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最近映画館へ見に行く映画の自分の選択が、
振り返るとあまりに何も残ってないものばかりで唖然とする。
一昨年の年末に『2011年の映画館』のコラムを書いた時は
もう少しマシだったように思う。
ジョン・カーター【John Carter】
期待してなかっただけに割と好きでした。
さすがディズニー、良質。ぱっと華やかではなかったけれど話が上手にできてた。
タイタンの逆襲【Wrath of The Titans】
前作があまりに良くなかったのをすっかり忘れて見てしまう。
これは久々の“しまった”でした。このあたりから迷走。
バトルシップ【Battleship】
歌手リアーナが出演していて、おぉ、と思ったものの、まあ普通でした。
CGは見事だったけど、話にもう少し重みが欲しかった。
幸せの教室【Larry Crowne】
トム・ハンクスとジュリア・ロバーツ、という組み合わせですでに不安感があった。
中年男性の第2の人生として大学に通いスキルアップする、という題材がすごく良いのに
何故か恋愛話で終わらせ、しかもおさまりが悪かったのは、役者の組み合わせだと思う。
ダーク・シャドウ【Dark Shadows】
いつも通りクレージーで楽しかったけれど
ティム・バートンとジョニー・ディップのコンビの限界を感じてきたなぁ。
メン・イン・ブラック3【Men in Black III】
これはもう、安定感ある展開。シリーズ3でも飽きさせない動きと
意外なストーリーの展開も。
そして友よ、静かに死ね【LES LYONNAIS/A GANG STORY】
フランス映画。ふらりと見ただけなのに、役者の日本来日舞台挨拶に遭遇。
仁義、なストーリーに安定感と共感。
アーティスト【Artist】
2012年で観た映画ナンバーワン。無声、白黒、なのに新しい。
コラムも書きました。
ワンデイ【One Day】
ラブストーリーとしてはありきたりだけれど、
アン・ハサウェイの女優としての着々とした成長を感じる映画。
スノーホワイト【SNOW WHITE AND THE HUNTSMAN】
コラムにも書きましたが、とにかくシャーリーズ・セロンがうまい!
主演のクリステンの演技にもっと幅があれば傑作になっていたのにと、残念。
アメイジング・スパイダーマン【THE AMAZING SPIDER-MAN】
今までの3部作が全くなかったかのような新シリーズ。でもありだと思うな。
トビー・マグワイアとはまた違う味があって、今っぽい面白さで。
崖っぷちの男【MAN ON A LEDGE】
発想は良かったけれど、もう少しひねりが欲しかった。
マダガスカル3【MADAGASCAR 3: EUROPE’S MOST WANTED】
久々に、というより初めてキッズ映画をキッズと一緒に日本語吹き替え版で観たけれど、
意外に楽しめるもの。見方が変わりそう!
プロメテウス【PROMETHEUS】
前半が良い感じだったのに、後半すっかりエイリアンに。
ルーツは感じさせても、話はちゃんと組み立てて欲しかったなぁ。
着眼点がいいだけに残念。
ダークナイト ライジング【THE DARK KNIGHT RISES】
クリストファー・ノーランのバットマン。美しい映像、綺麗だった。
いろんな演出が派手すぎでもっとアンダーグラウンド的なバットマンが好きですが、
これはこれで。
ロラックスおじさんの秘密の種【DR. SEUSS’ THE LORAX】
これも吹き替え版で。まあまあでしたが子供達は楽しんだよう。
リンカーン/秘密の書【ABRAHAM LINCOLN: VAMPIRE HUNTER】
リンカーンとヴァンパイアという接点になんの脈絡もなく、
果たしてリンカーンである必要があったのか?
映像的なエンターテイメント性は抜群でした。
砂漠でサーモン・フィッシング【SALMON FISHING IN THE YEMEN】
アーティストに次ぐ今年のいい映画!
馬鹿馬鹿しさの中にある真実。イギリス映画っぽいです。
カラスの親指
なかなか面白かった、が最後のどんでんからがちょっと長かった。
阿部 寛が日本映画界の役所広司や中井貴一的なポジションに
近づきつつあるのかなと思う。
シルク・ドゥ・ソレイユ 彼方からの物語【CIRQUE DU SOLEIL: WORLDS AWAY】
実際のシルク・ドゥ・ソレイユが見たくなった。
映像ならではの美しさもありつつ、映像では見せ切れない部分もあるのだろうけれど、
芸術とはこういうものかと、ぼんやり思う。
さて、こう並べてみると、そんな悪くなかったのでは?
とは思うものの、コラムに書きたくなるほど良質、という意味では
やはりパンチに欠ける一年でした。
若干『何も考えなくても“楽しく”観れる』映画に偏りすぎたなぁ、と。
今年は少し頑張って、ストレス解消だけじゃない映画も数多く見ねば、と。