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夫と離婚して、子供を引き取り、女性パートナーとお付き合いしているというビアンさんたちがいらっしゃいます。
中には、子持ちのビアン同士(カップルを含む)で、同居している場合もあります。
どうして男性との結婚歴があるのにビアンなのか?と思われる方もおられるかもしれませんが、結婚をせざるを得なかったビアンの女性は多くいますし、厳密にはバイセクシャル的な要素を多く持っているビアンさんがいるのが現実です。
子持ちのビアンさんの相談で多いのが、子供の養育費に関して、別れた夫に払わせたいというものです。
離婚する際は、とにかく離婚届に印鑑を押してもらうのが精いっぱいで、養育費などの諸条件については決めていなかったというのです。
離婚した事後に、養育費や慰謝料、財産分与などの諸条件を話し合うことは可能ですが、やはり離婚する際に事前に取り決めておくことが重要です。
手順的には、離婚条件を協議する⇒協議で決めた内容を書面にする(離婚協議書の作成)・公正証書で作成するなら、なお良し⇒離婚届を提出⇒離婚成立 という流れがベストでしょう。
調停や裁判にせずに、話し合い(協議)で離婚をするなら、上記の手順を踏むと、後から養育費を元夫に支払ってもらうために苦労する必要はないのです。
養育費は、例え離婚していても、親として子供の養育のために負担しなければならないものです。「最後のパンの1切れまで」というように、親子関係の断ちえない強い絆を根本理念としています。
離婚をスムーズにするために、養育費の請求等を最初からあきらめている女性が多くいるのに驚かされます。
養育費の請求は、子供の権利であると言えます。堂々と、我が子の権利を主張して欲しいのです。
離婚当初は、養育費がなくてもやっていけると思っていても、子供が成長するにつれて、経済的に困窮するケースも見受けられます。
子供を持つセクシャルマイノリティが、親としての責任をきちんと果たして、子供に必要以上の経済的・精神的負担をかけることなく、健全な育成ができるように願って止みません。