運動がないので減衰がありませんので
ここでは除いて考えます)

 実はここ、多くのピアニストがこの減衰と戦っているのでは
ないかと思います。私もまた同じです。
 「音を伸ばす」というのはフレージングの中でもとても重要な
要素です。伸ばしている間にその音に魂が吹き込まれていく、と
言っても過言ではないでしょう。ピアニストが歌や管弦楽器と
同じようなフレーズを弾きたくても、伸ばした音はどんどん消えて
行き、自分が出したい音がそこで出せなくなるのです。

 それでも「音を伸ばし続ける」ことにピアニストは挑戦します。
それはいろんな方法で減衰をカバーすることです。いくつかあります
が、
・連打、いわゆるトレモロですね。1音、または2音以上の音を
連続してできるだけ早く連打することによって1つの音を伸ばし、
強くしていく効果を狙います。

・音に厚みをつける。 1音では減衰も早いので、和音にすることに
より最初の打音のインパクトをより強くして減衰を目立たなくする

そしてこれらの補助的にペダル(ダンパーペダル)を使って音に
サスティーンを掛けます。

 こんな感じで色々と工夫をして減衰と戦うわけです。でもたった
一つの音が、何の飾りもなく、まっすぐに伸びていくこと、これは
本当に素晴らしい響きです。これを書いている今も、うう、悔しい!
と思う、歌や管弦楽器の人がうらやましい!と思うことの一つなのです。

 昔 クラシックの先生にはこんなことを言われたこともあります。
「鍵盤を押してから、もう一度強く押し直す、すると、物理的に音が
強くなることはないかもしれないけれど、気持ちは伝わって音が
変わってくるのです」
 私はあながちウソではないな、と思っています。実際に出ていない
音が出ているように聴こえる、そんなこともあるのではないか?と。

 手前味噌な話になってしまいますが・・・
とても大切なフレーズの到達点で音をはずしていたり、空振りしていたり、
はたまた弦が切れていてほとんど音が鳴らないという状態だったり
する時、聴いていると不思議とその音が自然に聴こえているように
感じる、そう言われたことが何度かありました。自分でも録音を聴いてみると
たしかに違う音が鳴ったり、聴こえていないけれど、なんとなく聴こえる
ような。。。(笑)この音になりたいんだな、と耳が予測するのかも
しれないですが、気持ちが伝わっている、と考えてもいいのかな、と
思っています。

 つまり今回の結論としては、こういう音が出せるから弾く、のでは
なくて「こういう音を出したい」と強くイメージして演奏することが
とても大切だな、ということです。ピアノを弾くときに、ピアノの音だけ
を想像するのではなく、一人オーケストラだと思って想像するのです。
すると、ピアノでは弾けない音が思い浮かぶこともある、けれど
それをピアノでどう表現するか、この挑戦もまた楽しいのであります。

11:39 | toyama | 減衰 はコメントを受け付けていません
2013/03/07

香川、岡山近辺の方にお知らせです!!

明日8日(金)RNC西日本放送ラジオ、
正午のニュースの後『ランチボックス』という番組で、
外山安樹子の曲が流れます!

地元のピアニスト、岡三加津さんが、私のCDを聴いて
下さって、紹介していただけることになりました!
岡さんありがとうございます♪

放送エリアは岡山・香川周辺だそうです。

私自身はまだ香川には行ったことがないのですが…
いつかうどん食い倒れツアーに行きたいっ!!

http://www.rnc.co.jp/

06:29 | toyama | 香川、岡山近辺の方にお知らせです!! はコメントを受け付けていません
2013/02/28

 とても寒かった今月ですが、演奏は熱いものが多く沢山の
新しい出会いもありました!その中でも思い出に残ったのは
10ヶ月ぶりの故郷札幌でのライブでした。

 15日、洗練されたインテリアとデザインで人気のクロスホテル
にて、「URBAN NIGHT SPECIAL 外山安樹子トリオ」ライブをしてきました。
 昨年コラムを連載させていただいた「Audience」という音楽雑誌の企画
です。
共演は札幌在住のミュージシャン舘山健二さん(ds)柳真也さん(b)のお二人。

