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2013/02/07

先日、10年ぶりに友人と再会しました。

彼女との出会いは、大学生時代に溯ります。

当時、さいたま芸術劇場がオープンするにあたり、そのこけら落としの事業で、

若い役者を集めて、演劇のワークショップと公演をするという企画があり、そこで彼女と出会いました。

原節子をほうふつとさせる美人さん!

彼女はその後、演劇をやめ、結婚して、赤ちゃんが生まれます・・・、というところまでは聞いていたけど。

その後、忙しさにかまけて、音信不通に・・・。

だいぶ仲良くしていたので、事あるごとに、会いたいなあと思っていた。

手掛かりを見つけようと、フェイスブックなどで探してみても、なかなかヒットせず。

そしてある時。

スマホに変えてしばらくしたとき。

LINEのお友達表示に、彼女らしき名前が!

名字は変わっていたけど。下の名前が、その子しか思い当たらない。

携帯番号は入れてありました。

でもその同じ番号をつかっているとは思っていなかったのです。

あったから、それでひっかかってきたんだろうけど。

これはもう、確認せずにはいられません。

思いきって、ショートメールを送りました。

「○○ちゃんですか? 元気ですか?」

そしたら、本人だった!!

 

そして再会。

彼女は、女の子ふたりの母になっていました。

すっかりマダム然としていて! でも面影はそのまま。話し方もそのまま!

子供たちも、彼女に似て、すらっとした美人さん。

都会の子らしく、ものおじせず、はっきりしゃべる。

子供たちを遊ばせながら、私と彼女は昔話に花を咲かせました。

近況報告から恋の話まで。

昔の恋の話しは、声をひそめて、あの時こうだった、ああだった、と。

意外と子供たちが聞いてますから。聞こえないように。

そしてあっという間に10年の空白はなくなっていきました・・・。

お互い、良いことも悪いこともあって。

それぞれ一生懸命生きてきたんだなあ、という気がしました。

私はほとんどあの時と変わらない生活をしているけど。

何も残せてない気がするけど。私なりに積み重ねている何かは、あるはずだと思いました。

楽しい時間は、あっと言う間に過ぎ去って、すぐに帰る時間。

帰るころには、子供たちとも仲良くなって、似顔絵まで書いてもらいました。

 

ちょっと特徴つかみすぎ。すごいよ!

彼女とはまた会う約束をしました。

そして、ワークショップ公演の同窓会を企画することにしました。

他の人とも、ぜんぜん会っていませんからね。

 

たくさん人と出会いますが、また会いたいと思う人、絶対もう会いたくないと思う人、そしてそんなことすら思わない人といますが。

たぶんご縁があるから惹かれあって、出会って、別れて、再会するんだなあと思います。

長く生きてくると、そういうのがだんだんと明確になってきて面白いですね。

そして今回の再会の仕方に、とても今を感じます。

私たちの世代は、便利なツールに敏感な人と億劫なひとと極端に分かれている気がします。

やっぱり、普段会えない人と繋がれたり。はじめて会う人に自分を分かってもらったり。

そういう時に、とっても便利。

時代の流れに乗ることで、思いもしない時間やご縁を作れるのかも知れない、そう思うとがんばってついていこうかな、と思うわけです。

 

06:33 | sugi | LINEがもたらした奇跡 はコメントを受け付けていません
2013/01/27

先日、夜中に友人から電話が。

まあ、そんな時間にかけてくるくらいですから。

完全なる酔っぱらいです。

近況を報告しあい、で、気がつけば、恋愛話へ。

すると、

また、彼女が変わったというではありませんか!!!

 

彼とは、かれこれ10年ほどの付き合い。

まあなんでも話す仲です。

当時から彼には彼女がいました。

ですが、これがちょくちょく変わる!

ながーく付き合いそうで、意外とそうでもないのが面白い!?

