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セカンドバージン&東京ラブストーリー。
今私が観ているこの二つのドラマ。
セカンドバージンは鈴木京香演じる中村るい(45歳の×1キャリアウーマン)と
17歳年下の28歳既婚男性との恋愛(不倫)がテーマです。
NHKでありながら大胆な設定が話題を呼んでいますが
私的には共感するところが非常に多く、毎回ドキドキしながら楽しみに観ています。
共感その1…るいと同年代
共感その2…るいのファッションが私好み
共感その3…年下の男性との恋愛は全然アリだと思っている(独身という前提で^^;)
共感その4…るいの強がりやプライドが恋愛によって段々崩れそうになるが
それでも必死に踏ん張っているところ。
特にその4に記したように内面の部分での共感が大きく、
前回では追いかけてくる男性を振りきって
涙を堪えながら心の中で呟くセリフに思わず貰い泣き><。
脚本家の大石静氏は、年齢差とか立場とかそういったフィルターを取っ払って
これまでの固定観念が崩れるような恋愛ストーリーを書きたかったとか。
確かに…
恋に落ちると、これまで培ってきたもの(地位や名誉やキャリアなど)
一瞬にして吹き飛んで、生身の自分自身がさらけ出されるコトになります。
私がこんなコトで泣くなんて
私がこんなコトで動揺するなんて
私がこんなコトで嫉妬するなんて
等など原始的な感情に振り回されるハメになるわけです。
でも、それこそ恋愛なのですが。
ところが「東京ラブストーリー」のリカはるいとは正反対。
アフリカ育ちの帰国子女というコトもあってか
とことん自分の気持ちに真っ直ぐにカンチにぶつかって行くのです。それはリカの持つ若さにも大きく関係しているのかもしれませんが。
つまらないプライドで自分を守るよりも
例え傷ついても自分に正直に生きたいリカ。
そんなリカにカンチも惹かれるのですが
幼馴染の保育士サトミのコトも気になって仕方がない…
複雑な三角関係、四角関係の背景には
当時携帯電話がなかった…という事実も大きいかも。
リカが何度も公衆電話から会社に電話を掛けたり
雪が降る寒い中何時間もカンチを待っていたり
そういうすれ違いは携帯がある今の時代ではありえないコト。。
でも、だからこそ
余計にストーリーが盛り上がったのかもしれないですね。
セカンドバージンでは携帯メールのやり取りで
ストーリーがどんどん展開していくのですが
もし20年前だったら、この二人は果たしてどうなっていたのでしょう。
逆に今の時代にリカとカンチが出会っていたら…。
携帯と言うツールは恋愛において
吉と出るのか凶と出るのか…
秋の夜長にちょっと考えてみるのもいいのかもしれないですね。