 約10ヶ月ぶりに共演したお二人ですが、回も重ねて音の会話もより親密に
なってきたように思います。舘山さんもそう言って下さって嬉しい♪この
札幌トリオも大切に温めていきたいです。

 そして何より特筆すべきは真っ赤なピアノ!!塗装だけでなく、鍵盤も真っ赤
なんですよ!弾く時あまり注視しないようにしてましたが、パッと見ると赤い
のでその都度ドキッとしたりしました(笑)
 黒鍵が角に見えてなぜか「泣いた赤鬼」の話を連想してました。

 今回真冬の札幌に帰って、大雪と寒さに襲われながらも抗わず耐えながら
生活している故郷の人々の様子を見て、なんだかとても愛おしく感じました。
またさらに札幌が好きになりました!!

 さて、次回は5月のレギュラートリオでの札幌ツアー!!約100人収容の
渡辺淳一記念館でのコンサートをはじめ、小樽でのライブも予定しています。
これも非常に楽しみになってきました!

11:53 | toyama | 寒かったけれど熱かった2月 はコメントを受け付けていません
2013/02/26

 唐突ですが、私のwebデビューは大学時代。windows95が出て
すぐの時で、私たちの学年から在籍生一人ひとりにメールアドレスが
与えられたのでした。そこからチャットに嵌って夜中から朝まで
語り(打ち?)明かしたり、、、その頃の友人は今でもオフライン
で友人だったりします。そしてやがてホームページをつくり、日記
をweb上でアップすることになります。私の今のホームページは
まだジャズピアニストとして活動する前から開設していて、当時は
日記の他、オススメのラーメンやカレー、カフェなどのページが
主でした。

 ジャズライブを始めるようになってから、ブログを2本体制にして
普通の日記とライブ日記をつけたりしてました。
 先日あるきっかけで、まったく忘れていたライブブログの存在を
思い出してアクセスしてみたのでした。
 ベースとドラムとピアノ、というピアノトリオの編成で初めて
ライブをしたのは28歳の誕生日、と書いてありました。まだオリジナル
も1,2曲しかなかった頃です。とても懐かしく思うと同時に
最近細かいライブ日記を残していないなーと改めて思いました。
 当時は月に数えられる程度のライブの本数だったというのも
ありましたが、とても詳細に書いてありました。読者数も今の
ブログやフェイスブックなどに比べると少なかったのもありますが
「ここまで書くか!」という自省の念が書いてあったり(笑)涙
なしでは読めないっ、なんて大げさですが、当時の自分を思い出し
て懐かしさに浸りました。
 ライブの本数が増え、共演者もブログを読んでくれたり読者も
増えてきたころ、こんなことがありました。
 とあるライブの日記を書いてアップしたところ、その日の共演者
からメールがありました。「あの日の日記を読ませてもらいました。
他の共演者のことは褒めているのに、私のことは何も書いていない
ですね。褒めてもらえない共演者とはもうご一緒できません」
 ひえ~~~。いや、そんな特別な意図があってそうなったワケ
ではないのですが、日記一つで仕事を失うこともあるんだなあ、
と反省したわけです(汗)
 反省はしたもののその後も結構ヘビーな日記を書いていましたが、
いよいよwebが一般的になってきたここ数年、ライブ日記に関しても
とても気を遣うようになり、当たり障りないことしかかけないと
思うと筆も進まず、、、という状態が続いたり。。。
 でもこうして後で読み返すと、こんなこともあったのだなあと
気持ちを新たにすることもあるし、なんらかの形で日記は残して
いきたいなと改めて思ったのでした。

05:13 | toyama | ライブ日記は難しい!? はコメントを受け付けていません
2013/01/31

 JAZZのライブハウス、いわゆる演奏をメインに聴く会場
では、多かれ少なかれプレイヤーが話し(MC)をする場面があります。

 ポップスやロックのライブのMCは各アーティスト
によって異なるので一概にこう、とはいえませんが、JAZZも
またしかり。ここでプレイヤーの個性が出ると言っても
過言ではありません。