知っている限り、今度の女の子で4人目ですから。

だからって、彼はすっごいハンサムなわけではなく、むしろ・・・。

今どき珍しいタイプなのではないでしょうか。

恋愛ができない若者が増えてる仲で、次々と、しかもだんだん歳の若い子と! 付き合うなんて。

もう、達人の称号を与えたいくらいです!

 

人の恋愛を傍観してることほど面白いことはないですね。

ここに自分が巻き込まれると、つらい思いをするわけですけど、

とくにそうじゃなければ、いろいろと分析ができる。(←普通はしないのか!?)

 

もうひとつ、他人の恋愛話といえば。

先日、昔から、それこそ15年ほど前よりお世話になっている、とある先輩が結婚された、 と風のうわさで聞きました。

相手はどんな人だろうなあと、ずっと思っていたわけですが。

先日、偶然、奥様共々、お会いすることができたのです。

すらっとして、髪が長くてとても綺麗なひと。

まあ、誰もが認める”大人の女性”でした。

そういえば、先輩の彼女は昔からそうでした。

だいたい髪が長くて、目が大きくて、背が高くてすらっとした美人。

そして、「○○さん」とさん付けで呼ばれるタイプで、周りからも崇めたてられる。

どこか一歩ひいて、先輩を支えるタイプでした。

奥様は、それを極めたような方でした。

さらにお仕事もできるとのこと!

ああ、素敵すぎます。

こうしてみると、好きな異性のタイプって、そう簡単に変わらないんだなあ、とつくづく思います。

まあ、他人の恋愛なんて、どうでもいいじゃん? なんて方も多いと思いますが・・・。

いつも見えている部分だけではない、そういう部分も垣間見ることで、

よりよく彼らを理解できるような気がするのです。

すべてひっくるめて受け入れる、というか。

人間ですから。

いろんな感情があるのが当たり前で。

私はついつい、そういうところに興味を持ってしまうのです。

 

 

11:35 | sugi | 他人の恋愛を傍観したところから はコメントを受け付けていません
2013/01/14

今年、関東は、雪の成人式となりました。

私のときは、いいお天気だった気がします。

黄色の振り袖を着て、首の回りに、きつねのふわふわをつけていきました。

その後は、一度、知人の結婚式に着ていって、で、そのまま眠り続ける振り袖・・・。 南無・・・。

毎年、大騒ぎする成人のニュースがでますけど、今年はそれどころじゃないって感じなのですかねえ?

それとも、そんな成人たちは、もういない!?

それならよかった! うれしいこと。

日本の未来も明るい、ってことで!

 

さて。

みなさんの成人式の思い出は、どんなものですか?

わたしは、その成人式の会場で、はじめてお付き合いした男の子と再会したことです。

その子とは、遠距離恋愛でした。

しかも、自然消滅していた相手だったので、その場で話しかけられず、遠目でみていた記憶があります。

柔道部のひとでしたので、「ずいぶん、大きな体になったなー」と思ってみていました。

 

彼は、いま、何してるのかしらー?

と、ふと思います。

元気だといいなあ、と。

 

その時はまだ、携帯なんかなくて、メールなんかもなくて。

まったく、連絡先なんて、分かりません。

もともと商売をしてるおうちの子だったから、たぶん、その商売を継いでるはず。

店の場所は知っているので、そこに行けば会えるんでしょう。

でも行ってません。

うーん、行ったところで、どうしようもないから?

恥ずかしいから??

お酒も強いひとだったし(たぶん、遠い記憶)

酔った勢いで、道路に投げつけられたけど(ほら、柔道部だったから)

美味しいお酒とともに、20年分の会話をしてみたいなあと思ったりもします。

きっと楽しいはず!!

