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さて、このコラム「I love choreography!」も22日で3周年を迎えました。
これもひとえに読者の皆様のご愛顧と、JunkSatgeスタッフの皆様のご支援のおかげだと思います。
まことにありがとうございます。
それを記念してというわけでもありませんが、ここで昔の海外スポーツ観戦の思い出を語らせていただこうかなと思います。
以前に、2007年にタイで観戦した東南アジア競技大会(SEA Games)のお話をさせていただきましたが、今回は2002年の韓国・釜山で行われたアジア競技大会についてお話しさせていただきましょう。
今世紀に入って、芸術系スポーツの撮影が日本国内では難しくなってきた頃でしたが、海外の大会ならそういうことはないだろうということと、ちょうど日本に近い釜山で大規模な総合スポーツ大会(アジア大会)が行われるということで、思い切って見に行くことにしたのです。
これが、私の初めての海外スポーツ観戦でした。
9月末から10月頭にかけて行ってきたわけですが、その間に見たものは開会式・シンクロナイズドスイミング・競泳・ビーチバレーボールでした。
体操・新体操は日程的に離れていましたし、まだこの頃は何とか国内でも撮影可能な時期でした。
それでは写真を交えつつご紹介いたしましょう。
まずは、開会式からです。
開会式が行われたスタジアムは、この年の6月にはサッカーのFIFAワールドカップ会場としても使用されています。
開会式そのものの模様を写した写真はなくて申し訳ありませんが、ここで特筆したいのは「北朝鮮美女軍団」の存在です(爆)。
観客席1階に陣取ったピンク色の服装で統一した集団は、一糸乱れぬ動きで歌を歌い続けていて、ある意味異様でしたね。
そしてもうひとつ驚いたのが、開会式終了後に私たち一般の観客も先ほどまで選手たちもいた、スタジアムのトラックに降り立つことができたのです。
そこでは、開会式のマスゲームを演じていた女の子の写真も撮ることができました(笑)。
さらに思い起こすのは、開会式の最中に隣に座っていた地元の家族連れの人が、海苔巻や水を私にご馳走してくださったことですね。
言葉も通じない見ず知らずの人間に、ここまで親切にしてくれるなんて・・・
だから私は、現在でも韓国を嫌いになることができません。
ただ入場料はかなり高くて、私は最も安い席だったのですがそれでも50000ウォン(約5000円)しました。
続いては、シンクロナイズドスイミングです。
当時すでに日本では部外者の撮影ができなくなっていただけに、貴重な撮影機会となりました。
このときはビデオ撮影を中心にしていたので、写真の方はあまりいいものはありません(苦笑)。
シンクロに関しては、当時はまだ日本がアジアのトップだった時期で、立花美哉選手と武田美保選手が圧倒的な強さを誇っていました。
ただオリンピックや世界選手権と違って、参加チーム数がソロ・デュエットとも6~7組程度だったのが、ちょっとさびしかったですね。
こちらの入場料は、予選が6000ウォン(約600円)で決勝が10000ウォン(約1000円)と記憶しています。
次は競泳ですが、こちらは男子の競技しか見ていません。
男子個人メドレーでは、日本代表が1・2位を占めいわゆる「ワンツー」を決めました。
まあテレビ中継で見るのと、感覚的には同じような感じでしたか。
最後はビーチバレーですが、こちらは「海雲台」(ヘウンデ)という海岸で行われました。
見事な砂浜が広がっていてそのままビーチバレーの会場となりましたが、ここもまた大都市・釜山の一部なのです。
ここで観戦したのは、中国対香港の試合でした。
すでに中国の一部となった香港ですが、スポーツ上は別の「地域」として扱われているわけですね。
長身の赤いビキニのペアが中国で、小柄な青いビキニの方が香港のペアです。
試合後には、中国のペアが大会スタッフと一緒に記念撮影をしていましたね。
最後の黒ビキニのペアは、次の試合に臨むタイの選手でした。
2007年の東南アジア競技大会と比べますと、ビキニはややハイレグ気味かもしれませんね(原爆)。
こうして海外スポーツ観戦の楽しみを知った私は、この後昨年の上海世界水泳選手権に至るまで、何度も海外にスポーツ観戦に出向いています。
やはり魅力的なアスリートの姿を自由に撮影できる楽しみは、今や日本ではボディビルを除けば味わえないものとなりつつありますし、また選手との距離感も日本よりはかなり近く感じることができます。
今年は家庭の事情もあって、海外に出かけることはできませんでしたが、今後も機会があれば海外で観戦してみたいと思っています。