こちらの写真は、まるで日本庭園のような海底を泳ぐイルカ。
御蔵島の海底は、玉石、砂、海草と場所により異なりますが、台風により御蔵島の山(崖)は徐々に崩れ、今回は海底に砂の場所が増えたように感じました。
MIKURA Island, Japan
The bottom of the sea looks like a Japanese garden.
大きく崩れた場所の下には、なんと砂浜が出現していました!
御蔵島に砂浜は普段、スバル根という根の裏に5mぐらいあるだけです。
スバル根の左側に、大きな(と言っても15mぐらい)の黒い砂浜が出来ていました。
御蔵島の海底、海の色、通う度に好きになる。
透明度の高い黒潮の蒼、御蔵島らしい玉石と翡翠色の海、
曇った日の暗い暗い群青色の海、
雨で土砂が滝となり流れ出し、土で濁り透明度30cmの緑茶色、
泡で濁った淡い水色・・・
そんな様々な海に出逢うことが出来る。
どれも御蔵島の海。
大好きな海。
野生のイルカの暮らす島。
何度通っても、新たな発見と出逢いがある。
御蔵島という島と海、イルカにこれからも関わっていこう。
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「ウミショウブ」の雄花が水面に一面に浮かび、立ち、風に走る姿を見た。
2つの真っ白い小さな(1-2mm)丸が2連、雪だるまのように、綺麗に海面に立っている。
うひょーっ!
パクっと食べて、プッと吐き出す。笑
みんな食べないー
やっぱり触感も発泡スチロールなのかな~?ω
その後、ウミショウブ本体を見に行きました。
photo by Ayano Suzuki
雌花は干潮時、水面に丁度花開く高さに伸び、流れてきた雄花を大量にキャッチし、巻き込むように受粉するという。
水面の真ん中に浮いているのがウミショウブの雄花。
雄花が咲いた残りの花芽と、雌花を見た。
水面に出ている雌花は見ることが出来なかったが、潮の満ち干きに合わせた子孫を残す戦略。
このような動植物はたくさんあるが、長い年月の中、その戦略を身につけ進化してきたことに改めて驚きと自然の力強さを垣間見る。
太陽と青空、白い雲が綺麗だった。
女子カメラ企画 女流写真家「5人5色の海」として紹介されています。http://shop.marinediving.com/shopdetail/010007000003/
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今月の「月刊ダイバー」7月号(6/10発売・ダイビング雑誌)に、昨年10月に行ったラパス(メキシコ)の記事が掲載されていました。
ジンベイザメに喰われる~!!
捕食中のジンベイザメと、喰われそうになっている(?)私です。笑
撮影:鍵井靖章
野生のジンベイザメと初遭遇!
その大きな体、甚平模様の美しき体に大興奮でした。
水面付近のプランクトンを補食している時はほとんど動かないので、間近で観察することができました。
上の写真のときに撮影した写真がこちらです。
撮影:鈴木あやの
大きな口を開けて、プランクトンなどを補食しています。
海水を勢いよく吸いこみ、えらで濾しとって食べています。
海水を吸い込む水流で、渦がおこります。
私も吸い込まれそうでした~♪
ジンベイザメ、一生懸命捕食しており、こちらを気にせず、ずーっと近くにいたのでいろんな写真を撮りました。
こちらは、先ほどの月刊ダイバーの記事のために撮影している鍵井さんたちと、ジンベイザメの半水面。
海の中から見ると、私よりも彼らが捕食されてるみたい~
お互い撮り合う、楽しいですね!
メキシコのラパスでは、野生のアシカとも本当にたくさん一緒に泳ぐことができました。
そのときの記事はこちらです↓
http://www.junkstage.com/ayano/?p=894
アシカはイルカと同様哺乳類。
アシカも好奇心旺盛で、人と遊んだり、一緒に泳いでいると泳ぎ方が変わってきたりというのが見て取れます。
面白い!
ジンベイザメは・・・ やっぱり魚ですね~。
共に泳ぐなら、好奇心旺盛で、学習能力が高く、さまざまな感情や行動が見て取れる、イルカなどの哺乳類の方がおもしろくて好きだなぁ、と我思ふ。
しかし、ジンベイザメは、その美しき模様といい、巨体といい、本当にかっこいい!