 

でもこれも。

今の時期にだけ思い浮かべること。

明日になれば、また、忙しい日常に埋もれていきます。

きっと、昔の恋は、その程度にとどめておくのが、一番いいんだろうなあ、と思ったりして。

 

さあ。

あしたもがんばって、仕事しよう☆

07:12 | sugi | この時期だけに思い出すひと。 はコメントを受け付けていません
2013/01/05

2013年、です。

平成25年、です。

改めて書くと、おおっ! と思いますねえ。

 

ふと思いました。

平成生まれが、もう25歳か。

もしかしたら、もう子持ちの人もいるのではないか?

まさか、バツイチになってる、平成生まれも!?

わおー、わおー。(何とも言えない雄叫び)

「昭和」が歴史のヒトコマになってゆく~、と。

 

さて。

私は、昨日、さっそく仕事はじめとなりました。

ライターのYさん(40代前半)とお会いしたので。

 

「正月なにしてた~?」

と聞くと、

 

「孫と戯れてた」

 

というではありませんか!

 

え、ええーー?

あなた、お孫ちゃん、いるの?? なに? おじいちゃんなのーーー???

微笑むYさん。

「あれ、知らなかったっけ?」と、余裕の表情。

 

初耳でした。

3年ほど前に結婚したとは聞いていましたが・・・。

実は、奥様が年上の方で再婚だったとのこと。

その長男さんがすでに26歳だという。

お孫ちゃんも、もう1歳半!

あらあ。

そんな大きなお子さんがいたなんて。

でもすでに独立されていて、特に養ったりすることはないらしいけど。

孫までいると聞くと、だいぶ先の階段をのぼってらっしゃる気がしました。

 

そんなYさんは、自ら「主夫」と公言しています。

 

もちろん自身でも、執筆の仕事はしてますが、家計のほとんどが、奥様の稼ぎ。

ほとんど家で過ごすYさんは、家事全般、担っているとのこと。

料理も洗濯も得意で、奥様のお弁当を作ってあげたり、お菓子作りまでしてしまう!

たまに、バナナのパウンドケーキやアップルパイ持参で、現場にくることも。

またそれが、美味しい!!

本人も、そういうのが好きなんですって。

きっと、バランスがとれてる夫婦なんですね。

 

ここで、これに似たような人が、もう一種、世の中に存在することに気がつきます。

 

それは「ヒモ」。

 

この、ヒモと主夫の違いってなんだろう、という疑問がわき上がりました!

 

明らかに、Yさんはヒモではありません。

それは、働いているからなのか?

それとも、お金をせがんだりしないからなのか?

でもYさんは、たまに、「お金ちょうだ~い」と奥様に言うそうです。

 

ヒモも、料理、洗濯はします。

大抵、飲んべえも多いので、つまみくらい、ちょちょいのちょい。

これは、自分が楽しみたいからですね。

洗濯も、パンツがなくなっては困りますから、します。

ですが、掃除、片づけはしません。

これらはしなくても、特に人は死にませんから。

生きるための最低限のことはわかるわけですね。

 

さらにヒモは、家賃、光熱費、という言葉を(ほぼ)知りません!

知らないから、お金を入れず、女性の家で、タダで生息するのです。

教えても、それだけは覚えません。

ちなみに携帯代は知っています・・・。

 

働かないで遊び狂うヒモも多いですが、仕事をするヒモもいます。

ただ家でぼんやりしてるわけじゃないんですねえ。

残念ながら、その収入は、全て自分のために使ってしまうため、女性に還元されることはほとんどありません。

 

ヒモは、ある意味、ヒモとしての才能が必要です。

捨てられても、捨てられても、また新しい女性を見つけ、入り込み、なにくわぬ顔で生きていくのですから。やどかりも顔負けです。

普通の人なら、ダメージを受けるはず、でしょう?

それがないんですね。

そして、自身に、ヒモという意識があまりない、というのがやっかいです。

 

こうしてみると、主夫とヒモの違いは、あまりないように感じてしまいますが。

 

そんなことはありません!!

