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2013年、最初のコラムです。今年もよろしくお願いします!
しょっぱなのコラムからいきなり個人的な話になってしまいますが、
年が明けて3週間あまり、ずっと考えていることは「踏ん張る」という
ことです。
だいたい月に1~2回、自分名義の「外山安樹子トリオ」でライブを
しています。そのほかの日は他のミュージシャンのバンドに参加したり
ソロでBGMをやったり。「外山安樹子・・・」の看板を下げている
限り、集客の責任もだいたいは自分に課せられるわけです。コンスタント
に一定の数のお客様に来ていただく、というのは本当に難しいです。
「お知り合い」以外の方にも知ってもらい、ライブに足を運んでもらわ
なければ続かない。でもジャズを聴く、さらにジャズのライブハウスに
足を運ぶ、という方はとても限られるし、その中で知らないミュージシャン
のライブに足を運ぶ、という方もさらに限られるわけですね。何より
皆さんに「お金と時間を割いて生演奏を聴きたい」と思っていただける
演奏家にならなくてはいけない。これが一番難しいか・・・。
実際に集客がうまくいかずにライブが終わったりすると、自分
だけの問題ではなく、出演したお店からは「ボランティアでやってる
んじゃないんで」なんて次回の出演を断られたり、メンバーにだって
迷惑を掛ける。「ああ、もう自分の名義のライブはやるのやめようかな」
とか「しばらく休もうかな」なんて思うわけです。
でも、、、、こう思うのは、どのミュージシャンも同じ(だと思う)
のです。そこで休んだりやめたりするのは簡単。踏ん張らねば!
踏ん張る方法も沢山ありますが、奇をてらった売り込み作戦とか
に走るのではなく、文字通り「足元を固め」なきゃですね。自分の
表現したいことがきちんとできるように、技術も感性も磨かなきゃ、
です。毎日の忙しさで演奏がいい加減になっていないか。疲れて
感受性が鈍くなっていないか。色々反省もあります。
自分らしい音楽を発信し続ける、そのことで他の人に迷惑を
かけない、自分も皆も幸せになる、そんな状態になれるように・・・
踏ん張り続けようと思います。