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JunkStageをご覧の皆さん、こんにちは。
温かい陽気が続き、関東地方では既に桜も咲きだしたとか。3月と言えば新しい習いごとや勉強をスタートさせる方が多い時期でもありますが、年度替わりを期にずっと気になっていたけれど…ということを始めてみようかなという方も多いのではないでしょうか。
今日取り上げるのはそんな「気になっていたこと」を遂に実現させてしまったこの方です!
■vol.18スポーツカーファン・岩崎太朗さん
――夢は、はかなくもろいものかもしれません。
だからこそ大切に育て、持ち続ける必要があるんです。
夢は見るものじゃなく、叶える為にある。(岩崎太朗)
平凡なサラリーマンながら、小学3年生の頃から憧れた、スーパーカーの代表「ランボルギーニ・カウンタック」車を所有。スーパーカーのある生活を連載。
http://www.junkstage.com/taro/
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スーパーカーといえば、殆ど代名詞的存在になりつつあるランボルギーニ社のカウンタック。バブル期は7千万円という価格で取引され、現時点でもお値段2千万円越えもザラという言わずと知れた超・高級スーパーカーです。
珠に見かけることはありますし、その実在は認識していても、あまりの出現頻度の低さに「こんな高級車に乗るっていったいどんな大金持ちなんだろう……」と想像を膨らませている方も多いのではないでしょうか。
本日ご紹介する岩崎さんは、そんなスーパーカー、カウンタックのオーナー。
それはさぞかし大富豪、あるいは成功された実業家、もしくはどこかのおボンボン……ではありません。岩崎さんは、ご自身のコラムでも書いていらっしゃる通り、れっきとした会社員。サラリーマンでありながら、この高級車を所持し、愛する生活を送っていらっしゃいます。
平凡なサラリーマンが、いかにして非凡なスーパーカーを所持するにいたったのか?
これが岩崎さんのコラムの最大の魅力であり、また、そこまでの憧れを掻き立てるスーパーカーとはどういうものなんだろう、と読者を引き込む最大のフックだと思います。
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岩崎さんとカウンタックの出会いは小学生時代にまでさかのぼります。
真っ赤なカラー、美しいシャープなフォルム。テレビで見たカウンタックに衝撃を受けた岩崎さんは、その日から憧れの車への夢を育て始めます。大学浪人中のある日、ショーウィンドウの中のフェラーリに吸い寄せられ、そこでディーラーとこんなやりとりをするのです。(中略ありなので、原文を是非こちらでご覧ください!)
「サラリーマンでも買えますか?」
「ええ。みなさん、この車に乗りたくて一生懸命頑張られて、中には10年かけて買いに来て下さる人もみえるんです。」
岩崎さん曰く、「10年先のお客となるひとのために」言われたように感じたという、この言葉。
まるで背を押されるように、岩崎さんはひたすら夢の実現を目指して働き始めます。月に1回か2回しか休まなかったという勉強とバイトに明け暮れた大学時代、社会人となってからは空いた時間で副業三昧。
勿論日常生活において発生する家賃や食費などの必要経費は抑えつつ(具体的な抑え方はこちら http://www.junkstage.com/taro/?p=32)、念願かなって手にした車への愛は留まるところを知りません。
岩崎さんご自身も「完全に趣味の世界」を言いきっておられますが、スーパーカーは維持費だけでも年間100万円近く掛かるのだそう。とすれば勿論所持上の問題は金銭面だけでなく、家族の理解や周囲の環境等にも影響してくることになります。
2002年に岩崎さんは長年の夢を実現されるわけですが、思い描いているだけでは夢は絵空事と同じこと。
数々の問題をクリアされた方だからこそ言える、冒頭の言葉はまさに岩崎さんが叶えるための努力を惜しまず実現までされた方だからこそ、力を持って響くのです。
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そんな岩崎さんのコラムには、夢を実現したが故の力に満ちた言葉が満載。
「自分なりではなく、成功者なりに考える。」http://www.junkstage.com/taro/?p=162
「人生は常に選択の繰り返し。その選択の仕方によって、豊な人生にもなるし、そうでない人生にもなる。」http://www.junkstage.com/taro/?p=154
「人は、想い考えた通りの行動をする。実際に自分の目で見て感じて判断していくと、自分の思った通りの結果になる。」http://www.junkstage.com/taro/?p=212
ざっと挙げただけでも既に自己啓発本の表紙になりそうな言葉ばかりですが、それらの発言のベースとなるものは、岩崎さんがご自身で憧れを手になさっているからです。
自分には無理、わたしには出来ない。
大人のふりをして諦めていたことに気づかされる、岩崎さんのコラムはスーパーカーファンならずとも一読の価値があります。自分が諦めていたことに気づくこと。そのうえで、夢を夢のまま終わらせてもいいのかと考えること。
だれしもが出来ることではない、そう思われたことを実現させた岩崎さんのコラムには、そんなエールが沢山こめられているのです。