ネイルのオフ(取ること)をご自分で出来たら助かりますよね。
プロネイリストの立場としては、サロンに任せていただきたいところではありますが
実際、セルフネイル派も多数いらっしゃる昨今です。
正しい知識と方法を知ってもらいお役に立てたらと思います。
<マニキュアの場合>
もうご存知、使うのは除光液です。
一般的な除光液は、爪に負担の少ない「アセトンフリー(ノンアセトン)」タイプです。
アセトンとは、アクリル樹脂を溶かす溶剤です。
マニキュアをはじめ、ネイルの主原料はアクリル樹脂なので、取り除くには溶解剤が必要です。
アクリル樹脂をも溶かしてしまうアセトン、やはり爪に負担がないわけではありません。
使い方を間違えると、自爪を傷めてしまいます。
ですから、一般向けにはアセトンは入っておらずアセトンの代替成分で溶解させます。
(プロ用には大抵入ってます)
爪を痛めにくくスムースに取るには、コットンを使用することです。
ティッシュペーパーでは残念ながら効果半減です。
除光液の含みが足りないこと、すぐに揮発してしまうからです。
コットンにたっぷり除光液を染み込ませ、ネイルの上にしっかりかぶせます。
まずは擦らず押し付けたまま数十秒。
爪の表面を軽く擦ってみて溶け出していればそのまま取り除いていきます。
イマイチの場合は、また押し付けて数十秒待ちます。
除光液がマニキュアに浸透すれば、落ちるのも早いのですが、
たいていはいきなりゴシゴシ擦ってしまい、逆に時間がかかるばかりのようです。
これではイライラした挙句に自爪も傷めてしまいます。
また、コットンに溶けてきたマニキュアが付いた面は再度使わず、
新しい面で新しい除光液を当てるのがポイントです。
こうすると素早いオフができるのですが、案外コットンを使うことになります。
両手で最低でも2~3枚程度は使うはずです。
<ジェルネイルの場合>
マニキュアと違い、剥がれないようにしてあるのがジェルネイル。
その分落とそうと思うとなかなか取れないと思います。
無理やりペロンと剥がしてしまうのは絶対にNGです!
密着していた爪の表面も一層軽く剥げてしまうことになります。
(剥がした後は白く表面がガサガサ荒れます)
正しい方法には、まずアセトンを用意する必要があります。
アセトン自体は入手困難なので、アセトン含有の専用溶剤ならサロンなどで入手できると思います。
ジェルオフリムーバーなどの名称です。
ジェルネイルのオフは、マニキュアより少し準備と時間が必要です。
まず、指が巻ける程度の大きさにカットしたアルミホイル、
爪の大きさ強にカットしたコットン、
ジェルオフリムーバー、ネイル用ファイル、ウッドスティックを用意してください。
さらにキューティクルオイルがあるとなお良いです。
ジェルオフリムーバーが浸透して溶解を早めるよう、
ジェルの表面をファイルで擦り傷つけます。
(この時、削り過ぎて自爪を出さないよう注意)
コットンにジェルオフリムーバーをたっぷり付け、ネイルにかぶせます。
そしてネイルと指全体をアルミで巻き、15分~30分放置します。
アルミを巻くのは、ジェルオフリムーバーの揮発を防ぐためと
保温することで溶解を手助ける理由があります。
さらには、コットンを乗せる前に爪周りの皮膚にオイルを塗布しておくと
皮膚にリムーバーが浸透するのを防いでくれます。
放置後、アルミとコットンを取り外してみましょう。
ジェルネイルがフニャフニャと爪から剥がれていれば成功です。
軽くウッドスティックで取り除きます。
もし、まだ溶けていないならもう一度コットンを乗せ、アルミを巻きなおします。
スティックで表面を擦ってびくともしない場合は、
もう少しジェルの表面をファイルで削ってからやり直します。
大切なのは、極力爪への負担を減らすことです。
除光液、ジェルオフリムーバー共にアレルギーや手荒れの原因になりかねないので
オフ後はしっかり手を洗うことが必須です。
もちろん仕上げのハンドクリームやキューティクルオイルの塗布をお忘れなく。
爪のダメージを減らして、ネイルを長く楽しみましょう!