また撮影して、もっと知りたい被写体です。
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6月9日(土) 18時~19時 bayFM78 「NEC presents THE FLINTSTONE」 ラジオ出演しました。
こちらにインタビュー内容を転載します。
水中モデル、写真家、そしてドルフィンスイマーとして活躍されている鈴木あやのさんは、オフィシャル・サイトで青い海の中、白いビキニと足ヒレをつけてイルカと泳いでいる、とても美しい写真がアップされています。今回はそんな鈴木さんに、水中モデルとして伝えたいことや、御蔵島で顔なじみになったイルカのお話などうかがいます。
イルカに恋をした鈴木さん
※水中モデルになったキッカケは何だったんでしょうか?
「野生のイルカに出会ったときに、そのイルカの姿に魅せられて、そこから海と素潜りにハマって、海の中で泳ぐ練習をしていったんです。最初は、イルカと一緒に泳ぐのが好きで泳いでいるだけだったんですけど、偶然にもその光景を撮っていただいて、その写真を見たのがキッカケですね。今まで、人とイルカが一緒に写っている写真の中で、人がメインとなっている写真を見たことがなかったので、人とイルカの心が通っているようなシーンを撮っていただきたいという思いで始めました。」
●元から潜るのが好きだったんですか?
「実はそうでもないんですよ。五年前ぐらいに初めて小笠原諸島に行ったんですね。それまで海はあまり好きじゃなかったんですが、小笠原にはイルカやクジラがいるということを聞いたので、野生のイルカに会いに海に潜ったんですね。そのときに、イルカが『ピーピー』と鳴きながら私の周りを回ってくれたんですけど、そのイルカの鳴き声や瞳に恋に落ちちゃいましたね(笑)そこからスタートしました。」
●恋に落ちちゃいましたか!(笑) 初めて野生のイルカに会ったとき、どんな気持ちだったんですか?
「それまでは、イルカと泳ぐということが全く想像できなかったんですけど、イルカの群れを見つけて海に入って泳いだときに、イルカが『ピーピー』とかん高い声で鳴きながら、向こうから寄ってきてくれたんですよ。私に興味をもって遊びにきたと思うんですが、『野生の動物が人に興味をもって、寄ってくることってあるんだな』と思って、ビックリしましたね。」
●向こうから寄ってくるんですね! 警戒されなかったんですか?
「もちろんそういうときもあるんですけど、初めてイルカと出会ったときは、イルカの方が興味をもって寄ってきてくれましたね。」
●そこからどんどんハマっていったということですね。
「そうですね。そこから海で泳ぐ練習や素潜りの練習をしましたね。」
●その練習をしたことで、イルカとの距離が近くなったりしたことってありますか?
「ありますね。イルカと何度も泳いでいると、『このイルカは一緒に遊んでくれそうだな』とか『このイルカは寝てるから、そっとしておいてあげよう』とか『このイルカだと、こう泳げば来てくれるだろうな』といったように、イルカの行動や感情が分かってくるんですよね。」
●そういうものなんですね! イルカも、人間と同じように性格があるんですね。
「ありますね。人が大好きで、すごく寄ってくるイルカもいれば、いつも冷たくて寄ってこないイルカもいるんですよね(笑)」
●(笑)。私は、そういうイルカをなんとかして振り向かせたいって思うタイプなんですが、それは難しいんですか?
「イルカも気分次第だったりするので、イルカが遊びたいと思っていたら、向こうから遊びにきてくれるんですけど、遊びたくないときは、何をしても来てくれないんですよね(笑)」
●やっぱりそうなんですね(笑)。そういうときは、そっとしておいた方がいいんですね。写真を撮るときも素潜りですか?
「そうですね。特にイルカの場合は、スキューバダイビングが禁止されているところが多いんですよね。なぜなら、空気の泡で驚かせてしまったり、イルカが深く潜って寝ていたり移動していたり休んでいるときに不用意に近づかないようにするためです。なので、素潜りやシュノーケリングで、イルカと泳いでいます。」
●でも、素潜りだと、大変なこともあるんじゃないですか?
