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2014/01/01

 昔は毎年年賀状をよく書いていましたが、この数年忙しさを理由に書かなくなりました。1000枚くらい出していましたが、それじゃ足りなくなり次第に出さなくなってしまったのです。

 さて、なんで年賀状を書くのかと改めて考えてみたのですが、これもライフスキルに繋がる日本人の習慣として素晴らしいものなのではないかと再認識しました。年賀状は旧年中はお世話になりましたと感謝の思いを届けるのが大きな役割だと思います。とても大切なことですが、もっと大切な役割・意義があるように思うのです。それは年賀状を書くと云う事でその人のことを思うということ。つまり、年賀状を出し挨拶することでも、感謝の意を伝えることでもなく、最も大事なことは年賀状を書くにあたってその人の事を想いだし思うということなのではないかということに気づいたのです。

 わたしが専門にしている心のための思考、ライフスキルは思考の力を大事にしています。思考は最近の粒子物理学では、エネルギーであり波動だということが明らかになっています。つまり、思考することは従来のような分析や評価や判断とは別に、エネルギーを生み出す重要な脳の機能なのです。どのような思考の習慣を持つのかが心のエネルギーの生み出し方を左右し、人生に影響するのです。詳しくは先週出版したばかりの新刊「心を磨く50の思考」(幻冬舎エデュケーション)に書いていますのでぜひお読みください。

http://tinyurl.com/kokoro50

 年賀状の役割として、その人の事を思うことだと述べましたが、その人の事を思考するだけでもエネルギーが波動となってその人に伝わる可能性があるのです。それは祈りにさえつながる思考の凄さです。このような人のことを思う習慣をわたしはライフスキルの中でもコーチ力と呼称しています。私のワークショップでも思う練習をするほどです。年賀状は出さなくてもいいですが、ぜひこれまで会ってきたたくさんの方々を思う時間をこの年末年始に設けては如何でしょうか?思う習慣をつけると不思議といろいろなことが起こり人生に変化が生じます。それはその人が思うという新しい思考習慣がついたことで変化したからでもあり、その思うエネルギーが相手にも伝わったりして人にも影響を及ぼすことになるからです。思う事や思考の選択をぜひ2014年は大事にした1年を送ってほしいと思います。

スポーツドクター辻秀一

2014/01/01 02:49 | tsuji | No Comments