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2013/10/05
ワーグナー作曲歌劇の演奏会形式オペラを聴きに。
オペラを演奏会形式で聴く楽しみ方ってまだわからず
ただ、純粋にオーケストラを聴くようにオペラも素直に聴けばいいんでしょうね
少人数編成オーケストラ、そしてキャストの皆さんも素晴らしく動きなし、字幕なしのコンサートでしたが、退屈しませんでした。
先日、とある歌劇を見に行き、
「歌や音楽は特に気にならないけど、中途半端な演技にガッカリしそちらのほうが気になり、
歌劇で披露する意味が客席に伝わらないくらいなら、最初からコンサート形式で演奏して音楽だけ聴かせたほうがナンボかクオリティが高いのではないか?
演技をしていることで音楽の質までよくないように聴こえてしまうこともある」と思うことがあったばかりだったのだが
本当にテキストから読み込める歌い手というのは、ただの立ちんぼの演奏でも、何か訴えるものがあり、なぜか背景が見えてくるものなのだなと感激してしまいました。
私自身は、コンサートというものがあまり好きではなく…役、キャラクターを演じてナンボだという役者魂が強いからなのかもしれません。
しかし、立ち姿だけで背景が見えてくるような歌を歌う技量というものは、余程の訓練、内からくる演技力なのだと痛感いたしました。
帰りに入ったお店にて、隣に居合わせた年配の方に声をかけられたのですが
「先ほど、オペラ観劇なさってました?いや、雰囲気が音楽家のようでして」と言われ、音楽家に見られた私!と喜んでいました。
そうしたら、お連れ様が出演者の身内の方で、お話をワイワイさせていただきとても素敵な時間を過ごさせていただきました。
2013/10/05 10:15 | uika | No Comments