「大きなカメラだと、水の抵抗もすごいし、撮ることに集中しすぎると、気付かないうちに深く潜ってしまったりすることがあるので、気付いたときに『水面があんな遠くに!』となってしまうと危ないですね。カメラに集中して、自分の泳ぎができなくなってしまったりすることがあるので、私は最近は、カメラに集中しすぎず、泳ぎながら、自然な状態でイルカの表情を撮影しようとしています。」
●そうすると、イルカの自然な状態の表情が撮れるんですね。
「そうですね。イルカも、人がカメラに意識がいっていることが分かるみたいで、カメラで撮影してばかりだと、『なんだ、遊んでくれないのか』って思って、離れていっちゃうんですよね(笑)」
●そうなんですか!?(笑) かわいいですねぇ。じゃあ、撮るときは「私は撮ってないよ」っていう素振りを見せながら撮影しているんですね。
「たまに、レンズを覗き込んできたりして、カメラに興味をもって寄ってくるときもあるんですよね。一眼レフだと、“ハウジング”という水中でも撮影ができるようにするためのケースに入れて撮影をするんですが、そのレンズの前に“ドームポート”という大きなレンズみたいなものが付いているんですね。それに自分の姿が反射するのか、イルカが鼻先を向けて観察してきたり、覗き込んできたりしますね。」
●人間みたいですね。
「色々なものに興味をもっているので、見ていて面白いですね。」
鈴木さんと“ラブちゃん”
※イルカと泳ぐときの注意点をうかがいました。
「私は野生のイルカと泳いでいるので、野生の場合は絶対に触らない・触ろうとしないようにしています。手を出したりすると、イルカも驚きますし、人に危害を加える可能性があるので、絶対に触ったり、触ろうとしないでください。あと、餌付けもしないでください。」
●場所によって、潜ってはいけない時期とかあるんですか?
「ありますね。私がよく行っている東京の御蔵島というところでは、冬の時期はイルカの保護も兼ねて、ドルフィンスイムは禁止になっています。」
●そういうものは事前に確認しておいた方がいいんですよね?
「そうですね。場所によってのルールがあるので、行く前に確認をしていただければと思います。」
●分かりました! 鈴木さんは主に小笠原と御蔵島で潜っているんですか?
「そうですね。そこが多いですね。」
●小笠原と御蔵島の海やイルカって、どうなんですか?
「小笠原は大自然という感じで、色々な自然の風景があるんですね。イルカだけを見てみると、かなり野生的で、もちろん遊ぶときは遊ぶんですが、あまり人に寄ってこないんです。でも、小笠原の場合は、イルカだけでなくクジラもいるので、それはそれで楽しめますね。 御蔵島の場合は、野生のミナミハンドウイルカが島の周りに100頭ぐらい生息しているので、九割以上の確率でイルカに会うことができるんですね。なので、イルカだけに会いたいなら、御蔵島の方が会える確率が高いですね。」
●御蔵島にいるミナミハンドウイルカとその他にいるミナミハンドウイルカって同じなんですか?
「基本的には同じですね。」
●でも、地域によって同じ種類のイルカの個性が違うっていうのは面白いですね。
「ハワイにハシナガイルカという種類がいて、小笠原にもハシナガイルカがいるんですが、ハワイだとハシナガイルカと遊べたりできるんですよね。小笠原のハシナガイルカは人と遊ばないので、地域によって違ったりしますね。」
●どうしてだと思いますか?
「イルカは学習能力が高いので、人と何度も会っていると、人に慣れてきて、人と遊ぶようになってくると思うんですね。御蔵島の場合は、島の周りにイルカがずっと生息しているので、人に慣れているんですよ。なので、遊びたいときに人がいたら『人だー!』と思って、寄っていくんですよね。」
●イルカも分かっているんですね!
「私も一年に十回以上も通っているので、いつも会うイルカがいるんですね。向こうも私のことが分かっているんじゃないかと思うイルカも何頭かいます。」
●それって、すごく楽しそうですね! 数ヶ月ぶりに行ったら「久しぶり!」っていう感じだっていうことですよね。
「『今年も会えたね!』って思いますね。」
●それはたまらないですね!
「また、去年までやんちゃな感じで遊んでいたイルカが、今年は落ち着きがでてきたりしますし、十歳ぐらいのメスのイルカが赤ちゃんを産んでいたりして、様々な成長が見られるので、面白いですね。」
●個体の識別はどういった感じでしているんですか?