前回の更新から2週間です。
この間、私は体調を崩し検査入院しておりました。
自己管理の至らなさに嘆いております。
そんなきっかけから、今回はネイリストの職業病について考えてみました。
(私の不調がネイリストという職業に起因するかどうかは別なのですが…)
まずダントツは、肩凝りおよび首筋の凝りです。
これは言うまでもなく細かい作業によるものです。
眼精疲労による拍車もかけていると思われます。
長時間、前傾姿勢で手先を使い続けるので当然の症状です。
瞬きも少ないと思うので、ドライアイも心配の一つです。
次に腰痛。
大抵のベテランネイリストは持病ともいえる状態です。
腰や首のヘルニアや、その予備軍といった話も珍しくありません。
私以外にもネイリストさんを顧客に持つ整体師さんに言わせると、
「とんでもないことになっている」身体だそうで…。
手の腱鞘炎もあります。
作業の手がぶれないように、しっかり支えをすることが多いのです。
私の親しいトップネイリストさんは、医者から「テニス肘」と言われたそうです。
テニスは一度もやったことがないようですが。
アレルギー症状が出る方もいます。
私達の使用する材料は、そのほとんどがアレルゲン。
出来るだけの対処はしているつもりですが、
どうしても触れたり空気汚染(大げさですが)されたスペースに長時間いることになるので
アレルギーを発症することもあります。
これは本当に施術が出来なくなるので、ネイリスト生命に関わる一大事です。
自爪がボロボロになっていることもある種の職業病と言えるのではないかと思います。
私の自爪も酷いものです。
それから、アクリルアレルギーが出るのか、
短期集中で大量に使っている場合などには顔の皮膚が荒れてしまいます。
ネイリストは常に不調と背中合わせなのかも知れません。
しかし、持ち前の気力や培ってきた根性でサロンワークをこなしています。
(手前味噌ですが、いじらしいです)
ネイリストがマスクをしている姿を思い浮かべる方も多いかと思います。
私もマスク派。サロンや人によってはしない派もいます。
マスク派の理由は、お客様と至近距離でのやり取りを長時間するため、
エチケットを配慮してのことがまず一つ。
そして、作業中に出るダスト類を吸い込まないための防御であることが一つ。
さらに私の場合、鼻水が出て仕方ない時のカモフラージュがあります。
アレルギーで鼻が出てもいちいち作業の手を止めて鼻をかんでいられません。
お客様だって鼻をかんだ直後の手で触れられるのは抵抗あるのでは、と心配です。
なのでマスク。
中では鼻が垂れていようがわからないし、作業がはかどります。
ひと段落ついたタイミングで外して綺麗にすればよろしいのです。
どんな職業でも、地味に大変な思いはするものですが
ネイリストもその例外ではないのです。
ただし、マスクに関しての鼻水対策はあくまで私個人の場合です、念のため。
技術を磨くネイリストにとって「お勉強」は付き物。
それは、セミナーだったり単発レッスンだったり、
または更なる資格を目指すシステムレッスンだったり。
あえて基本のおさらいを定期的にしたりもします。
もちろん、無料ではありません。
おおよその目安ですが、レッスンと名の付くものの料金は
1万円以上となることが多いです。
システムレッスン(その商品に特化するためのカリキュラムが組まれている)になると
最初に最低限の材料を揃えることがあるため、プラス3万~5万円となる場合もあります。
高い、でしょうか?
もちろん決して安くはありません。
でも私達からすると許容範囲です。
気軽に出せる金額ではないと一瞬は躊躇があるものの、
そのお勉強をしたいなのなら「仕方のないこと」です。
つい先日、とあるお勉強会に参加して様々なネイリストさんとご一緒しました。
日ごろは、お仲間である協会の認定講師の方々か
生徒さんに囲まれて過ごしているので新鮮なものがありました。
そこで気づいたことがあります。
ネイリストによって、勉強に対するお金の感覚がどうやら違うということです。
おこがましく聞こえるのを覚悟で言うなら、ネイルに対するスタンスによって違うのです。
私の立場と同じ認定講師の方もいました。
その方は私同様に、今回のレッスンにかかる金額のことはまず話題になりません。
相場がありそれに見合うと判断をして参加しているからです。
一方、認定講師とかではなくあくまでネイルに携わる立場であるような方は
料金がいかに高いかを話題にすることが多いようです。
実はこれは、私の生徒さん達にも共通することです。
先ほど挙げたレッスン料金に限らず、材料や道具も安い物ではありません。
一般的な感覚なら、それは高価な部類かと思います。
たとえば、甘皮を処理するニッパー。
ピンキリの価格ですが、プロが使うレベルの価格帯は2万円前後です。
丁寧に扱えば長く使えるのですが、限界があり、
早い方で半年程度、普通で1年半~2年半ほどで買い替えます(もちろん個人差あり)。
使用している間もメンテナンスに料金がかかることがあります。
生徒さんなどまだ「習う立場」だと一般感覚が抜けずに、
そういった道具や材料などをいかに安く済ませるか、で頭をいっぱいにします。
私もそうでした。
しかしあるタイミングからその価値観は変わります。
それはたぶん、今から振り返れば、プロになった頃からです。
