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2010/11/30

先日クローゼットの整理をしていたら
「冷静と情熱のあいだ」の文庫本が2冊出て来ました。

これは男性側の気持ちを辻仁成
女性側の気持ちを江國香織が書くと言う
非常に珍しい形式の小説です。

小説の内容はともかく、何と言っても目につくのはカバーの色。

辻仁成は「ブルー」
江國香織は「レッド」

これは私たちが小さい頃からの
男の子は「青」、女の子は「赤」と言う刷り込みにも似ています。

しかしカラーセラピー的に言うと、実はこれが正反対で
赤は男性、青は女性を表しています。

赤には「情熱、火、行動力、リーダーシップ、男性性」
青には「冷静、海、受け身、精神性、女性性(母性)」などなど…

このキーワードを見る限り
男性と女性それぞれの性質を表していることが分かると思います。

しかし最近は女性と男性が逆転しているのか
男性が草食系、女性が肉食系…などとよく言われますよね。
そういう意味でこの小説の主人公たちは
女性の中の男性性、男性の中の女性性を現わしているのかもしれません。

そこで、冷静(青)と情熱(赤)のあいだの色なのですが
実はその色は「黄色」なのです。

黄色には「知性、理性、左脳、ロジック」などの意味があります。
その上面白い事に、赤と青どちらの補色でもある色なのですね。

特に恋愛に於いては、赤の情熱が衝動にならないように
青の冷静さが頑固さにならないように
黄色の理性が上手く中和してくれると言う訳です。

恋愛感情と理性は対極にあるキーワードですが
時々は友人などの第三者に相談して
理性的な意見を聞くことも大事だと言うことなのかもしれませんね。

2010/11/30 03:51 | kimiyo | No Comments