<たくさんの人たちが屋久島を訪れて欲しいので、広めて頂けると嬉しいです>
すべては、この写真から始まった。
お互いに自分の世界を生きているだけなのに、目に見えぬところで共鳴し、影響し合い、繋がり合っていく。
それはこの時代に求められる再び宇宙と繋がるためのいにしえの秘宝
クンルンネイゴンの正当な継承者 伯井由紀先生が自身のFacebookに載せてくれたことによりこの写真は海を越え、言葉を超えてカナダ、シンガポール、イスラエル、アメリカなど世界中の人々のもとに届けられた。
“これぞクンルンパワーだ!”
世界中から大きな反響があり、さらに伯井先生の日本にいる生徒さんたちから
“クンルン凄い!”、 “私も屋久島のエネルギーを感じてみたい!”
そんな多くの声が上がったことにより今回の「クンルンネイゴン 屋久島リトリート」が決まっていった。
先生にとって今回で3回目となる屋久島
まずは益救神社へ行って旅の安全と天からの導きがあるようみんなで祈願した。
そして大川の滝へ
この滝壺には、龍神様が住んでいるという云われがある。
クンルンもその人自身から涌き起こる蛇のエネルギーで龍とも繋がりが深い。
まずはこの滝の前に立って、全身で水しぶきを浴びながら瀑風と共にやってくる龍神様が体を突き抜けていくのを感じてもらう。
これもまた一種の禊(みそぎ)、冷たい川や滝に打たれるのと同じように心や体にまとわりついた余分なものを削ぎ落し、聖なる水で身を清めることによって魂を浄化させる儀礼のようなもの。
さらに地中の養分やミネラルを豊富に含んだ屋久島の湧き水を飲んでもらう
体の中を屋久島の聖水で満たすことによって、森や大地、木々や草花、動物たちの中に流れている水同士が共鳴し合い、繋がりやすくなる。
Earth tribesのツアーでは森に入る前に、まずこの2つのことを心掛けてもらう。
これをするかしないかで森に入った時の繋がり方が全然変わってくる。
そして2日目から、いざっ森へ
屋久島には、北は北海道から南は沖縄までのあらゆる森がこの小さな島の中に存在しているとされる。
ここは、蔦が木や岩や大地を覆い尽くす南国ガジュマルの森
みんながイメージする屋久島の苔むした森とはまた全然違って、ここに連れてくるとみんなこの島の奥深さに魅き込まれてしまう。
苔むした森が「もののけ姫」だとすると、こちらは「天空の城 ラピュタ」
どちらも現実世界を飛び越えて、物語りの世界に迷い込んでしまいそう。
みんな先生のこんなお茶目な一面を見て親近感を覚える。
だからこそ壇上に立った時の姿を見た時、素直に凄いと感じてしまう。
これが何日も共にするリトリートの魅力でもある。
みんなクンルンをやっているだけあって、一人一人がしっかりと自分の世界をもっている。
木の声に耳を傾けたり、何億年と生きてきた岩がもつ記憶に触れてみたり、大地と繋がるための行を始めたりと、ガイドとして引率していても全然前に進めな~~~い。
そこで早々にすべての予定を変更し、一人一人が自分の物語りを生きれるように森で過ごす時間を増やすことにした。
みんなこの森を通して自然の大切さを学び、人と自然が共生していくこれからの生き方を見いだしていく。
ガジュマルの蔦に覆われた岩屋
細い蔦に気をつけながら中に入ってみると……
そこは音のない静かな世界
何千年と変わることなく生きてきた太古の鼓動が聞こえてきそう
ひんやりと冷たい大地に腰を下ろしてみんなで手を繋いだ。
手のひらを通して伝わってくるあたたかいぬくもり
自然と目を閉じて、一人一人の中を流れていくエネルギーを感じてみる。
“みんな繋がり合っている”
胸のあたりがじんわりとあたたかくなるのを感じ、至福の気持ちで目を開けてお互いを見つけ合った。
昨日会ったばかりなのに、時間も空間も飛び越えてもう繋がっているね。
出逢えたこと、心からありがとうの気持ちでいっぱいになった。
お腹も減ったしここでランチタイム
みんな裸足になって水と繋がり、大地と繋がり、自分自身と繋がっていく。
僕はというと……
足先だけではもの足らず、勢い余って滝行 !!
