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こんばんは。
この時間帯にようやく「こんばんは」と言えるようになって、なんとなく真人間な気分を味わっています。とはいえ、業界(?)の挨拶は結構染みついているもので、うっかりすると普通に「おはようございます」とか口走りそうになってドキドキしています。
さて、今日はキャバクラまたはお水業界の隠語についてお話したいと思います。
あくまでもわたしが勤めていた店での隠語、というか業界語?なので、お店によっては違うかもしれませんが、ご参考までにお読みいただければと思います^^
■メニュー=在籍嬢写真リスト
これは前も書いたかも知れませんが、キャバクラにおいて「メニュー」とはすなわち在籍嬢の写真集、もとい宣伝写真のブックレットを意味します。フリーのお客様、あるいは欠勤の女の子でお勧めがある場合、黒服さんが持ってきてくれることが多いです。
この写真はどのお店も力を入れているので、女の子は皆キラッキラの盛り盛りで映っており、お店のグレードが上がってナンバー嬢がある程度固定化しているお店だと本当に重厚な装丁だったりするようです。
ちなみに、普通のフード・ドリンクのメニューは「フードメニュー」など冠言葉がつくのが普通で、女の子が本を開く様にパタパタと両手を開いたり閉じたりするサインをするとこちらも黒服さんが持ってきてくれますのでご安心を。
■12番テーブルご指名
女の子とお客様が話していると、黒服さんが女の子の耳元で「○番テーブルご指名です」と告げていくことがあります。これは微妙にお客様に聞こえるように言うこともあり、その女の子を別なテーブルで呼んでいる場合にお客様どおしの競争欲を煽るためにも使われているようです。なので、実際には指名が入っていないがあと一押しで指名が取れそうな場合や、明らかにお客様が退屈していて女の子を入れ替えする場合などには、実際には無いテーブル番号でコールされたりします。わたしの勤めていたお店だと、10番テーブルまでしかなかったので12番=待機休憩、という意味で使われていました。
■半地下=同伴被り
これはほんとうにわたしがいたお店でしか使われていなかったようですが、同伴のダブルブッキングの際に使われていた隠語です。A様と同伴→入店→また外に出てB様と同伴→来店、というように二組以上のお客様と同伴をするのは本来お客様から見ればご不快だろうということで、こう言う場合はA様と入店した際に「半地下行って戻ります」等黒服さんに伝えてからB様の元へ戻るようになっていました。半地下の場合はA様のお席を入口から死角になる場所に配置したりするなど黒服さんも協力してくれるので、お客様にはダブルブッキングがばれないような仕組みになっています。
ほかにもあったような気がしますが、とりあえず今思いだす用語はこんなところでしょうか。思い起こせば色々変な言葉もあったような気がしますが、思いだしたらまた書いてみたいと思います~。