今回はカンツオーネの曲から、
「Una Casa In Cima Al Mond ~青空に住もう~」です。
1966年、サンレモ音楽祭入賞曲。
作詞 V.Pallavibicini 、 作曲 Pino Donaggio
広がるような音の広がりはまさにカンツオーネらしい曲。
愛し合っている二人だけど、何らかの事情でこの世では結ばれない・・・。
それならば、あの空の向こうに家を建てて、私たちは一緒に住みましょう、という歌。
いわば、一緒にあの世へいきましょう、というちょっとこわい歌でもあります。
とても美しいメロディの中に、切なさや哀しさが入り混じっている。
命を絶つてまで一緒になりたいという究極の愛の歌です。
主に歌われている訳詞は、荒井基裕さん。
シンプルでとても素敵な訳詞だと思います。
一応私も歌っていますので、参考に聴いて頂ければと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=QKiMIKsCIac
自分が主宰のライヴチラシ
だいぶ前に一度だけ人に頼んで作ってもらったが、それ以外はパソコンを使いこなしていない私が、なんとか試行錯誤しながら作ってきました。
でもちょっと縁あって、チラシを作ってくれる人にめぐりあいました。
友人が私のホームページをリニューアルしてくれて、そのまた友達がチラシを作ってくれることに。
友人たちは3人で小さな会社を興したので、そのPRのためもあるけど、私にはとってもラッキーなお話。
ましたやチラシを作ってくれる方はすでにプロで仕事をしている方。
ありがたいことです。
さて今回依頼したのは、5/27(火)のソロライヴ。
Ⅰ部のテーマが「私のNY」
NYへは何度も1人で行って、歌やダンス、ミュージカルなどを勉強してきました。
すごいパワーのあるNYなので、自分にパワーがあるときでないと行けない。
何か少しでもつかめるような勢いがないと立ち向かっていけないのです。
自分にパワーがないときは、「やっぱり自分はだめな人間だ~~」と落ち込んで帰るだけ。
なのでNYへいくときはかなり気合を入れていきました。
がむしゃらにレッスンを受けて、時間の許す限り歌を聴きにいったり、舞台を見たり、美術館にも行ったり・・。
とにかく忙しかった。時間がない中で貪欲になっていた。
それでも帰るころには、マンハッタンのそびえたつビルの下にいて、「自分ってちっぽけな人間だな・・」とやはり思う。
でも、だからこそまたがんばろうと思えたのかもしれない。
そんな、真っ直ぐに向かっていった私のNYをテーマにしたいと、チラシ作成の方に率直にお話して、あとはいくつか使えそうな自分の写真を渡しました。
その方にはなんとなくそれでイメージができたみたい。
数日後、パソコンに送られたデータ。
もうびっくりです。
素晴らしすぎて、目を見開きました。
私の思い描くイメージをピッタリのものが出来てきました。
そこから描く世界が広がりそうです。
さすが、プロですね。
もうすぐ印刷もできあがるので、今度ご披露しますね。
それにしても、NY、とっても行きたい。
この前にソチオリンピックのフィギュアスケート エキシビションで使用した曲。
ロシアのマリア・リプニツカヤが使ったのは、Lara Fabianが歌う「Je t’aime」
Lara Fabianはベルギー出身の歌手ですが、世界で活動の幅も広く、シャンソン他色々な歌を歌っています。
シンガーソングライターでもあり、「Je t’aime」はララ・ファビアンの曲。
私もララ・ファビアンは好きで、他の歌などもよく歌っています。
「Je t’aime」はタイトル通り、「こんなにもあなたを愛している」といった内容の歌ですが、同性愛的な愛の歌ともとれます。
気が狂うほど、兵士のように、映画スターのように、オオカミのように、王のように、あなたを愛し続けたい
という歌です。
おだやかな愛とはちょっと違う感じですね。
日本のシャンソン歌手もフランス語や、さまざまな訳詞で歌っています。
ソチも無事に終わりましたね。
日本の選手は大健闘でした。
オリンピックであらためて思ったメンタルについて。
スポーツ選手も我々表現者も同じ、メンタルはとても大事。
真央ちゃんもショートはまさかの出来で、いつもの緊張が出てしまいました。
ロシアの若手や、韓国のキム・ヨナはメンタル強いなと思います。
あんな大舞台は緊張するのが当たり前。
でも、キム・ヨナはいつでも落ち着いて自分の演技をする。
あの強さは何なのでしょう。
私もお客様や審査員を前にして、何度も緊張を乗り越えてきました。
私はとってもとっても緊張魔だったので。