 

それは、心です。

”自分のこと”よりも前に、

相手にどれだけ、誠意を尽くしているのか。

大切だと思っているのか。

お金というモノではなく、心で守る。

それがあるかないか。

Yさんには、それがあふれているので、ヒモではないのです。

 

男が外で働くべき! というのは古い考えなのでしょうか。

まあ、向き不向きがありますからねえ。

バランス良く、活発な女性と出会えれば、男性が家にいても、それはいいことなのでしょうね。

 

よし今年は。

ヒモではない、なんでもしてくれる人をみつけるぞ!

と、また余計なことを夢見て、がんばりたいと思います。

 

今年もどうぞよろしく。

 

 

 

11:25 | sugi | 「主夫」と「ヒモ」との違いを謎とく!? はコメントを受け付けていません
2012/12/31

さて。今年最後のコラムは!

とことんだめな男の話題でもしましょうか。

まあ基本、だめな男に当たりがちな私ですが、その人と出会ったのは、数年前。

これまでで、最強なだめんずなのではないか、と思う男。

某所で仕事をしていたところ、声をかけられたのです。

まあ、いわゆるナンパですね。

でも相手はすでに、46歳!

いいお歳ですよ。

聞けば、某上場企業におつとめで、バツナシ独身!

3LDKのマンション持ちというではありませんか!!

あらまあ。

これはもう、仲良くなるしかありませんね。

 

初めは、といっても2ヶ月ほどですが。

楽しい日々は続きましたよ。それなりに。

でも、この男。この歳まで独身とあって、なかなか強者!!

すでに自分のライフスタイルが出来上がっています。

そりゃそうですねえ。

まあそこは、目をつむりましょう。

私も、大人ですから!

 

でもすぐに、事態は悪化しました。

私は、休みが会えば、できるだけ一緒にいたいほう。

ですが・・・。

全く会えない状態に陥ったのです。

一応約束はするんですよ。

でも。

仕事が忙しい、といって、キャンセルしてくるようになりました。

まあ、よくあるいいわけです。

でも予期していなかったのは、長い休みの前は、ほぼ連絡が取れなくなること!!

ほほう。

だてに、長年、だめんずと向き合ってきたわけではありません。

分かりますよ。

他に女がいるのか??

でも、そういう感じでもない。

どちらかというと、ひとり大好き、な人。

ほかに、なにがあるのだろうか。

いろいろと思案してみましたが、こればっかりは、ひとりじゃどうしようもない。

キャンセル病はひどくなり。

ひどいときは。

すでに待ち合わせ場所に向かってるのに、

「やっぱり、具合悪いから、リスケしてもらえない??」

とメールがっ。(基本、やりとりはメール)

 

はあ?

はああ??

リスケってなに? 公用語なのかよ!

とか、思いながら、

「じゃ、早くよくなってね」

なんて優しい言葉をかけた時期もありましたがね。

でもその後も、その、どたキャンは続きまくり、結局、疎遠となりました。

(ちなみに。最後のキャンセルのいいわけは、熱が出たから。なめんなよ、と返してしまいました。てへ。)

 

一応、某企業で、役職にもつく男。

たぶん、仕事はできるんでしょう。

ふむ。男としてどうなのだろう。

 

今でも。

イベント前になると、性懲りもなく連絡をしてきます。

イベント、というのは、バレンタインとか、自分の誕生日とか、クリスマスとか!!!

まさか、と思いましたが。まじでそうなんです。

たとえば、バレンタインの前に

「今日、デパート混んでたけど、なにかあるのかなー」とかね。

まさか、チョコ、ほしいのかっ!?

高校生かよ!

 

だからと言って、会いたい、わけでもないのです。

そのほかにも、ここには書けない内容のメールが届いてみたり・・・。

まあ、正直、大人の男じゃあ、ありませんね。

なにか、病んでるなあ。

ぜひとも、素敵な人と出会ってほしいな、と心から思います・・・。

 

 

来年は、だめじゃない男の人と出会えますように・・・。

それでは、よいお年を~。

 

 

 

05:38 | sugi | 史上最強だめんずと はコメントを受け付けていません
2012/12/25

メリークリスマース!