実際、屋久島でも12月の川の水はかなり冷たい。
しかし冷たさを冷たさとして捉えず、寒さを寒さとして捉えない
あるがままを受け入れることが出来れば心地よくすら感じられる。
体、心、魂の解放
中心から開かれていくことを実感できる。
でもここまでくると、ほとんど化け物
そして流れに身を委ねていく。
それは人生と同じ、泳ぐことなく力を抜いて浮けばいい…..
今回のリトリートの主催、キムチィこと木村さん。
自身でAITREE というスピリティアルなサイトを立ち上げいろいろな先生や講師によるワークショップや講演を開く傍ら、VOICEというスピリティアルな会社のコンサルタントもやっている。
昨年の8月17日、星波(セナ)という天からの贈りものを授かり晴れて一児のパパとなった。
森の中で食べるお弁当は本当に美味しい。
食後は屋久島で採れた紅茶やハーブティーなどあたたかいものを飲んでほっと一息。
お腹もいっぱいになったことだし、後半戦スタート。
今回一番年配だった和さん
手を貸したり声をかけ合いながらみんなで一緒になって一つ一つの障害を乗り越えていく。
「私なんかがいるせいで、みんなにご迷惑かけてばかりで……」と最後まで謙虚な和さん
迷惑をかけるどころか和さんがいてくれたおかげで一人一人の心の中に助け合う優しい気持ちが芽生え、みんなの心が一つにまとまっていく。
来年も是非また参加してくださいね。
そして手を取り合って海を見渡せる岩の上にみんなで登った。
前を見ればどこまでも続く綺麗な海、後ろを振り返ると豊かな森
屋久島の大自然にみんな大満足
そして今日の最終目的地、いざっガジュマルおじいちゃんの元へ
僕は屋久島にある出逢った木の中で、この木が一番だ~い好き。
行くたびにいつも僕をあたたかく迎えいれ、優しく包み込んでくれる。
みんなも自然とおじいちゃんに抱きついて出逢えた喜びの気持ちを心から伝えていた。
こうして一人一人の中に木という存在が単なる“物”としてではなく、しっかりとした意識と心をもった同じ“仲間”なんだという気持ちが芽生えてくれれば、僕たち人間は“森の守り人”としてこの先とっていく行動は自ずと分かってくるだろう。
お猿さんまで遊びに来てくれている。
みんなの気持ちが最高潮になった頃、伯井先生の導きによってクンルンネイゴンは始まった。
それぞれが自分と共鳴する場所を見つけ、まずは木と繋がるための行をおこなう。
やがて内から涌き起こるエネルギーに身を委ねて、一人一人が自分の世界に入っていく。
お互いが自分の世界を生きているだけなのに、目に見えぬところで共鳴し、影響し合い、繋がり合っている。
やがてそれぞれのエネルギーは森や大地や太陽を巻き込んで光となって一つに解け合っていく。
しばらくの後、一人一人がまるで生まれ変わったようなすっきりとした顔で帰ってきた。
ガジュマルおじいちゃん本当にありがとう、森も海も川も、鹿さんも猿さんもすべての繋がるものたちに心からありがとう。
また帰ってくるね。
森の後は家から歩いて10分の温泉で汗を流し、我が家で囲炉裏を囲んで晩ご飯
もうみんなお腹ぺこぺこ
恵美香の作るものには愛がある。
美味しさを超えて伝わってくるものがある。
人が集まる中心に、いつも火があるというのはいいもんだ。
火(アペフチカムイ)は人と人を繫げ、どんな時でも中心(原点)へと戻してくれる。
食事の後は、エチオピアと屋久島の写真をスクリーンに映し出して上映会をした。
人類が生まれた祈りの大地 エチオピアを、そして世界に誇れる屋久島の森を、共にみんなで旅をした。
見てこのバカでかいクワズイモ
泊まっているパッション館の目の前の道でこんなものが普通に自生していることにみんなびっくり !!