MCはほとんどしない、という人から、しゃべりが多くてそろそろ
演奏せい、と言われる(笑)ような人まで様々なタイプに
分かれます。最小限、次にどんな曲を演奏するとかそれくらいは
説明しなくてはいけないので、人前で話すということは避けられない。
となると、話すのが上手いに越したことはないなと思うのです。
元放送部員の私としては(初発表)発音にも気をつけて聞きやすい
ように心がけてます。
 でも、トツトツと話す、不器用だけど誠実に、、、なんて
姿勢が好まれることもあるわけです。うーん、難しいですね~。

 一番避けたいのは内輪話とかダラダラと話しを続けること。
メンバー同士や常連さんにしかわからない話しでウケたり
すると知らないお客さんは興ざめするし、ケジメないステージ上での
MCはライブ自体のテンションを下げると思います。
 
 さて、こと自分に関してはどうか?私はオリジナル曲をよく
演奏するので、作った時の心境を話したり、主に曲について
話します。これも良し悪しで、曲に対して抱くイメージという
のは各人で自由。それを説明してしまうと、そのイメージに
縛られてしまうので何も聞かなくてもよい、という意見も
あります。反対に、曲の由来を聞いてより深く曲に入り込めた、
という意見もあったり。ここも迷いながらやっています。
 
 経験上MCが乗ってるライブは演奏も乗ってます。逆かな?
演奏が乗っているライブはMCも上手くいくことが多いです。
なにも考えずに話していても、自然と次の曲の話しに
つながっていったり。。。お客様の反応がよいとこちらも
より自然に会話できて、会場が一体になるのをMCが手助け
してくれることもあります。
 ただ反対のこともあるんですね。MCも何を話しても反応
なし、どんどん客席との距離が開いていく、、、こんな感じ
で演奏を始めても「お客様に楽しんでいただけているのだろうか」
なんて不安に思いながら演奏するからあまりいい結果には
ならなかったりします。

 それから、MCをする、しない、というのはライブ全体の
テンポにも関わってきます。そしてプレイヤーの呼吸やペース
にも関わってきます。いつもはだいたい1曲ごと、多くても2曲
ごとにMCをするのですが、一度MCを挟まず連続で4曲演奏した
ことがあります。その時はどうだったか、というと、とっても
疲れました(笑)お客様も疲れたのではないかな~という印象。
やっぱり耳を休めたり、ワンテンポ置いて次の曲への準備って
必要なんだなーと思いました。MCを挟まず最初から最後まで
できるプレイヤーってカッコいいな、なんて思ったりしますが、
自分では到底ムリだと思いました。

 一晩のライブは、始まりから終わりまでの時間が丸ごと
自分の表現の集大成・・・そう考えれば、MCの仕方についても
どうしたいか、どうすべきか、試行錯誤しながら考えて
ライブのいいスパイスになるようにやっていければと
思っています。

 
 

07:22 | toyama | JAZZライブのMC はコメントを受け付けていません
2013/01/18

 2013年、最初のコラムです。今年もよろしくお願いします!

しょっぱなのコラムからいきなり個人的な話になってしまいますが、
年が明けて3週間あまり、ずっと考えていることは「踏ん張る」という
ことです。
だいたい月に1~2回、自分名義の「外山安樹子トリオ」でライブを
しています。そのほかの日は他のミュージシャンのバンドに参加したり
ソロでBGMをやったり。「外山安樹子・・・」の看板を下げている
限り、集客の責任もだいたいは自分に課せられるわけです。コンスタント
に一定の数のお客様に来ていただく、というのは本当に難しいです。
「お知り合い」以外の方にも知ってもらい、ライブに足を運んでもらわ
なければ続かない。でもジャズを聴く、さらにジャズのライブハウスに
足を運ぶ、という方はとても限られるし、その中で知らないミュージシャン
のライブに足を運ぶ、という方もさらに限られるわけですね。何より
皆さんに「お金と時間を割いて生演奏を聴きたい」と思っていただける
演奏家にならなくてはいけない。これが一番難しいか・・・。

