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ぎゃひー!!!
とか、書いておけば読者はこれを帯金が書いた記事と誤解してくれるのでしょうか?
はじめまして、9/5にJUNKSTAGEの第2回公演で帯金ゆかりと一緒に演劇パートを担当する、同JUNKSTAGEライターで劇作家兼俳優のイトウと申します。
先日の自分主宰の公演、ITO SHINTARO IS A NICE STALKER ナイスストーカー認定試験ARG 「GOOD DESIGN GIRL LOVES ART!」 にご来場いただいた帯金ファンの皆様、本当にありがとうございました。3バージョン一斉公演で、推理小説形式、ストーリーの時系列をシャッフルして、帯金は体操着VSサーフスーツ(濡)でキャットファイトする…というアナーキーな内容でしたが、お楽しみいただけましたでしょうか?
この公演、全14話のストーリーを各バージョン3話ずつ上演するという形式でしたが、待て待て、3バージョンしかないんだから、それじゃどうしたって5話は未上演になるじゃないか…という指摘がありまして、このたび、最終話にあたる14話目を、来る9/5のJUNKSTAGE第2回公演内の演劇パートにて上演することになりました。
最終話と言っても、完全に1話完結のオムニバスなので、先の公演を全く見ていない方でも楽しめます。というか、むしろその方が楽しめるくらいです。
ですので、帯金ファンのみなさまにおかれましては、先の公演を見逃した方もそうでない方も、ぜひ、万障お繰り合わせの上、9/5は意匠の街・南青山へと足をお運びくださいませ。
…というのが、上記タイトル「公演の続きは9/5の舞台で!」、この記事の主たる主旨です。
が、
なぜに彼女が書くべきこの記事を、「帯金不在」でわたくしイトウが書いているのか。
それには、不快、もとい深いわけがあります。
自分のページに別ページのライターを代筆させるという、JUNK史はじまって以来の快挙にして暴挙。
それを楽々と成し遂げてしまうあたりに、彼女のひとかどならなさがあるかと言えばありません。
今夏はじめて電源を入れたエアコンの涼風をガンガン浴びてまどろんでいた今朝方、枕元に置いたイトウの携帯電話とウィルコムPHSに容赦の無い着信があり、両方のディスプレイに「帯金ゆかり」の文字が光りひびいていました。
はい、もしもしなんのつもりですか、この野郎。通話料無料なウィルコムを選んで受話ボタンを押すと、朝の挨拶もなしに、
「イトウさん。わたしYさんに殺されるかもです」
大丈夫。殺されないよ。おやすみ。
再び毛布の中に(エアコンが寒いので)戻ろうとすると、
「いや、今回ばかりは殺されます、絶対の自信があります、信じてください」
絶対の自信を持って殺される人も珍しいですが、
大丈夫、Yさんは絶対に人を殺したりしないよ。おやすみ。
そう言って優しく通話を切ろうとすると、今度は携帯電話の方にメールの着信が。
>JUNKSTAGE代表Y氏⇒帯金のメール
ゆかり、公演お疲れ様でした。体調は大丈夫?
そんな矢先にスイマセンなのですが、先日お願いした週刊Junkの寄稿をお願いしたいです。
今回、舞台広報の一環として、サイトで一番目立つ位置が週刊Junkなので、そこに毎週制作陣のスタッフ記録や、キャストの方のアピールを毎週1本掲載しています。これを今回ゆかりにお願いしたいと思います。
できれば、今回のイトウさんのストーカー公演と絡めて、「ご来場ありがとうございました&続きは9月の舞台で」的な内容にしてもらえると、ゆかりのコラムにも馴染むのではないかと思います。
そしてこれを今週木曜日までに書いてもらえると助かります。宜しくお願いします!
ちなみに今は、既に金曜の午前です。
「実はわたし、今日は今すぐ電車に乗って仕事に行かなきゃで、それが17時までなんです。で、18時から再来週にやる公演の稽古でそれが22時まで。その後は朝までバイト先の夜逃げの手伝いがあるんです。」
それは困ったね。でも帯金ゆかり。Yさんは今頃もっと困ってるよ。
「はい。だからもう、イトウさんが書くしかないと思います」
うん。どうして?
