Junk Stageのスタッフの皆さま、並びに読者の皆さま
明けましておめでとうございます。
今年も「虹色の魔法」をどうぞよろしくお願い致します。
早速ですが…
本屋さんに行くと必ずと言っていいほど「なりたい自分になる方法」
みたいなタイトルの本が並んでいますよね。
他にも「自分の夢を叶える方法」「ステキなパートナーを引き寄せる方法」
等など、自己実現本は未だに人気があるようです。
数年前に流行った「ザ・シークレット」も引き寄せの法則の秘密を明かした本として
当時とても話題になりました。SATC1の映画にも出てきたほどです。
よく願い事を紙に書いて目に付くところに貼っておくといい、とか
寝る前にイメージングして潜在意識に刻みつけるといい…等と言いますが
確かにこの方法で夢を実現させることは可能でしょう。
ただ私がここで問題にしたいのは、夢が叶う方法ではなく
どんな夢を叶えたいと思うか…その内容についてなのです。
例えば「ハワイに別荘を持つ」「高級外車に乗る」「大きな家を建てる」等など
それらが決して悪い訳ではないのですが、その夢を決めたのは他の誰でもない
自分の「自我」なわけです。
自我と言うのはエゴにも置き換えられますが、自分の頭で考え出したものです。
つまり「思考」からやって来たものなんですね。
思考は自分のコアな部分(魂)が本当に望むものを分かっていません。
ですので、イメージング法でハワイに別荘を持つことが出来たとしても
親子関係や夫婦関係が悪くなったり、或いは健康が損なわれたり
トータル的に見れば何か釈然としないことが多いのです。
そこで満たされないものを補うために思考は次々と
自己実現と言う名の欲求を絶えずその人に与え続けます。
億万長者になっても、地位や名誉が手に入っても
どこか満たされない空虚感を抱えている人が少なくないのは
以上のように思考から来る欲求に支配されているからです。
では本当の自己実現とは何なのでしょう。
実はそれは経験や固定観念や既成概念を取り払ったところにしか存在しません。
つまり本当の自己実現とは過去でも未来でもなく「今」しか出来ないことなのです。
それはイメージングなどする必要はなく、
今やるべきことことに心を込めるだけでいいのです。
日常の習慣化した行動パターンも心を込めるだけで自己実現になりますし
それが積み重なると、気付いた時にはハワイの別荘や高級外車よりも
その時の自分に本当に相応しいものが手に入っているでしょう。
自分の中にあるコアな部分は人生の羅針盤のようなものです。
それは遥か昔から存在する偉大なる知恵なのです。
思考が望む願い事や理想や目標よりも
本来自分自身が進むべき場所へと間違いなく導いてくれるはずです。
昨日、youtubeのお気入りを思い出の曲でまとめてみました。
稲垣潤一、鈴木雅之、池田聡、久保田利伸、ユーミン…等
殆どが男性ボーカリストなのですが、彼らにはある共通点があるコトに気付きました。
そう。。
「女々しい歌を歌わせたら天下一品!!」なのです。
女々しいと言う言葉は適切じゃないかもしれませんし
それどころか差別用語とフェミニストの方々にお叱りを受けるかも^^;
(タイトルの「男らしさ」もそうですが…)
でも女々しいが一番しっくり来るので今回は敢えて使わせて頂きます。
女々しい男性は女性から嫌われるナンバー1らしいですが
実は私、ある条件付きであれば女々しい男性って大好きなんですよね。
その条件とは、その女々しさを表に出さず男らしく我慢するコト…なのですが
内側では激しく燃えるような想いを抱え、切なさと苦しさでのたうちまわり
自分の中の女々しさと葛藤しながらも、表面上ではそれを決して見せず
ストイックに我慢している…という何とも複雑な男心に
私は異常なまでに色気と魅力を感じてしまうのであります(笑)
私のお気に入りの曲は全てそういう葛藤を歌った男心なのですが
これは決して直接相手には言わない(言えない)気持ちなんですよね。
だからこそ価値があるし、重みがあるのですが…。
思い出の曲を聴いていると、当時の記憶が一瞬にして蘇り
その時の空気や匂いまでリアルに思い出せるから不思議です。
若かったせいもあり、傷つけたり、気付かなかったり、見えなかったり
いくつかの過ちもあったり…その上好きな人の気持ちが中々掴めず
悩んでいた私にこれらの曲は彼の気持ちを代弁してくれているように感じました。
私は基本的に過去にも未来にも興味がなく今を大事にするタイプなので
あの時にああしていたら…というIFの気持ちは全くないのですが
時々はこうやって秘密の宝箱を覗いて
瑞々しい感情を味わうのもいいのかな…なんて思っています。
私はよくwowowを観ているのですが
最近「ノルウェイの森」の映画が取り上げられているコトが多く
wowowを通して初めて映画化されることを知りました。
