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2013/11/30
シャンソン歌手 バルバラの歌。
作詞、作曲をし、ピアノ弾き語りでも歌っています。
以前、バルバラについては2曲ほどこのコーナーでも紹介しました。
20世紀後半、シャンソンの女王として、フランスやヨーロッパで活躍したバルバラ。
いつも黒いドレスをまとい、独特な世界と歌う。
ユダヤ人として生まれ、第二次世界大戦中の少女時代はナチの迫害から逃れて逃亡生活。
そして父親からの近親相姦を受け、10代から家を出て放浪生活。
キャバレーなどで歌い始め、少しずつ人との出会いにより、頭角をあらわしていく。
つねに「孤独」と隣あわせにいるバルバラ。
彼女の歌は彼女の人生そのものです。
そんなバルバラが1964年に作った「A mourir pour mourir」(どうせ死ぬなら) 日本題「死に憧れて」
まさにバルバラらしい1曲だと思います。
どうせ死ぬなら若いうちを選ぶ
そして出発するために出発する
私は待ちたくない
逝ってしまいたい
私が美しいうちに
死ぬにはまだ早すぎると私に言いに来ないで
あなたにはもっと明るい夜明けがあるんだから
どこにでも行ってしまえばいい
神の庭ではそれはもう重要じゃない
愛し合ってそこに横たわるか
フランスのために倒れるか
軍隊の砲火とは別の戦いがある
人は傷つかない 自分たちの戦場でしか
もしもそれがわずかで、なんでもないことなら
彼らが自分自身で決めるといい
私はもうなにも望まない
けれど安心して立ち去る
長い黒いヨットの上で 乗組員としての最後
明日は別れの日
私はあなたたちの浜辺を離れる
なぜなら死ぬために死ぬことを私は待ちたくない
そして出発するために出発するのを私は若いうちを選んだ
(訳は、とある方のものを抜粋させてもらいました)
2013/11/30 11:21 | noa | No Comments