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2013/10/27
早起きをして近くの森を散策した。
薄暗い森に朝日が差し込んでくると、一斉に野鳥のさえずりが始まった。
小鳥達が目の前を飛びまわり、木の実をついばんでいる。
一体あの小さな「生命」が何を思い、何を考えてあちこち飛び回っているのか
と考えると、見ていてとても楽しくなってくる。
こんな調子だから僕の「森の散策」は、ほとんど前へ進むことができない。
決まっていつも立ち止まって森を見渡す時間の方が長いのだ。
雰囲気の良い森の空間に切り株などがあれば、そこに腰掛けて何時間も
居座ることがある。
実は今朝も森を見渡していて偶然にも思わぬ「森の主」に出会うことができた。
頭上の木の枝にエゾフクロウが1羽。
そして隣の木の上にはもう1羽。
エゾフクロウはちょうど今頃からつがいとなって仲良く2羽で行動するようになる。
離れたところから邪魔しないように静かに観察をしていると、隣の木のフクロウ
がもう1羽のいる枝に飛んできて仲良く並んだかと思うと、紅葉の茂みの中で
他の目を避けるように愛を育み始めた。
「なんて微笑ましい光景だろう・・・。」
というより、あまりの熱々ぶりにこちらが恥ずかしくなって目をそむけたくなる程だった。
森の中にはたくさんの物語がある。
「森の散策」は僕にとって本屋さんで本を探している感覚に似ているかもしれない。
そこでおもしろそうな物語を見つけたならば、ゆっくりと時間をかけて読むのが楽しい。
今朝は素敵な物語に出会ってココロが暖まった。
2013/10/27 12:18 | yamada | No Comments