「冷静と情熱の間」同様、この小説もお約束通り買って読んだのですが
とは言っても、かなりブームが過ぎ去ったあとで
文庫本になってひっそりと買って読んだと言う感じです。
私の場合、この小説に惹かれたのはブームになったからではなく
「ノルウェイの森」と言うタイトルにありました。
そう、このタイトルはビートルズの有名な楽曲でもあります。
ジョンレノンの独特な歌詞とボーカル…
そしてジョージが弾くシタール(インドの楽器)が組み合わさり
何とも不思議でミステリアスな雰囲気を出しています。
勿論ポールも楽曲に参加しているのですが。。
この曲を初めて聴いたのはまだ中学生。
訳された歌詞も何が何だかか訳が分からず…。
でも直感的にこの曲から伝わる艶っぽさと言うか官能性を
10代の少女ながらに感じていたように思います。
今日12月8日はジョンレノンの命日。
ジョンが亡くなった時の衝撃は
未だにハッキリと記憶に残っています。
ラジオから流れるジョンレノンの曲の数々。
翌日の新聞の報道。
ジョンが亡くなってから
私の夢は「イギリスに留学すること」になりましたが
結局留学の夢は叶わず。。
でも3年前にカラーセラピーの勉強でイギリスに行き
アビーロードを訪問することも出来ました。
奇しくもその日はジョンレノンの誕生日。
少女の時に漠然と思っていた夢が、変形した形で実現することとなりましたが
決して目標を立てて必死で頑張った結果ではなく
目の前のことを取りあえず心を込めてこなしていた結果の
ご褒美のようにも思います。
ノルウェイの森の小説の表紙は「赤」と「緑」。
まさにクリスマスカラーです。
その上カラーセラピー的に言えば補色の王道の関係にあります。
赤の情熱や衝動性に一番効くのは実は緑の調和と癒しなんですね。
オペ室の壁が緑だったり医師の手術着が緑なのもそういう意味がある訳です。
(血の赤に対して)
何事にも調和とバランス。
それが一番大事なんですよね。
先日クローゼットの整理をしていたら
「冷静と情熱のあいだ」の文庫本が2冊出て来ました。
これは男性側の気持ちを辻仁成
女性側の気持ちを江國香織が書くと言う
非常に珍しい形式の小説です。
小説の内容はともかく、何と言っても目につくのはカバーの色。
辻仁成は「ブルー」
江國香織は「レッド」
これは私たちが小さい頃からの
男の子は「青」、女の子は「赤」と言う刷り込みにも似ています。
しかしカラーセラピー的に言うと、実はこれが正反対で
赤は男性、青は女性を表しています。
赤には「情熱、火、行動力、リーダーシップ、男性性」
青には「冷静、海、受け身、精神性、女性性(母性)」などなど…
このキーワードを見る限り
男性と女性それぞれの性質を表していることが分かると思います。
しかし最近は女性と男性が逆転しているのか
男性が草食系、女性が肉食系…などとよく言われますよね。
そういう意味でこの小説の主人公たちは
女性の中の男性性、男性の中の女性性を現わしているのかもしれません。
そこで、冷静(青)と情熱(赤)のあいだの色なのですが
実はその色は「黄色」なのです。
黄色には「知性、理性、左脳、ロジック」などの意味があります。
その上面白い事に、赤と青どちらの補色でもある色なのですね。
特に恋愛に於いては、赤の情熱が衝動にならないように
青の冷静さが頑固さにならないように
黄色の理性が上手く中和してくれると言う訳です。
恋愛感情と理性は対極にあるキーワードですが
時々は友人などの第三者に相談して
理性的な意見を聞くことも大事だと言うことなのかもしれませんね。
今月に入ってから、ランチやパーティやワイン会などで
週末が殆ど埋め尽くされるようになりました。
もちろん、私はこういう華やかなイベントは大好きなのですが
こう続くとさすがにダウン気味…
特に私の場合
意識が外に向き過ぎると、もう一人の自分が
「ちゃんと自分の内面に向き合いなさい」
と言う警告を発信してきます。
カラーセラピー的に言えば
オレンジには「楽しむ」という大きなキーワードがあります。
食事に関しても生きる為に食べるのではなく
器に凝ったり、テーブルセッティングをしたり、オシャレをしたりして
楽しみながら食べる…と言うことです。
それはとても大切なコトなのですが
オレンジの度合いが過ぎてしまうと
中毒になったり依存症になったり…という危険性も出て来ます。
つまり、自分自身と向き合うコトが怖い為に
お酒に逃げたり、買い物依存症に走ったりするのです。
そうならない為に…
例え5分でも10分でもかまわないので
自分の内面(感情)とじっくり向き合う時間を持つコトは非常に大切です。
私はオレンジの日々が続くこの時期には
敢えてブルー系のファッションでクールダウンするようにしています。
今夜もお付き合いでお出かけなので
ブルーのワンピースでクールにキメて行きたいと思います♫