心身ともにプロフェッショナルな立場になると、
質の良い物は高価であることが多いことに気づきます。
道具材料とレッスンともに、です。
ステップアップをしたいなら、その分のお勉強料が必要なのは世の常です。
それは実際のお金ももちろん、自分の精神力としてもです。
この代金に見合う力をつける、という覚悟もできますし
それが見返りを将来もたらすこともわかっています。
自己投資なのです。
ここの感覚があるかどうかも、その方のネイルに対するスタンスの表れのような気がします。
実際、卒業後に見事ネイリストとしてデビューする生徒さんの多くは
ある程度レッスンが進むと「高いけど良い物」を求めていく傾向が強いのです。
金額が高いという観念が抜けず、なにかモヤモヤするのであれば
それは自分に問い直す機会かもしれません。
「本当にそれが必要だったか?」
「どうしてそれにお金を出すことを選んだのか?」
「それがもたらす結果の想像や期待ができるか?」
答えが明確ならば、モヤモヤはしないはず。
私達だって、たやすくポンと出せる金額ではないと知っています。
むしろ、だからこそ、吟味してお勉強をしていると思います。
その吟味をするのもまたお勉強。
たとえ向いていなく失敗でも、失敗だったことがわかったという収穫があります。
ネイルだけではない、ポジティブ思考の一つかもしれませんね。
それから発見がもうひとつ。
ステップアップを本気で目指すネイリストは、手間暇を惜しみません。
質の良いお勉強のためなら、可能であればたとえ遠方でも通います。
結果厳しいスケジュールを組むことになったとしても、です。
そこに「安・近・短」の発想はないように思います。
(もちろん、それで済めば大歓迎ではありますが)
あらためて、ネイリストは技術職であることを再確認しました。
そこにストイックな職人気質が垣間見ることができるようでした。
ここ数年のネイルの流行は、
短くナチュラルで少しお洒落、といった様子です。
ご存知の通りジェルネイルが主流です。
ですが、ネイル好きなら一度くらいは、
自爪では到底出せない長いエレガントな爪に憧れる方も少なくないのではないでしょうか。
特にネイルに制限がない環境でも
日常生活に支障がないか、が最も心配な点でなかなか踏み出せないこともあるようです。
私達ネイリストも最近ではジェルネイルの短い爪がほとんどですが
やはり何度かは長い人工爪にしたりします。
(お勉強や研究のため、という理由がほとんどですが)
その長い爪でもちろん仕事もこなしますし、家事だってこなしています。
長い爪は、不便さを工夫と慣れで乗り越えれば案外イケルものなんです。
ではそのコツや注意点を挙げてみましょう。
まず基本的に、自爪が付いているお肉部分(ネイルベッドといいます)の倍以上の長さにはしないようにします。
あまりに長いと負荷がかかりすぎて、最悪は生爪を剥いでしまうというような事故が考えられるからです。
(しかしこれも慣れで、ロングスカルプと呼ばれる特別に長い人工爪を好んで付けられる方もいらっしゃいます)
初めて挑戦する場合は、ネイリストと相談して希望の長さ弱位にしておくと良いでしょう。
爪は伸びますので、だんだん長くなります。
長さに慣れたら徐々に仕上がりを長くしていくようにします。
まず一番注意すべきは、「爪先を使わない」です。
爪で引っ掛ける・引っ掻くような仕草はNGです。
指の腹や指の両脇などを使うよう意識します。
缶のプルタブなどはコインや鍵などの小物をうまく利用します。
面倒なようですが、慣れてしまえばどうってことありません。
むしろ長年それが普通になると、爪先を立てることに抵抗を感じるほどです。
何より、この仕草は手先の動きをエレガントに見せます。
爪の短い方もぜひお試しください。
爪先の裏に異物が溜まりやすいので、丁寧な手洗いを意識しましょう。
爪裏を掃除するネイルブラシは必須アイテムです。
100円ショップでも見かけますのでぜひご用意を。
クリーム類などを掬うときも、これまでと反対に爪表面に乗せるようにします。
でないと掬ったほとんどが爪裏に溜まってしまいます。
落とした物を拾うことも恐らく苦手な仕草になります。
特にカードなど、引っ掛けて拾い上げるものは爪で取れません。
やはり指の脇などを使ったり、小物を使ったりすることになります。
ですから落し物をしないよう注意がより必要になります。
ここまで書き連ねていて、さすがに慣れているはずの私も
その面倒臭さを感じてしまいました(苦笑)。
確かにナチュラルなジェルネイルが定番になるわけです。
気を取り直し、
長い爪のメリットとしては、
熱い物が摘めること、柔らかい何かを抉るのが得意になること(たとえばイチゴのヘタ取り)、皮膚に掻き傷が出来ない(厚みがあるので傷つけにくい)、
…くらいでしょうか。
少ないし割と大した要素ではないですね(またまた苦笑)。
最大のメリットは、
その努力と苦労の分だけ普通以上のネイル美を手に入れるということでしょうか。
とはいえ、長い爪の印象はそれだけでインパクト大ですから
一歩間違えると下品だったり過度だったりします。
その微妙なバランスさえクリアできれば、「普通以上の素敵なネイル」です。
最近ちょっとネイルがマンネリ、とお考えの方、
ぜひ長さを出したネイルに挑戦されてみてはいかがでしょう?