みなさん、素敵なクリスマスをお過ごしですか?

 

でもそれも、

あと数時間で終わり!

気がつけば、新しい年が、トントンとノックしてきやがる!

んにゃろう! 早すぎるぜ!!

ほんと、時の流れだけには、逆らえないね・・・。

 

私は、先週の怒濤の宴会週間を乗り切り、この3連休は家で、ひとりじっとしておりました。

決して、寂しいクリスマスではありません。

 

ありがたいことに、今年は、各方面から、宴のお誘いを受けました。

実は、最近知り合いになった方たちばかり。

最近といっても、かれこれ、もう2年くらいになるのかしら。

劇団とはまた別なフィールドで、活動の幅を広げようと、せっせといろんなところに顔を出すようにしていました。

Junk Stageもそのひとつ。

 

脚本やライターのお仕事でのお付き合いですので、特に揃って何かするというのは希で、

みなさんと顔を合わせるのは、年に数回ほど。

その数回がようやく重なって、今年はぐぐっと距離が縮まった方が増えたのです。

なんだか、コツコツまいた種が蕾になったような気分で、うれしい☆

 

特に。

劇団をやっていると、どうしても、同じような人とばかり一緒にいることが多くなります。稽古なんて、丸一ヶ月一緒にいることになりますから。

気心知れていて、何をするにも楽チンで、それはそれでいいことなんですが。

創作を続けていくには、やはり、新しい風は常に必要で。

そのためには、出来るだけ視野を広く持っておくことが重要なのではないかと思うのです。

 

今年は、その新しい関係性が具体的に形となって動き出しているのが実感できました。

やはりコツコツと構築し続けることは必要ですね。

来年はぜひともこの蕾たちを、少しづつ咲かせていきたいなあと思っております。

 

そんなこんなで。

今年の後半は、大変当たりがよかったです。

旅行で行った尾道でひいたおみくじが「大吉」。

先日は、30/1000人という、伊豆諸島のアンテナショップが主催する、

島美食の会、などというモノに当たり、

脚本事務所の忘年会では、「目もとエステ」なる、高級美容器具が当たりました。(二等でした)

しばらく、地味目な活動が続いたので、そろそろ輝かしいなにかがきてもいい頃かと。

この勢いで2013年を迎え、駆け抜けていきたいと思います!

 

05:27 | sugi | コツコツ豆まき、そして花が咲くまで はコメントを受け付けていません
2012/12/15

本日は、世田谷ボロ市。

みなさんご存じですか?

このボロ市、

毎年、12月と1月の15日と16日に開催されています。

曜日は特に関係ありません。

今年は、12月がたまたま土日に当たっていますが、1月は火水という具合。

 

今日はお天気があまりよくありませんでしたが、朝からたくさんの人!

場所は、世田谷線の世田谷駅から上町駅の間のボロ市通り。

実はこの通り、幅5mもない!

なのに、何万人と押し寄せますから、もう身動きとれなくなります。

市ですので、食べ物から、盆栽、世界の珍しいものまで、いろいろ売ってます。

私は朝早く散歩にでかけ、東北物産ブースで、フカヒレスープとさば味噌煮やいわしの生姜煮を買ってきました!

ついついあれこれ欲しくなって、困ります。

 

そんな年の瀬12月。

正月前に、髪くらい、綺麗にしておきたい、そう思う時期じゃあ、ありませんか?

みなさんは、普段行かれる美容室は決まってますか?