セカンドバージン&東京ラブストーリー。
今私が観ているこの二つのドラマ。
セカンドバージンは鈴木京香演じる中村るい(45歳の×1キャリアウーマン)と
17歳年下の28歳既婚男性との恋愛(不倫)がテーマです。
NHKでありながら大胆な設定が話題を呼んでいますが
私的には共感するところが非常に多く、毎回ドキドキしながら楽しみに観ています。
共感その1…るいと同年代
共感その2…るいのファッションが私好み
共感その3…年下の男性との恋愛は全然アリだと思っている(独身という前提で^^;)
共感その4…るいの強がりやプライドが恋愛によって段々崩れそうになるが
それでも必死に踏ん張っているところ。
特にその4に記したように内面の部分での共感が大きく、
前回では追いかけてくる男性を振りきって
涙を堪えながら心の中で呟くセリフに思わず貰い泣き><。
脚本家の大石静氏は、年齢差とか立場とかそういったフィルターを取っ払って
これまでの固定観念が崩れるような恋愛ストーリーを書きたかったとか。
確かに…
恋に落ちると、これまで培ってきたもの(地位や名誉やキャリアなど)
一瞬にして吹き飛んで、生身の自分自身がさらけ出されるコトになります。
私がこんなコトで泣くなんて
私がこんなコトで動揺するなんて
私がこんなコトで嫉妬するなんて
等など原始的な感情に振り回されるハメになるわけです。
でも、それこそ恋愛なのですが。
ところが「東京ラブストーリー」のリカはるいとは正反対。
アフリカ育ちの帰国子女というコトもあってか
とことん自分の気持ちに真っ直ぐにカンチにぶつかって行くのです。それはリカの持つ若さにも大きく関係しているのかもしれませんが。
つまらないプライドで自分を守るよりも
例え傷ついても自分に正直に生きたいリカ。
そんなリカにカンチも惹かれるのですが
幼馴染の保育士サトミのコトも気になって仕方がない…
複雑な三角関係、四角関係の背景には
当時携帯電話がなかった…という事実も大きいかも。
リカが何度も公衆電話から会社に電話を掛けたり
雪が降る寒い中何時間もカンチを待っていたり
そういうすれ違いは携帯がある今の時代ではありえないコト。。
でも、だからこそ
余計にストーリーが盛り上がったのかもしれないですね。
セカンドバージンでは携帯メールのやり取りで
ストーリーがどんどん展開していくのですが
もし20年前だったら、この二人は果たしてどうなっていたのでしょう。
逆に今の時代にリカとカンチが出会っていたら…。
携帯と言うツールは恋愛において
吉と出るのか凶と出るのか…
秋の夜長にちょっと考えてみるのもいいのかもしれないですね。
Junk Stageの読者の皆さま並びにスタッフの皆さま…
この度はコラムの更新が遅れて本当に申し訳ありませんでした。
先月末にドキドキの講演会も無事に終わり、今ホッとしているところです。
カラーセラピストになって今年で4年目…
手探りで何とかここまでやってやって来ましたが、まさかこんな大舞台に立つ日が来ようとは夢にも思いませんでした。
実は昨年の講座後に体調を崩したせいもあり、今年は自分自身と家族の幸せを第一に考えたいと思い、カラーセラピーの活動を小休止しているところに舞い込んで来た講演会の依頼でした。
ちょうどそれと並行して、息子の卒園した幼稚園から「保護者の為のミニカラーセラピー講座」を開いて欲しいとのオファーを頂き、これはきっと神さまが『そろそろ始動しなさい』と言うサインなのかも…と思っているところです。
充電期間中とはいえ、コラムのお陰で常にカラーセラピーのネタ探しの為のアンテナが張り巡らされていましたので、このような機会を頂くことが出来たのだと思います。
肝心の講演ですが…地元のPTA主催の研修会ということもあり、出席された方の中には小中学校の校長先生などもいらっしゃって(出席者も150名以上)出だしの挨拶では緊張しすぎて頭の中が真っ白になり、練習した内容と全然違うスピーチになってしまいました(笑)
でもその後次第に緊張が解け、やっと自分らしさを取り戻し、出席者からは笑い声も出初めてアットホームな感じで講演会を終えることが出来ました。
質疑応答タイムでは男性からの質問も多く意外だったのですが、これがきっかけで男性も色に対して少しでも意識を向けて頂けたらカラーセラピスト冥利に尽きるというものです。
最初は私のようなものが講演など…と思ったりもしたのですが、終わった今では本当にお引き受けして良かったと思います。
未知の世界に足を踏み入れる恐怖を克服出来て、また一つ前進出来たのかもしれません。
私にとってカラーセラピーという仕事は天職なんだなぁ…と再確認出来たことも大きな収穫でした。
これから段々忙しくなりますが、コラムの更新は頑張って続けたいと思いますので、皆さまどうぞこれからもよろしくお願い致します。