「御蔵島では、観光協会などが主体となって調査をしているんですが、背ビレ胸ビレ尾ビレの欠けや体の傷、口がしゃくれているといった特徴で名前を付けています。例えば、背ビレの前側が欠けていたら“マエカケ”とか、後ろが欠けていたら“アトカケ”といったような、分かりやすい名前が付いています(笑)」
●そうなんですね(笑)。マエカケに再会したら、「マエカケ久しぶり!」みたいな感じでコミュニケーションを取ったりするんですか?
「そうですね。こっちから勝手に話しかけています(笑)」
●(笑)。それは鈴木さんにとっても楽しいでしょうし、イルカにとっても嬉しいことなのかもしれないですね。
「一時期、いつも遊びにくるイルカがいたんですよ。」
●そのイルカはなんという名前なんですか?
「個体識別調査では、ホッペに傷があるので“ホッペちゃん”という名前なんですが、本当にラブラブでベッタリとくっつきながら遊ぶので、“ラブちゃん”とずっと呼んでいました(笑)。もうマスクがぶつかるぐらい近くにいたので、他のイルカと遊んでいるときの距離とは全然違うんですね。」
●それは、鈴木さんのことが大好きだったんですね!
「本当に近くて、『すみません、前が見えないんですけど』っていうぐらい近かったですね(笑)」
●「ラブちゃん、どいて」みたいな感じですね(笑)。
「あと、他のイルカと遊んでいると、割り込んできたりするんですよ。」
●それって、まさにヤキモチですね!
「イルカにも、そういう感情があるみたいですね。他のイルカと泳いでいると、私とイルカの間に割り込んできて、そのイルカをかじってどけようとしたりしてましたね。」
●恋人関係のようですね(笑)。ラブちゃんは今も御蔵島にいるんですか?
「はい。ゴールデンウィークに、今年初めて御蔵島に行ったんですけど、そのときにもちゃんと会えました(笑)」
●きっと、ラブちゃんにとっても、楽しいゴールデンウィークになったでしょうね(笑)。
鈴木さんが目撃した異様な光景
※鈴木さんは、御蔵島でイルカのこんなシーンを目撃したそうです。
「イルカが死産の赤ちゃんを運んでいるシーンを目撃したことがありました。先ほども言いましたが、御蔵島の周りにはイルカが100頭近くいるんですが、一頭の母イルカが死んでしまった赤ちゃんを運んでいて、その周りには島中のイルカが囲むように泳いでいたんですね。しかも、私が海に入ったときから、そういう異様な雰囲気だったんですよ。 周りを囲んでいたイルカが『カン、カン』と、顎を打ち鳴らす音をあちこちで出したり、バブルリングという泡をボコボコと出していたりしていて、『一体何があったんだろう!?』と思っていたら、母イルカが赤ちゃんを運んできていたんですが、赤ちゃんはグッタリとしていて、既に死んでしまっている状態だったんですね。」
●なぜ、他のイルカは周りを囲むような行動を取ったんでしょうか? 弔っていたんでしょうか?
「弔っていたようにも見えましたし、個体識別調査の結果、囲っていたのはオスのイルカが多かったので、赤ちゃんが死んでしまったから、そのメスとの次の交尾を狙っているオスが囲っているんじゃないかという説もあるんですね。明確な理由はハッキリと分かってはいませんが、その光景は、島中のイルカが集まっているような感じでした。」
●不思議ですね。まだまだ私たちが知らない生き物の生態って、たくさんあるんですね。
「ちなみに、今年のゴールデンウィークに行ったときには、その母イルカが新しい赤ちゃんを産んでいて、その子は元気に育っていたので、『よかったね!』って思いましたね。」
●御蔵島にずっと通っているからこそ、見続けられることもあるんですね。
YUKI’S MONOLOGUE ~ゆきちゃんのひと言~
愛くるしいその姿で私たちを癒してくれるイルカ。そんなイルカは、私たち人間と同じように個性があって、私たちと同じように日々色々な事を感じて、考えて生きているのかもしれないですね。私もイルカは大好きなんですが、野生のイルカにはまだ会った事がなかったので、鈴木さんのお話をうかがって、ますます会ってみたくなりました。
—————————————————————————————–
ありがとうございました!
