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兄ちゃんと奥さんの美奈子さんが屋久島にやってきた。
美奈子さんは初めての屋久島、兄ちゃんは自分の原点ともなるこの島に14年振りに帰ってきた。
そもそも僕の屋久島との出逢いは高校生の時、兄ちゃんから見せられた1枚の写真だった。
それは縄文杉のまわりを青いベールのようなものが螺旋を描きながら天に向かって昇っていくとても不思議な写真。
縄文杉の前でテントを張っていた兄ちゃんは、早朝目が覚めて縄文杉と一人対峙していた。
それは静けさの中で過ごすとても神聖な時間だったという。
その時兄ちゃんは縄文杉からのメッセージを受け、木と携わって生きていくことが自分の役目であることを感じとった。
その瞬間に撮ったのが俺が見せられたあのベールをまとった縄文杉の写真だったのだ。
そして地元に帰ってきてから実際に木と関わる仕事に就いて、今では伊豆高原にかりゆし工房 「一枚の板」という立派なお店を持って木を通して子供たちや多くの人たちに大切なことを伝えている。
兄ちゃんにとっては屋久島はまさに始まりの地として特別な場所。
そこに今は弟が移り住んで木や森を通してメッセージを投げかけているんだからほんとおもしろいよね。
昔からいつか家族で世のため人のためになるようなことをしたいねって兄ちゃんとはよく話していたんだ。
兄ちゃんたちも自分のお店にアイヌのシャーマンのアシリ レラさんやAKIRAさんを招いて多くの人たちにメッセージを投げかけている。
家族が一つになって何かを成していく、それが今なのかもしれない。
兄ちゃんと美奈子さんに会うのは震災で俺らが関東を後にして以来だったけど2人共愛変わらず元気そうだった。
まずは着いて早々、いきなり冷たい川に飛び込んでもらった。
これはまさに禊(みそぎ)として一瞬で体や心にまとわりついた余分なものを削ぎ落とし魂を浄化してくれる。
この屋久島の神聖な水に頭から足の先まで包まれることで森や大地と急速に繋がりやすくなる。
そしていざっ、太古の森へ
昨日まで降り続いた雨のおかげで森はエネルギーに満ち溢れていた。
二人を祝福してくれているかのように森に入るとお日様が顔を出して僕たちをあたたかく包んでくれた。
苔についた雫たちに太陽の光が反射して森全体がキラキラと虹色に輝いてほんとにきれい
雨上がりの後の陽の光が差し込んできた朝の森が、僕は一番大好き。
“ハッシャ ゲニア”
まさに天からの贈りもの
この島では雨上がりの陽の光で虹の玉がそこら中に現れる。
まさにここはレインボーアイランド
最近入っている森はとにかく人が少なくて静かに森を感じられる。
“感じる”ということに重点を置いて歩く僕のツアーではこれがとっても大切なこと
どんなにいい森でも人が多いとその雰囲気は損なわれ神聖な空気は失われてしまう。
雑誌でよく紹介される白谷雲水峡や縄文杉だけが屋久島ではない。
有名じゃなくても屋久島には凄い森はたくさんある。
そんな森を一つずつ切り開いていってみんなと感じながら一緒に歩けたらいいなと思っているよ。
日頃木と真剣に向き合っているだけあって見ている視点が全然違っておもしろい
それ以上にこの人のそばにいるだけで自分の心がどんどん綺麗になっていくのを感じる。
お互いに足りないものを補い合い刺激し合いながら成長出来る、俺が最も尊敬する人。
“木の呼吸”
背中を木にもたれて大きく深呼吸してみると自分の体という枠を超えて天と地を繋ぐ大きな木の呼吸と重なり合ってくる。
木と繋がり森と会話することを俺は兄ちゃんから教えてもらった。
“魂のパートナー”
二人は14歳の年の差を超えて一緒になった。
恵美香と出逢う前から二人は僕に魂のパートナーと共に生きていく大切さをずっと語り続けてきた。
本当に繋がり合った二人が結ばれるだけで、まわりの人々を幸せにする力があると僕は思っている。
いつも二人から大切なことを教えてもらってる。
森の中にも魂のパートナーが……!
“仏陀杉”
力強いこのうねり
まるで男性器と女性器が融合したような男性的な力強さと女性的な包容力を併せ持った木
花崗岩で出来たこの島は、地面の下は岩だらけでこの森に育つ木々たちは厳しい環境に根をおろして生きている。
厳しい環境が故に成長が遅く年輪が詰まった堅い木として2千年も3千年も生きていくことが出来る。
人間界も同じようにすべてが整った便利過ぎる世の中よりも物理的に乏しい多少厳しい環境に育つ方がたくましく生きていけるのだろう。
まさにエチオピアの子供たちのように
僕はガイドとしてこの森を通してこの大切なものを伝えていければいいなと思っている。
ガイドの間では通称”締め殺しの木”と呼ばれているらしいけど、僕はこの森の中には”殺す”や“奪う”などという言葉は存在しないと思っている。
一見そういう風に見えてしまうけど、森全体が一つの生命体であるという見方で見てみるとお互いに融合し繋がり合っていくことで新たなさらに強い種となって森を存続させていこうとする大きな森の意識を感じざるえない。
人は圧倒的な自然と向き合った時、ちっぽけである自分の存在と同時に限りなく無限の可能性を秘めた大いなる存在であることに気がつく。
僕たちは森から離れてしまっては生きてはいけない。
木や草や花はいつも心を開いて僕たちと繋がる準備をしてくれている。
あとは僕たちがそれに気付いて心を解放していくだけ
さー心を開いて繋がろうよ。
屋久島で待ってるよ~


秋の屋久島は紅葉が綺麗で山歩きには一番いい季節。
たくさんの人が屋久島に来てくれることを願っています。
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