私はかれこれ、10年近く同じ店、というか、同じ人に切ってもらっています。

きっかけは、ブローモデルのお誘いでした。

 

その日私は、とある仕事の面接に行っていました。

上手く受け答えができなかったことをくよくよしながら、新宿駅南口を歩いていました。

すると、若い女の子・Mちゃんが声を掛けてきたのです。

普段なら、そういうものには見向きもせず、その場を過ぎ去るのですが、

その日は、くよくよしていましたから、つい足をとめたのです。

 

「ブローモデルになってほしい」

 

くよくよしながら、よくよく聞くと!

少し髪を切って、パーマをかけ、それをブローするテストがあると。

そのモデルだというのです。

美容室は原宿とのこと。

私は、なんとなくそれを受けてしまいました。

いつもなら、絶対ありえないのに!

 

数日後。

指定された美容室に向かいました。

キャットストリートのちょっと路地を入ったところにあるお店。

ナチュラルにまとめられた店内は、とても雰囲気がいいところでした。

私に声を掛けた女の子はまだカットはできない、ということで、その店の先輩であるスタイリト・Jさんが、カットをし、おばちゃんパーマをかけられ、ブローのテストのモデルとなったのです。

Mちゃんは、見事合格してくれました。

ブローモデル終了後も、その店に通うようになりました。

Mちゃんがカットできるようになるまでは、まだ3年ほどありました。

その間、ずっと、Jさんに、そして、Mちゃんがデビュー後は、Mちゃんに切ってもらうようになりました。

でもそのMちゃんは結婚し、出産退職してしまいました。

そしてまた、Jさんに戻ったのです。

 

Jさんとは、年齢も1つしか違わなく、何かを創作する、という共通点もあり、気が合いました。

さらに、なにも言わなくても、一番私に似合う髪型にしてくれるので、とても楽ちんで、ずるずると通っていました。

 

年月は流れ~。

出会ったときは20代。

お互いやんちゃだったのに、今はもうすっかり落ち着いてしまう年齢となりました。

そんなJさんは、今度独立して、自分の店を持って活動していくことになりました。

夢だったそうです。

やはり、人生に一度くらい、自分の城、もちたいですよねえ。

とても努力家の人で、1000人近くはお客さんがいるんじゃないのかしら。

女性の扱いも上手でねえ。

強いて言えば、キムタク風な雰囲気を醸し出しています!

やっぱり、お客さんからのお誘いも多いとか・・・。

はっきりとは言いませんけどね。

関係が長い割には、つっこんだ話はあまりしないのです。

ほら、一応、美容師と客ですから。

きっと独立したら、もっと面白い話も増えるでしょうねえ。

少しづつ聞き出して、こっそりどこかで使いたいなあ、と思っています。

たまには、くよくよもいいのかもしれません。

 

09:49 | sugi | くよくよしていたおかげで生まれたご縁 はコメントを受け付けていません
2012/12/09

「嫉妬」という感情すら忘れかけている、今日この頃。

心も体も、乾燥してはいけません。

”私よ、潤え!!” そう思いながら、強力加湿器を注文してやりました。

そんな冬、みなさんいかがおすごしですか?

 

昨夜は、知り合いの落語家さん、立川談奈さんの落語会「ダンナさん会」に行ってきました☆

この「ダンナさん会」は、毎年、12月の2週目の土曜日に開催されています。

会場も毎年、浅草・東洋館にて。私は、07年から見に行ってるのかなあ。

 

落語家さんは、ほぼ毎日と行っていいほど、高座にあがってらっしゃいます。

噺家なのだから、当たり前なのですが。

自身で主催する高座も、月に何本もあるという・・・。

そのバイタリティーたるや、恐れ入ります。

マクラも噺も、その場のお客さんを見て決めるっていうんだから、またすごい!

 

落語は、聞き慣れないと、なかなか難しそうな印象がありませんか?

まあ、たしかに、昔の言葉が出たりしますからねえ。

でも最初から、すべてを理解しようとしなくてもいいんだと思います。

その噺の一部分、オチさえ分かればOK。

究極を言えば、マクラが楽しめればOK!?