私は放送日、御蔵島にいたのでみんなで聴きました♪
オーシャナHPに詳細な御蔵島ツアーレポートを書いています。
→ レポ1 http://oceana.ne.jp/from_ocean/23954
レポ2 http://oceana.ne.jp/from_ocean/23976
ツアー内容http://oceana.ne.jp/from_ocean/23906
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この週末は、ocean+α オーシャナ(スキューバダイビングと海の総合サイト)主催の御蔵島ツアーにゲストとして参加してきました。
楽しい東海汽船の船旅を経て辿り着いた御蔵島は、大雨と霧、雲に覆われ幻想的な姿でした。
普段は見られない滝があらゆるところから噴き出し、突風で滝が霧へと変わります。
そして入った海。
雨で流れ出した土の影響と黒潮が離れていたため、海は濁っていましたが、たくさんのイルカに遭遇!
ゆったりと群れで泳いでいました。
そしてピーピー言いながら遊んでくれたイルカ!
口をパクパクしてました♪
水面で遊んでいると、下で立って、遊ぼうよ~!と言っているイルカ発見!
しかし濁っていてみんなあんまり気がついてないよ?笑
この日一番遊んでくれたイルカ。
真新しいダルマザメの傷が痛々しい。
イルカが夜、深い海へと捕食に行った際に、ダルマザメという小さなサメにかじりえぐり取られた傷です。
この傷が残ると、いずれ個体識別の指標になります。
「こしゃくれ」という名のイルカです。
しゃくれすぎて閉まらなくなっていて、前から見るとこんな感じ!
こしゃくれ!!
横から見ると、しゃくれてるのが良く分かる~
こしゃくれはカメラ大好き、人が大好き、よくカメラの前にぐいぐい割り込んできます!
こちらは「はた坊」という名のイルカ。
5年ほど前に、ひもが絡まってその後尾ビレの右側を失いました。
ですが、野生の力はすごいものです。
尾ビレの少し前が右へと曲がっているのが分かりますか?
右側が失われた分を、そこを曲げることによって、バランスよく水をかくように変形させて、元気に泳いでいます!
ワイルドだろぅ?
濁った海では、あちこちからイルカが現れたり、 こんな風にのぞきこんできたり、とても楽しい時間を過ごすことができました。
photo by Ayano Suzuki
ありがとうございました!
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■6月9日(土) 18時~19時 bayFM78 「NEC presents THE FLINTSTONE」ラジオ出演しました♪
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カマイルカに会いに行ってきました!
野生のカマイルカと初対面です。
青森県の津軽半島、陸奥湾。
カマイルカの群れの奥には、下北半島の秘境の山々。
美しいフォルム! カマの背びれ!
いやぁ、かっこいいです!!
そして、夕方、海が凪ぎ・・・ カマイルカたちが、船の舳先の波に乗って遊び始めました。
つるつるの海面に、私たちと空と鳥が映り、水中を泳ぐカマイルカが海を透けて見える。
時折、呼吸をして、横目でちらりとこちらを見る・・・
海の水は、どこまでも凪ぎ、まるで水のヴェールのようにカマイルカの流線型の体を覆う。
あぁ、本当に夢のようなひとときでした。
photo by Ayano Suzuki 手を挙げているのも私です! カマイルカと自分撮り♪
このひとときをおすそわけ。
一眼レフ、Canon EOS 7D動画です。
「野生のカマイルカ、青森陸奥湾、凪いだ海で魅惑のバウライド」
↑ Youtubeにアップしました。 movie by K. Fukuda
青森は海鮮もご飯もお水も空気もとても美味しく、いやはや贅沢な旅でした。
山盛り生ウニ、新鮮なお刺身、メカブ、なまこ、イカハンバーグ、ほっけ・・・
東北の幸におなかいっぱい、胸いっぱいです。
ありがとうございました!!
