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10月に話題にした話…もう1ヶ月は経過したからそろそろ。
以前、「アンサンブル」という言葉の認識間違いをしてトラブルになった現場での話の続きをまとめていませんでした。
アンサンブルだから数人で一つの演目や曲を演奏するものだ、と思っていたら
完全なるバックコーラスでの出演だったということでした。
初回稽古が本番の3週間前でしたが、代表が演出と話す機会を設けてくださり話あうことになりました。
ソリストばっかりに気がいって、アンサンブル組への連絡がおざなりになったのをこっちのミスだと認めたらいいの?など言われましたが、こちらとしては謝罪をしてほしいわけでも、私たちの曲を増やしてほしいわけでもなく
今後の企画段階、オファー段階のときに同じような思い違いがないようにしたい、と伝えたかっただけなのです。
オファーの時点で、
「こんな曲目リストでソリストが数名、そのフォロー的アンサンブルに入ってほしい」という言葉だったら、前回と同じアンサンブルとして数名で一曲だな、とは思いませんでした。
曲目リストも直前まで決まらず、フライヤーばかりは立派で配布しても「なにやるの?」という質問に答えられずに困ったことなどを伝えました。
代表が演出側に、アンサンブル組にもう一曲やってもらおうと言ってくださったけど
「やっと曲順も演出プランも枠組みが決まっているから、それは私たちを入れて崩したくないので辞退します」と伝えたら
プロとしての本気を見たい!と言われ
「今から5日間、新しく譜読みして振り付けを自分たちで考えて見せて!
プログラムはそれを見てから印刷に出すから!」ということでした。
アンサンブル組のため私や個人がやります!と決意しても全員がそこまで創り上げられるかはなかなか想像できず。
各々にレクチャーしつつ、途中でできないと判断した場合お断りしようかと決めました。
特に、声楽家がミュージカル曲をポップな振り付けを踊りながら歌うということはそれ相応の訓練をしていないと無理なのです。
元々ダンスを学んでいるだとか。
無理やり叩き込み、ダンスをしながら歌うのは腹の支えが上がってしまうと訴えたメンバーがいたためは、フォーメーションをクルクル変えて動きをつけるという演出プランにしました。
最後の最後まで、声楽的に歌うのかポップス発声で歌うのか悩んでいるうちに声を故障させてしまったり…最初から何も訴えなければよかった…だのアンサンブル組でやる選曲をもっとゴスペル的なものを選べばよかった…と弱気にもなりましたが。
本番までには無理やり、アンサンブル組での一曲を作り上げることになりました。
今考えると、若手だからこそ代表は課題を作ってくださったのかな…と思いますが、商品にならないステージになるくらいなら一か八か、賭け事のような今回のようなことは避けたい…と心から思ったのでした。