今の若い子たちはあまり緊張をすることを知らず、オーディションでもひょうひょうとやってのけ、世代が違うのか怖いもの知らずなのか、すごく堂々としている子が多いです。
実力があるわけでもないけど、でも引くことがあまりない。
きっとこういう人たちが大きな仕事を取っていくのだろうなといつも思っていました。
ただ、まったく緊張をしないのもどうかなと思います。
あるベテラン俳優さんは、「役者が緊張しなくなったら終わりだ。そんなことになったらやめたほうがいい。」
と言っていたそうです。
緊張するというのはそれだけ感受性が強いということ。
俳優も歌手もダンサーもフィギュアスケートのような芸術家もみな表現力がとても大事なので、感受性がある程度強くないと内面のいい演技はできないと思います。
とはいえ、あまり緊張しすぎて自分が表現したいことができないのはとっても辛いことですが。
場数を踏んできて、緊張感はあっても、以前のように緊張して思うようにできない・・なんてことはだいぶなくなりました。
自分に負けないこと、観ている方に対しての責任を負うこと。
意識が変わってくるのだと思います。
真央ちゃんのフリーの演技は素晴らしかった。
緊張魔でメンタルは強くはないのかもしれないけど、でもほんとうに芯の強さを持っているのはこういう人なのだと思いました。
そしてこういう人こそ、本当に感動を人に与えることができるのだと思いました。
表現者で緊張したり上がってしまうことに悩んでいる方。
それはそんなに悪いことではないですよ。
ちょっとしたことがメンタル面にすごく影響することはあるけど、それもふまえて自分であり、自分らしい表現者であることが一番大事なのかなと思います。
去年から引き続き、今年も色々歌の紹介をしようと思います。
今年の最初は、私も大好きなフランス人歌手 バルバラの「LA SOLITUDE ~孤独」
1966年にバルバラが作った歌です。
去年、club junkstageのとき、舞夢ちゃんのテーマ曲で使った歌です。
バルバラについては以前にもいくつか曲紹介をし、そこでも説明を少ししていますが、
ユダヤ人の両親のもとに生まれ、第二次世界大戦中はナチの迫害から逃れ、家を転々とし、
また、幼いころは父親から近親姦を受けるという衝撃の過去があります。
早くから家を出て、1人で苦労しながら歌を歌ってきたバルバラ。
恋多き女性でもありますが、つねに孤独と隣り合わせ。
バルバラの歌は、いつもバルバラ自信を反映させます。
孤独を女性にたとえ、いつも自分につきまとっている。
自分から離れない、いつも私は孤独とともにいる・・・
というような内容です。
日本語の訳詩はまたちょっと違いますが、情景の見えるいい歌詞がついています。
私も2/4のライヴで歌います。
淡々とした中に、深い思いが行き交っているバルバラの歌。
いかにもシャンソンの味わいが出ている作品だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=HPBmR-RQWro
☆「鈴木希彩 アコースティックライヴ vol.15」
Ⅰ部 色々な想いの愛の歌
Ⅱ部 光と孤独
vocal 鈴木希彩 、 演奏 深町エリ
2014年 2/4(火) 19:30スタート
チャージ 2500円 +お通し500円 +別途ドリンク
BAR青山R40 にて
コラム書き込み・・・
気がついたらもう1月下旬。
すっかり遅くなってしまいました。
去年のjunk stage パーティのとき、来年はもう少しちゃんと書きます!と宣言したのに、あれは一体どこへ・・・?
ということで相変わらず年明けから忙しくしています。
今年明けてからの大きなイベントは、まず生徒さんとのシャンソニエライヴ。
初めて自分の生徒とジョイントライヴだったので、これはもう大変。
何とかもっともっと良くしてあげたいと去年からレッスンもかなり気合いれました。
おかげさまで、すごくいいライヴが出来、生徒さんもかなりの上達ぶり。
自分が出るより大変だけど、でもうまくいくと喜びも大きいです。
来てくださったお客様から数人、レッスンを受けたいとの希望も。
ありがたいことです。
今年は他の生徒さんからの希望もあり、発表会をする予定。
そう、いままで「カラオケ教室」となっていましたが、生徒さんから
「カラオケ教室じゃなく、ヴォーカル教室です」と言って頂いたこともあり、今年から名前を変えました。
「鈴木希彩 ヴォーカル&ヴォイストレーニング教室」
確かに、基本はカラオケルームでやっているけど、ちゃんと呼吸法からやるし、発声練習もしっかりとやります。
普通のカラオケ教室とはちょっと違うかなと思いました。
ピアノで歌いたい希望があれば、別途ピアニストも手配します。
ということで、今年はもっと教えにも力を入れていきます!
