面白い役者(声優)だー
なんて言われると、悪い気はしないーどころか嬉しかったりします。
色んな意味を含めたり差っ引いたりしての “面白い” だとは思うのですが、声優のような仕事をしている身としては言われて嬉しい言葉です。
自分がよく振られがちな役であったりナレーションだったりっていう得意な分野めいたものが声優には皆あると思うのですが、この分野みたいな区分けの中で面白い役者ってのは群を抜いていたり変わっていたり斬新であったり良かったりなんだりかんだりするのでしょう。
得意な分野って場所に区分けされると何となくの僕のイメージですが、ソコに区分けされた人達の中での正解めいた表現があって、皆なんとなくその正解めいた表現に落ち着きがちな感じがあります。
その得意分野の正解めいた表現の中でもどこかしらで異質であったりハッとさせられるような着眼点で攻めてくるような役者に、僕の場合ですが “面白い役者だなぁ” と感じるような事が多いです。
ただこれは僕がそう思う面白い役者であって、他の人が皆そうだってわけじゃないんですよね。人それぞれにポイントは違うんですよね。
僕から見て普通に正解っぽい表現をする役者が面白いって思う人も当然いるんですよ。言ってしまえば僕にとってはつまらないような表現が好きな人も。
今の流行りであったり、見る人聴く人のナニがソレによって “面白い役者” ってのは色々あるんでしょうから、僕ら演者側から “面白い” を決めつける事は不可能です。“面白い” を判断するのは視聴者です。
自分が信じている “面白い” をどれだけの人が認めてくれるか。認めさせるか。
でも、表現を仕事としているので自分の “面白い” だけを押し付けていてはお金は稼げません。演出の意図に合わない面白さでは意味が無いのであります。自分のソレが通用しないのであれば演出側のソレに応える面白さを提供する必要が出てきます。つまり、色んなフィルターを通して皆さんのお耳に僕の声が届くわけですが、自分の純粋な “面白い” がフィルターを通さずに届けられた時は、してやったりみたいな気分になったりします。
演出に助けられて出来上がる “面白い” もありますが、演者としては自分100%の “面白い” を演出というフィルターを通さずにお届けしたいナニがソレなのであります。そうですエゴの塊です!すんません!
しかしー
“面白い” を追求し過ぎて “誰にも理解されないような面白い” にならないようには気をつけようと思いますです。
花粉の季節になりました、はい!僕は花粉症なのでありますのでいよいよ花粉の奴らと戦わなくてはなりません。嗚呼、本当に辛いです花粉。
花粉で鼻水が垂れてこようが、喉がナニだろうが、頭がボーッとしようが、なんだろうがかんだろうが、仕事をしないわけにはいきません。
薬だのなんだので、とにかく花粉症の野郎を押さえつけて黙らしてやるわけですが、完璧に押え込む事ってのは僕の場合は無理です。
そんなコンディションでも通常通りの声を出さなければならないのでありますが、完璧に押さえきれない花粉の攻撃をどうやって押え込むのか。
最終的にはー
気合い
です!
気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!
気合いだー!!!
…取り乱しました。すみません。
でも薬だとか何だとかってやれる事をやっても押さえきれないソレは本当に気合いで何とかするしかないんですよね。
でも不思議なもので、マイクの前だと花粉の奴らおとなしくなるんですよね。きっと僕の気合いに恐れをなすのでしょう。
気合いなんていうあやふやなナニがソレですが、どう言ったらいいのかなんなのかわかりませんがー
気合いで何とかなる事って多いように思いますよ僕の場合は。
とにかく気合いを入れまくってこの花粉の季節を乗り切りたいと思います!
気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!
気合いだー!!!
風邪をひいて熱が出たりだとか、腹が痛いだとか、自分的に物凄く体調が悪い時にー
当然、病院へ行きますよね。
恥ずかしながら今、僕は風邪をひいてしまい、病院の待合室でこのコラムを書いています。ちょっと熱があるー位の事なら病院へは行かないのですが、喉がね、ナニがソレしちゃってるから病院嫌いな僕ですが渋々病院にやって来たわけです。喉は商売道具ですからね。
~ってなわけで、診察が終わりました。
「ただの風邪だな」
…ですって。まぁ、そうでしょうとも。今、流行ってますからね。僕も流行りに乗っかってみたって所でしょう。
しかしー
自分的にそこそこ辛いから病院に行くわけでー
どうも僕は元気に見られがちなのかなんなのか「たいした事無いね」みたいな対応をされるような事が多いような気がしますが皆さんどーですか?そんなもんなのでしょうか???