プロのネイリストになりたいと決意したら、
なるべく最短で、出来るだけ確かな技術を身につけていきたいと思われるでしょう。
今回は、ネイルスクールの選び方についてお話します。
ネイル雑誌を見れば、サロンガイドとともにスクールガイドの多さが目を引きます。
「講師はJNA認定講師!」とか
「初心者でも安心!」とか
「万全のフォローアップ体制!」とか
どこもアピール満載です。
ネイル業界の情報に長けているならともかく、
スクール選びをしよう、と思っている方のほとんどは何を基準にしたら良いかわからないと思います。
まずチェックすべきは、
講師が全員(ここ重要)JNAの認定講師であるかどうかです。
ネイル業界の中枢であるJNA(日本ネイリスト協会)では、認定講師制度を設けていて
ほとんどの運営活動をその認定講師達が担っています。
検定試験の試験官の委託を現在受けているのもJNAです。
技術や知識を有している講師からレクチャーを受けるべきです。
全員がそうであるということも重要です。
いわゆる看板講師だけを立てておいて、実際の授業は認定講師ではなかった、ということもあります。
それがすべてダメではありませんが、よほどスクールの体制がしっかり出来ていないと
同等の指導が出来るか不安が残るところです。
次に、カリキュラムの確認をします。
何事にも順序があるとおり、教える順序をスクール側が把握し管理できているか気になるところです。
職人的な要素がある技術ゆえ、「見て盗め」のようなスタンスがあることも。
ある程度のレベルならそれも有効ですが、一から始める初心者では厳しいものがあるでしょう。
難しい技術と現状把握が出来ない不安により、モチベーションが下がる可能性があります。
「初心者から育てる」という意識をスクールや講師がどこまで理解できているかが問われる部分でもあります。
無駄に時間ばかりかかってしまうことのないように、
近い目標を生徒さんが目指すことが出来るように導くのも講師の役目ですから
それがカリキュラム管理として表れると思います。
また、多くのスクールではそういった混乱を避けるためにも対象を分けていることがほとんどです。
一から教わるコース、すでにプロの方を対象とした単発コース、といった具合です。
そして案外見過ごされるのが教材です。
初心者には、たくさんの道具材料を渡されても何に使うのかさっぱりわからないし、
他との比較などとても出来ません。
その教材が果たしてどの位のレベルなのか確認する術がありません。
安価で粗悪なとりあえずの物を与えられ、すぐに実費で買い換えるといった残念な展開もまだあるようです。
不安を感じたら、次のように聞いてみることをお勧めします。
「この教材はプロになっても同じ物を使えますか?」
特に、キューティクルニッパー(甘皮の処理に使う)はとても大切な道具の代表です。
品質に差が非常にあるので、ある程度の高品質の物をしっかり使う癖を最初につけるべきだと私は考えています。
この質問をした時の反応で、その講師やスクールの態勢がわかると私は思っています。
以上が必ず確認して欲しい最低限の項目です。
あとは、講師やスクールの雰囲気などをチェックしましょう。
説明会での印象のほか、出来ればレッスン見学もさせてもらえると良いです。
私の独断と偏見になるかもしれませんが、
会った講師が、やけに横柄だったり、質問されることを嫌がったり、
自分の自慢話ばかりだったり、というようであればあまりお勧めしません。
レッスンが始まってもいえることですが、
自分の技術以外は認めないというスタンスの講師も厄介なものです。
(あきらかに正しくハイレベルでその自信からくる場合は別)
NGとOKの根拠をきちんと説明できる講師なら信頼できるのではないでしょうか。
なぜなら、ハイレベルな技術者ほど常に探究心を持ち進化しているからです。
試行錯誤した経験も豊富なので、様々なパターンに対して比較が出来ています。
技術において、根拠や経験に基づいてのアドバイスはとても貴重なのです。
また、作業の過程もしっかり見ていてくれることも大切な要素です。
仕上がった結果だけをチェックして、
「ココがダメだよね」「ココはこうなっているといいね」というアドバイスのみでは
改善は期待できません。
生徒さんだって、それは私も気づいているんだけど…ということになります。
なぜそうなってしまうのか、の原因や理由に気づき軌道修正させるのが指導です。
無意識にしていたちょっとした仕草がいけなかった、ということも技術にはよくあります。
この記事はあくまで、講師をしている私の見解です。
自分自身を振り返って反省する意味も含めまとめてみました。
これからスクールを探そうと計画されいる方、
今のスクールに疑問や不安を感じている方の少しでもお力になれたら嬉しいです。
今回は、ネイルと爪の健康についてお話しようと思います。
雑誌などでたまに、「爪に優しいジェルネイル」というような謳い文句を見かけませんか?