まるでトトロの世界、これなら多少の雨でも大丈夫そう…..
3日目は昨日とは打って変わって苔むした森
短い滞在期間でも屋久島の濃い~世界を体感できてしまうというのもトータルナビゲートだから出来ること
コースはいろいろ、年配者や体力に自信のない方でも整備された気軽に歩ける道だってたくさんある。
どんな人でも、短い時間でも、奥深い苔むした森を感じられるのは屋久島のいいところ。
こうして岩の上にも植物が根を張って生きていけるのも苔が苗床となって成長を助けてくれているため。
みんなお互いに助け合い支え合ってこの森は生きている。
森の中でみんなで一緒にお昼ご飯を食べた後は、宿に帰ってゆっくりする人とオプションとしてさらに深い森に行く人とに分かれて行動した。
オプションで参加してくれた人は5人中3人でいずれも僕よりも若い人たち
みんな水を得た魚のように元気いっぱい黙々と森を歩き始めた。
何を見ても興味津々、目で見るだけでなく触れて嘗めて抱きしめて全身を使ってこの森を感じてくれる。
株の中に妖精が……
表から見るだけではなく裏から見てみると、また違った世界が見えてくる。
この木はヤマグルマによって支えられていた。
一つの木に着目しゆっくりじっくり見てみることで、この木の生きてきた軌跡(奇跡)を感じることが出来る。
そしてそれを想像していくこともまた森を歩く楽しみとなっていく。
大きさや樹齢、名前があるかどうかなどの外的な要素だけで森を見てしまうと、素晴らしい木々たちを見落としてしまう。
大切なことは目的ではなく、そのプロセス
Earth tribesツアーではそのことに重点を置いて、五感をフルに使って森を歩いてもらう。
視点を変えてみると、いろいろな世界が見えてくる。
“蛇紋杉”
自然が創り出すアートはいつも完璧
人はどこまでその世界に近づけるか?!
僕が伝えたい世界を端的に言うと、エチオピアもインドも、アイヌ結婚式やウレシパモシリなどのお祭りも、僕が撮る写真たちもすべてこの蛇紋杉の中にある。
自然はいつも僕たちの先生となって大事なことを思い出させてくれる。
もうすべてが美しすぎてうっとりしちゃう。
“精霊の泉”
この時すでに違う世界に生きている自分がいる。
きっとその瞬間、存在している次元がすでに変わっているのだろう。
ここは七色の光の世界
肉眼では捉えられないだけで、すでに僕たちは光の世界に生きているんだね。
“光の世界へ”
すべては一人一人の意識、そして選択、さらにはこれから取る行動にかかっている。
世界を創造していくのは紛れもなくあなた自身
光の方へ、わくわくどきどき(wake wake,docking docking)しながら歩いていきましょ
今回初めてとなったクンルンネイゴン 屋久島リトリートは大成功で幕を閉じ、ここに確かな礎を築いた。
伯井先生に導かれるように、一人一人が深い意味を持って必然的にこの7人がここ屋久島に集まってきた。
僕たちはそう感じていた。
それを形で表したいと僕たち3人は考え、探し歩いた。
そして7つの星が輝く台座の上に、7つの水晶
それと出逢った時、これはまさに今回の7人の繋がりを象徴するもの
リトリートの最終日、屋久島の聖水で清められ先生のエネルギーが込められたその水晶は、まるで師が弟子に大切なものを継承するような形で一人一人に手渡された。
そして僕には、この7人が帰ってくる場所としてこの台座が手渡された。
それはカムイ(神様)が出入りする東向きに設えたアイヌの祭壇の中央に置かれ、いつでもみんなが帰って来れるように光を放ち続けている。
そう、ここは帰ってくる場所
必然的に招かれたものたちは、ここに妙な懐かしさを感じ、再びここへと帰ってくる。
“クンルンネイゴン”
