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先日、10年ぶりに友人と再会しました。
彼女との出会いは、大学生時代に溯ります。
当時、さいたま芸術劇場がオープンするにあたり、そのこけら落としの事業で、
若い役者を集めて、演劇のワークショップと公演をするという企画があり、そこで彼女と出会いました。
原節子をほうふつとさせる美人さん!
彼女はその後、演劇をやめ、結婚して、赤ちゃんが生まれます・・・、というところまでは聞いていたけど。
その後、忙しさにかまけて、音信不通に・・・。
だいぶ仲良くしていたので、事あるごとに、会いたいなあと思っていた。
手掛かりを見つけようと、フェイスブックなどで探してみても、なかなかヒットせず。
そしてある時。
スマホに変えてしばらくしたとき。
LINEのお友達表示に、彼女らしき名前が!
名字は変わっていたけど。下の名前が、その子しか思い当たらない。
携帯番号は入れてありました。
でもその同じ番号をつかっているとは思っていなかったのです。
あったから、それでひっかかってきたんだろうけど。
これはもう、確認せずにはいられません。
思いきって、ショートメールを送りました。
「○○ちゃんですか? 元気ですか?」
そしたら、本人だった!!
そして再会。
彼女は、女の子ふたりの母になっていました。
すっかりマダム然としていて! でも面影はそのまま。話し方もそのまま!
子供たちも、彼女に似て、すらっとした美人さん。
都会の子らしく、ものおじせず、はっきりしゃべる。
子供たちを遊ばせながら、私と彼女は昔話に花を咲かせました。
近況報告から恋の話まで。
昔の恋の話しは、声をひそめて、あの時こうだった、ああだった、と。
意外と子供たちが聞いてますから。聞こえないように。
そしてあっという間に10年の空白はなくなっていきました・・・。
お互い、良いことも悪いこともあって。
それぞれ一生懸命生きてきたんだなあ、という気がしました。
私はほとんどあの時と変わらない生活をしているけど。
何も残せてない気がするけど。私なりに積み重ねている何かは、あるはずだと思いました。
楽しい時間は、あっと言う間に過ぎ去って、すぐに帰る時間。
帰るころには、子供たちとも仲良くなって、似顔絵まで書いてもらいました。
ちょっと特徴つかみすぎ。すごいよ!
彼女とはまた会う約束をしました。
そして、ワークショップ公演の同窓会を企画することにしました。
他の人とも、ぜんぜん会っていませんからね。
たくさん人と出会いますが、また会いたいと思う人、絶対もう会いたくないと思う人、そしてそんなことすら思わない人といますが。
たぶんご縁があるから惹かれあって、出会って、別れて、再会するんだなあと思います。
長く生きてくると、そういうのがだんだんと明確になってきて面白いですね。
そして今回の再会の仕方に、とても今を感じます。
私たちの世代は、便利なツールに敏感な人と億劫なひとと極端に分かれている気がします。
やっぱり、普段会えない人と繋がれたり。はじめて会う人に自分を分かってもらったり。
そういう時に、とっても便利。
時代の流れに乗ることで、思いもしない時間やご縁を作れるのかも知れない、そう思うとがんばってついていこうかな、と思うわけです。