私もよく質問を受けます。
「ジェルネイルは爪を傷めないって聞いたんですけど」のように。
ネイル商材でも安全安心をアピールする文字が目立つようになりました。
国産であること、化粧品認可を受けていること、などです。
そういったジェルは、本当に爪に「優しい」のでしょうか?
この答えは、何を前提にしているかによります。
お客様はネイリストではありませんから、当然普通の感覚で連想していると思います。
「優しい」イコール健康もしくはノンダメージです。
まずこの前提であれば、先の質問に対する答えは
残念ながら「ノー」です。
ジェルネイルももちろん、マニキュアもそうですが、爪の健康に対してはネガティブな物が原材料です。
あくまでお洒落のために必要な物です。
長くし続けていれば、爪は徐々に傷んでいきます。
持ちをよくするための前処理があり、取るときの後処理がありますが、
これらも決して爪に対して良い物事ではありません。
少し極端かもしれませんが、健康な爪を保ちたければ、正しいお手入れのみに限ります。
髪の毛と一緒だと考えてもらえればわかりやすいかもしれないですね。
カラーリングやパーマは決して健康のためではありません。
髪のダメージを考えたら、「何もせずお手入れだけを」ということになるでしょう。
それと同じです。
では、なぜ「優しい」という言葉が生まれるのか。
これはネイリストまたはネイルに詳しい方目線ということになります。
ジェルネイルは爪の上に密着させて長く楽しむ人工爪です。
ジェルネイル(厳密にはソークオフジェル)の登場までは、人工爪といえばアクリルネイルでした。
ジェルより硬く強度に優れるものです。
しなる爪に対しては相反するアクリルを、爪に様々な処理を施すことで持ちを良くする必要があります。
この様々な処理が爪を非常に傷めてしまう原因の一つでした。
アクリルネイルは魅力的だけど、長く続けると爪が痛む…。
このジレンマがつきものです。
対して、ジェルネイルはアクリルより柔らかいものなので、
爪のしなりに沿い、最小限の前処理のみでも優れた密着を可能にしました。
密着度が高いので、付け替えの頻度も減ります。
痛める原因を繰り返すサイクルが少なくなる、ということです。
結果、人工爪としては爪のへのダメージが少ないので
「優しい」という言葉が生まれたのだと思います。
もちろん、国内で品質管理が行き届き、人体への塗布を認める化粧品の認可も「優しい」に作用します。
これらの前提であれば、先の答えは「イエス」になります。
お客様が何をもってしてその質問をされているのか、
誤解のないようにお答えするのもプロネイリストの役目ですし、
そのためには正しい知識や情報が必要とされるのです。
爪のダメージがゼロではないネイルのお洒落ですが、
正しい施術のもとでは
最小限のダメージで済み、長く楽しめことが可能です。
こうして上手に付き合っていくことも大切だと考えています。
4月の中旬に、半年に一度(3級は年に4回)のネイリスト技能検定試験が行なわれます。
受験される方々はラストスパートに入る時期かと思います。
合格を目指して頑張っているわけですから、
ぜひ一人でも多くの合格者が出るよう私達も望んでいます。
それでも、
頑張ってきたつもり、たくさん練習もしたつもり、
なのに受からないのはどうして?という悔しい思いをする方が多いのが現実です。
頑張って練習したのは、会場内にいる誰もが同じです。
では何が違うのでしょう?
試験前になると数多く聞かれる疑問や嘆きに、今回は私なりのお答えをしようと思います。
少しでも悩んでいる方のお役にたてたら嬉しいです。
ネイル試験の練習では、規定の時間内に終わらせるべくタイムトライアルをします。
これはとても大切なことです。
一定の時間内に一定の技術を行う試験ですから当然の練習です。
でも実は、この練習時の目標がすり替わってしまっている場合が少なくないのです。
「時間内に終わること」が目標になっていませんか?
試験は、かなりタイトな時間設定です。
練習では一度もタイムに入らず本番を迎える、といった場合も少なくないようです。
なんとか時間に入りさえすれば!と思った時点で、試験合格の目標が変わっています。
かつて受験されて失敗されている方は、試験が終わった直後のご自分を思い返してみてください。
心の中の第一声は何でしたか?
「ぎりぎり終わった!間に合った!」でしょうか?
ご自分の作り上げた作品を見直す余裕なんてなかったでしょうか?