声優という職業的に、元気が無いように見られるのはマイナスアピールなので、人前…特に初めましての人だったりするとちょっとテンション上げちゃうような職業病が発動しちゃうのかなんなのか、先ほど診察して下さった先生のクソつまんねーギャグに気を使って笑ってあげるだとか、マスクしてボソボソ喋りやがるから何言ってるかわからないけどとりあえず笑っとけみたいな対応を無意識にやっちまうんですよね。
そりゃ「大丈夫そうだね」と思われても仕方が無い。
次からは病人らしくする芝居で挑もうかと思います。辛いってのをもう少しわかってもらう為に(笑)。
病気になってもやっぱり仕事の事を考えちゃうような感じってのも、きっと職業病なんだろうなと思いますですが風邪で頭も回りませんし早く帰って休みたいので今日のコラムはここまでです。また来週~!
最近、昔やってたギターをやたらと弾きまくっている僕ですが、長年のブランクってのはなかなかに埋まらないもので、思うように弾けなくてとてももどかしい日々ですがとても楽しいのです。
何でもかんでもを声優の仕事のソレと結びつけて考えてしまう僕がギターを弾いて感じた事があります。
ギターも喋りも一緒だなと。
何かの曲をギターで弾こうと譜面を見るわけですが、コレなんてのは、声優の仕事でいう台本を読むって事と同じような事です。んで、まずは楽譜通りに弾けるようになる事を目的にあーだこーだ練習して弾けるようになるとー
「で?」
ってなります(笑)。
今僕が弾いているのは何かしらのバンドの曲だったりするのですが、ソレを完全にコピーしたところで(そんなに上手くはできないのですが汗)、「コレは自分の音じゃない」などといっちょまえに個性を主張したいような衝動に駆られるわけであります。
エレキギターを弾いているので、エフェクター(ギターの音を変えるような機械)でその曲の音色に近いような音をまずは求めたり弾き方であったりなんだりかんだりをしてみたりはするのですが「なんかソレって僕らしくないなぁ」なんて事を思っちゃって、僕なりのソレみたいな音を追い求めたりしたくなっちゃうんですよね。
そもそも、誰かの曲をコピーしようとしてるんだからソレっぽい音出せばいいだろって事ではあるんですけどもー、自分の曲でもないくせに自分のエゴをどーのこーのして好き勝手に弾く事になるわけですがー
「自分の音って何?」
って事に何となく辿り着くんですよね。
コレは僕の声って何?みたいな事と同じようなナニがソレなんだと思うんですけど、僕らしさみたいなモノをギターにもなんか求めちゃってるような感じなんですよね、って、ギタリストからしたら「当たり前だろ」みたいになるんでしょうけど、ギターの音も声もそうですが、やっぱ音だの声だのってのは面白いなぁなんて思ってみたりなんかしちゃうわけなんですよ。
譜面には抑揚的な事は当然一切書いてないですし、台本や原稿にも書いて無いです。譜面通りに弾けた所でソレはまだまだ「で?」って段階で、僕ら声優でいう所の下読みが出来たっていうような段階なんでしょう。
声もギターも、自分のエゴだの何だのでも何でもとにかく自分がやりたい事をぶち込んでやってみちゃうのですが、ソレを良しとするかどーかは聴いてる人にお任せですよ、はい、そーやって生きてきてるんですから好きにやらせて頂きます!
声優って仕事をやる前のギターの音色と、今のギターの音色はきっと何かが違っている筈ー
と思いたいですがー
どーなんでしょうね?
ではまた来週ー!