この季節、陸奥湾の中にたくさんのカマイルカがやってきます。
青森県内のフェリー「かもしか」などからも、カマイルカに出会うことができます。
7月頃までは結構な確率で遭遇できるそうなので、涼を求めて行ってみてはいかがでしょう~
■6月9日(土) 18時~19時 bayFM78 「NEC presents THE FLINTSTONE」 ラジオ出演します~♪
収録は無事終わりました。 写真はパーソナリティーの長澤ゆきさんと。
鈴木あやの・御蔵島スペシャル ドルフィンスイムツアー! なのです。
http://oceana.ne.jp/tour/16501 台風のうねりが残りませんように!
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つづき。
今年初の御蔵島。
GW後半は荒天にて、海に出られず船も就かない日が続きましたが・・・
GWが開けた平日。
吹き荒れていた風が止みました。
白波も無くなり、晴天の中、いざ海へ。
そして出迎えてくれた野生のイルカ達。
お腹を上にして、「待っていました~!」 とばかりに遊びに来たイルカ。
photo by Ayano Suzuki, Olympus PEN-Lite E-PL2
黒潮も入り、透明度の高い澄んだ明るい海。
あぁ、御蔵島だ。
5ヶ月振りの御蔵島。今年もこの海と野生のイルカ達に出逢えた。
ありがとう。
そして、凪いだ穏やかな海にて、水面でイルカと瞳を合わせ、ゆっくりと共に泳いだ。
ほら、こっちを見ている・・・ 水面には、イルカの姿が映る。
photo by Ayano Suzuki, Olympus PEN-Lite E-PL2
今回の御蔵島の海。
クラゲやいろんな浮遊物にも出逢えました。
こちらは初めて出逢った生き物~♪
photo by Ayano Suzuki, Olympus PEN-Lite E-PL2
脊索動物門の尾索動物亜門、浮遊して生きている「サルパ」の一種です。
世の中には不思議な面白い生き物がいっぱいいるものです。
そして、今年生まれの赤ちゃんイルカにも出逢うことが出来ました!!
いやぁ、おめめぱっちり、くりっくりで本当に可愛かった~♪
photo by Ayano Suzuki, Olympus PEN-Lite E-PL2
元気に育って欲しいものです。
生まれて2週間程度の小さな赤ちゃんは、興味津々、何度も何度も戻ってきては、勢いよくくるくると周りを回っていました。
2012.6.7木夜-10日には、スキューバダイビングと海の総合サイトocean+α 「オーシャナ」主催の
鈴木あやの・御蔵島スペシャル ドルフィンスイムツアーが開催されます!
http://oceana.ne.jp/tour/16501
木曜夜出発、まだ空きがあるようですので、興味のある方はオーシャナへお問い合わせください。
よろしくお願いします。
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昨日の金環日食、素晴らしかったですね!
私のいた東京都内では、朝は雲っていたものの、日食が始まってから空が晴れていき、
金環日食のその瞬間は、日食グラスを使って、眩い細い太陽のリングを観察することができました!
感動的でした。
photo by Ayano Suzuki
うちの甥っ子も、うわぁ・・・と驚き、「指輪みた~い!」と。
4歳ですが、記憶にしっかりと刻まれたことでしょう。
ピンホール現象を利用して、欠けていく太陽の形を投影して遊びました。
イルカの絵を描いたり、文字を書いたり。
楽しいですね。
時折雲の中に隠れ、雲と薄い太陽も幻想的。
素晴らしき天体ショーでした!
ありがとう!! 2012.5.21
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明日はいよいよ、金環日食ですね!
