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2011/12/15


<たくさんの人たちが屋久島を訪れて欲しいので、広めて頂けると嬉しいです>

 

 

 

兄ちゃんと奥さんの美奈子さんが屋久島にやって来た。

美奈子さんは初めての屋久島、兄ちゃんは自分の原点ともなるこの島に14年振りに帰ってきた。

せっかく来たのなら山の中で寝てみたいと屋久島三山の一つであり屋久島を代表する奥岳、黒味岳(1831m)に泊まりがけで登りに行った。

残念ながら恵美香と愛虹香は家でお留守番、今度は連れていってあげるね。

一日目は祝福の雨

雨が降ると苔たちが生き生きとし森全体がエネルギーに満ち溢れていく。

龍神様が二人のことを歓迎してくれているね。

わたりがらす放浪記

まるで沢登り、どこもかしこも歩く道が川や滝となっている。

ほんとにここは水の島だね。

泊まりがけ黒味岳ツアーのいいところは登山口から山小屋まではゆっくりと歩いても1時間ちょっとで行けるところ。

どんなに土砂降りだろうと1時間くらいならそれもすべて楽しめちゃう。

屋久島に来たのなら雨の森を体感しないともったいないと3人とも大はしゃぎ。

わたりがらす放浪記

黒味岳は日帰りでも登れるけど泊まりがけはまた格別

このコースなら屋久島に昼過ぎに着いたって、初日からいきなり夜の深い森を体感することが出来る。

滞在日数が少ない人には短い時間で屋久島の深いところと繋がれるからオススメです。

ろうそくの炎で浮かび上がる夜の森はまた全然違った世界、時間や空間を飛び越えて深い意識の旅に導いてくれる。

わたりがらす放浪記

尋ねてみるとほとんどの人が山小屋に泊まった経験や森の中で夜を過ごすような体験をしたことがない。
だからこそここではこれまで経験したことがないようなことをみんなに体感してもらいたいと思っているんだ。

わたりがらす放浪記

さっきまであんなに降っていたのに、急に雲が割れてお月様が顔を出してくれた。

僕たちは真っ暗な夜の森を抜けて川に架かる橋の上でその月を見上げた。

もうすぐ僕の34歳の誕生日

僕をこの世に産み落としてくれた天国にいるお母さん、そして自分のことよりもまず家族の幸せをいつも願ってくれているお父さんに心からありがとうと伝えたい

僕も兄ちゃんも共通して言えることは家族が大好きだということ。

この世を去っていく最後の最期までお母さんは子供たちに精一杯生きていくということを伝えてくれた。

今の僕たちがあるのもお母さんがいつも大きな愛で見守ってくれていたから。

僕たちはこの人から大切なことをたくさん教えてもらった。

そして今でもお母さんは僕たちの心の中に生きている。

僕たちはこのお父さんとお母さんの元に生まれてくることを自分で選び、この家族としてこの世界にやってくることを決めてきたんだ。

こうして頂いた“いのち”、今この瞬間を精一杯心から楽しんで生きたいと思ってる。

最高の幕開け、今年もきっといい一年になるぞ!

わたりがらす放浪記

朝起きると世界はいっそう美しさを増し、森全体がまるで生まれ変わったようにきらきらと光り輝いていた。

わたりがらす放浪記

新たな世界が幕を開け、僕たちは最高のスタートを切って山小屋を後にした。

わたりがらす放浪記

昨日月を見上げた橋の上で、突然兄ちゃんの中に眠っていた記憶が甦ってきた。

14年前、朝靄の中で川辺を歩いていた一頭の鹿と静かに見つめ合った神聖な時間

目には見えない何か特別な空気がそこには流れていたという。

そこで写した写真にも縄文杉を取り巻いていたあの青いベールが写り込んでいた。

雨上がりの後の光が差し込んできた朝の空気はとっても澄んでいて、呼吸するたびに心の中まで綺麗になっていくように感じる。

わたりがらす放浪記

完全に森と同化しちゃってる。

わたりがらす放浪記

昨日の雨でそこら中に水たまりが出来ていて、その水面に写り込むもう一つの世界に魅き込まれてしまいそう

目に飛び込んでくるすべての世界が朝の陽の光を浴びてキラキラと輝いている。

わたりがらす放浪記

緑に彩られた森の中の道を歩きながら苔に触れ、木々と話しながら僕たちは奥へ奥へと進んでいった。

わたりがらす放浪記

朝日に照らされて森は黄金色に輝き始める。

わたりがらす放浪記 

普段日本中の木材を扱い、いろいろな種類の木を見ている兄ちゃんでさえ屋久島の森には驚かされるという。

杉一つとっても杉という概念を超え、この島では新しい進化を遂げている。

どうしてこんな形になったのか?!

もう人知を超えて超自然にただただ圧倒されるばかり。

次から次に目の前に現れる自然が織りなす神秘に感動し、全然前に進めな~い。

わたりがらす放浪記

このまま根っこが生えてきて木とどうかしちゃいそう….!!

わたりがらす放浪記

途中、日本最南端となる高層湿原 花之江河で一休み

祠(ほこら)に手を合わせる兄ちゃん、まるで安行しているお坊さんのよう….