「どうしてそんなに色々な声が出せるんですか?」と聞かれたりする事がよくあります。
そりゃ声優ですからね、色々な声を出す研究はしてますからハイ別に大した事はないんですよおほほのほー
…声優って仕事をしていなかったら僕はきっと今みたいに色々な声を出せなかったと思います。
「どうして色々な声が出るのか」という質問にどう答えたらいいのかわかりませんし、そんな事を質問されたらきっと僕は「なんか適当にぺ~ってやってバーンとやると出ちゃうんですよね~」なんていい加減な返答をすると思うんですけど、真面目に答えるとー
「やってみたから。」
ってシンプルな答えなんだと思います。そうです。単純に色々やってみたからってだけなんですよね。まずはモノマネ的な事から入るんですけど、絶対に出そうもないって声も当然沢山あるんですけどー
頑張ってやってみると意外と出ちゃったりするんですよね。勿論、完璧に似てる声ではないんですけど、それっぽい音にする事くらいはできちゃうんですよね。
その不完全な声で芝居をしたり、ナレーションを読んでみたりって事は、いきなりは無理なんですけど、練習し続ければそのうち何となくできるようになるような自信はあったりなかったりします。
色々な人の色々な声の出し方を研究した結果、何がしっかりとした発声なのかわからなくなりました(笑)。なんていうか~、基本みたいなものに拘り過ぎると色々な声は出ないと思うんですよね。喉を傷めるとか、呼吸法がなんちゃらかんちゃらとか、発声がどーのとか、基本が出来ていないとか…そんな事に拘っていると、きっと色々な声は出ません。
今までやってきた事なんてどうでもいいので、とにかくその声がどうやったら出るのかって事を色々と試すだけなんですよ。今までに出した事が無いような声を出そうとするわけですから無理してでも出してみたり普段使わない部分を使って出してみたり~な感じです。
…でもまぁ、普通の人はそんなに頑張ってアレやコレやと声を研究しないですよね。そうです。単純にアレコレやってみて商品として成り立つまで試行錯誤を繰り返したって事が色々な声が出るようになったナニがソレなんですよね。
何事もやってみない事には何も始まらないし進まないんですよね。そして、何とかモノにしてやろうっていうガッツが無いとこれまた何ともならないわけでしてー、さらには基本や常識に捉われ過ぎてたりしてもダメですしー
とにかくバカみたいにやってみるって事ですね(笑)!あーバカでよかった!センキュー!!
声優の仕事にはマニュアルが無いのでー
ナニをソレすればアレだ
…的な、しっかりとした正解はありません。
自分でマニュアルを作っていくような仕事です。
そのマニュアルも、声優一人一人によって大きく違う筈です。
自分でマニュアルを作れるのですから自由です!そう!自分がやりたいようにやれば良いのです!なんていう素晴らしい仕事なんでしょう!さあ!皆さんも早く声優になりましょう!自由な世界はここにありますよー!やりたい放題です!
…その代わり、仕事が無かったら自分のせいになりますのでそーなっちゃったら誰にも文句は言えないんですけどね(笑)。
良い声さえ出せれば大金を稼げるという簡単な仕事ではないので、色んな事を自分でやらないといけませんのです。
でもまぁ、やったらやった分だけ良くも悪くも返ってくるので楽しいですよ僕はこの仕事が。
会社の社訓?だとか社風?んー、なんていうんでしょうかー、経営理念か!?ま、まぁ、そーゆールール的なモノに乗っかる必要なんて無くて、自分でルールを作っていいので気が楽って所はありますけれども売上が上がらなかったらただのヘッポコ社長ですので気が抜けません。
アレで成功したり、コレで失敗したりを繰り返して北沢力って会社のマニュアルが作り上げられて行ってるのだと思いますが、北沢力って声優のマニュアルがあったとするならばどんなマニュアルになっているのか気になります(笑)。他の声優のマニュアルも是非見てみたいものです。
粋な経営理念を掲げたようなマニュアルであって欲しいなと思いますがきっと僕の事ですからスッカスカなマニュアルなのでしょう(笑)。
社長は今日も頑張ります!
「マイク乗りが良い」「マイク乗りが悪い」なんて言葉を聞いた事はありませんか?
身近な事で言えば、カラオケなんかでもマイクに声が乗る乗らないなんて事を感じたりするのではないでしょうか。
単純に良い声はマイクに乗りやすいなんてイメージがあったりなかったりすると思いますが、その良い声ってのはどんな声なんでしょう。
専門的な事を言うと難しくなると思うので省略しますが、一般的にちゃんとした発声が出来ていたりするような人の事だと思って貰って間違い無いような気がしますー
…が!
いつまでもマイクや声を拾うような技術が進化しない筈もなく、そんなに良い声でなくてもマイクは拾ってくれる、要するにマイクに乗るようになりました。いやいや僕みたいな中途半端な声の持ち主にとっては嬉しい限りですよわははのは!