それはこの時代に求められる再び宇宙と繋がるための秘宝
< 興味がある方は是非ご体験下さい。>
☆クンルンネイゴン、伯井先生による個人セッション
【伯井由紀(鳳崙) プロフィール】


こ の「泊まりがけ黒味岳撮影ツアー」は、巨木のたたずむ 苔むした森から始まって日本最南端の高層湿原、そして木の生育を拒むヤクザサ帯を通って360度この屋久島を見渡せる大パノラマの黒味岳山頂と、高度に よって刻々と姿を変えていくさまざまな自然の景色を全身で感じることが出来るEarth tribesのイチオシのツアーです。
秋の屋久島は紅葉が綺麗で山歩きには一番いい季節。
たくさんの人が屋久島に来てくれることを願っています。
( http://www.watarigarasu.org )
世界放浪の時の写真や文章、スーフィー巡礼からキックボクシング時代の写真なども載っていますので是非覗いてみてください
Bringer of the light Dai
<たくさんの人たちが屋久島を訪れて欲しいので、広めて頂けると嬉しいです>
兄ちゃんと奥さんの美奈子さんが屋久島にやって来た。
美奈子さんは初めての屋久島、兄ちゃんは自分の原点ともなるこの島に14年振りに帰ってきた。
せっかく来たのなら山の中で寝てみたいと屋久島三山の一つであり屋久島を代表する奥岳、黒味岳(1831m)に泊まりがけで登りに行った。
残念ながら恵美香と愛虹香は家でお留守番、今度は連れていってあげるね。
一日目は祝福の雨
雨が降ると苔たちが生き生きとし森全体がエネルギーに満ち溢れていく。
龍神様が二人のことを歓迎してくれているね。
まるで沢登り、どこもかしこも歩く道が川や滝となっている。
ほんとにここは水の島だね。
泊まりがけ黒味岳ツアーのいいところは登山口から山小屋まではゆっくりと歩いても1時間ちょっとで行けるところ。
どんなに土砂降りだろうと1時間くらいならそれもすべて楽しめちゃう。
屋久島に来たのなら雨の森を体感しないともったいないと3人とも大はしゃぎ。
黒味岳は日帰りでも登れるけど泊まりがけはまた格別
このコースなら屋久島に昼過ぎに着いたって、初日からいきなり夜の深い森を体感することが出来る。
滞在日数が少ない人には短い時間で屋久島の深いところと繋がれるからオススメです。
ろうそくの炎で浮かび上がる夜の森はまた全然違った世界、時間や空間を飛び越えて深い意識の旅に導いてくれる。
尋ねてみるとほとんどの人が山小屋に泊まった経験や森の中で夜を過ごすような体験をしたことがない。
だからこそここではこれまで経験したことがないようなことをみんなに体感してもらいたいと思っているんだ。
さっきまであんなに降っていたのに、急に雲が割れてお月様が顔を出してくれた。
僕たちは真っ暗な夜の森を抜けて川に架かる橋の上でその月を見上げた。
もうすぐ僕の34歳の誕生日
僕をこの世に産み落としてくれた天国にいるお母さん、そして自分のことよりもまず家族の幸せをいつも願ってくれているお父さんに心からありがとうと伝えたい
僕も兄ちゃんも共通して言えることは家族が大好きだということ。
この世を去っていく最後の最期までお母さんは子供たちに精一杯生きていくということを伝えてくれた。
今の僕たちがあるのもお母さんがいつも大きな愛で見守ってくれていたから。
僕たちはこの人から大切なことをたくさん教えてもらった。
そして今でもお母さんは僕たちの心の中に生きている。
僕たちはこのお父さんとお母さんの元に生まれてくることを自分で選び、この家族としてこの世界にやってくることを決めてきたんだ。
こうして頂いた“いのち”、今この瞬間を精一杯心から楽しんで生きたいと思ってる。
最高の幕開け、今年もきっといい一年になるぞ!
