「わぁ!かわいい!」
「え?そうかなぁ?」
「かわいいと思わない?」
「んー…あんまり好きじゃないかも」
みたいなことってよくありません?
アタシは結構あるんですけど。
価値観って、人によって違うから、何がよくて何がいけないのかなんてわからないですよね。
当然
お菓子の見え方や味の感じ方も人それぞれ。
万人受けのお菓子を作るのってすごーくむずかしいんです。
だから、お店によってお客様のターゲットが違うわけなんですが。
いわゆるマーケティングですね。
どんなお菓子をどの位の価格で売って、包装はどうするのかとかで客層が観えてきたりするんですね。
で、それはもちろんお店の場所を決めたりする前に設定するものなんですけど、これが、意外と難しい。(アタシの場合は)
また、逆にどんな人に売りたいかで、場所や販売するお菓子を決めたりもします。
お店持ちたいから色々と頭で考えたり紙に書いたりとするんですけど、ぶれちゃうっていうか。
まとまらないというか。
アタシは作りたいお菓子があるので、それを受け入れてもらえるような場所がいいと思っているのですが…。
ホント、作りたいお菓子だけ作って売れたらいいのになぁ…と思います(笑)
まぁ、色々リサーチして、万全を期してやってもうまくいかないこともあるので、それが全てというわけでもないのですがね。
でも、やらなくていいことには、ならなくて。。。
これをしっかりやっとかないと、もっと大変になってきちゃいますしね。
アタシはアタシなりに。
自分らしいお店が持てるように努力したいと思います。
今日は羊羹について。
皆さんは羊羹好きでしょうか? アタシは好きですo(*゚▽゚*)o 結構甘いので、苦手な人も多いかも。
それなりに重たいお菓子だと思います。
まぁ、一言で羊羹と言ってもたくさんありますが。
本練り羊羹は小豆こし餡の羊羹のことで、小倉羊羹は小豆の粒あん羊羹のこと。 白あんに柚子を入れれば柚子羊羹、、抹茶や黒糖を入れればその羊羹になります。
水羊羹、芋羊羹、栗蒸し羊羹は全然別もので、羊羹と言っても、上にあげたものとは、材料も作り方も異なります。
今日は最初にあげた羊羹についてなんですけどね。
羊羹だけで売る場合は痛みにくいように空気が入らないようにつくるのが基本だと思います。
この形態の羊羹は日持ちもするので、進物などにも良く使われますね。
また、いつも紹介してる上生菓子に使ったりもします。 それは、ただ流すだけじゃなく、色や量を考えて流すんですけど、結構難しいんですよ!
羊羹を流して完全に固まったとこに違う色の羊羹を流すと、固まった時に、つるん。と、はがれちゃいます。 なので、最初の羊羹を流して、“半止まり”という状態の時に次の色を流します。
この半止まりというのが結構難しい…。
羊羹を流して、完全に固まる前に次の羊羹を流すのですが、早すぎると、最初に流した羊羹と後に流した羊羹がまざってしまいます。
こんな風になります。↓
遅いと羊羹どうしがはがれちゃうし、早いとまざっちゃう。 この間のちょっとの瞬間を見極めないといけないのです!
なにせ、羊羹て周りから固まってくるんですよ。 端っこは固まってるのに真ん中が柔らかい。 みたいな状態になっちゃうから、これがまた難しい。
で、綺麗にできた羊羹がこれです。
3色に流してあります。白・緑・赤と分量をかえてます。
これは、お雛様の上生菓子につかったもので、これを薄く切ってうさぎにまきます。
と、まぁ、こんな感じになります。
この色や分量を変えて季節感を出して、色々な風景のお菓子になりますね。
季節によって味を変えてもおいいしいです♪
今日は女の子の節句(桃の節句)雛祭りです。 女の子のすこやかな成長を祈る年中行事ですねー。
桃の花、雛人形、雛あられや菱餅を飾って、白酒、寿司、桜餅、草餅などの飲食をして楽しむ節句祭りです。
菱餅は、色づけした餅を重ね、菱形に切ったものです。 赤(ピンク)・白・緑の3色が多いですが、地域によっては5色、7色のところもあるようです。
そして、もう一つ雛祭りの時にかかせないお菓子!