来月は、今年最初のソロライヴがあります。
Ⅰ部は色々な想いの歌、Ⅱ部のテーマは「光と孤独」です。
「鈴木希彩 アコースティックライヴ vol.15」
vocal 鈴木希彩 、 演奏 深町エリ
2014年 2/4(火) 19:30スタート
チャージ 2500円 +お通し500円 +別途ドリンク
BAR青山R40 にて
http://www.bar-r40.com/ (ライヴは会員登録しなくて大丈夫です)
お時間のある方、是非聴きにいらしてください。
キャパが小さいので、お早目のご予約お待ちしております。
予約先 tel 090-4957-0423 メール noa_heart_soul_1song@yahoo.co.jp
もうあと1時間弱で今年も終わりです。
今年もたくさん歌ってきました。
歌の活動やら、歌の教えやらその他ものもろ・・・
結構ハードな日が続いて、プッツン寸前になったこともあります。
そんな中でも、いい助言を頂き、自分を見つめなおす機会もありました。
来年はもう少しゆとりを持って、自分の歌と向き合えるようにしたいと思います。
今年は毎月のシャンソニエにくわえ、イベントやパーティで歌い、
東京でのソロライヴが、2月、5月、10月。
10月は1人ミュージカルの「ファニー・ガール」も上演しました。
また、11月はピギャール35周年記念コンサートに出演し、ヤクルトホールで歌いました。
関西へもよく行きました。
3月は去年に引き続き、なにわシャンソンコンクールのゲスト歌手。
4月は京都ライヴと奈良飛鳥の画廊ソロライヴ。
5月はとある企業のおまねきで、奈良の橿原文化会館でゲストコンサート。
7月は、高槻のホール出演、心斎橋の「コンテローゼ」出演、画廊飛鳥でのソロライヴ。
9月は浜松シャンソンコンクールの特別賞審査員。
10月は名古屋の2ケ所で歌い、名古屋劇場ジャーナルさんに掲載していただきました。
12月も京都オベント、画廊飛鳥ソロライヴ、そして心斎橋の「コンテローゼ」。
縁が広がり、活動も広がり、人のつながりも広がり、ほんとうにありがたいです。
東京出身で、関西にもともと親戚などもいない私がこんなにも関西へ行けるなんて幸せだと思ってます。
来年は東京での活動はもちろん、関西や他の地区へも歌いにいけるようがんばります。
旅行も好きなので(笑)
来年も歌に、自分にさらなる磨きをかけて!
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
今日はクリスマスなので、クリスマスの曲を。
これはみなさまよくご存知の歌です。
そして私が一番好きなクリスマスソング。
今月もたくさん歌いました。
ジョン・レノンが世界の平和への願いを込めて作った歌。
親しい人やお年寄りや若い人も
そう、クリスマスがやってきた。
弱い人にも強い人にも
お金持ちにも貧乏な人にも
黒人にも白人にも
黄色い人にも赤い人にも
平等にクリスマスを祝うことができる。
すべての争いをやめよう。
心からメリー・クリスマス
そしてハッピー・ニューイヤー
何も恐れず、いい年であることを願おう。
戦争を終わりにできる、もし君が望むなら
戦争終わりにしよう、今すぐに
A
very Merry Xmas
And a happy New Year
Let’s hope it’s a good one without
any fear
War is over, if you want it
War is over, now
みなさまも素敵なクリスマスを。
Happy Christmas!
シャンソンの情報誌はいくつか発行されてますが、その中でシャンソンマガジンというのがあります。
年4回発行される季刊誌で、さまざまな地区の歌手の活動や、CD出版、コンサート情報、そして業界の大御所の方たちのお話など、盛りだくさんの内容で、シャンソン好きの方に愛されている雑誌です。
縁あって、そのシャンソンマガジンの記事を書くことになりました。
9月に開催された浜松シャンソンコンクール。
おととし私はここでグランプリを頂き、それ以降は特別賞審査新として去年も今年も浜松へ行きました。
そして今年はその浜松シャンソンコンクールのレポートもすることになったのです。
審査員をかねているのでとっても忙しかったですが、アットホームで私も好きな浜松シャンコンのよさを多くの人にわかってほしくて、一生懸命取り組みました。
写真をたくさん使って見やすくしたけど、その分書きたい内容も削除しなければいけなかったり、ん~~、なかなか難しい。
でも2ページに渡る自分の記事が出来上がり、その本が送られてきたときは感激!
そして、なんと、しばらく私のレポートが続くことになりました。
シャンソンの熱いステージや若い方たちにもシャンソンの良さをわかってもらえるよう、シャンソン普及にがんばりたいと思います。