もし、当てはまるようなら
練習時の意識が間違っていた可能性があります。
なぜなら試験は、規定時間内に終わることは当然の前提だからです。
終わらなければタイムオーバーで失格です。
時間に入ってから、やっと審査対象になるということです。
審査対象になってからこそが試験の作品。
その作品には、さらにクリアすべき基準が山ほどあります。
それクリアしての合格です。
ましてや、極度の緊張を強いられる本番です。
意に反して手の振るえは治まらないことが多いでしょう。
頭が真っ白になってしまう、ということも少なくないでしょう。
そんな中でも手先に神経を集中させ技術をしなければなりません。
いつもの実力以上が発揮されることは稀なのです。
試験当日に奇跡は起こりません。
タイムトライアルの練習は、時間内に収まるテンポを確認する作業です。
それが掴めたら、今度はその中で技術の完成度をいかに合格ラインに近づけるかです。
この練習こそが、本来の目的です。
本番では一人の受験生さんの作品を複数人で審査します。
ですから、誰が見ても合格ラインということが求められます。
練習や模擬試験で、自分やモデルさん、一人の先生が「大丈夫」と思ったところで
それが通用するかはわからないのです。
受験を決めたら、練習目標の計画を立てるべきです。
時間に余裕のあるうちは、一つ一つの技術を確実なものにしていくピンポイント練習。
次に課題をすべて通してみる流れの練習。
そして2ヶ月前くらいからタイムトライアルを混ぜてみます。
さらにこの時期、まさにラストスパートの1ヶ月前からは
タイムトライアルでの完成度アップを目標にしましょう。
どうしてもつまづく弱点が出てきます。そこはピンポイントの練習を混ぜます。
会場での緊張を最小限に抑えるため、模擬試験をたくさんしてください。
100%の準備と完成度で臨んだのでは、落ちてしまう可能性がまだ半分あります。
120%、150%と、レベルを上げれば上げるほど、合格は近づくと思ってください。
1分でも30秒でもいいので、終わった後に自分の作品がいつも通りかどうかの見直しをする余裕を持ってください。
このレベルになっていれば、落ち着いて試験当日を迎えることが出来るでしょう。
応援してます!
今回は、ずばり「ネイリストに向いていない要素」がトピックです。
何様?!というお叱りを受けるのは承知のうえ、
あくまで微力ながらもいち講師として活動している身で
いちプロネイリストとしても今現在感じていることを書こうと思います。
何事も向き不向きや得て不得手は着手してわかるもの。
仕方ないとはいえ、趣味でなく仕事としてその可能性を探っている場合は
指導するこちらも悩みどころです。
これまでたくさんのクラスを担当し、たくさんの生徒さんを見てきました。
みなさん、ネイリストとして一人前になるべく頑張っている方ばかりです。
しかし中には、残念ながら向いていないのでは、と思ってしまう方もたまにいます。
そんな方には共通点らしきものがあるようです。
私の講師という立場上と、
いち個人が勝手に他者の方向性をジャッジすることは好ましいことではないのですが
現実そういうことももちろんあります。
私なりに共通していると思われる特徴を箇条書きにしてみます。
・整理整頓が苦手
・時間にルーズ
・負けず嫌いではない
・極端に失敗を恐れる
・聞き上手でない
あれ?と思われた方もいるかもしれません。
ここには「不器用」という条件がありません。
ネイリストは手先を使う細かい仕事、
器用じゃないとかセンスがないとかが致命的なのでは?と考えるかもしれませんね。
実は案外にこれは努力と経験次第でクリア出来る点なのです。
もちろん、器用でセンスがあるにこしたことはないのですが。
上に挙げた特徴は、ネイリストという分野に限らずといった印象かと思います。
社会人としての常識に当てはまる特徴が多いのです。
ネイルは、たくさんの細かい道具や材料を使いこなし、
限られた時間内で手際良く行う仕事なので合理性を求められます。
ですから、物事に限らず思考回路にも影響する整理整頓の発想はとても大切です。
整理整頓が出来るということは、衛生管理も出来るということにつながります。
こちらもとても大事なことです。
時間を守らない、や、聞き上手でない、というのは
何かを習得しようという姿勢に関係します。
時間においては言うまでもなく、
人の話を要領良く聞くことが出来るのは、接客業において必須条件です。
ネイリストは特に長時間の作業をお客様と向き合って行ないます。
作業に集中しながらも、耳ではお客様の話を聞いて会話をする「聞き上手・相槌上手」であるべきです。
負けず嫌いではない、というのも技術職には必要な要素だと思います。
向上心を保ち続けるには、自分のレベルに満足をしないという負けず嫌いな性質が好影響を及ぼします。
時にはこれが自分自身を苦しめることにもなるのですが、
ステップアップするためには程よく負けず嫌いであるべきなのです。
最近、特に感じる良くない兆候は「極端に失敗を恐れる」方が多いということです。
たくさんの情報を仕入れることが出来る現在では、
とかく頭でっかちになりがちだからでしょうか。
