« | Home | »

2013/12/23

この間、サザンオールスターズの『愛しのエリー』を皆で歌っていて
ラララ、と口ずさむ帰り道にふと思い出した。

父方の叔母が英語の先生で
昔、『ラボ』なる子供向けの英会話教室に携わっていた時期がある。

ちょっと記憶が定かじゃないけど、多分『ラボ』、
教材がカセットテープの大きい版で
専用の再生機に上からがちゃんとはめ込むかたち。

夏になると、アメリカンスタイルの『サマースクール』があって
小学校と中学校時代に、少なくとも合わせて2回は参加した。

思えば私が英語と英語文化に初めて触れたのはココだと思う。

皆でバスに乗ってキャンプ場へ行く。
飯ごう炊飯はなかったような気がするけれど、
オリエンテーションみたいなアクティビティやキャンプファイヤーがあって。
行ったことはないが、きっと日本の臨海学校のようなもの。

ただ、英会話教室らしく、昼は英語のレッスンもある。
夜のキャンプファイヤーではギターが出てきて、英語の歌を歌う。

大人より子供に近い高校生か大学生ぐらいのお兄さんやお姉さんが
グループごとに1人ついていて、海外ドラマの中のベビーシッターのごとく
小学生や中学生の面倒をみる。

私や私の兄弟は夏だけの参加で、普段の英会話レッスンに行っているわけじゃないから
プチ転校生みたいなもので、毎回皆と仲良くなれるか
ドキドキしながら行った。

その移動中のバスで歌を歌う。
その中に『愛しのエリー』があって、カーブの多い山道を
右に左に揺られながら子供タチが皆で大合唱する。
他の歌は何も覚えていないのに、その曲と夏とバスの中だけ覚えている。

エリーと言うからには、そしてその曲に出会ったのが『ラボ』だったからか、
しばらく外国の歌だと思っていた。

愛しのエリーがサザンからリリースされたその10年後の1989年に、
レイ・チャールズ【Ray Charies】の『Ellie My Love』を、
カバーしたと知らずに聞いた時は「やっぱり外国の歌だったの?」と思ったもの。

そしてふと気がついた。
私がアメリカに留学しようと思ったのは、高校になってから、
と思っていたけれど、
実は随分昔から英語文化に触れていて、土壌があったのだなぁ、と。

2013/12/23 03:49 | masaki | No Comments