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2011/11/23

はじめまして
こちらでコラムを書かせて頂くことになりましたエチオピアと屋久島を中心に生きていることの素晴らしさを伝えていますドキュメンタリーフォトグラファーのDaiです。
それでは簡単に自己紹介をさせて頂きます。
 鈴木 洋見 <旅名=Dai>
ドキュメンタリー フォトグラファー
1977年横浜生まれ、屋久島在住

 “初めて旅に出たのは18歳の時、すべての始まりはインドだった”
僕の中で、本当の意味で“生きる”ということが始まったのはここで自分の“死”と見つめ合ったから
発症すると高い確率で死をもたらす狂犬病
僕はインドに着いて5日目に狂犬に噛まれてしまい、死の底をさまよい歩いた。
毎日が廃人のように天井にまわるファンをただじっと見つめ、来る日も来る日も来たことへの後悔と襲いかかってくる死に対せて目を背け自分を麻痺させるしかなかった。
生きているのか、もうすでに死んでいるのかすら分からない。
それが死と向き合った初めての経験
しかしある時、落ちるところまで落ちたら急にすべてがどうでもよくなってしまう自分がいた。
“どうせ人はいつか死ぬんだ!!”
だったら10日後でも半年後でも、もしかして生きながらえて天寿を全う出来たとしても、死が訪れるその瞬間まで後悔することなく精一杯生きてやろう!
たとえ短い人生だったとしても大往生
“人生は最高だった”
そう自信を持って言える一瞬一瞬を歩んでいこう!
その時から僕の中で本当の意味で“生きる”ということが始まった。
帰国した後、見える世界、感じること、考えること、とるべき行動
すべてが180度変わってしまった。
今この瞬間を生きている実感、僕が僕である証が欲しい。
そう必死に探し求めた末に出逢ったのがキックボクシングだった。
戦っている時だけ生きている実感があった。
血だらけになって足腰立たないくらいつぶされても生きていることが心から嬉しかった。
戦いながらいつも心では笑っていた。
次々に試合をこなしていくたびに、そしてランキングが上がっていくごとにその世界にのめり込んでいった。
5年間、僕はプロキックボクサー(日本ランキング5位)として国内だけではなく海外でも活躍。
でも僕の心はそれだけでは満たされることはなかった。
もっと生きていることを全身で感じたい、もっともっと魂を成長させたいと23歳の時全盛期を前にしてキックボクシングを引退し、2002年から3年半にわたる世界放浪の旅に出た。
“自分の足で大地を歩き、自分の心で精一杯感じ、自分の意志で世界を切り開いていく”
世界は広く、どこまでも果てしなかった。
人々は皆優しくて、僕をいつも笑顔で迎え入れてくれた。
この生きることの喜びやたくましさを日本の子供たちやみんなに届けていきたい。
その想いで僕はカメラを始め人類発祥の地 エチオピアをフィールドに “生” 、“死”、“祈り”、“家族”、“人と自然との共生”
この人間にとって外すことが出来ない5つをテーマに、現在もエチオピアに通い撮り続けている。
僕は写真学校に行ったこともなければ、誰かの下で学んだこともない。
ただ誰にも負けない経験と伝えたいという想いがある。
僕が写す一枚一枚の写真から、あなたの心に響くものがきっとあるはず。
そして2010年8月15日長女となる愛虹香(アニカ)を授かり、2011年の大震災を機に僕たちはフィールドを屋久島に移した。
そこでガイド兼 フォトグラファーとして「撮影ツアー」という新しい分野を確立し訪れてくれた人を雄大な太古の森をバックに写し出している。
是非屋久島に遊びに来る際はご連絡下さい。
これから光の写真と共に精一杯 心を込めたメッセージを書かせて頂きますので、どうぞ宜しくお願い致します。
あなたを縛ってるのは、紛れもなくあなた自身なのだから………..
自由にな~れ!

2011/11/23 12:38 | dai | No Comments