「引千切―ひちぎり」
京都の雛祭りではよく使われるお菓子なのですが、 餅は草餅や、求肥、こなしなど、なんでもいいのですが、形は引きちぎった形にします。 その引きちぎった餅が杓子(スプーン的なこと)になって、餡子やきんとんなどを載せたものです。
子供の幸福を願う公家のお餅として登場したものです。
ひな祭りは節句の中でも、女の子の節句なだけあったて、やっぱり華やかですね。色もピンクがふわぁってお店にひろがるイメージがあります。
ちなみに、3月3日はいちご大福もかなーり、売れるんですよo(^▽^)o
三月に入りましたね。
陰暦三月の異名は「弥生(やよい)」といいます。 「弥生―いやおい」草木がいよいよ生い茂ることから、春たけなわの時候のことをいいます。
三月は仲春の頃。 寒さと温かさが交互につづき、少しずつ日も長くなり春の気配が見えはじめます。 雪も溶け、木々の芽がふくらみ、動物たちは冬眠からさめるなど、あらゆるものが、春に向けて動き始める季節ですね。
三月には、桜餅、草餅、引千切り、など。お菓子もおいしい季節ですね♪
和菓子屋の店内や外から見えるディスプレイは、季節によってとってもかわります。
少し前だとお正月や2月の節分。
お正月だったら、お供え餅や門松を飾ったりします。
節分だと、鬼に関するものや豆など。ですかね?
今は、もちろんひなまつり!
アタシの勤めてるみどりやサンはこんな感じです。
これは、お干菓子・半生菓子。
石衣・すはま・干錦玉・などなど。
ちょっと遠くて柄は見えないですけど、これも季節によって変わります。
右側の籠に入ってるのは、動物キャンディ♪
猫・パンダなどの金太郎飴。
これは、包装台の上の雛人形。この時期は色んな雛人形が拝見できるので、楽しいです♪
これは、お客様から見えるウィンドーの上です。
上から垂れ下がってるのが、「吊し雛」
右側には、見えにくいけど、椿と桃の花が活けてあります。
近づくと桃の花の香がふわぁっとしてきて、季節を感じますー。
最後に餅花。お正月から飾ってるものなんですが、
枝についてる赤と白の丸いのは本物のお餅です。
これを飾り終わったら、よーく干して揚げて食べます♪
雛祭りが近づいてくると、もう一つ和菓子屋では良く売れるものがあります。
なんと!それは、
菱餅(ひしもち)の切り落とし。
雛段の両脇に飾ったり、お祝のお返しにうち祝として送ったりします。
菱餅の注文が来るとひし形に切るので、お餅の端っこがのこります。
それを、切り落としとして普段のお餅より少し安めに売るのです。
それを目当てにしているお客様も多くて。。。
カラフルだから見た目も美しいですし?
お餅好きなひとは結構多いですよね!
アタシもお餅は大好き♪
特に砂糖醤油で食べるのが好きなんです♪
この時期は、お雛様に向けて、雛菓子を作りまっす。
お正月に続いてウィンドウがカラフルで可愛くなる季節です♪
フルーツ。。
だったり、お雛様だったり。
フルーツは以前も紹介したのですが
もも・みかん・メロン・いちご・バナナ・さくらんぼ、です。
その中でも、一番手間と時間がかかるのが、なんと言ってもメロン。
一個一個に白い網目を書いていくのがとっても、時間がかかります。
時間。。かかりそうでしょぅ?
大変なんです(;一_一)
2月もあとわずか。
もうすぐ雛祭りですね。
桜餅の季節です♪
さて。
先日弟が出張で京都に行くというので、アタシの好きな和菓子屋サンのお菓子を買ってきてもらいました♪
「御菓子司 かぎや政秋」
http://www.kyoto-kagiya.co.jp/
というお店の
餡!って感じのお菓子なんですけどねー。
特にすごい変わってるわけでもないのですが、おいしいんですょ。
多分京都にしか売ってないと思います。。。
でも、インターネットでも買えるかもしれないですけど。
どこでも買えるとどこに行っても買わないような気がするけど、
そこでしか買えないお菓子ってなると、行った時にはつい買っちゃいますょね。
まだまだ寒い日が続きますねぇ~
アタシの勤めてる和菓子屋では
先週、今週と、中学生が職業体験に来ています。
中学生が二人、朝から昼過ぎ頃まで働きます。
初めて働くし、和菓子屋は立ちっぱなしの上に工場は寒いので、中学生には大変ではないかと思います。
先週来た学生は「疲れた、疲れた」と声に出して言うほど(笑)
それでも、もくもくと言われたことをやりますね。
今日来てくれた学生は一人は和菓子屋になりたいとか。。。
うれしぃことを言ってくれますねー!
本当にやりがいのある仕事だと思いますね!
そしてジェネレーションギャップを感じる。。。
若いつもりでいたけど、歳を聞いたらアタシの半分だったぁ(笑)
んー歳をとるのが早くなった!
和菓子屋にいると一年があっという間です。。。
今日の朝は雪が降ってました。