2012年5月21日(月)
金環日食 最大食分 0.97(東京)
部分食の始まり 6時19.0分
金環食の始まり 7時31.9分
食の最大 7時34.3分
金環食の終わり 7時36.8分
部分食の終わり 9時02.3分
金環日食をどこで見ようか、スカイツリーと絡めて撮影しようか、などいろいろ考えましたが、 私は都内の実家の庭で、家族で見ようと思います。
木漏れ日の丸が、三日月、金環輪っかに変化していく様子を、甥っ子4歳と姪っ子2歳にも是非見せたいのです。
皆既日食のように、真っ暗になって夕焼けが出たり星が出たりはしないだろうけれど、それでも太陽が欠けていく様は、記憶に残るはず。
こちらは2009年7月22日、世界自然遺産小笠原諸島の大海原の上で見た、皆既日食のスライドショー作品です。
http://www.youtube.com/watch?v=L-KCSJeYoIo&feature=BFa&list=UUKFS8sFtAMEzFnDQIWDR3WQ
水平線は夕焼けに染まった。上に見えるは皆既日食の太陽、周りが光っているのはコロナです。
photo by Ayano Suzuki
小笠原の海で、皆既日食を見ることができたこと、それは、私が今の道へ進んだ転機となりました。
奇跡のように凪いだ小笠原の海の上で、望遠レンズと広角魚眼レンズを用いて撮影。
そしてそれをスライドショー作品としてまとめ、発表した。
映像祭でグランプリを頂き、初の個展開催の権利を頂いた。
ちょうど私がJunkStageのコラムを始めた時のことでした。
初の投稿、自己紹介と
http://www.junkstage.com/ayano/?p=282
2回目の投稿、五反田映像祭でグランプリを頂いた話でした。
http://www.junkstage.com/ayano/?p=20
懐かしいです。
さて、明日の天気予報は曇りではありますが、
晴れればピンホール現象で木漏れ日で太陽の形を見たり、太陽の欠けていく様を観察したり、
曇れば裸眼でも太陽の欠けている様子を見ることも出来ます。
photo by Ayano Suzuki
こちらの写真も、小笠原で見た皆既日食の際、
99%太陽が欠けた頃、雲がやってきて裸眼で三日月型の薄い太陽を観察出来たときの写真です。
雲は虹色に染まっていました。
楽しみですね♪
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野生のイルカの暮らす島、御蔵島のドルフィンスイムは、3月15日から11月15日まで許可されています。
ただ、冬や春は天候が安定せず、小さい桟橋が一つしかない御蔵島は、船の欠航率がとても高くなります。 冬は1週間に1回ぐらいしか就かない時もしょっちゅう・・・!
それでも、4月に入り、就航率は大分高くなり、GW前半の海はとても落ち着いていたようです。
私は、
・4/6金,7土,8日はマリンダイビングフェア2012にて、オリンパスフォトセミナー講師担当(池袋サンシャインシティ)
・4/14土、「マリンエイド」東日本大震災復興支援チャリティーイベント@赤坂ブリッツ参加
・4/21-28、初のモルディブへ、ダイビングクルーズ(この話はいずれ書く予定)
・4/27-5/6 アクアリウムジャーニー2012 写真展示・映像展示協力@神奈川県あーすぷらざ
・4/29日、5/3木、トークショー参加
などなどあったため、GW後半に今年初の御蔵島を予定していました。
GW後半、全国的に見事に低気圧直撃、荒れましたね。
5/2東海汽船、御蔵島朝着岸。八丈島欠航。御蔵島で折り返し。
5/3東海汽船、出港せず。(三宅島・御蔵島・八丈島欠航)
5/4東海汽船、朝昼共に御蔵島欠航。三宅島も朝欠航。
5/5東海汽船、朝昼共に御蔵島欠航。早朝三宅島で下船して漁船チャーターにて御蔵島へ。御蔵島に辿り着くも、イルカ船は午前午後ともに欠航。
5/6早朝イルカへ。
すごい波の中、桟橋を出てすぐにイルカの群れに会える。
水中で会えたのは1頭のみ。
その1頭が遊んでくれたー!
1分半ぐらいだったけど、今年初御蔵島イルカ、楽しかった♪
エントリーは1回のみ。
その後は波との格闘。港に帰れないほどの波。
他の船はイルカ水中では会えず。8時に出たイルカ船もイルカ0(ゼロ)。
まぁ御蔵島は天候が荒れるとこんな感じです。天候が数時間単位で変わることもあり、突然の嵐になることもあります。
GW中、海に出られない日は、風は強いものの晴天だったので、山の散策などもしました。
木漏れ日が本当に綺麗で、川のせせらぎ、鳥の声、木々のざわめき、 御蔵島は山も本当に素敵です。
海に出られずとも、とても楽しい~ 御蔵島~♪
(イルカに会いたくて初めて御蔵島に来た人にとっては、とても辛いと思いますが・・・ω)
その後、海は回復する天気予報だったため、私は御蔵島に残りました。
5/6午後のイルカ船は欠航しましたが、その次の日からは、本当に素晴らしい海が待っていました。
・・・つづく!
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