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ゴロンタロ大学創立50周年記念式典の一環として、生徒同士の交流の場を設けました。
交流と言っても、お互いの国について紹介すると言った内容ではありません。
“研究と発表”、この期間・時間の中でお互いに交流してもらおうと言うものです。
主な研究テーマは4つ。
・ゴロンタロの地質
・リンボト湖(ゴロンタロ州にある大きな湖)の水質調査
・リンボト湖の生態調査
・カポック(繊維)を用いた水質改善方法
上記のテーマは大きなゴールなだけで、具体的な調査対象や研究手法は一切伝えませんでした。
各テーマに配属された両大学の生徒同士で話し合い、問題点を発見し解決・調査方法を議論してほしかったのです。
この議論する時間が文化交流でもあったわけです。
今回は調査開始から発表まで10日余りと言うタイトなスケジュール。
発表は4日の国際セミナー内で時間を設けました。
まず愛媛大学の学生がゴロンタロに到着する前に、skypeを用いて顔合わせをしました。
なかなかネット回線が安定せず、うまくいかなかったのですが…
そののち、メールでやり取りしてもらいました。
お互いに慣れない英語で必死に意思疎通しようとしている姿が非常に微笑ましい光景でした。
ゴロンタロに到着し、両大学学生による顔合わせと言う名の議論!
各チーム、お互い辞書片手に臨みますが、やはり緊張してさぐりさぐりの状況。
言葉の壁もあり、うまく議論が進みませんでした。
ですが、数日間一緒に過ごすうちに徐々に打ち解けてきたようでした。
調査はこうやってするんだ、ゴロンタロの食べ物はどうしてこう辛いのか、など調査期間を通してお互いに学ぶことが多かったようです。
調査期間が終わり調査結果を発表する日になり、生徒たちの緊張はピークに達していました。
調査時間・発表のスライド作りなど、すべてにおいて時間が足りない中での国際セミナー。
しかしどのチームも協力し発表を成功させていました。
初めての取り組みで、準備不足な部分はたくさんありました。
事前協議や語学問題、調査における準備などです。
今回はゴロンタロ大学創立50周年記念式典の一環プログラムと言う扱いでしたが、この交流・調査方法が有効であれば来年以降は別の形で続けていきたいと思います。