« 愛しのエリー/英語との出会い | Home | ■flora World 260「樅/時間」 »
おはようございます。
城崎温泉但馬屋若旦那の柴田良馬でございます。
前回に引き続き、『若旦那への道のり』をお話し致します。
誰からも「継げ」と言われる事が無かったワタクシがなぜ、旅館をしようと思ったのか・・・
理由はいくつかありますが、一番大きかったのは『父』の存在だったと思います。
学生時代は(今でもありますが・・・)何度も喧嘩をして、時には殴りあいをするほどの関係で、
けっして仲良し親子って訳ではありませんでしたが、
小さい宿とはいえ、一国一城の主として自分のやりたいように経営をしている姿を見て、
『いつかは父のようになりたい』
そんな憧れに似た気持ちを持っていたと思います。
さらにぶっちゃけると・・・
趣味のゴルフに行ったり、買い物したり、好きな車に乗ったり、旅行に行ったり・・・
そんな父の生活を見ていると「旅館の仕事って儲かるんだ!!!」って単純に思ったからってのもあったと思います。
(まー、その表側の良いイメージは、幻想だったと言う事にすぐ気づきますけど・・・涙 旅館なんてそう簡単に儲かる仕事ではありませんから!!)
もう一つ、理由を挙げるとしたら、地元である『城崎温泉』が好きだったからだと思います。
とにかく田舎で、遊ぶ場所もなく、当時の気持ちを思い返しても、学生時代の自分にとって魅力があったとは思えないような町なので、なぜ「好き」って気持ちがあったのかはわかりませんが、それでも当時の自分が『城崎温泉』を愛していた「事実」だけは鮮明に覚えています。
憧れの存在が居る大好きな町・・・まー、世間知らずのあの頃の自分からしたら「いつかは城崎温泉で旅館をしよう」って思うのに十分な理由だったんだと思います。
そんな単純な理由で「いつかは城崎温泉で旅館を」と思った若き若旦那ですが、高校までクソ田舎の地元で過ごしたワタクシは東京への憧れがとにかく強く、
「日本人なら一生の間に首都でもある東京に住まなければいけない」
と、全くと言うほど意味のわからない理由で、親に頼み込んで東京での一人暮らしを始めました。
って事で、東京での生活についてはまた次回!!!
以上、「若旦那コラム『竜馬がかく 若旦那への道のり~その弐~』」でございました。
それでは、また次回も宜しくお願い致しますm(_ _)m