「なんでそんなこと聞くんですか?」
ごめん、普通に気になったから。
「イトウさんはわたしが原稿書かなくて、Yさんがすっごく困ってもいいんですか?」
良くはないです。
「去年、イトウさんが急性腸炎で倒れたときに、JUNKの舞台宣伝用の記事代筆してあげましたよね?」
でもそれは、先に倒れた帯金さんを、共演者の情けでイトウが病院に連れて行ってあげた時に感染された腸炎だよね。
「どうせイトウさん、今、足の骨折って動けないんでしょ。少しは世の中の役にたったらどうなんですか?」
世の中の役にだったらいいけど、あいにく今日は病院で検査してその後打ち合わせとかだから。
「じゃあ、携帯で書けばいいじゃないですか。そのスマートフォンは飾りですか?」
ウィルコムだけどね。ていうか、病院は携帯禁止だし。
「そんな、できないできないばっか言ってたら、できるものもできないと思います。そんなだから先週の公演の台本だって、小屋入り4日前まで完本しないんです」
それ、今、関係ある?
「あります。わたしが、JUNK書けなかったのは、きっとイトウさんのせいです。毎公演毎公演私のシーンだけ一晩で台詞覚えさせやがって。今は生きててもイトウさんへの愚痴しか出てきません。責任とってください」
責任ですか。
「そうです。わたしイトウさんのせいで、どんどん台詞覚え早くなってるんですから。たまには1ページを一週間くらいかけて覚えさせて欲しい」
大竹しのぶさんは、一回台本読むだけで、全部覚えるらしいね。
「はい。このままだとわたし、そのうち大竹です。帯金でいさせてください」
むしろ大竹になって欲しいけど。
「わたしと大竹どっちが大事なんですか?」
うーん、それはつまり、記事を書いたら、Yさんと帯金さんに同報メールで送ればいいっていうことかな?
「そうです。さすがはイトウさんです。わかってくれて嬉しいです。」
そうして、風のように切れた電話。
それから後、今の時間にいたるまで彼女から連絡はありません。
きっと僕のことを信じきってくれているのでしょう。
こんな半分大竹な女優、帯金と、全然野田秀樹っぽくはない劇作家兼俳優、イトウの2人で、JUNKSTAGE第2回公演の演劇パートはお送りさせていただきます。同じJUNKSTAGEライターの石川ふくろうさんのロボットアートとコラボして、先週までイトウが主宰していた公演のストーリーと関連のある、掌編のエピソードを上演する予定です。本番まであと2ヶ月弱、帯金が大竹化しないよう、台本も鋭意執筆中です。
加えて、イトウは上記の演劇パートの他に、公演イベント全体の構成・演出も任されているのですが、今年は、代表でありプロデューサーであるY氏から、「去年とは全く違う印象」のイベントに、「イベント全体として一つのモチーフないしストーリーを一本通した構成」にして欲しいというオーダーをいただいており、演劇パート以外の部分についても詳細な台本を書かなければならない状況なのですが、それに伴って、帯金ゆかりには、演劇パートのみならず、イベント全体を通して、常に舞台付近で何かしらの出演を強いるような演出になる予定です。
つまり、全3時間弱のイベントを通して、常になにかしらの帯金ゆかりが舞台近辺をちらつくことになるという、帯金ファン垂涎なイベントになることの間違いありません(予定)
ですので、本記事読者のみなさま、ならびに奇特な帯金ファンのみなさま、ならびにそれ以外のみなさまにおかれましては、何卒、万障お繰り合わせの上、ぜひとも会場へと足をお運びくださいませ。大竹でも野田でもない、帯金とイトウが、皆様のご来場を手ぐすね引いてお待ちいたしております。
●イベントの詳細は、こちらの「JUNKSTAGE第2回公演」特設ページへ
●チケットのご予約は、こちらの「チケットお申し込みフォーム」から
(1ステージのみの公演なので、扱える席数が限られております。お早めのお申し込みを強くおススメいたします)