そのうち、”あー、この噺、前にも聞いたわー、いい噺よねえ”と、通ぶった感じになっていきますから!

それくらいに気楽に聞き始めて、最近になって、ようやく、噺の内容がすべて聞こえてくるようになりました。

 

昨夜の落語会は、特に楽しかった!!

立川さんちは、口が悪いので有名ですから、またそれがたまらない!

さらに。

会にもよりますが、この「ダンナさん会」は、ゲストが多いのがお得感があります。

談奈さんのほか、師匠の左談次さん、弟弟子にあたる談吉さん。

お笑い枠もあって、あした順子さんと米粒写経さんがご出演。

舞台のネタってテレビより緩いから、なんでもありで、すごい面白い!

しかも、あした順子さんは、御年80歳!

元気です。はつらつされてます。それでいて、面白い。上手い!

さらに、衣装が跳び箱のデザインだった!!

 

浅草には、今でも、ニッポンの古き良き芸がたくさん残ってます。

伝統を残していくことも、大切なことだなあとつくづく思います。

そのためには、観るお客さんも増えなきゃいけないのかな。

人気落語家の会はちょっと違ってきますが、通常行われているのは、意外と入場料もお安いです。

1500円~3000円くらい!

最近の演劇は1万超えですから、それに比べればぜんぜんお手頃。

年末・年始、噺会や寄席に足を運んで、粋に過ごすのもいいかもしれませんねえ。

着物なんて着ていったら、さらに、オツですわ!

お試しあれ!!

11:58 | sugi | 粋な年末の過ごし方@浅草 はコメントを受け付けていません
2012/12/01

師走。

今年もあと1ヶ月となりました。

師も走る忙しい時期に、選挙なんて!

街頭演説も寒かろう。

そんなことは、どうでもいいのか。

先日朝、駅前で、演説しようと、拡声器を使わず、ペットボトルを切ったのを! 口に当てて話をする人がいたが、全く声が聞こえてなかった。

もう少し、考えたらいいのに。

残念ねえ。

それじゃあ、国は回せないなあ。

とか思いながら、その人の前を通り過ぎる。

地位や名誉とかよりも、とにかく国のことを一番に考えていただける人に一票を入れたいです。

 

さて最近。

わたしのまわりの、若い子ちゃん! が結婚ラッシュ!! ラッシュ!!

イエイ!!!

うれしいことですね。

おめでとう☆おめでとう。

 

だいたい自分が30歳くらいになる頃に、いちど友人たちの結婚ラッシュがあって。あっという間に、年賀状が、ほぼ子供と家族の写真入りとなりました。

で、30半ばになってくると、今度は、離婚するひとがちらほらでてきて。

強者は、さらに再婚して、その再婚相手の子を産み始めました。

 

そしてとうとう。

アラフォーになり。

一回りも違う若い友人たちの結婚ラッシュを、独身のまま、祝うことになるなんて、想像しておりませんでした。

本音を言えば、複雑よ。

20代の子たちが、ぞくぞく結婚報告をしてくるわけですから。

しかも、このまえ、25歳になりました、とか言ってたくらいの子たちが。

 

ま、まじで?? わ、若くねえ??

うっかり、口から出かかりますが、ぐっとがまん。

「主人の仕事の都合で、地方に行かなきゃいけなくて・・・」

とか、マジ、憧れのセリフっす。

 

ひ、ひがんでませんわよ。ね、ねたんでおりませんわよ。

オホホホホ・・・。

 

やっぱり、若いうちに好きな人と一緒になったほうが、女は幸せだと思います。

大人になると、打算ばかりが先に立ちますから。

そうなる前に。

 

そんなふたりの、愛の象徴といえば、キッス!!

(少々強引な展開でありますが)

みなさんは、虫歯がキスで移る、と聞いたことはありますか?