更に、良い声という種類も増えたように思います。昔は所謂「THE美声!」みたいな声が良しとされていましたが(今も良しですが)、世の中が声に寛容になったのか、THE美声に飽きたのかわかりませんが、色々な種類の良い声が誕生しています。これもまた、中途半端に小器用な僕にとっては嬉しい限りですありがとうございます!
もはや、色々な声が良しとされるような時代になってきましたので、自分の声が変だと思っている人などは是非、自分の声に自信を持って貰いたいように思いますよ。変だって事は個性的って事でもあるので今までに無いような新たな良い声として世の中に出していきましょう!さあ!今すぐ叫びましょう!良い声で!!
ちょっと話がナニがソレしてしまったので元に戻しますけれどもー
僕ら声優はその「声をマイクに乗せる」なんて事を凄く気にしてしまうんですよね。あ、人によると思いますし僕はあんまり気にしないタイプかもしんないですけど普通の人に比べたらそれはもう沢山気にしています。
コレコレこういう発声をして、こういう感じでマイクの前に立って、マイクとの距離はどうのこうの~、みたいな事を教わってきましたが、今は声を録って下さる方々のスキルや機械の進化もありますし、昔みたいにそこまで気にしなくても良いように思います(うそ、気にしないとダメ)から、常識みたいな教え的なモノに捉われないで自分なりの面白い声を探してみたりするのもいいんじゃないかなーなんて思ったりしてます。だって、結構どんな声でもちゃんと拾ってくれるようになってきたんですもの。
でも、カラオケとかで歌う場合は、設定が一般的な感じになっていたりもするので、自分の声に合うような設定にする事は無理なので、一般的に良い声と言われているような良い声を出さないとマイクに乗りにくいって事はあるかもしれませんけどね。
まずは自分の声の良さを自覚する事がマイクに乗せるコツなのかもしれないです。
みんな良い声なんですけどね。自覚していない人が大半だと思いますが。
声に自信を持つ事がマイクに声を乗せるって事なのかもしれないと思った所で今日のコラムを終わります。
最近、僕が学生の時に使っていたギターを引っ張り出して弾いていたりするのですがー
まぁ、自分のテクニックの劣化もあったりなかったりー
…は、置いておきまして、古いギターですから当然アチコチ傷んでましてですね、まずまともに弾けるような状態にしてやらねばならんって事で部品を買ってきたり配線をどーのこーのしたりして悪戦苦闘しているのですがー
手がかかりますねーぇ!
実に面倒臭い作業です。
そのギターってのは、ギター職人を目指していた友人が専門学校(?)だかなんだかに通っている時に作ったもので、今見てみると色んな所がまぁ雑で、弾きにくかったりするのであまり良いギターとは言えないようなナニがソレなのであります。
弾きにくいから、アレを直したり弾き方なんかを工夫したりでこれまた悪戦苦闘な日々なのでありますが、まぁ、なんて言えばいいのかー、アレやコレやをどーこーしているうちになんか愛着みたいなモノがわいてきてかわいくも思えたりし始めていたりもしちゃってます。
コレが良いギターだったら苦労する事もなく演奏に集中できるのでしょうがアレがダメだったりコレがダメだったりなんだりかんだりで、まぁ手がかかることこの上無いー
…のですが!
何だかわかりませんがこのギターを声優としての自分と重ね合わせたりなんかしちゃってですね、複雑な心境なわけですよ。
弾きにくいから、弾けるようにテクニックを磨く、音が悪いから良い音が出るように直すーってのが、自分の声と同じような感じだなー、なんて。なんでこんなヘッポコな声に生まれてしまったのかああああああーん!高級ギター並の声に生まれていたらこんな苦労はしなくても良かったのではないのかああああああーん!
…などと、思う…のであります。
と、思う反面ー
ヘッポコギター並な声で良かったなって思う部分もあります。だって、ヘッポコだからこそテクニックを磨けた(磨ききれていませんが)し、良い声を出す(良い声ではないですが)って工夫ができた、いえ!しているのですから。
変な言い方をすると、自分の声にも愛着があったりするんでしょうね。アレやコレやと自分の声をいじり倒してこねくり回して出来上がった声で今仕事をさせて頂いてるわけですから。僕なりに苦労して作り上げた愛すべき声なんです。あ…ちょっと気持ち悪い言い回しですね!
そのギターも僕も強制的に手を加えなくてはならないようなポンコツではありますが、工夫をすればなんとかなるものです(笑)。何とかなった時の快感はナニがソレです!うまい言葉が思い浮かばないのでこの辺で今日のコラムを終わります!
