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2013/11/28

こんばんは!先日、JunkStageのライターさんである上田麻希さんのコラムを読みまして、オランダの風俗事情?に目からウロコを落としまくり、びっくりした次第です。(でも品のある素敵な文章でした!…見習わなきゃ。。。)

さて今日はタイトル通り、先日「おおっ」と思った一言を。
この間、とある方と電話で乳繰り合っていたのですが、そのときのことです。

相手「好きだよー(←あくまでもライトな言い方)」
わたし「えーほんとにー?(←従って多少じゃれている)」
相手「ねえ、なんで疑うの?(←マジレス)」

……この瞬間、わたしの脳裏をよぎったのは不謹慎にも一抹の懐かしさだったのでした。(笑)

実はこの回答、キャバ嬢が自分ではお客様に恋愛感情を持っておらず、かつ、お客様が恋愛感情を持っている場合にお客様に対して返すものとしては模範解答なんですね。
例えばプレゼントを貰い、「ありがとう」と言う。で、「俺のこと好き?」と聞かれる。
その返答に「なんで疑うの?」と返せば、「好き」と明言しなくて済むからです。

いろいろと含みを持たせ、かつ、回答をしているようでしないという点でこれに勝るものはないように思えます。
この場合、「なんで疑うの?」の意味としては「なんで信じてくれないの?」という悲憤ではありません。「私はあなたに好意は持っているけど好きだとかまして愛しているとかその手の言葉は言うつもりはないのであって、当然そのあたりは織り込み済みですよね?」的ニュアンスのみで構成される、素晴らしくキャバ嬢的な発言のひとつと言えましょう。
が、言われた側としては「そうか、こいつはそんなに俺のことが好きなのか。疑って悪かったな」という風に解釈することも可能ですし、実際殆どの場合はそのような意味にとる方が多いのではないでしょうか。

いや、わたしの場合は相手がそういう意味で言ったんじゃないと信じてますけど!
(でもなんかそのへんもキャバ嬢についつい貢いでしまうお客様と同じドツボにはまっている気がしないでもないような???)

なお、同様のものに「馬鹿ね」というのがあります。こちらはお客様がちょっと答えにくい質問をしてきた場合(例 俺と会うのは仕事だからか 等)、大変有効な回答です。答えないのは当然のことだからです、という態度をあくまでも崩さず、しかし言質は与えない。別にこの手の言動はキャバ嬢に限ったものでもないでしょうが、なんとなく先の発言を聞いた際は現役時代の自分が多々発してきたこの手の言葉を思い出せたのでした。

多分にこれは駆け引きというより、恋愛において強者が弱者をいたぶるに近いもののような気がして、夜の仕事を引退した今は使う気もありませんし、幸いことに使う相手も場所もありません。これは本当に心の重荷が取れた気がして、夜の仕事をあがって良かったなあと思うことの一つです。

誠実な言葉にこそ誠実な愛が生まれると信じて、大事な相手とはちゃんと話していきたいなあと思います。

2013/11/28 07:01 | chica | No Comments