朝起きると世界はいっそう美しさを増し、森全体がまるで生まれ変わったようにきらきらと光り輝いていた。
新たな世界が幕を開け、僕たちは最高のスタートを切って山小屋を後にした。
昨日月を見上げた橋の上で、突然兄ちゃんの中に眠っていた記憶が甦ってきた。
14年前、朝靄の中で川辺を歩いていた一頭の鹿と静かに見つめ合った神聖な時間
目には見えない何か特別な空気がそこには流れていたという。
そこで写した写真にも縄文杉を取り巻いていたあの青いベールが写り込んでいた。
雨上がりの後の光が差し込んできた朝の空気はとっても澄んでいて、呼吸するたびに心の中まで綺麗になっていくように感じる。
完全に森と同化しちゃってる。
昨日の雨でそこら中に水たまりが出来ていて、その水面に写り込むもう一つの世界に魅き込まれてしまいそう
目に飛び込んでくるすべての世界が朝の陽の光を浴びてキラキラと輝いている。
緑に彩られた森の中の道を歩きながら苔に触れ、木々と話しながら僕たちは奥へ奥へと進んでいった。
朝日に照らされて森は黄金色に輝き始める。
普段日本中の木材を扱い、いろいろな種類の木を見ている兄ちゃんでさえ屋久島の森には驚かされるという。
杉一つとっても杉という概念を超え、この島では新しい進化を遂げている。
どうしてこんな形になったのか?!
もう人知を超えて超自然にただただ圧倒されるばかり。
次から次に目の前に現れる自然が織りなす神秘に感動し、全然前に進めな~い。
このまま根っこが生えてきて木とどうかしちゃいそう….!!
途中、日本最南端となる高層湿原 花之江河で一休み
祠(ほこら)に手を合わせる兄ちゃん、まるで安行しているお坊さんのよう….
ここは春から夏にかけて高山植物が一斉に咲き乱れ花や植物が好きな人にはたまらない場所。
体力的に黒味岳まではちょっとという人は、ここでお昼ご飯にお昼寝して帰ってきてもいい。
苦行となる前に無理をせず楽しみながら山を感じることが大切。
でも自然とこの森を歩いていると全然疲れを感じない。
心を躍らせるような自然の創り出すアートが次々に現れてどんどん奥へ奥へと足を進めたくなってしまう。
途中からロープを伝って両手両足でよじ登っていくところが増えてくる。
まさにジャングルジム、まるで子供に帰ったようにわくわくドキドキ(wake wake,docking docking)した気持ちで見知らぬ世界を冒険している。
両手を広げて全身で日光浴
お日様のものすごいエネルギーをもらえるよ。
でも美奈子さんがやるとまるで雨乞いの儀式
アイヌのシャーマン アシリ レラさんから頂いたアイヌ名は “カンナ カムイ”
まさに雷の神様
レラさん曰く、美奈子さんには白龍が付いているらしい。
昨年行われたCOP10で世界中から日本に13人のグランマザー(シャーマン)が集結してくる会議で美奈子さんはレラさんに呼ばれて名古屋まで同行した。
“美奈ちゃんがいると心強いわ、でもお酒を飲むと白龍が目を覚ますからあなたはいつもお酒を飲んでいなさい”
と、なんともレラさんらしい。
2年前、僕たち家族はレラさんのところでお世話になり、それからお互いに交流が始まった。
アイヌ(“人間”という意味)として、僕たちはこの森を大切に守っていかなくてはいけない。
体力にあまり自信がないと言っていた美奈子さん
すっかりそんなことも忘れて気分はルンルン
すっかり若返ってしまった。
頂上まであと少し
奥に見える岩の上が黒味岳の頂上
自然と2人の足並みは軽く早まっていく
あれれっ何だアレは…….??!
頂上でヌンチャクを振っている奴がいる?!
いつも2人3脚で歩んできた二人
仲良く手を取り合って山頂まであと少し
一歩一歩確実に足を進め、あともう一息
そしてついに…….!!
九州最高峰の宮ノ浦岳、第二高峰の永田岳と共に屋久島三山の一つであり屋久島を代表する奥岳、黒味岳(1831m)についに登頂!
