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ようやくAAA(アプネア・アカデミー・アジア)フリーダイビングインストラクター検定に合格しました!とはいえまだまだ未熟者。ようやくスタート地点にたった、というところです。
2年前の5月、エジプトのシャルムエル・シェイクにて地獄の合宿?アプネアアカデミーのインターナショナルの検定にはどうにか現地合格していたのですが、あくまでこれは基本的技術の認定。国内で実際にインストラクターとして活動するにあたってはこれに加えて実際に「指導する」という経験と技術が必要になります。私はエジプトから2年以上の期間色々な研修に見習いとして参加し、先日これまたハードなIQ(イントラ認定)合宿を経て、やっと合格印を頂きました。
こちらがほぼ不眠不休だった、IQの様子。
口述試験。「今更当たり前」と思っていることを噛み砕いて、正しく、わかり易く、楽しく、伝えます。・・というのが難しい。。130%の知識のエッセンスを一番わかり易く。営業やPRなど仕事柄しゃべることには慣れているつもりの私ですが、5分終るとダメだしの嵐。皆でダメだしをしながら何度も何度もトライ。毎晩この準備で寝る間が本当になかった。
海、プールでの実技指導。限られた時間で、メニューを組み立て様々なレベルのメンバーに指導します。イントラ大先生・先輩達が、あの手この手で「困ったケース」を仕掛けて来ます。この時の目配り気配りはまだまだ、経験を積まないと。
フリーダイビングはまだ発展途中のスポーツです。いまだ未知のことも多く、まだ自然の中行うためリスクもあります。長年ノウハウが蓄積され、メソッドが確立されているスキューバダイビングと異なり、指導者団体も試行錯誤をしながら、安全にフリーダイビングを普及させる方法について、切磋琢磨しています。インストラクター取得のハードルは高さは、とても大切なことだと思います。私も今回のIQを通して足りないところ、課題を良く認識出来ました。このあと更にこの部分の研修を受けてじりじりと進んで行きます。たぶんこの先ずっと修行なんだろうな、と思います。
私がフリーダイビングを競技として始めたのは7年以上前。たぶん人より沢山失敗してもがいて来ました。(あ、今でもか)どーんと落ち込んだ時に、尊敬するフリーダイバーで、イントラの先輩であるみみずんがいつも私に
「ムッチーのこの経験は、後輩に伝える時の宝物になるんだよ」
と励ましてくれました。今この言葉の重みを改めて噛み締めています。
人に何かを伝える。これは小手先では絶対ごまかせない。泳ぎ方、潜り方を見ると何だかその人の性格や人柄までもわかりますからね。技術や知識だけでなくて「自分がどうフリーダイビングと向き合って来たか、向かい合っているか」そのことがとても大事だと思っています。
これは2年前のシャルムの写真。「自分の中の内なる海」を見つめなさい、と繰り返しお話ししていたウンベルト師。このときは居眠りでブラックリストの一番上にいつも名前を書かれていた私ですが、、心を新たに頑張ります!
というわけで、まだまだイントラのひよこですが、フリーダイビングを正しく楽しく、広めるという活動にこれまでより少し多く関わって行きたいと思います。
これまでも、これからも一番大切にしたいことは
「海の中・水の中って本当に素晴らしい!!」
と自分が心から思い続けることです。
これから冬にはなりますが、どんどん潜ります^^) みなさま、よろしくお願いします。
Photo by Megumi Matsumoto