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2013/05/30

前回の更新から2週間です。
この間、私は体調を崩し検査入院しておりました。
自己管理の至らなさに嘆いております。

そんなきっかけから、今回はネイリストの職業病について考えてみました。
(私の不調がネイリストという職業に起因するかどうかは別なのですが…)

まずダントツは、肩凝りおよび首筋の凝りです。
これは言うまでもなく細かい作業によるものです。
眼精疲労による拍車もかけていると思われます。

長時間、前傾姿勢で手先を使い続けるので当然の症状です。
瞬きも少ないと思うので、ドライアイも心配の一つです。

次に腰痛。
大抵のベテランネイリストは持病ともいえる状態です。
腰や首のヘルニアや、その予備軍といった話も珍しくありません。

私以外にもネイリストさんを顧客に持つ整体師さんに言わせると、
「とんでもないことになっている」身体だそうで…。

手の腱鞘炎もあります。
作業の手がぶれないように、しっかり支えをすることが多いのです。
私の親しいトップネイリストさんは、医者から「テニス肘」と言われたそうです。
テニスは一度もやったことがないようですが。

アレルギー症状が出る方もいます。
私達の使用する材料は、そのほとんどがアレルゲン。
出来るだけの対処はしているつもりですが、
どうしても触れたり空気汚染(大げさですが)されたスペースに長時間いることになるので
アレルギーを発症することもあります。
これは本当に施術が出来なくなるので、ネイリスト生命に関わる一大事です。

自爪がボロボロになっていることもある種の職業病と言えるのではないかと思います。
私の自爪も酷いものです。
それから、アクリルアレルギーが出るのか、
短期集中で大量に使っている場合などには顔の皮膚が荒れてしまいます。

ネイリストは常に不調と背中合わせなのかも知れません。
しかし、持ち前の気力や培ってきた根性でサロンワークをこなしています。
(手前味噌ですが、いじらしいです)

ネイリストがマスクをしている姿を思い浮かべる方も多いかと思います。
私もマスク派。サロンや人によってはしない派もいます。
マスク派の理由は、お客様と至近距離でのやり取りを長時間するため、
エチケットを配慮してのことがまず一つ。
そして、作業中に出るダスト類を吸い込まないための防御であることが一つ。
さらに私の場合、鼻水が出て仕方ない時のカモフラージュがあります。
アレルギーで鼻が出てもいちいち作業の手を止めて鼻をかんでいられません。
お客様だって鼻をかんだ直後の手で触れられるのは抵抗あるのでは、と心配です。
なのでマスク。
中では鼻が垂れていようがわからないし、作業がはかどります。
ひと段落ついたタイミングで外して綺麗にすればよろしいのです。

どんな職業でも、地味に大変な思いはするものですが
ネイリストもその例外ではないのです。

ただし、マスクに関しての鼻水対策はあくまで私個人の場合です、念のため。

2013/05/30 05:26 | makiko | No Comments