“やった~~やった~~~、いえ~~~~~~~~い !!”
二人とも登りきった達成感でほんとにいい顔をしている。
山頂からは屋久島の緑豊かな森を眼下に見下ろし、遥か彼方には種子島を始めどこまでも続く海を360度の大パノラマで見渡すことができる。
ここは鳥の目線になって大地を見渡すことが出来るんだ。
汗ばんだ体をひんやりとした冷たい風が吹き上げてきて最高に気持ちがいい
“ハッシャ ゲニア”
天からの最高のバースデイ プレゼント
ここに立っていると、ここが宇宙の中心のような気がしてならない。
大きな七色の虹がここから生まれ日本中、そして世界中を繋いでいくのを僕はいつも想像してしまうんだ。
すべての繋がるものたちに心からありがとう。
そしてやっぱり…….
この男 “みの”と再会。
数日前、ヤクスギランドで遭難し寝床を求めてさまよい歩いていた彼を助けた?!のが、みのとの初めての出逢い。
そして何となくまたどこかで会うんじゃないかと予感していたけど、まさか俺の誕生日に黒味岳の山頂で出逢うことになるとは……!!
そして下山した後も、一緒に浜でテントを張って火を囲んで語り合った。
“偶然の出逢いには深い意味がある”
今時代が急速に加速し、出逢うべき人と最高のタイミングで出逢う世界に僕たちは生きている。
彼はこれから世界を周り一回りも二回りも大きくなってまた日本に帰ってくる。
きっといつかまた会える日を楽しみにしている。
そんじゃもう一丁、いってみようか~~!
“やった~~~やった~~~、いえ~~~~~~~~い !!”
世界は確実に光に向かって突き進んでいる。
最高の幕開けで始まった今年一年、楽しいことを巻き起こしていきますので、みんな~よろしくね~


こ の「泊まりがけ黒味岳撮影ツアー」は、巨木のたたずむ 苔むした森から始まって日本最南端の高層湿原、そして木の生育を拒むヤクザサ帯を通って360度この屋久島を見渡せる大パノラマの黒味岳山頂と、高度に よって刻々と姿を変えていくさまざまな自然の景色を全身で感じることが出来るEarth tribesのイチオシのツアーです。
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世界放浪の時の写真や文章、屋久島からの光のメッセージ、さらにキック
ボクシング時代の写真なども載せていますので是非見て下さいね。
兄ちゃんと奥さんの美奈子さんが屋久島にやってきた。
美奈子さんは初めての屋久島、兄ちゃんは自分の原点ともなるこの島に14年振りに帰ってきた。
そもそも僕の屋久島との出逢いは高校生の時、兄ちゃんから見せられた1枚の写真だった。
それは縄文杉のまわりを青いベールのようなものが螺旋を描きながら天に向かって昇っていくとても不思議な写真。
縄文杉の前でテントを張っていた兄ちゃんは、早朝目が覚めて縄文杉と一人対峙していた。
それは静けさの中で過ごすとても神聖な時間だったという。
その時兄ちゃんは縄文杉からのメッセージを受け、木と携わって生きていくことが自分の役目であることを感じとった。
その瞬間に撮ったのが俺が見せられたあのベールをまとった縄文杉の写真だったのだ。
そして地元に帰ってきてから実際に木と関わる仕事に就いて、今では伊豆高原にかりゆし工房 「一枚の板」という立派なお店を持って木を通して子供たちや多くの人たちに大切なことを伝えている。
兄ちゃんにとっては屋久島はまさに始まりの地として特別な場所。
そこに今は弟が移り住んで木や森を通してメッセージを投げかけているんだからほんとおもしろいよね。
昔からいつか家族で世のため人のためになるようなことをしたいねって兄ちゃんとはよく話していたんだ。
兄ちゃんたちも自分のお店にアイヌのシャーマンのアシリ レラさんやAKIRAさんを招いて多くの人たちにメッセージを投げかけている。
家族が一つになって何かを成していく、それが今なのかもしれない。