 

わたしはこれは、120%、そうだと思ってます!!

だって、よくよく考えれば。

無防備に、唾液交換がなされてしまうわけですから、虫歯菌くらい移ってもおかしくないです。

濃厚キッスをしなければ別ですけど。

(そんなわけにはいかないでしょう?)

 

キッスの前に、好きな人に、「あなた、虫歯あります?」とか、聞けませんものねえ。

ちなみに。

わたしは、大人になってから、虫歯ができました。えへ。

子供の頃は、虫歯ゼロで表彰されてたのになあ。

 

絶対これは、キッスのせいだ!

キッスのせいだああああ!!!

 

今なら言えるかも。「虫歯あるなら、だめ!」って。

・・・。

だから、若い子ちゃんたちに、先を越されていくのですね。

芦田愛菜ちゃんには、先を越されずにがんばりたいと思います。

 

 

 

01:21 | sugi | 虫歯はキッスで120%移るのだ! はコメントを受け付けていません
2012/11/24

グラコロバーガー、食べましたか?

冬の風物詩、的にいうひともいますね。

私は、今日食べました。

よし! グラコロバーガー食べるぜ! と思って、気合い入れて食べましたが、

何かが違う。

やわらかくて、はっきりしない味。(否定ではありません)

あー、そうか。

私の脳と舌は、月見バーガーを求めていたのです。

嗚呼、勘違い。

なんか、去年も同じ事、思った気がします。

 

さて。

みなさん、普段から、健康にはどれくらい気を付けてますか??

運動したり、体にいいもの食べるようにしたり。

年を追うごとに、それらに対して敏感になってきていることでしょう。

 

先日、大阪の劇団の女優さんが亡くなられました。

まだ53歳。ガンだったようです。

私は直接知り合いだったわけではありませんが、お名前は当然存じてました。

看板女優さんで、いつも元気なイメージがありました。

なので、訃報を聞いた時は、とてもびっくりしたのです。

ああ、なんて早いんだ、と。

 

演劇人は、40~50代でのガンや脳疾患で命を落とすような方が、結構います。

もちろん、大往生する方もいらっしゃいますがね。(森光子さんは92歳ですから!)

そういうニュースを聞くたびに、”不摂生してるもんねー、私たち”といつも思います。

 

芝居を作ることは体力がいります。役者もスタッフも。

昼は12時から、夜は22時近くまで稽古します。

これは、本番前、1ヶ月ほど続きます。

そして、稽古後、飲みに繰り出すのです。

そこまでが芝居だ(稽古だ)とみんな思ってるわけですね。

まあ、飲みに行くことで、コミュニケーションが生まれたり、新しい発想ができたりしますから、

それはそれで、必要なんです。

 

でも残念ながら、年はとります。

いつまでも20代じゃありません。

昔は確かに、寝ずに飲んでました。

だんだんと体力が落ちているのに、それに気づかぬふりをするのがだめなんですね。

体もなんとか、私たちの意気込みに堪えようとしますが、

もう限界だよう!

と悲鳴を上げたときには、すでに手遅れ、ということなのかもしれません。

 

まあ、ここまでしてでも、やりたいことに夢中になれることは幸せだと思います。

いわゆる、”普通の幸せ”からは、ほど遠いこともありますが。

 

身近なひとたちには、いつまでも元気でいてほしいなあ、と思います。

みんなでおじいさん、おばあさんになって、昔のことをあれこれ話したいなあと。

でもなんとなく、

そういうのが想像できないのが、悲しくて、リアル。

 

命と引き換えに、夢を追い続ける。

まあ、それはそれでかっこいいのかな。

みなさんにはあまりおすすめしませんが・・・。

残念ながら、死んだら終わり。

 

とりあえず。たまには、ジョギングくらいしようと思います。

01:31 | sugi | 不摂生をしてまで追いかけるものとは はコメントを受け付けていません

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