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2017/03/01

ガチバーン映画祭Vol.13、2月26日(日)の上映は映画2本と短編ドキュメンタリー1本でした。作品は「4Dマン 怪奇!壁ぬけ男」、「太陽の怪物」、そして『「戦慄!呪われた夜」の裏側』。

2月26日(日)上映2作のチラシ

今回はポスターとチラシの到着が1月下旬。去年の第一回上映「スタークラッシュ」の時と比べて3週間ほど配布や掲示が遅れていました。到着してからの1週間くらいは1日のうちどこかで時間を作って各所を回り、計200ヵ所ほどの様々なお店や施設に配って歩きました。

ポスターもチラシもレトロな雰囲気でインパクトもあり好評で、行く先々の多くで「今回もすごいね」と喜んでもらえました。居酒屋さんの場合、にぎやかな上にお客さんも多く、インパクトのあるガチバーン映画祭のポスターやチラシも隅にひっそり。小さめのスナックやバーでは居合わせたお客さん達がチラシやポスターを見ながら映画談義が始まったり。沖縄特有のアメリカンな空気を感じさせるお店では置かせてもらった瞬間から内装の一部のように馴染み。店の入り口にポスターを貼ってくれるラーメン屋さんでは「お客さんが、よく話題にしてますよ」と、うれしい報告をしてくれたり。

チラシを置かせてもらい、ポスターを貼ってもらいに行くだけで客ではないのに、多くの人達が「顔なじみ」として歓迎してくれます。間が悪く忙しい時に邪魔してしまい、本当に申し訳なく思うこともあります。不愉快な思いをさせてしまった方々には、この場を借りてお詫びします。そして忙しい中で応対してくれる皆さんには感謝してもしきれません。

そんな皆さんの応対に接していて思うのです。「みんな、案外、映画の話をしたいんだな」と。誰もが何らかの思い出の作品があり、時間があるならそんな話をしたいよ、という思いが伝わってくるのです。せわしない日常の中で、「映画の人」みたいな存在の僕が、妙なポスターやチラシを持っていくと、話せる時は5分、10分と話し込んでしまったり。これも結局、ゆとりのある時間をもらってしまって申し訳ないなと思いながらも、本当に楽しいものです。

2月の2作と3月の2作、4作品を並べたB3ポスター

そして、こうしてチラシやポスターを受け取ってくれた皆さんに少しでも恩返しになればと思い、ガチバーン映画祭のフェイスブックのページの「写真」のタブに「街角ガチバーン」というアルバムを作り始めました(これは随時更新していきます)。それぞれの写真にお店の名前や住所を入れるようにしているので、ネットで沖縄観光の予習をしているといった人には少し参考になるかもしれません。

この街角ガチバーンには、もう1つ思いがあります。昔、映画のポスターは街角のどこにでもありました。10分も商店街を歩けば、それがどこの町でも、どこかに映画のポスターがあった。通学路、駅のホーム、タバコ屋さんの店先…。色々な所に立て看板があったり、掲示されていたり。そういう光景は、だいたい昭和のどこかに消え去ってしまいましたが、ネットのアルバムで映画のチラシやポスターが見える風景を眺めていると、そんな昔を少しだけ感じられるかな、と思ったりします。

2017/03/01 01:26 | ochiai | No Comments