兄ちゃんと美奈子さんに会うのは震災で俺らが関東を後にして以来だったけど2人共愛変わらず元気そうだった。
まずは着いて早々、いきなり冷たい川に飛び込んでもらった。
これはまさに禊(みそぎ)として一瞬で体や心にまとわりついた余分なものを削ぎ落とし魂を浄化してくれる。
この屋久島の神聖な水に頭から足の先まで包まれることで森や大地と急速に繋がりやすくなる。
そしていざっ、太古の森へ
昨日まで降り続いた雨のおかげで森はエネルギーに満ち溢れていた。
二人を祝福してくれているかのように森に入るとお日様が顔を出して僕たちをあたたかく包んでくれた。
苔についた雫たちに太陽の光が反射して森全体がキラキラと虹色に輝いてほんとにきれい
雨上がりの後の陽の光が差し込んできた朝の森が、僕は一番大好き。
“ハッシャ ゲニア”
まさに天からの贈りもの
この島では雨上がりの陽の光で虹の玉がそこら中に現れる。
まさにここはレインボーアイランド
最近入っている森はとにかく人が少なくて静かに森を感じられる。
“感じる”ということに重点を置いて歩く僕のツアーではこれがとっても大切なこと
どんなにいい森でも人が多いとその雰囲気は損なわれ神聖な空気は失われてしまう。
雑誌でよく紹介される白谷雲水峡や縄文杉だけが屋久島ではない。
有名じゃなくても屋久島には凄い森はたくさんある。
そんな森を一つずつ切り開いていってみんなと感じながら一緒に歩けたらいいなと思っているよ。
日頃木と真剣に向き合っているだけあって見ている視点が全然違っておもしろい
それ以上にこの人のそばにいるだけで自分の心がどんどん綺麗になっていくのを感じる。
お互いに足りないものを補い合い刺激し合いながら成長出来る、俺が最も尊敬する人。
“木の呼吸”
背中を木にもたれて大きく深呼吸してみると自分の体という枠を超えて天と地を繋ぐ大きな木の呼吸と重なり合ってくる。
木と繋がり森と会話することを俺は兄ちゃんから教えてもらった。
“魂のパートナー”
二人は14歳の年の差を超えて一緒になった。
恵美香と出逢う前から二人は僕に魂のパートナーと共に生きていく大切さをずっと語り続けてきた。
本当に繋がり合った二人が結ばれるだけで、まわりの人々を幸せにする力があると僕は思っている。
いつも二人から大切なことを教えてもらってる。
森の中にも魂のパートナーが……!
“仏陀杉”
力強いこのうねり
まるで男性器と女性器が融合したような男性的な力強さと女性的な包容力を併せ持った木
花崗岩で出来たこの島は、地面の下は岩だらけでこの森に育つ木々たちは厳しい環境に根をおろして生きている。
厳しい環境が故に成長が遅く年輪が詰まった堅い木として2千年も3千年も生きていくことが出来る。
人間界も同じようにすべてが整った便利過ぎる世の中よりも物理的に乏しい多少厳しい環境に育つ方がたくましく生きていけるのだろう。
まさにエチオピアの子供たちのように
僕はガイドとしてこの森を通してこの大切なものを伝えていければいいなと思っている。
ガイドの間では通称”締め殺しの木”と呼ばれているらしいけど、僕はこの森の中には”殺す”や“奪う”などという言葉は存在しないと思っている。
一見そういう風に見えてしまうけど、森全体が一つの生命体であるという見方で見てみるとお互いに融合し繋がり合っていくことで新たなさらに強い種となって森を存続させていこうとする大きな森の意識を感じざるえない。
人は圧倒的な自然と向き合った時、ちっぽけである自分の存在と同時に限りなく無限の可能性を秘めた大いなる存在であることに気がつく。
僕たちは森から離れてしまっては生きてはいけない。
木や草や花はいつも心を開いて僕たちと繋がる準備をしてくれている。
あとは僕たちがそれに気付いて心を解放していくだけ
さー心を開いて繋がろうよ。
屋久島で待ってるよ~


秋の屋久島は紅葉が綺麗で山歩きには一番いい季節。