ここは春から夏にかけて高山植物が一斉に咲き乱れ花や植物が好きな人にはたまらない場所。

体力的に黒味岳まではちょっとという人は、ここでお昼ご飯にお昼寝して帰ってきてもいい。

苦行となる前に無理をせず楽しみながら山を感じることが大切。

わたりがらす放浪記

でも自然とこの森を歩いていると全然疲れを感じない。

心を躍らせるような自然の創り出すアートが次々に現れてどんどん奥へ奥へと足を進めたくなってしまう。

わたりがらす放浪記 

途中からロープを伝って両手両足でよじ登っていくところが増えてくる。

まさにジャングルジム、まるで子供に帰ったようにわくわくドキドキ(wake wake,docking docking)した気持ちで見知らぬ世界を冒険している。

わたりがらす放浪記

両手を広げて全身で日光浴

お日様のものすごいエネルギーをもらえるよ。

でも美奈子さんがやるとまるで雨乞いの儀式

アイヌのシャーマン アシリ レラさんから頂いたアイヌ名は “カンナ カムイ”

まさに雷の神様

レラさん曰く、美奈子さんには白龍が付いているらしい。

昨年行われたCOP10で世界中から日本に13人のグランマザー(シャーマン)が集結してくる会議で美奈子さんはレラさんに呼ばれて名古屋まで同行した。

“美奈ちゃんがいると心強いわ、でもお酒を飲むと白龍が目を覚ますからあなたはいつもお酒を飲んでいなさい”

と、なんともレラさんらしい。

2年前、僕たち家族はレラさんのところでお世話になり、それからお互いに交流が始まった。

★家族再生神話①  (死んだ母親に会いに恐山へ)

★家族再生神話②  (アイヌとして…..)

アイヌ(“人間”という意味)として、僕たちはこの森を大切に守っていかなくてはいけない。

わたりがらす放浪記

体力にあまり自信がないと言っていた美奈子さん

すっかりそんなことも忘れて気分はルンルン

すっかり若返ってしまった。

わたりがらす放浪記

頂上まであと少し

わたりがらす放浪記

奥に見える岩の上が黒味岳の頂上

自然と2人の足並みは軽く早まっていく

あれれっ何だアレは…….??!

頂上でヌンチャクを振っている奴がいる?!

わたりがらす放浪記

いつも2人3脚で歩んできた二人

仲良く手を取り合って山頂まであと少し

わたりがらす放浪記

一歩一歩確実に足を進め、あともう一息

そしてついに…….!!

わたりがらす放浪記

九州最高峰の宮ノ浦岳、第二高峰の永田岳と共に屋久島三山の一つであり屋久島を代表する奥岳、黒味岳(1831m)についに登頂!

“やった~~やった~~~、いえ~~~~~~~~い !!”

わたりがらす放浪記 

二人とも登りきった達成感でほんとにいい顔をしている。

山頂からは屋久島の緑豊かな森を眼下に見下ろし、遥か彼方には種子島を始めどこまでも続く海を360度の大パノラマで見渡すことができる。

ここは鳥の目線になって大地を見渡すことが出来るんだ。

汗ばんだ体をひんやりとした冷たい風が吹き上げてきて最高に気持ちがいい

“ハッシャ ゲニア”

天からの最高のバースデイ プレゼント

ここに立っていると、ここが宇宙の中心のような気がしてならない。

大きな七色の虹がここから生まれ日本中、そして世界中を繋いでいくのを僕はいつも想像してしまうんだ。

すべての繋がるものたちに心からありがとう。

わたりがらす放浪記

そしてやっぱり…….

この男 “みの”と再会。

数日前、ヤクスギランドで遭難し寝床を求めてさまよい歩いていた彼を助けた?!のが、みのとの初めての出逢い。

そして何となくまたどこかで会うんじゃないかと予感していたけど、まさか俺の誕生日に黒味岳の山頂で出逢うことになるとは……!!

そして下山した後も、一緒に浜でテントを張って火を囲んで語り合った。

“偶然の出逢いには深い意味がある”

今時代が急速に加速し、出逢うべき人と最高のタイミングで出逢う世界に僕たちは生きている。

彼はこれから世界を周り一回りも二回りも大きくなってまた日本に帰ってくる。

きっといつかまた会える日を楽しみにしている。

そんじゃもう一丁、いってみようか~~!

“やった~~~やった~~~、いえ~~~~~~~~い !!”

わたりがらす放浪記

世界は確実に光に向かって突き進んでいる。

わたりがらす放浪記

最高の幕開けで始まった今年一年、楽しいことを巻き起こしていきますので、みんな~よろしくね~キラキラ

 

 

 

 

 

虹Earth tribesリトリートツアー&撮影ツアーの詳細はこちら虹

こ の「泊まりがけ黒味岳撮影ツアー」は、巨木のたたずむ 苔むした森から始まって日本最南端の高層湿原、そして木の生育を拒むヤクザサ帯を通って360度この屋久島を見渡せる大パノラマの黒味岳山頂と、高度に よって刻々と姿を変えていくさまざまな自然の景色を全身で感じることが出来るEarth tribesのイチオシのツアーです。

秋の屋久島は紅葉が綺麗で山歩きには一番いい季節。

たくさんの人が屋久島に来てくれることを願っています。

 

 


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2011/12/15 07:09 | dai | No Comments