 実際に集客がうまくいかずにライブが終わったりすると、自分
だけの問題ではなく、出演したお店からは「ボランティアでやってる
んじゃないんで」なんて次回の出演を断られたり、メンバーにだって
迷惑を掛ける。「ああ、もう自分の名義のライブはやるのやめようかな」
とか「しばらく休もうかな」なんて思うわけです。
 でも、、、、こう思うのは、どのミュージシャンも同じ(だと思う)
のです。そこで休んだりやめたりするのは簡単。踏ん張らねば!
 踏ん張る方法も沢山ありますが、奇をてらった売り込み作戦とか
に走るのではなく、文字通り「足元を固め」なきゃですね。自分の
表現したいことがきちんとできるように、技術も感性も磨かなきゃ、
です。毎日の忙しさで演奏がいい加減になっていないか。疲れて
感受性が鈍くなっていないか。色々反省もあります。
  
 自分らしい音楽を発信し続ける、そのことで他の人に迷惑を
かけない、自分も皆も幸せになる、そんな状態になれるように・・・
踏ん張り続けようと思います。

 

 

03:11 | toyama | 続ける、ということ はコメントを受け付けていません
2012/12/31

ジャンクステージ読者の皆様、スタッフの皆さま、
本年も大変お世話になりました。
辛い別れもあった年でしたが、周りの方々の支え、
そして音楽があったから、1年頑張って来られました。
本当にありがとうございました。
札幌、福島、新潟、長野、栃木、茨城、山梨、静岡、
金沢、大阪、と沢山の地方演奏もできました。
大成功だったライブ、悔いを残した演奏もありましたが、
すべて良い経験でした。
来年へ向けての目標も具体的に頭の中にありますので
1つ1つの目標に真摯に取り組んでいきたいと思います。

そしてジャンクステージコラムもマイペースながら今の
ように続けていけたらと思っております。

2012年12月31日外山安樹子

11:35 | toyama | 今年もありがとうございました はコメントを受け付けていません
2012/12/21

 12月。師走ですね。ジャズミュージシャンも書き入れ時です。
例年より落ち着いているなあ、という仕事量ですが、それでも
昼も夜もイベント、という日が続きます。師じゃない私も走ります。

 特に車で移動するのはこの時期とても大変。渋滞にひっかかって
本番に遅刻するなんてあってはならないこと。なるべく渋滞しない
ルートを選んでより早く着けるように、車で出かける前の日は
入念に地図とにらめっこです。

 先日も千葉市方面へ行くのに色々なルートがあり、渋滞覚悟で
王道の国道を行くか、裏道を行くのか、迷いました。結局裏と表
半々、って感じのルートにしたのですが(笑)運転中にふと思った
わけです。「あっちのルートを通っていたらもっとスムーズに
行ったのだろうか・・・」なんて。でも同じ地点からせーの、で
同時にスタートしない限り、どっちが正解のルートだったか、なんて
わからないわけですね。言い換えれば自分が二人以上いて、どの
ルートが一番早かったか、とか分かるなんてことありえないわけです。
だったら自分の選んだルートの中で最善を尽くすほかはない。
ありきたりだけれど、ああ人生も同じだなあ、と思ってしまいました。
「あの時あの学校へ行っていたら、あの職業を選んでいたら、あの人
を選んでいたら・・・」なんて考えたってどれが正解なんてわからない。
選んだ道の中で最善を尽くすしかないのです。というか、選んだ道の
状況しかわからないのだから、その状況を楽しんだほうがトクじゃん、
って思いました。途中でルート変更することもできるわけですし・・・。
 そう考えたら人生の中の決断、ってそんなに大したことじゃないの
かもなあ、と思ったりしたのでした。

 今回はジャズにはまったく関係ない文章になっちゃいましたが、
たまには良いですかね・・・・。

05:14 | toyama | どの道を進んでも・・・ はコメントを受け付けていません

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