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はじめまして
こちらでコラムを書かせて頂くことになりましたエチオピアと屋久島を中心に生きていることの素晴らしさを伝えていますドキュメンタリーフォトグラファーのDaiです。
それでは簡単に自己紹介をさせて頂きます。
鈴木 洋見 <旅名=Dai>
ドキュメンタリー フォトグラファー
1977年横浜生まれ、屋久島在住
“初めて旅に出たのは18歳の時、すべての始まりはインドだった”
僕の中で、本当の意味で“生きる”ということが始まったのはここで自分の“死”と見つめ合ったから
発症すると高い確率で死をもたらす狂犬病
僕はインドに着いて5日目に狂犬に噛まれてしまい、死の底をさまよい歩いた。
毎日が廃人のように天井にまわるファンをただじっと見つめ、来る日も来る日も来たことへの後悔と襲いかかってくる死に対せて目を背け自分を麻痺させるしかなかった。
生きているのか、もうすでに死んでいるのかすら分からない。
それが死と向き合った初めての経験
しかしある時、落ちるところまで落ちたら急にすべてがどうでもよくなってしまう自分がいた。
“どうせ人はいつか死ぬんだ!!”
だったら10日後でも半年後でも、もしかして生きながらえて天寿を全う出来たとしても、死が訪れるその瞬間まで後悔することなく精一杯生きてやろう!
たとえ短い人生だったとしても大往生
“人生は最高だった”
そう自信を持って言える一瞬一瞬を歩んでいこう!
その時から僕の中で本当の意味で“生きる”ということが始まった。
帰国した後、見える世界、感じること、考えること、とるべき行動
すべてが180度変わってしまった。
今この瞬間を生きている実感、僕が僕である証が欲しい。
そう必死に探し求めた末に出逢ったのがキックボクシングだった。
戦っている時だけ生きている実感があった。
血だらけになって足腰立たないくらいつぶされても生きていることが心から嬉しかった。
戦いながらいつも心では笑っていた。
次々に試合をこなしていくたびに、そしてランキングが上がっていくごとにその世界にのめり込んでいった。
5年間、僕はプロキックボクサー(日本ランキング5位)として国内だけではなく海外でも活躍。
でも僕の心はそれだけでは満たされることはなかった。
もっと生きていることを全身で感じたい、もっともっと魂を成長させたいと23歳の時全盛期を前にしてキックボクシングを引退し、2002年から3年半にわたる世界放浪の旅に出た。
“自分の足で大地を歩き、自分の心で精一杯感じ、自分の意志で世界を切り開いていく”
世界は広く、どこまでも果てしなかった。
人々は皆優しくて、僕をいつも笑顔で迎え入れてくれた。
この生きることの喜びやたくましさを日本の子供たちやみんなに届けていきたい。
その想いで僕はカメラを始め人類発祥の地 エチオピアをフィールドに “生” 、“死”、“祈り”、“家族”、“人と自然との共生”
この人間にとって外すことが出来ない5つをテーマに、現在もエチオピアに通い撮り続けている。
僕は写真学校に行ったこともなければ、誰かの下で学んだこともない。
ただ誰にも負けない経験と伝えたいという想いがある。
僕が写す一枚一枚の写真から、あなたの心に響くものがきっとあるはず。
そして2010年8月15日長女となる愛虹香(アニカ)を授かり、2011年の大震災を機に僕たちはフィールドを屋久島に移した。
そこでガイド兼 フォトグラファーとして「撮影ツアー」という新しい分野を確立し訪れてくれた人を雄大な太古の森をバックに写し出している。
是非屋久島に遊びに来る際はご連絡下さい。
これから光の写真と共に精一杯 心を込めたメッセージを書かせて頂きますので、どうぞ宜しくお願い致します。
あなたを縛ってるのは、紛れもなくあなた自身なのだから………..
自由にな~れ!