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2017/03/08

最近、昔やってたギターをやたらと弾きまくっている僕ですが、長年のブランクってのはなかなかに埋まらないもので、思うように弾けなくてとてももどかしい日々ですがとても楽しいのです。

何でもかんでもを声優の仕事のソレと結びつけて考えてしまう僕がギターを弾いて感じた事があります。

ギターも喋りも一緒だなと。

何かの曲をギターで弾こうと譜面を見るわけですが、コレなんてのは、声優の仕事でいう台本を読むって事と同じような事です。んで、まずは楽譜通りに弾けるようになる事を目的にあーだこーだ練習して弾けるようになるとー

「で?」

ってなります(笑)。

今僕が弾いているのは何かしらのバンドの曲だったりするのですが、ソレを完全にコピーしたところで(そんなに上手くはできないのですが汗)、「コレは自分の音じゃない」などといっちょまえに個性を主張したいような衝動に駆られるわけであります。

エレキギターを弾いているので、エフェクター(ギターの音を変えるような機械)でその曲の音色に近いような音をまずは求めたり弾き方であったりなんだりかんだりをしてみたりはするのですが「なんかソレって僕らしくないなぁ」なんて事を思っちゃって、僕なりのソレみたいな音を追い求めたりしたくなっちゃうんですよね。

そもそも、誰かの曲をコピーしようとしてるんだからソレっぽい音出せばいいだろって事ではあるんですけどもー、自分の曲でもないくせに自分のエゴをどーのこーのして好き勝手に弾く事になるわけですがー

「自分の音って何?」

って事に何となく辿り着くんですよね。

コレは僕の声って何?みたいな事と同じようなナニがソレなんだと思うんですけど、僕らしさみたいなモノをギターにもなんか求めちゃってるような感じなんですよね、って、ギタリストからしたら「当たり前だろ」みたいになるんでしょうけど、ギターの音も声もそうですが、やっぱ音だの声だのってのは面白いなぁなんて思ってみたりなんかしちゃうわけなんですよ。

譜面には抑揚的な事は当然一切書いてないですし、台本や原稿にも書いて無いです。譜面通りに弾けた所でソレはまだまだ「で?」って段階で、僕ら声優でいう所の下読みが出来たっていうような段階なんでしょう。

声もギターも、自分のエゴだの何だのでも何でもとにかく自分がやりたい事をぶち込んでやってみちゃうのですが、ソレを良しとするかどーかは聴いてる人にお任せですよ、はい、そーやって生きてきてるんですから好きにやらせて頂きます!

声優って仕事をやる前のギターの音色と、今のギターの音色はきっと何かが違っている筈ー

と思いたいですがー

どーなんでしょうね?

ではまた来週ー!

2017/03/08 12:00 | riki | No Comments