経験する前から、起こるかもしれない失敗を悉く避けるようにしようという質問を多く受けます。
ある程度は予防や知識として必要でもあります。
しかし、時に想定してもキリがないようなことまでも想像して心配している方が少なくありません。
それから、「先生みたいに出来るようになるコツは?」という質問。
もしそれが講義としてレクチャー可能なら、
私達の長いこれまでの経験は何だったのかと、返したくなったりもします。
技術が身に付くには段階があります。
情報として習い、実践し、
失敗を繰り返してコツをつかんでいく。
こういう失敗に気をつけて、と情報として習ったとしても
体験するまでは実感しないのが普通です。
すべての失敗がケースとして取り上げられ予防されるなんてことは不可能です。
下手と思われたくない、恥ずかしい、という感情を持つことも普通ですが
そこに囚われ過ぎると頭の理解が手に伝わりません。
私がスクーリングで常に伝えているのは、
「プロを目指して習う立場」であるという意味を忘れないでください、ということです。整理整頓の必要性、時間厳守などはもちろん細かく注意します。
プロとしての厳しい条件を意識してもらいます。
ノートを取る習慣をつけ「話を聞く」姿勢を身に着けてもらいます。
そして何より、失敗を前提に今の自分の実力をさらけ出すように伝えます。
弱点を見つけ指摘と軌道修正するのが講師の役目だからです。
こうして向かないというマイナス条件が徐々に減り、
驚くほど上達する方も少なくありません。
もともとマイナス条件が少ない方もさらに意識を高めてくれることもあります。
どんな生徒さんも必ず一度は「向いていないかも」と不安に思われます。
そんな時こそ、逆に自分を見直すチャンスなのです。
更に「向いていない」を「向いている」へのシフトに拍車をかける条件があります。
それは、
自己投資を惜しまないこと
です。
ネイルに限らず、何かを習おうと思えば費用がかかります。
それは消耗品であったりレッスン代であったりと様々です。
ましてや将来それで収入を得ようと考えているならば、なおさらです。
技術職なら使う道具も良質(イコール高価であることが多い)な物を選ぶべきと気づくでしょう。
「お金がかかりますね」と生徒さんにため息をつかれることも多々ありますが、
必ずそれを取り返しましょう、と伝えています。
取り返せると経験から知っているからです。
実は私も、向いていない条件をたくさん持っている生徒でした。
予想以上にかかる費用に閉口していました。
でも、ようやくこうしてそれを振り返る立場になることが出来ました。
もしかすると、一番の向いていない条件は「あきらめが早いこと」かもしれません。
逆に、一番の向いている条件は「あきらめないこと」だと信じています。
さて、今回は私がサロンワークで出会った印象に残るお客様のお話をしようと思います。(個人を特定することを避けるため、箇所箇所にアレンジを加えます)
ネイリストとしてサロンワークをしている、と言うと
時々こんな質問を受けます。
「オカマちゃんって来る?」
答えは過去形のYESです。
その方は佐藤さん(仮)といい、HPをご覧になってお電話くださいました。
もしもしぃ、という第一声で男性だけど女性であるという個性の方だとすぐにわかりました。
お車でも1時間以上かかるのに、
これまで人目を気にして通えなかったというネイルサロンにいらしてくださったのです。
カツラをかぶって女性用のお洋服でもやはり男の方、ということがわかります。
でも佐藤さんは私以上に女性らしさを持ち合わせた方でした。
上品で優しい受け答え、美に対する厳しい目をお持ちで
口癖は「オンナはオンナであることに胡坐をかきすぎ!」でした。
佐藤さんとお会いした後には私もよく反省したものです。
佐藤さんのメニューは、短い自爪のケアとカラーリング。
まつげカールも定期的になさってました。
お好きな色はピンクなのですが、お仕事の関係上ベージュを選択されることが多かったです。
座っている足はいつも優雅に組まれていました。
ある時、履いているタイツが伝染してしまっていて
帰り際に気づいた私が声をかけました。
慌てながらもバッグから替えを出して履き替えようとする彼女に
「いつもお持ちなんですか?」
と思わず私が聞くと、
「あら、当然じゃない。あなたは持って出歩かないの?」と。
コンビニに飛び込めばいつでも用が足りると思っていたのですが
こういう心がけが女性らしさなんだ、とまたまた反省したのを覚えています。
女性だけれど、やはり女性にはない視点もお持ちの彼女のお話はいつも興味深く
お会いするのが楽しみなお客様でした。
「ちょっと用があって海外に行くのよ」
と、珍しく予約をキャンセルされた佐藤さんとは
残念ながらその後お会い出来ていません。
もうかれこれ数年前のお話です。
その後、数ヶ月毎にお電話だけいただいてました。
内容はいつも決まっていて、
「お元気?私のこと覚えてる?」
に始まり
「またそのうちにお願いするからよろしくね」
でした。
そのご連絡もいつの頃からか途切れてしまい、
最後にあったお電話では
「日本にはちょっといないのよ。今日はたまたまね」
とおっしゃってました。