いつか高級ギターに負けないような音色を出せるように頑張ります!
僕は正直に言うと東京って所があまり好きではなくー
できれば田舎で静かに暮らしたいなんて願望があったりなかったりするのですが、声優という職業に就いちゃっているので東京に住んでいないと何かと不便なので東京に住んでいる今日この頃です。東京は何かと騒がしいし人が多過ぎて落ち着かないんですよね。
科学だか何だかが進歩しまくって何処でも収録が可能なようなアプリみたいなのができてソレで仕事が成り立つのであれば喜んで過疎化が進んでる地域だとかに住んでもいいのになぁなんて思ったりもします。
日本は狭いなんて言われがちですが狭いのは東京くらいで、他の地域はそんなに狭くもないですもんね。
たまに子役の子と仕事をさせて頂く機会があったりするんですが、子供が芝居を教わる環境だったり、仕事を斡旋できるプロダクションなんかも東京にしかないんじゃないでしょうか。無いって事は無いんでしょうけど、メジャーな仕事があるのはどうしても東京になりますもんね。
東京のレッスンに通える範囲の子供であったり、東京の仕事に行ける子供なんていうのはやっぱり東京近辺に住んでいる子って事になるのでしょう。
もっと全国どこででも声優の仕事が出来るようになったりすると地方の子供達も気軽に声優を目指せるんじゃないかと思うんですけどー、まぁ…気軽にーなんて気持ちでやってもらいたくない仕事ではありますがソレは置いておいてー
地方の子供達が声優の仕事に触れ合うような機会が無いのであれば、我々が地方に行くしかないですよね。あ、いや!お呼びでないなら別に行かなくてもいいんですけど、例えば僕にできる事といったらレッスン的な事しかないので、呼んでくれれば喜んで教えに行くー
と言いたい所ですが、遠い場所だと交通費がナニがソレみたいになっちゃいます(泣)。交通費くらい出してやるぜ!的な奇特な人がいるならば行っちゃいますけどなかなか現実的な話では無いですよね。
交通費がタダみたいな世の中になれば地方に住んだり、遠征してレッスンをしに行ったりなんて事も可能なんでしょうけど今の所難しい話なのでしょう。
稀に地方に仕事をしに行く機会もありますが、僕は移動が苦になるタイプではなく、むしろ移動が好きな方なので地方の仕事は大歓迎です。なので、もし地方の制作会社様だとか地方でレッスンして欲しいなんて人がいらっしゃるのであればお気軽にお声をかけて欲しいものです。仕事となると事務所を通して頂きたいですが、レッスンなのであれば個人で受付けますのでTwitterのDMにでもご連絡下さい!
広島とか大歓迎なんですけどね(僕はカープファンなので)!
何だか仕事が欲しいような欲にまみれたコラムになってしまいましたが、全国どこでも声優の仕事が出来るような世の中になればいいなというような事がナニがソレな事が言いたかった今回のコラムでございました。
昨日の夜に僕が勝手に師匠と崇めている養成所の時にお世話になった大先輩から着信がありました。
僕の悪い癖で、目上の人から電話が来ると「また何がやらかしちゃったかな」なんて思ってしまうのですが、それはさておきー
師匠が留守電にメッセージを残してくれていたので聴いてみたのですが、相変わらずのナイスボイスでした。色々と考え事が多い日々だったので師匠のナイスボイスに心が洗われるようなナニがソレを感じました。
当たり前の事かもしれませんが、長年この声優の世界で生きてきた人の声というのは深みがあります。
はたして僕ちゃんの声は師匠のように人に何かを与えられているのだろうかー
なんて事を思いながら仕事前にこのコラムを書いています。
色んなモノを積み重ねて声は作られて行くのでしょうが、何だか僕ちゃんはまだまだ師匠の足元にも及ばないなぁーああああああーなんて思ってテクテク歩いていますが凹んでいるわけではなく、ヤル気を頂いたような出勤前のひとときです。
僕もちょっとした事で、ふとした声で誰かの心を揺さぶれるような声優になりたいものです。
たまたまですが、これから師匠が住んでいる地域のナニがソレを紹介するナレーションの収録なので、一度師匠の御宅にお邪魔させて頂いた思い出などを詰め込んで喋ってみたいと思っています。自己満足かもしれないですが。