« 夢現 | Home | 「出戻り音響デザイン、音を見る」 »
私は若いころからキャンドルがすきなのですが
関東に越してきてからはアロマキャンドルもそんなにたかなくなってしまいました。
しかしカフェなんかでキャンドルナイトを実施していたりすると嬉しくなります。
渋谷のギャラリーバーがキャンドルアート週間を実施するということで…
灯火も好きですが、ロウゆらゆらしているのを見つめているのも好きです。
空間がアートですね。
この日は50歳の男性と女性(中学生時代同級生でお互い既婚でお子様も大きくなり、最近になって再会し友だち付き合いだとか)
そんな方々と知り合いになりまして、たくさんのお話をしてきました。
僕たちには、これをやってます!と胸をはって言えるものがないんだよね。趣味もそんなあるわけでなし。
普通に企業で働いて、普通に家族がいてごく普通に生活しているんだ。ここに集まる人たちは音楽だの舞台だの写真家や絵描き…芸術家が多いじゃない、君も自分のことを自慢していいんだよ。と仰いました。
私は普通の世界に生きる者だから話をきいてもつまらないよ?という彼らのいう『普通』の世界を知りたいので、お仕事のこと、ご家族のこと教えてください。とお願いしました。
一般企業にお勤めの方は、わたしたち芸術家のことを「好きなことやってていいね」と決まって言うけど、皆さんは好きなことや、やりたいことを仕事にしているんじゃないんですか?私は好きなことというか、最初的に残ったのが歌うことで、行き着いた場所がここなんです。という流れで
就活をしてるときは「これがやりたい、だからこの企業!」と思っていたか?もしくは、企業でやる仕事、オフィスワークや営業具体的に知っていたか?といえばそうではないと思う。
歳を重ねて企業でやりたいことをやってる人はそうそういない。企業のいい方向を目指して動くのはみんなが望むことだけど、本当にやりたいことをやってるかと言われたらやってない人がほとんどだよ?
と仰いました。
ただ、その普通という仕事も私たちの芸術家も本当にやりたくてやっているのか?と尋ねられて、ぜひやりたくて選びましたという人が大半ではないことを説明するのは難しいな…と思います。
自分で決断したんでしょ、その特殊な世界。と。
決断なんでしょうか。今でも通過点にいるような気がしないでもないです。
それは私が中途半端だからでしょうか。