それから数年が経ちます。
いらしてくださった頃は、まだまだかけ出しネイリストだった私ですが
今の姿をお見せしたらどんな言葉をかけてくださるのだろう、と
ふと思い返しました。
女性らしさ、という言葉を聞くたび
憧れる女優さんなどではなく
私は佐藤さんを思い出します。
いまやサロンの定番売れ筋メニューの「ジェルネイル」。
今回は、そんなジェルネイルの歴史についてです。
ジェルには2種類あります。
ハードジェルとソフトジェル。
ソフトジェルはソークオフジェル、とも呼ばれます。
違いを簡単に説明します。
ハードジェルはその名のとおり「硬い」ジェルです。
硬度があるため長さを出す仕上がりも得意で、
爪の先を人工的に長くする際に活躍します。
また透明度が高いことも特徴です。
ガラスやクリスタルのようなツヤ、と例えられる代表選手でした。
ソフトジェルもその名のとおり「柔らかい」ジェルです。
より柔軟性を高め自爪への定着性を重視したプロダクトです。
硬度はさほど期待できないので、長さを出すことは出来ません。
せいぜい2~3mm程度です。欠けてしまった自爪の補修ができる範囲です。
人工爪というより、落ち難いマニキュアという発想がわかりやすいかもしれません。
よりナチュラルに、より保持力を、がソフトジェルの大前提です。
市場に先に登場したのはハードジェルです。
日本では一般的にあまり馴染みがないものの
欧米では人気のメニューとして歴史もあります。
ソフトジェルが登場したのは、1980年代です。
そして日本に紹介されたのは2002年頃、と記憶しています。
なぜ、ハードジェルがあまり浸透せず、
後から登場したソフトジェルがこれほどの発展を遂げたのでしょうか。
ソフトジェル市場において日本製のプロダクツは、今や世界トップの品質です。
私の見解では、主に二つの背景があると考えます。
一つはその作業工程に関わるもの。
そしてもう一つは技術力に関わるもの。
両者とも結局は同じ種類にある話なのですが、
欧米と日本(アジア)の違いがマーケットにも顕著に反映された例だと思います。
古株ジェル、ハードジェルの最大のデメリットはその落とし方にありました。
通常アクリル樹脂である人工爪は、アセトン含有の専用溶剤で溶かして落とします。
ハードジェルは、アクリルを溶かすアセトンという溶剤でも溶けにくいため
爪から落とす(オフする)作業が難点でした。
どうするかというと…、
ひたすら手作業ファイルで削り落とすのです。
1本ならともかく10本を綺麗に落とすというのはなかなか骨の折れる作業です。
加えて、注意をしないと自爪を削ってしまうというリスクもありました。
人工爪の中でも、定着がよく長持ちでアレルギーも出難いということが魅力のジェルでしたが
このオフが困難なためなかなかニーズが伸びなかったという事情があります。
ハードジェルが、欧米では人気のメニューだった理由には、
その作業工程の手軽さにあったのではと考えます。
水あめのようなジェルを筆ですくい伸ばし、形を作って専用のライトに照射する、
数分で固まり出来上がり。
ライトにあてない限りは固まらないので、失敗を恐れず施術ができます。
このシンプルかつ負担の少ないメソッドが、
比較的に仕上がりの形(フォルム)より効率性を重視する傾向がある欧米では好まれたのだと思います。
それに対し、日本では多少の困難さを伴ってもフォルムの美しさや繊細なデザインが好まれます。
手先の器用な私たちは、それに応える技術力を培う手間も厭わないのです。
また自爪に対するダメージも警戒されたのでしょう。
ハードジェルはその魅力を踏まえてもそれほどの認知に至りませんでした。
そしていよいよ、ソフトジェルが登場します。
ジェルの美しく保持力に優れるというメリットに、
アセトンで溶かすことが可能という理想のプロダクツです。
ソフトジェルの別称をソークオフジェルと言いますが、
これは「溶かすことの出来るジェル」という意味です。
長い爪先より、ナチュラルな美しさを得意とすることも幅広いニーズを捉えました。
マニキュアの延長線である位置付けも受け入れられやすかったのではないでしょうか。
なにより、専用のライトに照射することで固まるので、マニキュアのように乾かす手間がありません。
せっかくお金と時間をかけてキレイにしたのに、
ちょっと用事をしたら剥げてしまって台無しに…。
といったストレスからも解放されました。
日本上陸当時は高価なものでしたが、
徐々に国内産も開発商品化され、現在ではかなりお手ごろな価格になりました。
それはサロンメニューの低価格化にも反映されています。
私たち日本人ネイリストが得意とする細かなデザイン性にも、
ぞくぞくとそのラインアップの幅を広げています。
もちろん欧米においてもそのニーズにギャップはありません。
世界中でソフトジェルはネイルの中心にあるでしょう。
ここ数年では、普及に伴い正しく高度な技術と知識も必要とされ
日本ネイリスト協会によるジェルネイルに特化した検定試験も行なわれています。
いまやネイルシーンでは欠かせないジェルネイルにも
こうした背景があることを知っていただければ
目にする素敵なネイルに歴史を感じていただけるのでは、と思います。