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2013/12/28

今年も早いもので、残すところ数日となりました。

今年の年末年始は最大9連休ですね。

祖母が作る御節やお餅が恋しくてたまりません。

 

ここゴロンタロでは、年末年始休暇と言うものは特にありません。

したがって、正月三賀日になんて言葉もなく、クリスマスとセットと言うくらいの認識です。

元旦(1日)のみが休みで、31日も2日も仕事です。

正直、31日も2日も働く人なんてあんまりいないのですが(笑)

国が定めた休日にはクリスマスも含まれるので、キリスト教の方などは25日から休みを取られる方もいます。

 

さて、インドネシアではイスラム教が約90%を占めますが、その他にヒンドゥー教やキリスト教など様々な宗教があります。

政府は宗教間の調和を取るため、上記したように様々な宗教における祝日を国の祝日として取り扱っています。

したがって、最低でも西洋暦の新年・イスラム正月・ニュピ(ヒンドゥー教における正月)・イムレック(中国正月)の4回があります。

私が2年以上生活してきて感じたことですが、西洋暦の新年と中国正月の2回が特にハデにお祝いされます。

※もちろん、ゴロンタロにおいてです。

 

まず、ゴロンタロの経済の70%は中華系の方の経済力だと言われています。

ゴロンタロ州における中華系の人口は多くても15%なので、どれほどすごいかが分かっていただけると思います。

ゴロンタロ市内の大きなホテルやカフェ、レストランの経営者やオーナーは大体中華系の方です。

すごい!

したがって、盛大にお祝いできるだけの経済力があるため、自然と中国正月は大盛り上がりです。

 

そして、西洋暦の新年。

この日は、大晦日から外に出て夜遅く(早朝!)まで新年を祝います。

どうやって祝うかと言うと、花火やラッパを使って空を彩ります。

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特に子供達が好きなようで、クリスマス休日頃から花火片手に道路を走り回っています。

私としては新年を騒いだり花火をしたりして迎えるのではなく、しっぽりとクラシックでも聞きながらビール片手に静かに迎えたいですね(笑)

 

さて、新年がなぜ危ないか。

ズバリ・花火です。

上記したように子供達のテンションは最高潮です。

花火片手に~と書きましたが、この花火が大きい…大きすぎます。

日本の花火のような細長い棒ではなく、子供の手には余りあるほどの四角い太い筒のようなものを持っているのです。

もちろん、火(花火)の量もすさまじい!

お願いだから、花火を下に向けて持って下さい(涙)

 

そして極めつけは、爆竹です。

自分達の足元で楽しむ分にはまだいいです。

大きな音も我慢しましょう。

ですが子供たちは爆竹に火をつけて、道路に投げるではありませんか!

車やバイク、通行人がいてもお構いなしです。

先日はオートバイを運転中の方が、クリスマスシーズンを祝っていた住民が放った爆竹で胸部に怪我をされました。

このような事故が毎年報告されるので、花火・爆竹の販売を禁止している地域もあるほどです。

 

昨年はバリで年末年始を過ごしましたが、今年は1年目同様ゴロンタロで過ごそうと思っています。

ですので、クリスマスシーズンから極力夜の外出を控えています。

警戒しすぎだ!と言われますが、安全第一です。

特に市内移動は自転車なので、足元が怖くて…

子供たちを見かけたり花火・爆竹の音を聞こえたりするだけで、帰宅路を変更するほどです。

ですが、元旦を過ぎ2日になってしまえば、仕事や学校も再開するので安心です。

短期決戦です。

 

今年も私のコラムを読んでいただきありがとうございました。

皆様、よい年をお迎え下さい。

2013/12/28 05:49 | sayaka | No Comments